コンテンツマーケティングの成功は、Googleなどの検索エンジンに上位表示できるかが、1つのキーポントとなっていますが、苦戦しているWEB担当者も多いのではないでしょうか。
現在のグーグルなどの検索エンジンの上位表示には、Googleが掲げる10の事実にあるようにコンテンツの充実が最重要課題。ユーザーに焦点を当てたSEO対策が必須の施策となります。
Googleのアルゴリズムは日々精度をあげ、以前のようなSEO対策では、逆効果になることも多いため注意しなければなりません。
そこで、この記事では、コンテンツを上位表示させる効果的なSEO対策をご紹介します。同時に、絶対にやってはいけないことも解説していますので、SEOにチャレンジされる方は、ご一読ください。
コンテンツマーケティングで上位表示を実現するためにやるべきSEO対策
コンテンツを上位表示させるには、Googleからの評価を上げるSEO対策が重要です。上位表示に必要なSEO対策をご紹介します。
タイトルに対策キーワードを入れる
コンテンツのタイトルは検索順位とクリック率に直接影響があります。
タイトルとは、タグで言えば<title>この部分</title>です。
タイトルは、ユーザーが検索結果画面からクリックするかの判断材料になり、非常に重要です。
この後は、タイトルに効果的なSEO対策を3つご紹介します。
キーワードは左側が鉄則
タイトルには、上位表示したいキーワードを含め、優先順位の高いキーワードほど左に設置しましょう。
左側に設置することで、検索エンジンの評価も上がります。
例えば、この記事のタイトル「コンテンツマーケティング上位表示に効果的な最強のSEO対策4つ!」ですが、狙っているキーワードは、「コンテンツマーケティング 上位表示」です。
急いでいるユーザーは、タイトルの左側部分だけをチェックしクリックする傾向が強いです。ユーザーに「探している答えがこの記事にはある」と思ってもらえるように、キーワードは左側に寄せましょう。
タイトルの文字は30〜35文字以内に
検索結果に表示されるタイトルは、表示できる文字数に制限(30〜35文字)があります。
実際に検索してもらうとわかるのですが、制限を超えた分は省略されてしまいます。
タイトルは検索エンジンやユーザーにとってコンテンツ内容を判断する目安になるため、30〜35文字前後を意識するといいでしょう。
コンテンツに含まれるワードを使う
タイトルはただキーワードを羅列すればいいというわけではありません。記事に含まれるトピックにあったキーワードを使うとより効果的です。
仮に、検索順位1位を取れなかったとしても、魅力的なタイトルでユーザーに興味を持ってもらえれば、クリックされる確率は高まります。
hタグを整理する
hタグとは、いわゆる「見出し」と言われる部分です。
HTMLでは以下のように記述します。
<h1>大見出し</h1>(最も重要なキーワード)
<h2>中見出し</h2>
<h3>小見出し</h3>
<h1>大見出し</h1>は、記事のタイトルです。
中見出し、小見出しは、↓この部分です。
見出しは、MECEを意識し、記事のテーマに関連する単語を多く盛り込むことで、検索エンジンに評価されやすくなります。
MECEとは、ロジカルシンキングの真髄と言われ、もれなくダブりない状態をいいます。
記事の中に、似ている内容や項目があるとダブっている状態で、ユーザーが混乱します。また、Googleは網羅性を評価しますので、抜け落ちている情報がないように記事を作成しなければなりません。
以下の目次のように、情報がもれなくダブりもない状態が理想の見出しです。
上位表示したいキーワードを中見出し(<h2>)に盛り込むことで、上位表示される可能性が高くなります。
検索意図に合った記事を書く
コンテンツマーケティングは、ユーザーの検索意図を深掘りし、ニーズに合わせたキーワードでコンテンツ制作を行うことが大事です。
検索意図とは、ユーザーがどうしてそのキーワードで検索し、何を求めているのかという消費者の心理のこと。現在のSEOは、ユーザーに焦点を当て検索意図を捉えた、有益なコンテンツを作成することが、上位表示できます。
