新卒未経験でもWeb系エンジニアになれる?実現するためにやることは?

新卒未経験でもWeb系エンジニアになれる?実現するためにやることは?

アプリ開発やホームページ制作を行うWeb系企業は中小ベンチャーが多い傾向があります。就活の流れは大学3年の夏のインターンで内々定が下りて、就活が解禁されたら本内定という流れが一般的。

ただ、インターンは基本的にプログラミングができる理系学部の学生が対象です。そのため、プログラミング未経験の人はインターンに参加するのは難しく、Web系企業への就活も不利といえます。

それでも、文系をはじめとする大学でプログラミングを学んでいない学生の中には、

・アプリ開発やホームページ制作がしたい

・これから需要が上がるであろうプログラミングを仕事にしたい

と思っている人もいるでしょう。

そこで本記事では、

・新卒未経験でもWeb系エンジニアに就職できるかどうか

・新卒未経験でもWeb系エンジニアになる方法

・おすすめの就職エージェント

を紹介します。

新卒でWeb系エンジニアに就職するのは難しい?

新卒でエンジニアを目指すこと自体はそれほど難しくありません。しかし、Web系エンジニアとなると話は変わってきます。

Web系業界とは、ホームページや通販サイトなどを制作する業界を指します。Web系企業は、中小企業が圧倒的に多く人員も少ないため、未経験者を育てる余力がありません。新卒でも即戦力が求められ、プログラミングが全くできない状態でWeb系エンジニアを目指すのは、かなり難しいでしょう。

しかし、Web系企業でも未経験OKの求人は存在します。この場合は「実務未経験」を指すのであって、Web系エンジニアとして働いた経験はないけれどもプログラミングができる人のみが対象です。

したがって、新卒未経験からWeb系エンジニアを目指すなら、就職活動を始める前にプログラミングを学ぶのが一番の近道と言えるでしょう。

Web系エンジニアに就職するために新卒でもできること

先述の通り、新卒未経験でもWeb系エンジニアを目指すのは不可能ではありません。そこで就職活動を始める前にできることを確認していきましょう。

プログラミングを学ぶ

まず最低限やっておかなければいけないのが、プログラミングの学習です。先ほど解説したとおり、Web系企業の応募条件は一切知識がない状態の「完全未経験」ではなく、プログラミングを仕事で使ったことはないけれども、知識はあるという「実務未経験」が基本。

そのため、プログラミングができないのは論外です。プログラミング学習サイトや書籍を使って独学で学んだり、プログラミングスクールに通ったりして、知識を身に着けましょう。

それに大学の勉強とは別にプログラミングの勉強もしているとなれば、未経験でも本気でWeb系企業を目指しているアピールにもなります。

「入社してからプログラミングを学びたい」という学生と、「すでにプログラミングを学んでいてこんなものが作れる」という学生なら、後者の方が志望度が高いと捉えられるでしょう。

Web系エンジニアになりたい理由を明確化

どうしてWeb系エンジニアにこだわるのか理由を固めましょう。

Web系エンジニアになりたい理由の例は以下の通りです。

・自分も人に何かを発信したり、困りごとを解決したりできるツールを作ってみたい

・あえてプログラミング以外にも幅広いスキルが求められるWeb系業界で、スキルを磨きたかった

・プログラミングだけでなく、デザインにも挑戦してみたい

など

志望動機は人それぞれなので、自分がどうしてWeb系エンジニアを目指そうと思ったのか、きっかけを思い出したり自分が今できることを洗い出したりして、志望動機を明確化しましょう。

ポートフォリオの作成

ポートフォリオは業界によって意味合いが変わりますが、IT業界においては、「自分のスキルを示すもの」を指します。

簡単に言えば、ポートフォリオとは自分が今までに作ったホームページなどをまとめたものです。制作物が少ない場合は、自分が制作したホームページもしくはアプリケーションそのものを、ポートフォリオとして提出してもよい企業も存在します。

やはり自分の実力をアピールするには、自分の作品を会社に見せるのが早いです。アプリの例としては、レシピの検索アプリや、一定時間が経過したらブラウザが閉じるアラームなど。

「インターネットでレシピを探しているときにコミュニティサイトのレシピばかりで信用できる企業のレシピが出てこない」「パソコンを使っていると動画サイトばかりを観てしまって作業に集中できない」など、日常でちょっとした不便を感じることはあるでしょう。

このような今までに感じた「不便」を洗い出し、それを解決できるホームページやアプリケーションを作ってみましょう。

Web系エンジニアになりたい新卒におすすめな就活エージェント

新卒でWeb系エンジニアを目指すとなると、自力で就活を進めるだけでなく、就活エージェントによるサポートも受けた方が良いです。就活エージェント活用することで、就活のプロによる客観的な意見を取り入れられ、よりスムーズにWeb系企業への就職が決められるでしょう。

