「志望動機ってどうやって書けばいいの?」
就職活動、転職活動をしている皆さんなら1度はこんな疑問を感じたことがあるのではないでしょうか?
さらに200字という文字指定があると、より一層何を書いて何を書かなくていいのかわからなくなるかと思います。
そこで今回は「IT・不動産・広告・アパレル」の4つの業界、そして「販売職・事務職」の2つの職種向けの志望動機例文をご紹介しつつ、志望動機の書き方を説明します。
そして最後に、志望動機を書かずに内定する方法を紹介するのでぜひ最後まで読んでみてください!
本選考の志望動機200字の例文:業界・職種
まず本選考用の志望動機200字の例文をご紹介します。
インターンと本選考の志望動機の違いは後ほど説明します。
IT業界
1つ目は「IT業界」の志望動機です。
「志望動機は2点あります。1点目は大学でAI開発の研究に取り組んできた経験から最先端の技術開発に携わりたいからです。2点目はチームスポーツを続けてきた経験からチームで切磋琢磨し最高の成果を出す環境で働きたいと考えているからです。以上の2点を踏まえて、IT業界の中でも最先端の技術開発に強みを持ち、仲間を支え合う風土を持つ貴社でこそ私が活き活きと働くことができると考え、志望しました。(190字)」
以上のように「なぜIT業界なのか」「なぜこの会社なのか」を自身の経験を踏まえながら簡潔に述べることが重要です。
また200字では詳細に自身の経験を記述することが難しいため、極力端的にわかりやすく言語化するように意識しましょう。
不動産業界
2つ目は不動産業界です。
不動産業界と言っても、デベロッパーや不動産仲介・販売、不動産コンサルタントなどがあるので、今回は一番門戸の広い不動産仲介・販売向けの志望動機をご紹介します。
「志望動機は2点あります。1点目はお客様一人ひとりのライフスタイルに合わせて最適な住宅を提供する不動産業界に魅力を感じたからです。2点目は大学時代居酒屋のアルバイトで培った様々なお客様に対するコミュニケーション能力を多種多様な顧客を持つ貴社で遺憾なく発揮したいからです。以上の2点を踏まえて、不動産業界の中でも、一人ひとりに最適なライフスタイルを提供することをモットーに掲げられている貴社を志望しました。(201字)」
不動産業界では多くのお客様と関わるため、色んな人たちと関わってきた経験を伝えると好印象を得られます。
広告業界
3つ目は広告業界です。
就活生に非常に人気な業界であるため、志望動機は自分らしさが前面に出ているものが望ましいです。
「1つの商品・会社の価値を最大化する広告の仕事に魅力を感じたからです。私は大学時代、アパレル会社のアルバイトで人気のない商品にも価値を見出し効果的に売り出す能力を培ってきました。また同時に多様な人間とのコミュニケーション能力も得ることができました。そこで幅広い業界と接点を持ち多くの関係者と関わる貴社でこそ以上の2点の能力を遺憾なく発揮できると考え志望しました。(180字)」
このように競争力の高い業界では、自身の経験・能力を前面に押し出すことで他者と差別化することが重要になります。
アパレル業界
4つ目はアパレル業界です。
アパレル業界はアパレル会社のアルバイト経験者ばかりだと思っている方も多いかもしれませんが、実はそうでもありません。
接客業であるアパレルは経験よりも人柄を重視します。そのため未経験だからと言って自信を無くすことなく、自分の思いをしっかりぶつけましょう。
今回は未経験者用の志望動機をご紹介します。
「志望動機は貴社のブランドをこよなく愛しており、より多くの人に貴社の魅力を伝えたいと考えているからです。私は高校生の頃、貴社のブランドに出会いそれからというものショッピングモールにて貴社の店舗に入ることが一番の楽しみでした。そのような背景から、私が感じてきた幸福感をもっとたくさんの人に届けたいという思いがあります。そこで将来的にはマーケット部門で貴社の価値を最大化したいと考えています。(193字)」
このようにただ販売だけでなく将来的な展望まで添えるといかにブランドに対する思いが強いかが伝わります。
販売職
5つ目は販売職です。
販売業は様々な業界にありますが、基本的に志望動機の書き方は変わりません。
まず最低条件として、取り扱う商品に対する興味、理解が必要となります。
その上でいかにその会社であなたが活躍できるのかを説明することが重要です。
今回は百貨店販売職の志望動機をご紹介します。
「貴社の百貨店のお客様を第一に考える姿勢に共感したからです。私自身、高頻度で変わる催事や快適な休憩スペースによって何度行っても1日中快適に過ごすことができました。このようにお客様が快適に楽しめることを最優先するという魅力的な経営方針を持つ貴社にて、大学時代アパレル会社のアルバイトにて培った接客スキル、販売スキルを発揮したいと思い志望しました。(171字)」
上記のように、実際に自分が客として良いと思った体験を交えると、より志望度の高さを伝えることができます。
事務職
続いて6つ目は事務職です。
事務職には「一般事務・営業事務・経理事務」の大きく分けて3種類ありますが、今回は1番採用数の多い一般事務向けの志望動機例文をご紹介します。
「志望動機は2点あります。1点目は、飲食店のアルバイト経験で培った事務作業能力を貴社にて発揮したいと考えているからです。アルバイトでは、基本的な接客に加え売上管理や電話対応などを中心に行っており、事務作業での能力が認められバイトリーダーに昇格しました。2点目は貴社の社員を第一に考える方針に共感し、内部から貴社を支えたいと思うからです。以上2点の理由から貴社を志望します。(185字)」
以上のように「事務能力のアピール」と「その会社である理由」の2点を必ず抑えるようにしましょう。
インターンと本選考の志望動機の違い
ここまで本選考の志望動機をご紹介してきましたが、インターンの志望動機と何が違うのでしょうか?
