【ベンチャー企業は危ない?】その理由と優良ベンチャー企業を見分ける6つの方法

【ベンチャー企業は危ない?】その理由と優良ベンチャー企業を見分ける6つの方法

Googleや楽天などのメガベンチャーが注目される近年、大企業ではなくベンチャー企業への就職を希望する学生が増えています。

ベンチャー企業はやりがいもあり経験やスキル磨きをしたい人には魅力的な企業です。

ところが、

「ベンチャー企業はやめとけって言われたけど実際どうなの?」
「ベンチャー企業はやめとけって言われたけど実際どうなの?」
「新卒でベンチャー企業入社は危ない?」

などの不安を抱えている学生も多いのではないでしょうか?

ベンチャー企業の中には危ない会社があるのは事実です。

ですが、この記事で紹介する優良ベンチャーの見分け方をチェックすればブラックベンチャー企業を避けられます。

ベンチャー企業への就職を希望する学生は、企業選びの参考にしてみてください。

ベンチャー企業が危ないと言われる理由

ベンチャー企業が危ないと言われる理由

この項では、「なぜ、ベンチャー企業が危ないと言われるのか?」その理由について迫っていきたいと思います。

倒産するリスクがある

ベンチャー企業を志望する多くの学生が「倒産」のリスクを気にしています。

確かに、ベンチャー企業は資金不足で運転資金が足りなくなり、倒産するケースが多いのも事実です。

2017年3月に日経ビジネスが公開した記事によると、ベンチャー企業の生存率は以下のように示されています。

  • 創業から5年…15%
  • 創業から10年…6.3%
  • 創業20年後…0.3%

ベンチャー企業の倒産リスクが一番高い時期は、事業を立ち上げたから軌道にのるまでの段階です。

入社当時は調子が良くても、数年後どうなるかわからない状態のため、「ベンチャー企業は危ない」と言われてしまいます。

労働環境が整ってない

ベンチャー企業は、立ち上げから間もない企業や非上場の企業が多く、大手企業に比べると法令や就業規則・社内規定を順守する意識が低いです。

そもそも、就業規則や社内規定がないに等しいケースもあります。
結果、長時間労働は当たり前、ブラック化している企業も少なくありません。

軌道に乗るまでのベンチャー企業の多くは、社員数に対し、業務量のバランスが取れず社員一人にかかる負担が大きくなってしまいます。

それをやりがいと捉えるか、ブラックと捉えるかによっても印象は大きく変わるでしょう。

優良ベンチャーかそうでない企業かの差が激しいので注意が必要です。

福利厚生

「ベンチャー企業は福利厚生が整ってない。」というイメージを持つ人も多いですよね。

昔は社会保険すら加入していないベンチャー企業も当たり前に存在していました。

現在は法改正され、すべての企業に社会保険・労働保険の加入義務が課されるようになっています。守らない企業はペナルティを受けるため、ベンチャー企業の福利厚生も改善されています。

とは言え、家賃補助や交通費支給、保養所の顕微など、大手に比べると福利厚生は整っていません。

特に社員数が少なく軌道に乗っていない企業は、福利厚生を期待できないでしょう。福利厚生が整っていないと経営の不安定感が否めません。

給料が安い

ベンチャー企業は昇級など給与面の制度も整備も甘く「給料がなかなか上がらない」ことも多々あります。

多くの事業を展開するメガベンチャーや成長期の企業であれば、新卒入社でも年収は高いです。

しかし、まだ軌道に乗っていない企業は、大企業に比べると経営が安定せず、給料面の不安は拭えません。

ベンチャーは実力主義ですから、企業の成長に貢献すれば評価され昇進や昇級が期待できます。その反面、評価が低くなれば減収や解雇などのリスクも大きいでしょう。

危ないベンチャー企業の特徴

危ないベンチャー企業の特徴

IT産業が急成長する現在、DeNAやサイバーエジェント、楽天などのメガベンチャーも多くなりました。大企業ではなくベンチャー企業に就職して、企業とともに成長したいと意気込む学生も増えています。

