住信SBIネット銀行の法人口座にデメリットはある?審査落ちの理由や必要書類・手数料も

住信SBIネット銀行の法人口座にデメリットはある?審査落ちの理由や必要書類・手数料も

住信SBIネット銀行で法人口座の開設を検討している事業者の方は、当行を選ぶメリットやデメリットを詳しく知りたいとお考えではないでしょうか。

ネット銀行は運営会社が幅広く、種類が豊富なので、慎重に事業用途に適したものを選びたいですよね。

そこで今回は、住信SBIネット銀行を選ぶメリットやデメリット、審査落ちの理由、対処法、よくある質問をまとめて解説します。

住信SBIネット銀行と同等の利便性を持った法人口座も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

《住信SBIネット銀行の法人口座概要》

口座開設にかかる期間最短翌営業日
借入限度額50万円~3,000万円
振込手数料口座開設月と翌月は10回/月まで無料
当行への振込:無料
他行への振込:5回未満145円、5回以上140円、20回以上135円、50回以上130円
口座維持費無料
Web完結

住信SBIネット銀行の法人口座開設はこちらから

住信SBIネット銀行の法人口座で審査落ちする理由と対処法


住信SBIネット銀行で審査落ちするのは、法人の信頼性が不確実と判断されるのが大きな理由です。

住信SBIネット銀行に限らず、すべての銀行では、法人口座を不正利用されないよう事業者の信頼性を非常に重視しています

信頼性の低い事業者に口座を開設すれば、資金洗浄(犯罪で入手したお金の出所を隠ぺいする手段)に悪用される恐れがあるためです。

審査の際には事業者の信頼性が重要なポイントとなりますが、以下の点に当てはまるものがあれば、信頼性が不安視される原因になるでしょう。

  • 法人の公式サイトがない
  • バーチャルオフィスを利用している
  • 資本金が少ない
  • 固定電話を設置していない

詳しい理由と対処法を紹介するので、審査でスムーズに通過したい方はよく確認しておいてください。

会社の公式サイトがない

会社の公式サイトがなければ、審査落ちしやすくなる要因になります。というのも、公式サイトの有無は信頼性に直結するためです。

通常、公式サイトには会社の連絡先や所在地を含めた「会社概要」が記されています。会社の情報を開示できる業者は後ろめたい要因がなく、銀行側からも信頼を得られやすいでしょう。

会社の公式サイトを開設していない事業者の方は、住信SBIネット銀行の口座開設に申し込む前に準備しておいてください。

バーチャルオフィスを利用している

会社の所在地がバーチャルオフィスになっている場合、住信SBIネット銀行の審査上では不利になりやすいので注意してください。

バーチャルオフィスは複数の利用者で共通の所在地をシェアしており、事業実態が掴みにくく、犯罪行為の拠点としても利用されやすい傾向にあります。

バーチャルオフィスが所在地になっていると、不都合があればすぐに逃亡を図れる点も懸念材料となるため、審査の際にリスク要因と判断されるでしょう。

バーチャルオフィスに所在地を借りている方は、テナントでもいいので独自の事業所を設置しておきましょう。

資本金が少ない

資本金が少ない事業者が住信SBIネット銀行で法人口座を開設するのは厳しいでしょう。

事業を安定させるためにはある程度の出資が必要になるので、資本金が少なすぎると事業への真剣さが伝わりにくくなるためです。

先ほどお伝えしたように、銀行側は法人の信頼性を重視しています。まじめに事業を行う気がない法人は、ペーパーカンパニー(形だけの会社)の可能性を懸念されてしまうでしょう。

銀行から信頼を得たいのであれば、資本金を100万円以上用意してから法人口座の開設に申し込むのがおすすめです。

住信SBIネット銀行法人口座のメリットは?

