転職活動をしていて「最終面接までいけばほぼ合格!」「最終面接は顔合わせみたいなものだから落ちることはないよ」と耳にしたことはありませんか?
私も転職時にこの言葉を聞いて、安心してしまいました。「もう合格同然でしょ!」と思っていたら、最終面接後「採用を見合わせる」旨の連絡が届き呆然とした経験があります。
というわけで、結論から言うと、最終面接で対策をせず油断すると容赦なく落とされますので注意が必要です。そこで、今回この記事では、最終面接の合格率と落ちる理由について解説し、合格率を上げるためにやるべきことをご紹介します。
対策するのとしないのとでは、合格率が変わってきますので、最終面接へ進む方は必ず押さえておいてください。
転職最終面接はほぼ合格?ほぼ内定?合格率
転職最終面接の合格率は、約50%と言われています。転職は中途採用になりますので、1社が1度に募集する採用人数は新卒の時と比べると格段に少ないです。
求人数1名に応募が殺到することも少なくありませんので、かなり狭き門です。最終面接に進んでも、応募者の中で1番にならなければ、不合格となります。
最終面接まで進めばほぼ合格ということはありませんので、落ちても考えすぎないようにしましょう。
外資系と日本企業の違い
外資系と日本企業の転職最終面接での合格率は、外資系の方が高くなります。その理由には、選考フローが関係しています。
基本、外資系の選考フローはとても多く、幹部クラスの人材の採用ともなれば、通常の面接の2倍・3倍の手順を踏みます。
そこまでしっかりと厳しく人材を見極めますので、最終面接まで進めば、ほぼ合格と言っても過言ではないでしょう。一方、日本企業の場合は選考フロー数が少なく、一次面接からすぐに役員が同席する最終面接になることも少なくありません。
この場合は、対策しておかなければ不採用になってしまう可能性が高くなるのです。
転職最終面接はほぼ合格?落ちる理?知恵袋など
最終面接で落とされる理由は、
- 経験スキル不足
- 他応募者との比較
- ビジョンが見えない
- 価値観や働き方がマッチしない
以上の4つです。それぞれ詳しく解説します。
経験スキル不足
新卒と違って中途採用の転職では、経験やスキルを期待されます。
このスキルや経験や、「同じ業界で働いたことがあるか?」「資格があるか?」「業務経験」または「どのような結果を出してきたか?」に加え、「社会人としてのマナーやビジネススキルが備わっているか?」も重要視しています。
「未経験者歓迎」という求人を多いですが、それは業界未経験でもOKという意味で、社会人経験がほとんどない場合は、「育てるのに時間がかかる」と思われてしまいます。
異業種でもある程度経験があり、ビジネススキルが備わっていれば、他業種への転職も難しくはありません。
例えば、住宅設備や不動産の営業をしている人が、IT業界への転職を希望した場合、エンジニアとしての経験やスキルはありませんが、営業の経験はありますので、営業部の求人に受かりやすいでしょう。
基本中途採用は、即戦力を求めらえますので、最終面接で知識やスキル不足を懸念されると落ちてしまいます。
他応募者との比較
他の応募者との比較で不合格になるのも、落ちる理由の1つです。
中途採用の枠はそもそも少ないです。1名募集も少なくありません。また、応募数もそこまで多くはないでしょう。そうなると、数名の中から1番だと思う人材を選ぶことになります。
最終面接で他の応募者より自己PRできなければ、熱意を伝えることができず不合格になってしまいます。応募者があなた一人だけだったら、もしかしたら受ける確率は上がったかもしれませんが、他に応募者がいる場合は、どうしても比較対象となり優っている方が合格する厳しい世界です。
ビジョンが見えない
中途採用では、即戦力として活躍してくれることを希望しますので将来のビジョンが見えない人は、「向上心がない」「目標がない」「活躍する気がない」と思われてしまうでしょう。ポテンシャル採用する新卒の面接ではありませんので、転職での最終面接では経営者陣から具体的なビジョンや目標を問われることが多くなります。
それが企業の方向性に合っているか?も重要な判断項目です。
ビジョンや目標がない人は、採用側も評価できませんので最終面接で落ちる可能性が高くなります。
価値観や働き方がマッチしない
最終面接では、経営者陣とあなたの価値観や働き方のすり合わせが行われます。
