「車が欲しいけれど、お金が無くて買えない。」
「新車にはなかなか手が届かない。」
など、経済的な理由で車の購入が難しい方はたくさんいらっしゃいますよね。
現在は車を購入しなくても、カーリースを利用することで安く車に乗ることができます。頭金等がかからず便利な反面、カーリースは新車を購入できないような貧乏人が使うサービスと言う声も多くなってきています。
こちらの記事では、カーリースを利用することによるメリットや、貧乏人が使うと言われている理由についてご説明します。
カーリースは貧乏人が使うからやばい・やめとけって本当?
便利な反面、「カーリースは新車を購入できないような貧乏人が使うサービスだ」と言う声も多くなってきています。まずはその理由についてご説明します。
40万円の頭金がいらないから
貧乏な人は車を一括購入するお金が無く、なかなか購入に踏み切れないイメージがありますよね。
車を自動車ローンや現金一括で購入した場合、頭金を支払う必要があります。
頭金は本体価格の20~30%が必要ですので、200万円の新車を購入する場合は40万円の頭金が発生することになります。
一方、カーリースではこのような頭金が一切発生しません。
それどころか、車の登録料や税金などもかかりません。
お金のない人は40万円の頭金を払うことができないので、カーリース=貧乏人のイメージに繋がっています。
月額料金が安い
カーリースが貧乏人向けのサービスだと言われている理由は、初期費用が安い点に加え、”月額料金が安い”という特徴もあげられます。
月額料金が安い理由は以下の2点があります。
①残価設定で車両本体価格が安くなる
残価とは「契約満了時に予測される市場価格」のことを言います。たとえば300万円の車両価格の車を5年間リースした場合、同時に5年経過後の市場価値を100万円と予測します。この100万円が”残価”と呼ばれるものになります。
カーリースでは、車両本体価格からこの残価を引いた価格を契約期間中に支払う必要があり、上の例では300万円から残価100万円を差し引いた「200万円」がその金額となります。
上記のとおり、カーリースの車両代金は、車両本体価格から契約満了時の残価を差し引いた金額のみなので、車両本体価格の全額を支払う一括購入よりも安くなります。
加えて、カーリースの車両価格は乗りたい期間分だけ支払うので余計なお金を払う心配がありません。これがカーリース料金の安さの理由の1つとなっています。
②長期で契約できる
カーリースの月額料金が安いと言われる理由は契約期間にも関係します。
結論から言うと、契約期間を長期で利用するほど月額料金が安くなります。
理由は、カーリースの毎月の月額料金は、カーリースにかかる総額を支払い回数(契約月数)で割って計算されているからになります。
同じ総額だったとしても、契約月数が長く支払い回数が増えれば、1か月あたりの支払い金額(月額料金)が安くなると言うわけです。
上記のとおり、車両本体価格から残価が差し引かれる上、契約月数が長いほど総額の車両本体価格を多く分割できるため、一括で購入した場合より安い料金で新車に乗れるようになるという点が特徴です。
ただし、車両本体価格を契約月数で割って月額料金を算出しているため、契約期間中の解約は違約金が発生する可能性が高いので注意が必要です。急な解約の可能性を避けるため、転勤や家族構成の変化がないかなどをしっかり確認してから契約するようにしてください。
最近では中途解約のリスクをカバーできるプランもありますので、心配な方はそういったプランも検討してみてくださいね。
比較的審査が通りやすい
一部のカーリースでは他のローンなどと比較しても審査がかなり甘いと言われています。
全てのカーリースが当てはまる訳ではありませんが、審査が甘いと言われる理由として以下の3つがあげられます。
①自社審査が可能
一部のカーリースでは、審査のハードルを下げ、可能な限り多くの顧客を獲得することでリース会社が儲かる仕組みがあります。それが自社審査と呼ばれるものになります。
自社審査とは、おのおの自社で顧客の審査基準をもうけ、自社で進める審査のことをいいます。
キャッシングローンのように審査部によって判断をされることがなく、各リース会社に直接判断が委ねられますので、各会社の判断で審査基準を甘くるすことが可能です。
