IT業界はやめとけ!?ブラックと言われる理由と対策を紹介!

IT業界はやめとけ!?ブラックと言われる理由と対策を紹介!

あなたは、IT業界に興味を持ってIT企業を調べているけど、調べれば調べるほど「IT業界やめておけ」と書いてあるのを見て、不安になっていませんか?

例えば、

「IT業界は確実に伸びているけど、IT業界のSlerだけはやめておけと聞くから心配」
「IT業界ってブッラク企業が多い?」
「IT業界の給与が低いって本当かな」

など、実際には思っているほど魅力的な仕事ではないのかなと感じてしまいますよね。

しかし、IT業界が今急速な発展を遂げていることは事実です。
そこでここでは、どうしてIT業界はやめとけと言われているのか、良いIT企業を見極めるにはどこをチェックすれば良いのかなどについて解説していきます!

「IT業界やめとけ」と言われる理由

まず、「IT業界はやめとけ」とよく言われる理由にはどんなものが挙げられるのでしょうか。その理由を見ていきましょう。

労働環境がきつい

IT業界では、昔から3K(きつい、帰れない、給料が低い)と言われており、残業時間が80時間を超えるということは珍しくありませんでした。
1日の残業が4時間と考えると、仮に18時を定時とするならば毎日22時まで働く必要があるのできついですよね。

IT業界でも特に銀行や保険会社など大規模なシステム開発の現場は、建築業界のように何層もの下請け構造によって成り立っています。
IT業界では客先常駐と言って、会社には正社員として所属しているけれども、取引先の会社に派遣される働き方をするケースは多いです。

客先常駐の場合、人手が足りなくて納期に間に合わ無さそうなら下請け企業に依頼して…という流れを繰り返すので、所属している企業が下請けの下層部であればあるほど納期が短いです。しかし、納期に間に合わせられないと次に取引先が仕事を依頼してくれないかもしれません。そのため、何が何でも納期までに納品する必要があります。

しかし、IT業界の中でも業務体系によって、働き方ときつさは変わります。
2015年以降、働き方改革が注目されてからは一部のIT企業を除いて、労働環境は改善されつつあるのです。
例えば、IT企業でも自社サービスをもっている自社開発メインの事業であれば、比較的に教育や働き方に重点を置いている傾向にあります。

したがって、IT業界の労働環境がきついと大きく括るのではなく、IT業界でも特にどういう業務内容だと労働環境がきつくなってしまうのかを見分け、ブラック企業となりうるIT企業を避けていくことが賢明でしょう。


開発スケジュール報酬働き方入社難易度使用するスキル
自社開発のIT企業自社で決められる
→調整しやすい
上げやすい自社ルールスキルがないと難しいスキルが偏る
受注・受託型のIT企業委託先企業が決める
→調整しづらい
上げづらい常駐先ルールスキルがなくても入りやすい企業ごとのシステム開発に携われるため幅広い

帰れない

どの仕事も同様ですが、システム開発でも基本的に納期がある前提で業務を進めていきます。
そのため、納期が近づくにつれて、残業が増えたり、通常休みの土日も働かなくてはいけないということは多いです。

ただし、システム開発でも自社サービスに携わっているのか、顧客先のシステム開発に携わっているのかでも大きく異なります。

例えば、顧客先のシステム開発の場合、自社と顧客先だけではなく、他の下請け企業や孫請け等も加わってくると、それぞれ企業内で納期が細かくスケジューリングされて、より納期もシビアになっていきます。
この多重請負の構造こそが、残業、休日出勤が多くて「帰れない」状況を生み出しているのかもしれません。

給料が安い

IT業界では、働いている割には見合った給料がもらえていないという声を多く聞きます。

しかしこれも、上記のテーマで挙げられているように、企業によって異なります。
多重請負が発生するほど、売上から人件費が引かれていくので、実際に手元にお給料で入る金額は多くありません。

この場合、頑張って実力を上げて、自分の単価を数十万円上げても実際に受け取れる給与は月1万円程度しか上がらないケースも多いです。
IT業界だと社員の年齢層が若い会社は多いですが、この理由にはスタートアップであるという理由だけでなく、給料が上がらないゆえに、早い段階で他の会社に転職してしまう人が多いことも考えられます。
そのため、安定して稼げる会社を探すポイントとして、会社の平均年齢を見てみるのもおすすめです。

「IT業界やめとけ」と言われる企業も働き方が変わっている?