例えば、「沖縄県 犬連れOK カフェ」というキーワードの場合、検索したユーザーの意図は、「沖縄県で犬連れOKのカフェが知りたい」ということになります。
このキーワードで検索上位を狙う場合は以下のポイントを押さえましょう。
- 沖縄県で犬連れOKのカフェをライバルより広い範囲で紹介する
- 沖縄県で犬連れOKのカフェの実際に行ってみたレビューなどオリジナルの情報を追加する
- ライバルよりも濃い内容で書く
ユーザーが気になるトピックはできるだけ網羅して書きます。
沖縄で犬連れOKカフェを探している方は、きっとメニュー内容やテラス席があるか?営業時間は?、周辺の環境、駐車場の有無、ロケーションなどが気になるはずです。
カフェの紹介だけではなく、それらの情報も詳しく解説していると、ユーザーの疑問は解決でき、満足度も上がります。また、レビューや体験談を入れることで、オリジナルの情報となり、差別化できます。
記事を書くときは、常にユーザーの検索意図を考え「何が知りたいか?」をわかりやすく解説するように意識しましょう。
読者の知識レベルに合わせる
コンテンツは、情報が正しく、詳しく書かれていることだけでは、上位表示できません。「ユーザーが読んでいるか?」「理解できるレベルで書かれているか」も重要なポイントです。
品質のいい記事を目指すには、ユーザーが読みやすく理解しやすいように、読者の知識レベルに合わせて書く必要があります。
例えば、初心者用のノウハウ記事で、専門用語を用いて説明するのはわかりづらく離脱を招きます。逆に、上級者に基礎的な情報を提供しても物足りず、意味がありませんよね。
例えば、SEOのノウハウ系記事を書く場合、
初心者は「SEOとは?」から説明していきます。しかし、上級者はすでにSEOが何か知っていますので、初歩的な説明は必要ありません。
知識レベルに合わせて書くことで読んだ人が「自分のために書かれた記事だ!」と共感し支持されやすくなります。
上位表示を実現するためにコンテンツマーケティングでやってはいけないこと
次に、上位表示するために、やってはいけないNG行動を解説します。
低品質の記事を量産する
数年前までのSEOでは、記事の内容が浅くてもキーワードを羅列していれば上位表示されることもありました。
しかし近年、Googleでは、「ユーザーの検索意図にマッチした内容」「質の高い記事」を重要視する傾向にありますので、品質の悪い記事をいくら量産しても効果は見込めません。それどころか、まったく評価されず最悪、圏外に飛ばされるリスクもあるでしょう。
- ユーザーにとって必要な情報がライバルより濃く書かれている
- 情報量が多くても読みやすい構造
- 体験談やレビューなど独自性のある記事
上記3つを意識して、質の高いコンテンツ制作を目指しましょう。
hタグを整理・意識しない
先述した通り、hタグの整理は、ユーザーと検索エンジンの評価を得るのに必要な作業です。「hタグだけ見れば内容がわかる」「hタグだけ読んで答えが見つかった」このような状態まで整理して、ユーザーの読む労力を最小限にしましょう。
「それでは読んでもらえないのでは?」と心配になる方もいらっしゃるかもしれませんが、大丈夫です。そもそも、読者は最初から最後までじっくり読むことは珍しく、ざっと見出しだけ見て、「必要な情報だけを受け取りたい」と思っています。
ですから、「hタグだけ見たら内容がわかります」くらいに整えておく方が、逆に読んでもらえます。
タイトルとコンテンツが一致しない
タイトルにキーワードを意識するあまり、コンテンツの内容とタイトルにズレが生じる場合があります。
「簡単にできるバーベキューレシピ」とタイトルにはあるのに、実際には「バーベキューの準備や火の起こし方」などが中心に書かれ、最後の方に少しレシピの紹介がある記事は、タイトルと内容が一致せず評価されにくいです。
ユーザーは記事を上からスクロールしてチェックしますが、基本読んでいるようで読んでいません。必要な情報だけを探し、あとはスルーしています。目的の内容が目につかなければ再び検索エンジンの画面に戻り検索を再開します。