カーリース会社は自社が儲けるためにたくさんの顧客獲得を目的としているため、他社審査では審査落ちするような内容も自社審査で通すことができるという点が自社審査のメリットと言われています。
たとえば、この後ご紹介するトヨタのKINTO(キント)などもこの制度を取り入れていると言われています。
②総量規制を受けない
カーリースは総量規制の対象外のため、借入の規制が緩いと言われています。
総量規制とは、主にキャッシングローン等で債務者に対して年収の3分の1を超える借入ができないようにする規制です。通常は金融会社からの過剰な貸付を防止するために設けられている制度になります。
カーリースはキャッシングローンでは無い為この総量規制を受けないので、審査に通りやすくなっていると言う点も大きなポイントです。
③照会機関が1つ
照会機関ごとに所有している金融情報が全て同じではないため、金融情報を照会する機関が少ないほど審査に通りやすくなります。
照会する機関が1つであれば、1機関分の情報だけをもとに審査が進められますので、照会機関が少なければ少ないほど比較的審査に通りやすくなります。
たとえばKINTOや定額カルモくんは照会機関が1つとなっており、比較的審査が通りやすいと言われています。
上記の3点の理由の通り、カーリースは一般的に審査が甘いと言われていますが、必ず通るという訳ではありません。不安な方はオンラインで手軽に受けられる「お試し審査」を提供している会社もありますので、まずは試してみてはいかがでしょうか。
同一契約者の2台目の所有が可能
カーリースでは同一の契約者が2台目の申し込みを行うことが可能で、家族の中で1人の名義だけで2台目のカーリースの契約を行うことが可能です。
また、もちろん審査に通過することが必要となりますが学生や専業主婦・パートやアルバイトであったとしても、カーリースであれば契約できる可能性がかなり高いです。
車を保有するためのハードルがローンなどと比べて比較的低いという点も、カーリースは貧乏人が利用するサービスだと言われる大きな理由になりそうですね。
ただ、カーリースの車は原則カスタマイズやドレスアップすることが禁止されています。ですので、ご自身の好きな内装やデザインにすることは原則不可能となっています。
契約満了時に現状回復できるレベルのETCやカーナビの取り付けであれば可能な場合もあるので、契約時に相談してみてくださいね。
貧乏人は嘘?お金持ちもカーリースを使う理由
先述したとおり、カーリースは貧乏人向けのサービスに思う方も多いかもしれませんが、実は富裕層にも利用者が多いことはご存じでしょうか?
実は近年高級車リースの取り扱いも増えてきており、お金持ちが利用することも多くなっております。
こちらではお金持ちな人でもカーリースを使う理由についてご紹介します。
乗り換えがしやすく便利だから
車を購入した場合、中古車として売るにしても廃車にするにしても、すべて自分で手続きをしないといけないのが大変ですよね。一方、カーリースの場合は契約満了時に車をリース会社へ返却するだけで大丈夫です。その後の必要な手続きはすべてリース会社が行ってくれます。
色んな車に乗りたいお金持ちな方にとって、高級車を次々現金購入して乗り換えるのは色々な手間が発生してしまいますが、リースで3年や5年などの短期間のプランを選べば、使う期間に応じた利用料を支払うだけで手軽に好きな車への乗り換えができます。
また、同じ車に乗り続けたいときは再度同じ条件でリースしたり、新しい車が気になる方は返却して違う車に乗り換えるなど、契約満了時に状況に合わせて色々な選択肢から選べる点も大きなメリットです。
手続きが楽
カーリースは、見積もりから購入、納車までの手続きが全てネットで完結します。
通常、自動車を購入する際は店舗を周り、ディーラーと話して決めなければならず、納車まで面倒なやり取りが多いですよね。
しかし、カーリースを利用すれば、移動せずとも自宅でじっくりと購入する自動車を選ぶことができます。オンラインで料金シミュレーションもできるので、メーカーや色、車種などを自宅で心ゆくまでじっくり比較検討ができる点も大きなメリットです。
お金持ちは無駄な時間を削りたがるので、カーリース を選ぶ人もいます。
全額経費にできる
法人や個人事業主の方はカーリースの月額料金を経費として算出可能ですので、節税することができます!