これまでIT業界がやめとけとよく言われる理由を紹介しました。しかし、少しずつではあるものの、IT業界の働き方は変わりつつあり、劣悪な労働環境も改善され始めています。

働き方改革が進んでいる

IT業界は他の業界と比べて、働き方改革が進んでいる業界でもあります。これに関しては、ITに関する情報は海外のほうが進んでおり、海外の働き方を積極的に取り入れようとする経営者が多いのも理由の一つでしょう。例えば、サイボウズ株式会社が良い例です。
ここでは、働き方改革をする前は、離職率28%と非常に悪い数字が何年も続いていました。

しかし、ワークライフバランスに配慮した制度や社内のコミュニケーションツールを活性化させたことから、離職率4~5%まで落とすことに成功しています。
ただし、リモートワークやフレックスタイム制などの新しい働き方を導入しているのは自社開発を行っている会社ばかりです。
客先常駐だと労働時間の管理が難しい、保険会社や官公庁など情報の管理が厳しい現場が多い理由から実現が難しいのが現状となっています。

人手不足で人材が重宝されている

IT業界は急速な発展を遂げており、IT企業の数も年々増加傾向にあるので、これからさらにITに関わる知識を持った人材の需要も増えていくでしょう。

しかし、それとは逆に少子高齢化に加え、今まで高専や情報系の大学・大学院・専門学校など即戦力となれる人材しか採用してこなかったことから人手不足が深刻です。また、ブラック労働からIT業界を離れる人もいます。
そのため、現段階でエンジニアは40万人の人手不足、そして2030年には80万人の人手不足に陥ると言われています。
そこで、IT業界では離職率を下げる目的で労働環境を改善する取り組みを行う企業も増えつつあります。
例えば、新規でIT業界に飛び込む人を増やす目的で、フリーターや文系大学の卒業生などに対して会社の研修でプログラミングを教え、未経験からエンジニアに育てる企業も存在します。

したがって、エンジニアを目指すにあたって、学校でプログラミングを学んでいないから無理と諦める必要がありません。

「IT業界やめとけ」と言われない企業の選び方

IT業界に未だにブラック企業が多いのは事実ですが、それでも労働環境の良い企業も増えつつあります。そこで、やめとけと言われないような会社を選ぶにはどんな点に注意すれば良いのでしょうか。就職するIT企業の選び方のポイントを紹介します。

離職率30%の企業は避ける

離職率30%となると、10人のうち3人が転職していることとなります。新卒の3割は第二新卒期間に別の業種に転職しているとはよく言われているでしょう。
しかし、やはり新卒の3割が離脱する企業の労働環境が良いとは言えません。
ただ、10年間で離職率30%なのと、新卒3年間の離職率が30%では話が変わってきます。そのため、どの期間を対象としているのかを見極めたうえで、離職率が高い企業を避けましょう。

新卒エージェントを利用する

就職活動をしたことがないと、ブラック企業を見極めるポイントがわからない人が大半でしょう。
そこで新卒向けの就職エージェントなら、就活に関する知識やIT業界の実情も理解している人が多いです。
したがって、ブラック企業を紹介されるリスクも減らせるでしょう。

それに、スケジュール調整なども代行してくれるので就活の手間も省けることから、新卒エージェントは便利です。
中でもおすすめするのが、新卒のIT業界への就職を希望する人を対象とした「レバテックルーキー」です。

レバテックは特にベンチャー系の転職に強い転職エージェントであり、大手ということもあってたくさんのベンチャー企業との伝手を持っています。ベンチャー企業はこれまで紹介した受託開発ではなく、自社開発なので余裕のある働き方ができる企業が多いです。
そこでレバテックルーキーなら新卒でもレバテックが持つ伝手の中から優良ベンチャー企業を紹介してもらえます。
就職が決まるまでは最短で2週間とかなりスピーディーなので、ぜひレバテックルーキーも使ってみてください。



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まとめ

IT業界はやめとけと言われることは多いものの、実際は労働環境が良い会社も増えてきています。
そのため、IT業界に挑戦してみる価値はあるでしょう。

しかし、未経験でIT業界を目指すとなると、選択肢が限られる分労働環境が悪い会社の求人にヒットしてしまう可能性は高くなります。
したがって、入念な情報収集をしたうえで就活に臨んでください。

また、一切プログラミングなどの知識を持たずにIT業界を志望する場合、客先常駐以外の企業に就職するのはかなり難しいです。
そのため、最初から客先常駐を避けるのではなく、3年程度で転職できるスキルが身につけられるかどうかを判断基準に会社を選ぶのもおすすめです。

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