データ無制限プランが魅力の楽天モバイル。
しかし、新しく立ち上げられた通信キャリアのため、どうしても通信エリアがまだまだ不十分な部分があります。
よくに田舎では繋がりにくいという口コミが多く寄せられています。
そこでは今回は、元スマートフォン販売員の目線で、楽天モバイルの田舎での評判について紹介します。
楽天モバイルの契約を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
楽天モバイル田舎の評判!田舎は繋がらない?
楽天モバイルは、新しく設立された通信キャリアのため、まだまだ通信エリアが不十分という評判もあります。
とくに田舎や山間部では通信ができないという評判もあり、楽天モバイルの契約をためらってしまう人もいるでしょう。
ここでは、楽天モバイルにおける田舎の評判を解説します。
楽天モバイルは田舎で繋がりにくいのか?
結論からいえば、田舎であっても人が住んでいる地域であれば基本的にはつながります。
携帯電話事業者が、どれだけのエリアに通信を提供できているのかを示す数値として「人口カバー率」というものがあります。
楽天モバイルの人口カバー率は、2022年10月末時点で約98%です。
つまり、ほとんどの市町村で利用ができることになります。
ただし、山岳地帯や市街地から離れている場合は、通信ができない可能性もあります。
山間部は繋がりにくい
楽天モバイルの通信が提供されているかどうかは、公式ホームページにて示されています。
楽天モバイルのサービスエリアをチェックしてみると、都市部や市街地を中心に電波が提供されていることが確認できます。
一部の地域では自社回線が提供されておらず、パートナー回線を使用して通信をしています。
パートナー回線を使う場合は、毎月5GBバイトまでしか高速通信ができず、それ以上の通信を行う場合は通信速度が最大1Mbpsで制限されます。
通信速度が最大1Mbpsでも、チャットアプリやインターネットの閲覧程度であれば全く問題ありません。
しかし、高品質な動画などを見たいときは、多少ストレスに感じてしまうこともあります。
山間部にお住まいの場合は、楽天モバイルが自分の住んでいる地域に自社回線を提供しているかどうかをチェックしましょう。
まだまだ基地局は少ない
楽天モバイルは、新しく立ち上げられた通信会社のため、まだまだ基地局の数が少ないというのが現状です。
基地局は、電波を提供するために必要な設備です。
しかし、一番大きな鉄塔型の基地局であってもカバーできる範囲は最大で6kmまでで、より広い範囲に電波を届けるためにはかなりたくさんの基地局が必要になります。
2021年時点での通信各社の基地局数は下の表の通りになっています。
楽天モバイル | ドコモ | ソフトバンク | au | |
4G | 18,413 | 259,584 | 177,111 | 190,469 |
5G | 1,448 | 7,135 | 6,580 | 5,935 |
引用:令和3年度 携帯電話及び全国BWAに係る 電波の利用状況調査の評価結果
このように比較すると、楽天モバイルの基地局数はかなり低くなっていることが分かるでしょう。
そのため、データ通信無制限の恩恵が受けられる地域が少なくなっているのが現状です。
楽天モバイルを契約するときは、必ず提供エリアをチェックしたうえで、自分の住んでいるエリアや職場などで通信ができるのかを確認しておきましょう。
楽天モバイルおすすめのエリアとは?
楽天モバイルは、都市部や市街地などのある程度近郊が多いエリアにお住まいの人におすすめです。
サービス提供エリアを確認すると、各都道府県の市街地エリアではほとんどの場合は電波が提供されていることが分かります。
逆に、山間部や山道では電波が提供されていないことがほとんどです。
とくに役場や出張所などの行政機関が近くにあるときは、高い確率で電波が届きやすいこともあります。
事前にサービス提供エリアを確認したうえで契約をしましょう。
楽天モバイルが合わない!田舎におすすめの格安SIM
楽天モバイルの電波が提供されていない地域や繋がりづらいときは、別の格安SIMの利用を検討してみましょう。
各通信会社は、基地局を設置している場所などによって得意なエリアがあります。
例えば、最大大手のドコモが提供できないエリアでも、auやソフトバンクが電波を提供できる場所があったりと、地域差がでてしまうのです。
そのため、格安SIMを契約するときも、提供エリアをしっかりと確認したうえで契約を行いましょう。
UQモバイル
UQモバイルはauのサブブランドとして展開されている通信会社です。
一番のメリットは、auの回線を直接使用しているため、通信速度や品質が安定していることです。
auの回線をそのまま利用しているため、人口カバー率もかなり高く99%以上をカバーしています。
料金はデータ容量3GBで月額1,628円(税込)とやや高めに設定されていますが、自宅のインターネット回線をUQにすることでセット割引を適用できます。
また、データ容量15GBのプランであれば、通信制限後の速度も最大1Mbpsになるため、インターネットやチャットアプリ、中品質の動画の閲覧であれば問題なく使用できます。
通信費を抑えながら、安定した通信をしたい人におすすめです。
Y!mobile
Y!mobileは、ソフトバンクの回線を使用するサブブランドです。
提供エリアもソフトバンクと同様になっており、日本全国に対応しています。
UQモバイルと同じく、大手通信事業者のサブブランドのため、通信速度や通信品質が安定していることが大きなメリットです。
また、Yahooが提供しているサービスということもあり、PayPayをはじめとするサービスとの相性も良くなっています。
例えば、格安SIMの契約と同時に端末を購入することで、PayPayポイントが受け取れます。
普段からPayPay支払いなどを使ってる人は、Y!mobileの契約を検討してみましょう。
mineo
mineoは、一部の通信事業者しかサービスを提供していないような場所でスマホを使いたい方におすすめな格安SIMです。
mineoは、3つの大手通信事業者ごとにプランが用意されている格安通信です。
例えば、今までドコモのスマートフォンを使っていた人はドコモプラン、auを使っていた人はauプランといったように、今まで使っていたキャリアにあわせてプランが選べます。
通信会社を乗り換えるときに必要なSIMロックを解除する手続きが必要ないため、スムーズに格安SIMを契約できるというメリットがあります。
また、3つの事業者から好きな回線を選べるので、使用する場所にあった回線を選べるというメリットもあります。
3つの通信事業者のサービス提供エリアを見比べて、自分が普段使う場所でしっかりと通信を提供しているプランを選びましょう。
まとめ
今回は、楽天モバイルの田舎での評判について解説しました。
楽天モバイルは、都市部や市街地に住んでいる場合はあまり不便に感じることはありません。
ただし、山間部や山道ではまだサービスを提供できていないこともあり、通信が繋がりづらいエリアも存在します。
楽天モバイルが繋がらないエリアで、格安スマホを使いたいときは各事業者の提供エリアをチェックしてみましょう。
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