”個人事業主の経費処理では、購入金額が10万円以上で一定期間以上使えるものは「固定資産」としてカウントされます。固定資産は時間の経過とともに価値が減少していくため、購入金額を耐用年数で分割した金額を、年ごとに経費計上する「減価償却」を行う必要があります。”
車を一括購入した場合、その車の耐用年数は新車か中古車かによって法律で定められており、普通車の場合は6年、中古車の場合は4年かけて経費に計上していくことになります。
一方カーリースであれば月々のリース料をすべて経費として計上できるため、減価償却額を計算する手間がかからず、法人や個人事業主にとってはかなりの節税効果が期待できるのが大きなポイントです。
ただ個人事業主の方がカーリースの商用車をプライベートの用事で使用した場合、プライベートで使用した分については経費として計上することができず、商用利用した分だけ経費計上する必要があることに注意が必要です。
出典:カーリースを個人事業主が活用するメリットを徹底解説 _ おトクにマイカー 定額カルモくん
おすすめカーリース!良かった体験談が多い業者
カーリース契約では、頭金や諸経費などの初期費用がかかりませんので、資金面で自動車の購入を悩んでいる場合や、色々な種類の車に短期間で乗りたい場合はカーリースがおすすめです。
また、車の乗り換えがしやすい点やネット完結で契約ができる点もカーリースの大きなメリットです。カーリースの月額料金には、車検や税金、メンテナンスなどの維持費があらかじめ含まれており、自動車に詳しくない方でも、リース会社側にメンテナンスなどを任せることができます。
ここからは、おすすめのカーリース会社をご紹介しますので、カーリースを検討している方はぜひ参考にしてみてくださいね。
①MOTAカーリース
「MOTAカーリース」は業界大手のオリックス自動車株式会社が車両の調達からリースの審査を行っており、安心してリース契約することができます。
また、「圧倒的価格宣言!」で業界最安値に挑戦しており、リース料金が他店より高かったら相談することも可能です!
カーリースなのに走行距離制限がなく、カスタムできるといった特徴もかなりポイントです。
国産メーカーに加え「レクサス」も選べるため、高級車に乗りたい方にはぴったりのサービスとなっています。
さらに、契約満了後に車両をもらえるオプションもありますので色々カスタマイズしたい方や遠出が多い人も安心ですね。
下記のような方にはMOTAカーリースをおすすめします。
- 車を好きなようにカスタマイズしたい
- 長期契約により、安い月額費用で車に乗りたい
- 契約満了時に車をもらいたい
- 車の利用頻度が多く、たくさん距離を走る
リース期間 | 5年・7年・11年 |
選べる車種 | 国産全メーカー・全車種・全グレード |
月額料金に含まれるもの | 車両本体価格自動車税(種別割)自動車重量税環境性能割自賠責保険料登録諸費用仲介手数料 |
走行距離制限 | なし |
任意保険 | なし |
②KINTO
「KINTO」はトヨタ車とレクサス車の新車のみを扱うカーリースです。
KINTOのポイントは、月々の支払いに任意保険や車検代、メンテナンス費なども含まれている点です。
他のサービスだと、一見安く見えても任意保険と車検などのメンテナンス費をつけると結果的に高くなってしまうこともありますが、KINTOは駐車場代とガソリン代以外は全て月額料金に含まれているため、急な出費を避けることができます!
