三井住友銀行の法人口座開設!必要書類や維持費、審査落ちしないためのポイント

三井住友銀行の法人口座開設!必要書類や維持費、審査落ちしないためのポイント

「三井住友銀行で法人口座を開設するために必要な書類や維持費は?」

「三井住友銀行の法人口座開設で審査落ちしないためには?」

三井住友銀行で法人口座の開設を検討している方は、このような疑問を抱えていませんか。

三井住友銀行で法人口座を開設するには、申し込みから最短で2週間程度の期間を要します。できれば、少ない書類で手間を省き、スムーズに審査をパスしたいですよね。

そこで今回は、三井住友銀行の法人口座の特徴をはじめ、必要書類や維持費、審査落ちしないためのポイントを詳しく解説します。ぜひ最後までご覧ください。

三井住友銀行の法人口座にはどんな特徴がある?

出典:三井住友銀行

「三井住友銀行」の法人口座は、法人インターネットバンキングである「Web21」を利用すると、振込手数料を大きく抑えられます。

Web21は4つのタイプに分かれており、ライトプランであれば初期費用・月額料金ともに無料で加入できます。

通常時とWeb21ライト加入時の振込手数料を比較すると、その差は歴然です。

振込方法通常時Web21ライト加入時差額
振込手数料他行3万未満:495円他行3万未満:160円335円
他行3万以上:660円他行3万以上:330円330円

1回の振込につき、最低でも330円以上のコストを下げられるので、振込頻度の多い法人の方はお得に利用できます。

Web21はスマホアプリにも対応していますから、操作性に優れたスマホから振込や入出金照会が快適に行えるでしょう。

また、三井住友銀行は海外拠点も多数展開しており、海外送金の月額利用料も無料。海外取引が多い法人の方にもおすすめです。

口座開設にかかる期間最短2週間〜1ヶ月程度
振込手数料(Web21ライト)当行への振込:0円
他行への振込(3万未満):160円
他行への振込(3万以上):330円
口座維持費無料
Web完結可(※)

※Webでのお手続きでも、申し込み後にご来店いただく場合がございます。

三井住友銀行の口座開設はこちらから

三井住友銀行の法人口座開設!必要書類や法人窓口は?

三井住友銀行で法人口座を開設するには複数の書類が必要になるので、申し込む前に揃えておきましょう。

出典:三井住友銀行

また、法人口座を開設するための窓口は、以下の記載をご参考ください。

出典:三井住友銀行

上記に書かれている「履歴事項全部証明書」とは、法務局で登記されている法人の所在地や業種などの情報が細かく記されている書類を指します。

三井住友銀行で法人口座を開設する際には、会社の所在地から最寄りの本店または支店で口座開設の申し込みをしてください。

会社の所在地から最寄りの支店は店舗・ATM検索でチェックできるので、どの窓口が近いのかわからない方は調べてみるとよいでしょう。

なお、口座開設の手続きができるのは法人の所在地から最寄りの店舗のみです。三井住友銀行の公式サイトでは、以下のように記載されています。

口座の開設は、お客さまの「主たる事務所」の最寄りの支店にて承ります。遠隔の支店をご希望の場合には、ご利用目的をお伺いさせていただきます。場合によっては口座の開設をお断りすることがございます。

引用:口座を開設されるお客さまへのお願い(法人) |三井住友銀行

銀行側が上記のような対応をする理由は、近年増加している投資勧誘詐欺などの金融犯罪を未然に防ぐためです。

投資勧誘詐欺では法人名義の口座が利用されるため、銀行側も手続きを慎重に行わざるを得なくなっています。

最寄りの支店以外から法人口座開設を申し込んだ場合、正当性のある利用目的がなければ口座開設を断られる可能性がある点に注意してください。

三井住友銀行の法人口座開設で審査落ちしないためのポイント

三井住友銀行の法人口座を開設する際には、以下のポイントを押さえておきましょう。法人の信用性を高められるので、審査を有利に進められるはずです。

  • 最低でも100万円以上の資本金を用意する
  • 事業目的を明確にしておく
  • 公式サイトや固定電話を用意しておく

最低でも100万円以上の資本金を用意する

三井住友銀行の法人口座開設に申し込む際には、最低でも100万円以上の資本金を用意しておくと安心です。

法人の資本金は、事業に対する熱意を示す要素として、審査の際に重視されます。

資本金が少なければ事業に対する意気込みをアピールしきれず、銀行側から廃業や不正利用のリスクを不安視されるでしょう。

資本金の額は信用性と比例しやすいので、50万以下になると審査落ちにつながる要因になります。

信頼性のある法人として認めてもらうためには、最低でも100万円以上の資本金を用意してから口座開設の申し込みをしてください。

事業目的を明確にしておく

三井住友銀行の法人口座を開設する際には、事業目的を明確にしておきましょう。

法人の事業内容や事業目的は事業を運営する際の土台となり、明確であるほど法人の信頼性が高くなるのです。

銀行は犯罪目的の口座利用を警戒していますから、法人口座が必要な根拠を示すことで優良な法人として認識されやすくなります。

事業計画書や事業内容がわかりやすく記載された資料を用意して、銀行側に事業目的を明確に伝えてみてください。

公式サイトや固定電話を用意しておく

法人の信頼性を高めるには、公式サイトや固定電話を用意するのも大切なポイントです。

公式サイトや固定電話がなければ、連絡が取れなくなる可能性があり、審査の際に懸念材料となります。

確実に連絡できる窓口や手段を用意しておくと、銀行からの信頼性を高められるでしょう。

また、犯罪で利用されるペーパーカンパニー(登記されているが事業実態がない会社)を否定するための根拠としても有効です。

三井住友銀行で法人口座開設に申し込む際には、公式サイトの開設と固定電話の設置を済ませておきましょう。

三井住友銀行の法人口座の維持費は?