しかしベンチャー企業の中には、ブラック化している危ない企業もあります。

そこでこの項では、危ないベンチャー企業の特徴を紹介します。
志望企業を決める際の参考にしてください。

大量採用している

社員数50人以下なのに、100人募集する企業は明らかに違和感があります。
また、常に求人を出している会社も、社員の定着がないイメージです。

大量採用する背景には、「100人中10人生き残ればいいだろう」など、辞める前提で募集しているケースが多々あります。

このような企業は優良とは考えにくく、労働条件が劣悪で実際1年後にはほとんどの社員が辞めています。

給与が他の企業に比べて高く、夢ややりがいを前面に出している場合は、学生を取り込むための罠の可能性が高いでしょう。

新卒の場合、企業側も責任を持って育てていく必要があります。

身の丈にあった採用をやっているか?採用の適正人数をチェックすることで、危ない企業は避けられるでしょう。

相談役や顧問が多い

企業規模に対して、相談役や顧問が多い場合は、その企業設立時になんらかのしがらみがあった可能性があります。

このような企業は、相談役や顧問が経営にかかわるため、ベンチャー企業の持ち味であるフットワークの軽さを出せず、利益が出ても貪れてしまうことも。

現場の人間を無視して経営に口出ししてくるようになれば、労働環境が悪くなり頑張っても社員に還元されることはありません。

他の会社と比べて、相談役や顧問が多いと感じたら入社は慎重に考えた方がいいでしょう。

頻繁に社名変更している

頻繁に社名変更している会社は、過去に不祥事や企業イメージが悪くなる出来事があった可能性が高いです。

悪いイメージを払拭するための目くらましの目的があります。

合併吸収や経営者が変わり新規一転の意味で社名を変えることもありますが、頻繁に変わっている場合はかなり怪しいです。

企業の沿革をチェックして、社名変更に不自然な点がないか確認しておきましょう。

優良なベンチャー企業を見分ける方法

次に、優良ベンチャー企業を見分ける方法を6つご紹介します。ベンチャー企業を志望する学生は、必ず確認してきましょう。

ベンチャーキャピタルが出資

会社を成長させるためには多くの資金が必要です。その資金をどこから調達しているかチェックすることで優良ベンチャーかどうか見極められます。

例えば、ベンチャーキャピタルからの投資です。

ベンチャーキャピタルとは、将来性・堅実性のある企業に投資して、ハイリターンを狙う投資会社のことです。

経営面、技術力、事業計画に対し、厳しい審査に通過した企業に投資します。

ベンチャーキャピタルが投資しているということは、将来性やビジネスモデルに専門家からお墨付きがついていることを意味します。将来有望なベンチャー企業だけに出資しますからかなり期待できます。

補助金を受けている

中小企業庁が産業発展を目的に出している補助金を受けていることも判断材料の1つです。

補助金は将来有望な企業にしか出しませんので、将来性の目安になります。

補助金の審査通過結果などは、各都道府県庁が発表していますのでチェックしてみましょう。

日本最大級のスタートアップ情報プラットフォーム「INITIAL」では、スタートアップ企業の事業内容や資金調達、提携先などを確認できます。

何のために資金調達しているか、戦略は?などが書かれていますので、参考にしてみましょう。

プロの目でそのベンチャー企業を分析した結果、出資金額将来が楽しみな有望ベンチャー企業と判断できるでしょう。

成長市場で勝負している

成長が見込めるマーケットで勝負しているベンチャー企業は、将来性があり経営も安定する可能性が高いです。

逆に縮小・衰退市場で勝負している場合は、厳しい状況になることが予想されます。

また、すでに大手が独占している市場もよほど差別化できる何かがなければ成長は見込めません。

Wantedlyなどを使って、その企業が誰に何を提供し、どのように利益を出しているか確認してみましょう。

表彰されている

表彰されている企業を選ぶ

優良ベンチャー企業を見分けるために見逃せないポイントは、表彰されているかどうか?です。

企業がどのような賞を受賞しているかチェックすることで企業の強みや将来性を推測できます。

例えば、ベンチャー企業でいえば以下のような賞です。

  • 中小企業庁「はばたく中小企業300社」
  • 経済産業省「日本ベンチャー大賞」…優良なベンチャー企業を選出

東京証券取引所マザーズに上場しているメルカリも、過去にこれらの賞を受賞しています。

中小企業庁「はばたく中小企業300社」は、地域の経済活性化に貢献・革新的な製品開発・サービスを提供した企業が対象です。

経済産業省「日本ベンチャー大賞」は、優良なベンチャー企業と太鼓判を押されたも同然。

ベンチャー企業に対して将来性が不安な学生は、受賞歴を一通りチェックしておきましょう。

経営層のバックグラウンド

ベンチャー企業へ就職する場合は、その企業の経営者や役員が、もともとどこの会社にいて何をやってきたか、バックグラウンドを調べることも重要です。

ベンチャー企業は、経営者の元いた会社のカルチャーや事業モデルを引き継ぐことが多いからです。

元いた会社がブラック企業と噂されるところであれば、その労働環境をそのまま受け継いでいる可能性も高くなります。

逆に、真逆のやり方をやっていることもありますが、多くは元の会社に影響を受けているケースが多いため、経営者のバックグラウンドは必ずチェックしておきましょう。

HPに社長や社員の顔がない

HPのない会社は論外ですが、HPがあっても社員や社長の顔が見えない会社は要注意です。

HPは社長や社員の顔を載せた方が、ポジティブに捉えられます。

HPに社員の顔やインタビュー記事がないということは、社員の入れ替わりが激しい会社かもしれません。

優良ベンチャーに就職するには就活のプロに相談しよう

ここまで危ないベンチャー企業の特徴と優良ベンチャー企業の見分け方を解説してきました。

学生によって仕事に対する価値観も違い、ブラックと捉えるレベルも異なるでしょう。やりがいがあれば多少の長時間労働は平気だと考える人もいれば、残業なんてありえないと捉える人もいます。

優良ベンチャーかどうかは、自身の仕事観や人生観にマッチしているかどうかが一番重要なのです。

そこで、自分にあった優良ベンチャーに就職するためにオススメなのが就活エージェントを使う方法です。

就活エージェントとは、就活に関する様々な活動(履歴書やESの添削、求人紹介、面接対策)を支援するサービスです。

企業の人事担当者と面談し、優良企業を見極めて紹介しますのでブラック企業は必然的に排除されます。その上で、自分の適性にマッチした企業を紹介してもらえるので効率的です。

企業とのマッチ度が高ければ、内定率も高くなり離職するリスクも防げます。

ここでベンチャー企業志望の学生にオススメの就活エージェントをいくつかご紹介します。

ホワイト企業を扱うキャリアチケット

「キャリアチケット」はホワイト企業を扱う就活エージェントとして、就活生からの評価が高い会社です。優良ベンチャー企業も多く参加しています。
量より質を重視し、価値観のあう企業だけを紹介。

企業にあったES添削・人事目線の面接対策で内定率が約39%向上したというデータもあります。

就活に必要な基礎を少人数形式で学べるセミナーも豊富に開催されていますので、ぜひ参加してみましょう。



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