解約金フリープランなど、大手のリース会社ならではのリスク対応プランがあるのも魅力の一つです。
万が一の事故の際も、ロードサービスがついているため色んなリスクが心配な方には安心して利用できるのではないでしょうか。
車の維持費を抑えてお得に乗りたい、トヨタの新車に乗りたい!という方はKINTOがぴったりです。
リース期間 | トヨタ車:3年・5年・7年レクサス車:3年 |
選べる車種 | トヨタ・レクサスの人気車種 |
月額料金に含まれるもの | 車両代金、登録諸費用、各種税金、自賠責保険、車検代、メンテナンス代、任意保険料など |
走行距離制限 | 3年:54,000km5年:90,000km7年:126,000km |
任意保険 | 月額に含む |
審査に通ってから契約するかを決めることもできますので、まずは無料で審査を申し込んでみてはいかがでしょうか。
③定額カルモくん
「定額カルモくん」では、自分にあった車両をスタッフがお勧めしてくれます!
また、自宅や会社などの指定場所に納車してくれるので、全ての手続きがオンラインで完結します。
カーリース契約の懸念点の一つである走行距離制限については、月々の月額料金にプラス500円を追加で支払う「乗り放題オプション」を契約すれば、契約満了時に追加料金0円で車両をもらうことも可能です!
メンテナンスプランは補償範囲の広さに応じて「プラチナ」「ゴールド」「シルバー」の3つから選択でき、メンテナンス費用や車検代を含めても月額10,000円台から新車に乗ることができます。
また、1年単位で契約できるので、1年間実際に乗ってみてからご自身のタイミングでやめることも可能です。途中解約ができないことに不満を感じる方にもおすすめですね!
コストパフォーマンスはもちろんですが、メンテナンスなどサポートの手厚さを重視したい方も安心して利用できます。
リース期間 | 1年~11年まで、1年単位でリース期間を選べる |
選べる車種 | 国産全メーカー・全車種・全グレード |
月額料金に含まれるもの | 車両本体価格自動車税(種別割)自動車重量税環境性能割自賠責保険料登録諸費用仲介手数料 |
走行距離制限 | ・1,500km/月・+500円で乗り放題プラン(7年以上の契約) |
任意保険 | なし |
ネットから申し込むことで割引になるネット割や各種キャンペーンを実施している事が多いので、実際にサイトでチェックしてみてくださいね!
④SOMPOで乗ーる
SOMPOで乗ーるは、SOMPOホールディングスとDeNAが運営するカーリースです。
国産車だけでなく輸入車も自分の好みに合わせて自由に選ぶことができる点が魅力の一つです。
さらに珍しい特徴は、リースしている車両を同社が運営している「Anyca(エニカ)」という個人間カーシェアサービスで貸し出すことが可能です!
自動車を使用しない時間帯にカーシェアとして貸し出すことで、日々の費用負担を削減できるのはとても嬉しいですよね。
また、万が一の事故に備え、損保ジャパンの任意保険をリース契約に組み込むことも可能です。
以下のような方には「SONPOで乗ーる」がお勧めです!
- 国産車だけでなく、外国産車も乗りたい
- 任意保険をリース契約内にに組み込みたい
- 車の使用頻度が少ないため、個人間カーシェアで費用を浮かしたい
リース期間 | 3年・5年・7年・9年 |
選べる車種 | 国産・輸入車どれでも新車で選べる |
月額料金に含まれるもの | 車両本体価格、登録諸費用、各種税金(自動車税、重量税、自賠責保険料)、契約期間の車検やオイル交換メンテナンス費用、自動車保険など |
走行距離制限 | 1,000km・1,500km・2,000km・3,000kmから選択 |
任意保険 | 損保ジャパンの任意保険をリース契約に組み込める |
キャッシュバックされるキャンペーンなどを定期的に実施していますので、ぜひサイトをチェックしてみてくださいね。
まとめ
こちらの記事ではカーリースについてご紹介しました。
維持費や月々の支払額を抑えられるという点から、近年カーリースが人気を集めています。
ただ、契約によっては、残価精算や途中解約金が高額になる場合があるので
ご自身のライフスタイルや利用シーンに合わせて、入念に契約条件の確認を行うようにしてくださいね。えたい時の条件などをしっかり確認するようにしてくださいね。
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