住信SBIネット銀行で法人口座を開設すると、以下のメリットがあります。

  • アプリからリアルタイムで取引可能
  • 利用頻度に応じて振込手数料が安くなる
  • 必要書類が少ない

複数の法人口座から検討中の方は、住信SBIネット銀行独自の利便性をチェックしておきましょう。

アプリからリアルタイムで取引可能

住信SBIネット銀行では、法人口座の専用アプリが利用できます。

入金をリアルタイムに通知してくれるだけでなく、明細の確認や残高照会をはじめとするほとんどの取引がアプリで完結するため、出先でも安心。

アプリがあれば、セブン銀行ATMやローソン銀行ATMでカードレスの入出金が可能なので、急な支払い時にも最寄りのコンビニで現金を引き出せます。

利用頻度に応じて振込手数料が安くなる

住信SBIネット銀行の振込手数料は、利用頻度に応じて安くなり、回数を重ねるほどコストを抑えられます。

というのも、他行振込には通常145円の振込手数料がかかりますが、利用回数ごとに3段階の割引が適用される仕組みになっているためです。

振込回数手数料
5回以上140円
20回以上135円
50回以上130円

振込が5回以上で5円の割引になるので、取引件数が少ない法人でも十分恩恵を受けられるでしょう。

また、口座開設月とその翌月は、ひと月あたり10回まで振込手数料が無料になるため、手数料を気にせず利用できるのも嬉しい点です。

必要書類が少ない

口座開設を申し込む際に必要書類が少ない点も、住信SBIネット銀行の魅力です。

住信SBIネット銀行では、法人の代表者が口座開設に申し込めば、スマホから本人確認を済ませられます。

必要書類は運転免許証だけなので、登記簿謄本や印鑑証明書をわざわざ用意する必要はありません。

公的書類を地方自治体や法務局で請求する手間が省けるので、気軽に申し込めます。

住信SBIネット銀行法人口座のデメリットは?

住信SBIネット銀行で法人口座を開設しようとお考えの方は、以下のデメリットも理解しておきましょう。

  • 店舗での対面相談ができない
  • IDやパスワードの管理に注意が必要
  • 即日での口座開設はできない

店舗での対面相談ができない

住信SBIネット銀行は実店舗を保有していないため、対面相談には対応していません。直接足を運んで相談に乗ってもらうのが難しく、物足りなさを感じる方もいるでしょう。

しかし、公式サイトの「問い合わせ・ご案内」のページには、よくある質問が集約されており、自分で調べたい内容を検索できます。

また、電話でサポートを受けられるお問い合わせ窓口も設置されており、困ったときには気軽に相談できるので安心です。

IDやパスワードの管理に注意が必要

住信SBIネット銀行で法人口座を開設する際には、IDやパスワードの管理に注意しましょう。

当行のセキュリティ対策は万全であるものの、口座にログインする際のIDやパスワードは自分自身で管理しなければなりません。

第三者にIDやパスワードが知られてしまった場合、不正利用などのトラブルにつながる恐れがあります。

とはいえ、住信SBIネット銀行のアプリは生体認証も可能なので、セキュリティ面での不安がある方は積極的にアプリを利用してみてください。

即日での口座開設はできない

住信SBIネット銀行では、即日での法人口座開設には対応していません。

どれだけ急いでいても、最短で翌営業日まで待たなければならないので、即日開設の要望に応えてもらうのは困難です。

しかし、ネット銀行でも口座開設に3日〜2週間ほどの期間を要するところも多いので、住信SBIネット銀行の口座開設スピードは早い部類に入ります。

法人口座が必要な方は慌てて申し込むのではなく、利用したい時期に合わせて早めに申し込んでおきましょう。

住信SBIネット銀行を検討している方が視野に入れるべきおすすめの法人口座

住信SBIネット銀行の法人口座に興味がある方には、以下の口座もおすすめです。

  • GMOあおぞらネット銀行
  • 楽天銀行
  • PayPay銀行

こちらもネットバンク系ですから、口座開設スピードが早く、実店舗のある銀行もより低い手数料で利用できます。

それぞれの特徴を紹介するので、一度目を通してみてください。

GMOあおぞらネット銀行

出典:GMOあおぞらネット銀行

「GMOあおぞらネット銀行」の大きな特徴は、設立から1年未満でも申し込みが可能な点です。設立から間もない法人でも口座を開設できるので、事業経営の安定にも役立つでしょう。

最短即日で口座を開設できるため、口座開設の段取りをスムーズに進めたい方でもストレスフリーで手続きが完了します。

他行への振込手数料は145円ですが「振込料金とくとく会員」に登録すると手数料の引き下げが可能。1回あたり16円お得に利用できます。

口座開設にかかる期間最短即日
借入限度額1,000万円
振込手数料毎月20回まで無料(※)
当行への振込:無料
他行への振込:一律145円(振込料金とくとく会員(月額500円)は129円)
口座維持費無料
Web完結