ここでは、Web系企業を目指したい新卒におすすめの就活エージェントを3社紹介します。

レバテックルーキー

出典:ITエンジニアを目指す新卒学生向け就活エージェント|レバテックルーキー

Web系企業の中でも特にベンチャー企業の求人を多く取り扱っているのが、レバテックルーキー。ハイクラス案件も多く取り扱っている、転職エージェントレバテックの系列の就活エージェントです。

新卒エンジニアの初任給は19万円〜21万円程度が相場。レバテックルーキーでは初任給25万円以上の高待遇な求人も多く取り扱っており、学歴やエンジニアとしての実力に自信がある人におすすめのサービスです。

ただし、レバテックルーキーは大学の情報系学部を卒業していることが前提。そのため、プログラミングスクールでプログラミングを学んだだけの人だと少し不利になると理解しておきましょう。

レバテックルーキーはこちら

キャリアチケット

出典:キャリアチケット

「量より質」がコンセプトの就活エージェントがキャリアチケット。就活では、気になる業界の企業にたくさん応募して、内定が取れた企業の中で最も良いと感じたところに就職するのが一般的です。

それに対してキャリアチケットでは、カウンセリングを重視し、キャリアや社風などについてじっくり考えたうえで、あなたに合った企業を紹介してくれます。そのため、紹介企業数は平均5社と少なめ。その分自分に合った企業が厳選されており、大学で忙しくても効率よく就活を進められます。

求人を自分でチェックできないのが難点ですが、希望に沿った求人を紹介してくれるので、プログラミングスクールでプログラミングを学んだ未経験者もWeb系企業に就職できる望みはありです。

キャリアチケットはこちら

JobSpring(ジョブスプリング )

出典:JobSprimg

サイト上にて、コラムなどの情報発信も頻繁に行っており、幅広い業界の就活に対応しているのがJobSpring。こちらも求人内容をチェックさせてもらえませんが、常時1,000社以上の求人を取り扱っており、紹介してもらえる会社数も多いと口コミが多数ありました。

しかも、JobSpringは内定後のサポートもあり。そのため、入社後職場が合わない気がするなどといった相談にも乗ってもらえます。フレンドリーで学生との距離が近いキャリアカウンセラーが多い印象です。

ただし、カウンセラーの中にはタメ口の人もおり、人によっては距離感が近すぎると感じるかもしれません。好き嫌いが分かれやすいサービスなので、とりあえず一度利用してみてから、合うか合わないか決めると良いでしょう。

JobSprimgはこちら


プログラミング未経験からのエンジニア就職はGEEK JOBがおすすめ

出典:GEEK JOB

プログラミング未経験でWeb系企業を目指すのはなかなか大変です。しかし、どんな業界であれ、一度IT業界に入ってしまえば、後はエンジニアとしての実力次第でWeb系企業やゲーム会社など様々な会社に転職できます。

そこでおすすめするのが「GEEK JOB」です。GEEK JOBはオンライン形式のプログラミングスクールで、GEEK JOBから紹介された会社へ就職すれば受講料が無料になります。お金にまだ余裕のない学生からすると、ありがたいサービスですね。

紹介される企業はエンジニアを派遣するSIerが大半です。Web系企業と比べて条件が悪く感じるかもしれませんが、SIerでもとりあえずIT業界に入って1〜3年経験を積めば、未経験からWeb系企業を目指すよりも圧倒的に目指しやすくなります。

プログラミングスクールは受講料が高いのが難点。特にプログラミングスクールに通うお金が無い学生は、多少遠回りにはなるものの、GEEK JOBでまずエンジニアになってから、Web系企業を目指すのも一つの手です。

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まとめ

Web系エンジニアは、即戦力が求められます。新卒でもある程度のプログラミングスキルが必要なため、大学でプログラミングを専門的に学んでこなかった学生は不利です。

プログラミングスクールは受講料が高く、学生からすると厳しい金額かもしれませんが、プログラミング経験が全く無い状態から、実務で通用するレベルまでのスキルを独学で身につけるには限界があるので、可能な限りプログラミングスクールに通って知識を身に着けてから就活に臨む方がよいでしょう。

また、IT業界自体は未経験者も積極的に採用しています。まずは、プログラミング経験が一切無い人でも就職可能な業界で力をつけてから、Web系企業への転職を目指すのもアリです。

就活期間までどれだけ時間があるか、どれだけお金に余裕があるかなどを考え、自分に合った手段でWeb系エンジニアを目指してください。

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