価値観が合わなければ「すぐにやめてしまうかも」「活躍する機会がないかも」と判断し不合格となるでしょう。
例えば、残業が多い会社なのに「定時退社希望」などです。
様々な質問の中で、企業のカラーや企業理念に合うかどうかを経営者視点で見極めていきます。
転職最終面接の合格率を上げるためにやるべきこと
最終面接まで進んでいますので、ここで落ちるなんてもったいない!50%の確率で合格しますから、これからご紹介する対策で、合格率をさらに高めておきましょう。
転職最終面接の合格率を上げるために、やっておくべきことをご紹介します。
自己分析を深め自分の価値をアピール
最終面接では、経営陣にあなたを採用するメリットをアピールする必要があります。ですから、自己分析を深め、会社にどう貢献できるかを考えましょう。
人材が足らず求人を募集していますから、あなたを採用するベネフィットが見えれば、落とす理由がありません。「採用の決め手に欠ける」と思われないよう、熱意と価値をアピールしましょう。
自分の価値を100%相手に伝えるには、まず自分が自分を理解することが大切です。最終面接まで進んでいるあなたはすでに自己分析に取り組んでいると思いますが、今一度自分への理解度を深めておきましょう。
企業研究を怠らない
企業研究は最終面接当日まで行いましょう。企業の動きは思っているより早く、プレスリリースや社長&社員のブログ、SNSなどで新しい情報が出ている可能性があります。
企業の方向性やビジョン、新製品やサービスの発表などチェックを怠らないようにしておきましょう。
最終面接では「入社したらどのような仕事や業務につきたいか?」「業界内で多くの企業がある中どうしてうちを選んだか?」「5年後10年後のビジョンは?」といった質問が多くなります。収集した情報を関連付けて答えれば、面接する経営陣もあなたが入社し活躍する姿を想像してもらえるでしょう。
ココナラでプロにチェックしてもらう
自己分析と企業研究を深めたら、それを模擬面接でチェックしてもらいましょう。模擬面接の相手は、ココナラが便利です。
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転職最終面接で落とされた場合の対策
最後に、最終面接まで進んだのに落とされた場合の対策をご紹介します。
落ちたことを引きずらない
先ほど、最終面接の合格率は50%とお伝えしました。半分は落ちる可能性がありますので、まず重要なことは「引きずらないこと」。
落ち込み、悩むと、思考と行動が止まってしまいますので、引きずらず「よし!次!」と前に進みましょう。その場で立ち止まっていても、何も起こりません。
「今回はご縁がなかっただけ、次に縁のある企業と出会うため」と気持ちを切り替えて、転職活動しましょう。
スキルアップする
転職活動がうまくいかない時は、スキルアップするのもおすすめです。
例えば、未経験からIT企業に入社したい場合は、エンジニアの就職を支援するプロエンジニアが運営する「エンジニアカレッジ」などを利用して、無料でプログラミングを学べます。
また、国が再就職を支援する職業訓練(ハロートレーニング)などを利用して、資格・技術の習得も可能です。
このように、希望する仕事、業界に就くためにスキルアップするチャンスがいくつも転がっていますので、思い切ってチャレンジしてみるのもおすすめです。
資格取得や技術習得で、あなたの市場価値を高めていきましょう。
よかったらこちらの記事もご覧ください。
事務からエンジニア転職のメリットとは?転職する方法と必要な資格を解説!
まとめ
この記事では、転職の最終面節ほぼ合格?合格率や落ちる理由などを解説してきました。転職の最終面接はほぼ合格という言葉を信じると私のように痛い目にあいます。
しかし、最終面接に進んでいるということは、企業もあなたに期待し経営陣に最終判断して欲しいという段階なので、受かる可能性も高いのです。
入社したら会社にどのような貢献ができるか?をアピールし、それが伝われば、あなたを採用する決め手となり合格となるでしょう。
そのためにも、十分な面接対策や企業研究の深掘りを行い、油断しないように挑めば大丈夫です。
万が一落ちてしまった場合は、引きずらず気になる求人にはどんどん応募してみましょう。スキルアップして市場価値を高めるのもおすすめです。
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