大きな違いは、本選考は「その”企業”を選んだ明確な理由」まで求められるのに対し、インターンでは「その”業界or職種”に興味を持った理由」で十分だということです。
なぜかというと、本選考は採用に直結するステップですが、インターンはあくまで学生に企業選びの1つの手段を提供しているにすぎないからです。
かといって企業側も、インターンで自社に興味を持ってもらい本選考に進んでもらうことを見据えているわけですから、全く興味を持たなさそうな学生を受け入れてはくれません。
そのため、その会社に志望した明確な理由はなくとも、その業界・職種に興味を持った背景をわかりやすく伝えることで、今後より志望度が高まる可能性を示唆する必要があります。
インターンの志望動機200字の例文:業界・職種
本選考とインターンの志望動機の違いがわかったところで、インターンの志望動機例文をご紹介していきます。
IT業界
1つ目はIT業界のインターン志望動機例文です。
「私は最先端のIT技術によって生活をより便利にすることに興味があるため貴社のインターンを志望しました。背景に、高校の情報の授業でExcelの関数を学んだ時「なんて便利な機能なんだろう」と感動した経験があります。最先端のIT技術で為せる効率化は上述したExcelとは比べ物にならないくらい複雑なものだとは思いますが、インターンシップで少しでも理解したいと考えています。(182字)」
このように200字程度のインターンシップ志望動機ではその企業に関してはあまり触れる必要がありません。
どうしてその業界、仕事内容に興味を持ったのかを明確に伝えることができれば問題ないでしょう。
不動産業界
2つ目は不動産業界です。
本選考の時と同じく、「不動産仲介・販売」向けの志望動機をご紹介します。
「私が貴社のインターンシップを志望する理由は、不動産仲介・販売の業務が夢を提供する仕事だと捉えており、魅力を感じたからです。なぜなら私は以前から引っ越し先や下宿先を選ぶ時、その後の生活に夢を膨らませながら選んでいました。法人の場合でも、自社の最も重要な基盤となる物件に夢や期待を乗せて契約をするという話を伺ったことがあります。このように夢を届ける魅力的な仕事をより理解したいと思い志望しました。(196字)」
不動産業界においても、上記のように仕事の魅力を自分なりに伝えると好印象を得ることができます。
広告業界
3つ目は広告業界です。
「私が貴社のインターンシップを志望する理由は、貴社の広告を見て広告の可能性を強く感じたからです。貴社は世間に全く知られていなかった○○社の○○に対して画期的な広告で世間の注目を集め、一躍人気商品にさせました。この背景には綿密な分析と議論があったと考えており、私はインターンシップに参加することでその一連のプロセスを体験してみたいと考えております。(172字)」
広告は世間に知られているものが多いため、エントリー企業の実際の広告に惹かれたという文脈にする方が伝わりやすいです。
アパレル業界
4つ目はアパレル業界です。
アパレル業界のインターンでは職種別で募集を行っていることが多いです。
その職種とは大きく分けて「企画・営業・販売」の3種です。
企画は商品開発や販売計画を行う部門で、営業は百貨店や小売店に自社商品を売り込む部門、販売は実際に店頭で接客しながらお客様に販売する部門です。
今回は比較的志望動機が重視される企画職のインターン志望動機をご紹介します。
「私は服のデザインで人々の気持ちをポジティブな方向に変えたいと思い貴社のインターンシップを志望しました。姉が結婚式で美しいドレスを着ているのを見た際、そのドレスを見ただけの私が心を動かされ、服の力を感じた経験が背景にあります。そのため、服を着るものが良い気持ちになるのは当然として、周りにも影響を与えることができるような魅力的な商品開発を行いたいと考えています。(180字)」
以上のように企画する上でどのような思いがあるのかを伝えられると、いかにやる気があるかを企業側が理解してくれるため効果的です。
志望動機200字の書き方
ここまで志望動機を10個ご紹介してきましたが、ここからは志望動機200字の書き方を重要な要素3つを取りあげて説明していきます。
志望理由
まず何よりも重要な要素が「志望理由」です。
志望動機の核となる要素のため、入念に考えて書く必要があります。
加えて、志望理由はあまり長々と書くのではなく、最初の70字程度で簡潔に入れ込みましょう。
就職活動でよく聞く「結論ファースト」という観点からも、志望理由は最初の1文で伝えることをおすすめします。
志望理由に至った背景
志望理由の補足となるのが「志望理由に至った背景」です。
こちらは誰にでも言えるような一般論ではなく、自分なりの経験や考えを取り入れることが重要です。