三井住友銀行の法人口座の維持費は無料です。ただし、以下のケースに該当する場合のみ、所定の手数料が必要になります。

手数料デジタル未利用手数料紙通帳利用手数料
該当口座2年間入出金が行われていない口座(利息入金・本手数料の引き落としを除く)個人・個人事業主のうち毎年1月末時点で紙通帳(紙出入表)を利用している口座
費用(税込)1,100円/年550円/年

三井住友銀行の法人口座で維持費を削減したい方は、紙通帳を発行せずにWebから入出金照会を行いましょう。

また、口座を利用しなくなっても、2年間放置するとデジタル未利用手数料が引き落とされるので注意してください。

振込や引き出しに便利なネットバンク系のおすすめ法人口座4選

三井住友銀行での法人口座開設に興味をお持ちの方には、以下の法人口座もおすすめです。

  • GMOあおぞらネット銀行
  • 住信SBIネット銀行
  • 楽天銀行
  • PayPay銀行

上記の4社は口座開設までのスピードが早く、低手数料での振込が可能です。また、Web完結で申し込めるので、業務の合間に手続きを済ませられます。

GMOあおぞらネット銀行

出典:GMOあおぞらネット銀行

「GMOあおぞらネット銀行」は、法人口座の開設スピードを重視して選びたい方におすすめです。

法人の代表者と取引責任者が同一人物なら、セルフィー動画による本人確認が可能なので、審査までの手続きがスムーズに行えます。

3ヶ月間の事業実績があれば法人口座を開設できるため、一般的に口座開設が難しいとされる設立1年未満の法人でも気軽に申し込めるでしょう。

また、設立1年未満の法人の場合、12ヶ月間は月々の振込手数料が20回まで無料になるもの嬉しい点です。

設立したてで早く法人口座を開設したい方は、GMOあおぞらネット銀行に申し込んでみてください。

口座開設にかかる期間最短即日
振込手数料毎月20回まで無料(※)
当行への振込:無料
他行への振込:一律145円(振込料金とくとく会員(月額500円)は129円)
口座維持費無料
Web完結

※口座開設月の翌々月までです。ただし、設立1年未満の法人は設立から12ヶ月間となります。

GMOあおぞらネット銀行の口座開設はこちらから

住信SBIネット銀行

出典:住信SBIネット銀行

「住信SBIネット銀行」は、口座開設までの期間が最短翌営業日と待機時間が短く、スマホから申し込めば免許証だけで本人確認を済ませられます。

振込優遇プログラムを採用しており、月々の振込回数に応じて手数料が減額。特に、取引先が多い法人の方におすすめです。

具体的には、他行宛ての振込手数料「145円」が、5回以上の振込で「140円」。最大で「130円」までにも引き下げられます。

また、口座開設申し込みと同時にデビットカードが発行されるので、すぐにカード決済が可能です。

法人口座と法人カードを同時に手に入れたいなら、住信SBIネット銀行に申し込むとよいでしょう。

口座開設にかかる期間最短翌営業日
振込手数料口座開設月と翌月は10回/月まで無料
自行への振込:無料
他行への振込:5回未満145円
5回以上140円
20回以上135円
50回以上130円
口座維持費無料
Web完結

※借入条件(貸出可能額/金利)は法人口座の入出金をもとに算出するため、お客さま毎に異なります。

住信SBIネット銀行の口座開設はこちらから

楽天銀行

出典:楽天銀行

「楽天銀行」は、振込金額によって手数料が決まる仕組みになっているため、少額振込が多い法人の方におすすめです。

他行振込の金額が3万円以下で150円、3万円以上は一律229円となっているので、3万円以下の取引が多いほどお得に利用できるでしょう。

「一括振込」や「総合振込」など、標準サービスとして利用できる機能も充実しており、初期費用や維持費も不要

権限管理が可能な点やセキュリティ面の機能にも優れていますから、複数人での口座運用の際にも安心です。

口座開設にかかる期間約2週間
振込手数料当行への振込:52円〜
他行への振込:150円〜229円
口座維持費無料
Web完結

楽天銀行の法人口座開設はこちらから

PayPay銀行

出典:PayPay銀行

「PayPay銀行」は、設立から6ヶ月後であれば口座開設が可能です。設立後1年未満の法人でも申し込めます。

キャッシュカードにはVisaデビット機能が標準付帯。個別申し込みの手間を省いてデビットカードが手に入るため、口座と併用できます。

また、PayPayはソフトバンクやLINEヤフーの大手企業による共同出資で設立されているので、信頼性も高く、高額な取引でも安心して利用できるでしょう。

他行宛ての振込手数料が160円という低さも魅力ですし、口座開設の翌々月まではひと月10回まで手数料がかかりません。

24時間体制のカスタマーサポートを利用できるため、お困りの際にもすぐに対応してくれます。

口座開設にかかる期間最短3日〜10日程度(※1)
振込手数料毎月1回無料当行への振込:55円
他行への振込:160円(※2)
口座維持費無料
Web完結

※1:最短日数は書類アップロードの場合に限ります。

※2:口座開設の翌々月までは、ひと月10回まで無料です。

PayPay銀行の法人口座開設はこちらから

まとめ

三井住友銀行の法人口座を開設する際には、無料プランの「Web21」を導入すると、さらに利便性を高められるでしょう。

三井住友銀行で法人口座を開設したい方は、審査落ちしないためのポイントを押さえたうえで、必ず最寄りの支店で申し込むことが重要です。

三井住友銀行と同様に信頼性の高い法人口座を探している方は、本記事で紹介したおすすめの銀行を参考にしてみてください。

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