※口座開設月の翌々月までです。ただし、設立1年未満の法人は設立から12か月間です。

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楽天銀行

出典:楽天銀行

「楽天銀行」は、大手楽天グループが運営しているネット銀行。高い資力を持つため、長期的な利用を考えている事業者の方におすすめです。

借入限度額が1億円なので、大きい取引にもゆとりを持った対応が可能になるほか、ブランド力でも信用性を高められます。

また、楽天銀行の口座を持っていれば、楽天グループのサービスを利用する際に優遇されやすくなる点も魅力です。

口座開設にかかる期間約2週間
借入限度額100万円〜1億円
振込手数料当行への振込:52円〜
他行への振込:150円〜229円
口座維持費無料
Web完結

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PayPay銀行

出典:PayPay銀行

「PayPay銀行」は、口座開設をした日から翌々月までの間、振込手数料がひと月10回無料で利用できる特典が付いてきます。

法人口座専用のビジネスアプリでは振込口座をグループ分けして管理でき、期日になれば一括で振込処理が行えるため、業務効率の向上にもおすすめ。

アプリは生体認証でログインできるので、操作中にIDやパスワードを他人に覗かれる心配もなく安心です。

口座開設にかかる期間最短3日〜10日程度
借入限度額500万円
振込手数料毎月1回無料
当行への振込:55円
他行への振込:160円(※)
口座維持費無料
Web完結

※口座開設の翌々月までは、ひと月10回まで無料です。

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住信SBIネット銀行法人口座に関するよくある質問

ここからは、住信SBIネット銀行の法人口座に関してよく寄せられる4つの質問と回答を紹介します。

  • 住信SBIネット銀行の法人口座アプリにログインする方法は?
  • 住信SBIネット銀行の法人口座開設における必要書類は?
  • 住信SBIネット銀行の法人口座開設に関する問い合わせ先は?
  • 住信SBIネット銀行の法人口座のATM手数料はいくら?

その他の質問は、公式サイトの「問い合わせ・ご案内」のページで確認できるので、当てはまる質問がない方は参考にしてみてください。

Q1.住信SBIネット銀行の法人口座アプリにログインする方法は?

住信SBIネット銀行の法人口座アプリにログインする際には、まずアプリを立ち上げてログイン画面に移動しましょう。

ログイン画面が表示されたら、口座開設時に設定したユーザーネームとWebログインパスワードを入力するとログインが完了します。

なお、ログインの際には以下の点に注意が必要です。

一定回数以上誤ったパスワードが入力されますと一定時間ご利用いただけなくなります。

しばらくお待ちいただき、再度ログインをお試しください。

引用:よくあるご質問TOP|NEOBANK 住信SBIネット銀行

初めてアプリからログインした際には、Face IDや指紋認証などの生体認証登録を求められます。

生体認証を利用すればセキュリティ面がさらに強化できるので、ぜひ登録しておきましょう。

Q2.住信SBIネット銀行の法人口座開設における必要書類は?

住信SBIネット銀行で法人口座開設の申し込みをする際に必要な書類は、運転免許証やマイナンバーカードなど、本人を確認できる書類1点のみです。

複数の書類を用意する手間が省けるので、気軽に申し込めます。しかし、書類は不要でも、手続き上で法人番号や設立日、所在地の情報は必要になるので準備しておいてください。

Q3.住信SBIネット銀行の法人口座開設に関する問い合わせ先は?

住信SBIネット銀行では、公式サイトに「お問い合わせ窓口」が設置されています。

知りたい内容を選択すると、それぞれの問い合わせ内容に適した窓口に移動するので、チャット・メール・電話からお好みの方法で連絡してみてください。

Q4.住信SBIネット銀行の法人口座のATM手数料はいくら?

住信SBIネット銀行の法人口座のATM手数料は1回110円(税込)です。ただし、残高照会やカードローンの借入・返済の際は手数料がかかりません。

また、利用できるATMは以下の通りです。

  • セブン銀行
  • ローソン銀行
  • イオン銀行
  • ゆうちょ銀行
  • イーネット
  • ビューアルッテ

まとめ

住信SBIネット銀行で法人口座の開設を検討している方は、メリット・デメリットを踏まえて不便を感じる点がないか、チェックしてみてください。

また、口座開設に申し込む際には、審査で不利になる要素をなるべく減らすよう心掛けましょう。

住信SBIネット銀行に魅力を感じるものの、まだ迷いがある方は、先ほど紹介したおすすめネット銀行を参考にしてみてください。

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