なぜなら、企業側も膨大なエントリーシートを読んでいるため、よく聞く一般論には飽き飽きしているからです。
少しでもちゃんと読んでもらえるように、オリジナリティあふれる経験を取り入れましょう。
ただ奇を衒ってあまりにも大げさな話であったり、嘘のようなエピソードを入れればいいというわけではなく、あくまで自分らしさが出たエピソードであれば十分なのでやりすぎには注意してください。
その企業でなければいけない理由
最後の要素がその企業でなければいけない理由です。
特に競合他社の多い業界の場合「他の企業でも良いんじゃないの?」と思われるような志望動機では通過することができません。
そのため入念に業界分析をしてその会社の強み・特徴は何なのかを把握することが重要です。
全体の流れとしては「志望理由(70字程度)→背景(70字程度)→その企業である理由(60字程度)」という感じになります。
インターンの志望動機の場合、「その企業である理由」は省いてもよく、その分背景で自身の経験を詳細に記述しましょう。
志望動機200字をうまくするには就活サービスを使おう
ここまで志望動機200字の書き方と例文を紹介してきましたが、志望動機を書くのって難しいですよね。
そもそも志望動機って思い付かないし、わかりやすい文書でアピールするのも難しい。
そんな時は志望動機を添削してくれるサービスを使いましょう。
志望動機添削を受けた人と受けてない人の差は一目瞭然です。
添削を受けてない人は、何を言っているかわからず読む気にもなりませんが、添削を受けた人は読みやすい上に、優秀そうに見えます。
以下でおすすめの添削サービスを紹介しているので、志望動機に自信がない方は使ってみてください。
【志望動機を添削してくれるサービス】
UZUZ新卒 | ES添削が受け放題。LINE、電話でいつでも相談可能 |
ココナラの志望動機添削サービス | 添削して欲しい人を選べる。キャリアのプロが多数登録 |
キャリアパーク 特別面談サービス | 就活を徹底サポート。最短3日で内定も |
志望動機なしで企業と出会う方法
ここまで志望動機に関して説明してきましたが、「志望動機書くの大変そう、、」と不安になった方もいるのではないでしょうか?
そんな方のために志望動機なしで企業から内定をもらう方法をご紹介します。
OfferBox
(出典:OfferBox)
1つ目の方法が「OfferBox」です。
こちらは上の写真でも記載されている通り、企業が学生のプロフィールを見てオファーを送る形式の就活サイトです。
これまでのように一つ一つの企業に対して志望動機を書かなくても、1度自分をアピールするプロフィールを完成させれば勝手に企業側から皆さんを選んでくれます。
非常に効率的で魅力的なサービスですよね。
実際に274,000人もの学生が登録しており、企業側も「経済産業省、ニトリ、資生堂、Microsoft、日産」のような大手企業からベンチャー企業まで幅広く9000社以上が登録しています。
スカウトと言えば、マイナビやビズリーチの就活サイトにおいても同様に企業からのスカウトを受け取ることができますが、そのようなスカウトは「一斉送信型」と呼ばれるもので学生個人の違いを考慮していません。
それに対しOfferBoxでは一人一人個別にスカウトを送信しているため、個人にフォーカスしたスカウトを受け取りたい方におすすめです。
少しでも気になった方は以下のサイトから登録してみてください!
企業からオファーが届く就活サイト「OfferBox」の登録はこちらから!
キミスカ
2つ目の方法は「キミスカ」です。
こちらも先ほどのOfferBoxと似たようなサービスで、学生がプロフィールや選考の状況を提示することで、企業からスカウトをもらうことができるサービスです。
魅力的なポイントとして業界最高レベルの適性検査があります。
この適性検査を受けると、自身のストレス耐性や価値観傾向などを探ることができ、自己分析の助けになります。
キミスカには「スカウト」の中にも「気になるスカウト・本気スカウト・プラチナスカウト」の2種類があるのが特徴です。
本気スカウトは1企業が1月に100通、プラチナスカウトは30通までしか送ることができないため、より本気度の高いスカウトを受け取りたい方におすすめです。
興味のある方は以下のサイトから登録してみてください!
まとめ
今回は志望動機200字の例文と書き方、そして志望動機を書かずとも企業と出会う方法に関してご紹介してきました。
志望動機の書き方は基本的にどの業界でも同じですが、アピールの仕方などが微妙に違うことを理解していただけたでしょうか?
また近年は最後に紹介したような魅力的なサービスもたくさんあるので、ばしばし活用していってください!