これではユーザーの離脱につながり、離脱率が上がれば、サイトの評価が落ちてしまうので要注意です。
自分が伝えたい情報を書く
コンテンツ制作において、企業が伝えたい情報を書くのは厳禁です。その理由は、企業が伝えたいこと=ユーザーが知りたい内容ではないからです。
皆さんもよく知らない人からいきなり物を進められても、購入しようとは思いませんよね。
しかし、すでに信頼関係ができている人からの情報は、興味がわくでしょう。
情報が溢れた現代では、消費者も必要な情報を選んで受け取るようになりました。自社製品の過剰なアピールは広告と認知され、嫌われてしまいます。
コンテンツマーケティングの極意は「売らずに売れる!愛されるマーケティング」です。自社製品に関連するキーワードで、ユーザーが求める情報を提供し続けることに意味があります。
「こんな有益な情報を無料で定期的に配信してくれるなんて!」「ここにくれば絶対にわからないことが解決する」そう思われてファン化してもらうことが目的です。
自社が伝えたいことは一旦封印し、ユーザーファーストで価値ある情報を発信していきましょう。
上位表示を実現できる!btobに強いコンテンツマーケティング業者
ここまで読んできて「やっぱり価値あるコンテンツ制作に自信がない」「頭ではわかったけど実践できない」と思う担当者も多いでしょう。
専門的な知識と経験が必要になるSEOに特化したコンテンツは、そう簡単に作れるものではありません。
しかし、安心してください。コンテンツ制作は、丸ごと外注出来ます。
外注内容は、記事作成だけ、メディア制作と運営フルサポートなど、予算によっても様々です。中には、低予算からスタートできる代行会社もいます。
この記事では、btob企業におすすめするコンテンツマーケティング業者をいくつかご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ハピスキ
合同会社ハピスキは、SEOに特化したコンテンツマーケティングコンサル会社です。BtoB商材のコンテンツマーケティングを得意としています。
在籍するコンサルタントは、オウンドメディア立ち上げから5ヶ月で37万PVを達成、数百万PVのオウンドメディアの編集長や、優秀なライターが在籍しています。
コンテンツ制作だけではなく、数字に基づいた分析や改善提案も専門的な知識に長けています。狙ったキーワードを数日から2ヶ月で上位表示させるなど、実績も豊富です。
ハピスキでは、コンテンツマーケティングを低予算から始めるスモールスタートをおすすめしています。最初から多くの予算投入するのではなく、リスクを抑えて始めることができます。
株式会社才流
株式会社才流は、マーケティングのコンサルティングサービスの会社です。BtoB企業の営業や法人営業のデジタル化とオンライン化をサポートしています。
戦略からコンテンツマーケティングの実務代行、メディア制作などを依頼できます。
btob企業に特化していますが、多少初期費用が必要です。予算に余裕がない場合は、他の代行業者をおすすめします。
シンフォニーマーケティング株式会社
シンフォニー株式会社はBtoBマーケティングに特化したサービスを提供する会社です。コンテンツマーケティングに関するセミナーも開催しています。
創業から25年、BtoBのマーケティングをサポートしており、豊富な実績と知識が魅力です。
コンテンツマーケティングのほか、顧客管理やマーケティングプラットフォームサービス「DBFocus」の提供など幅広い事業展開をしています。
まとめ
この記事では、コンテンツマーケティングを成功に導く、コンテンツを上位表示させる効果的なSEO対策をご紹介しました。
コンテンツを上位表示するには、適切なSEO対策とユーザーの検索意図に合わせた価値のある情報を提供し続けることが重要です。
コンテンツのタイトルやhタグの整理は、難しいものではありませんので、必ず意識しましょう。コンテンツマーケティングの効果をより高めたい場合は、コンテンツマーケティングを得意とする代行業者を利用してみるのもおすすめです。
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