「お金で買えない価値がある。買えるものはMastercard®で」
このキャッチコピーで有名なマスターカードは、世界シェア第2位のクレジットカード国際ブランドです。
有名なブランドだけれど、いざクレジットカードを作るとなると
- マスターカードのメリットやデメリットはある?
- VISAより使える店舗数が少ないの?
といった疑問をもつ人も多いと思います。
そこでこの記事では、クレジットカードを作るときにマスターカードを選ぶメリットとデメリットを解説します。
そしてその上で、マスターカードにおすすめのお得なクレジットカードもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
不便?マスターカードのデメリット
ここでは、マスターカードのデメリットをご紹介します。
マスターカードのデメリットは、
- シェアがVISAには劣る
- プロパーカードがない
という点です。
具体的にどんなデメリットがあるのかを見ていきましょう。
シェアがVISAには劣る
マスターカードの世界シェアは、VISAに次ぐ第2位です。
VISAの世界シェアが約65%であるのに対し、マスターカードは約33%と劣ってしまいます。
もちろんマスターカードも世界中で利用できますが、決済可能なお店の数を見てみると、VISAの方がやや多いと言われています。
しかし、どちらも利用可能店舗数は8,000万店を超えているため、基本的には世界中の多くの国や地域で利用できることに間違いはありません。
日本だけで見てみると、決済可能な店舗数はVISAとほぼ同じなので、日本での利用がメインの人にとっては、大きなデメリットにはならないでしょう。
プロパーカードがない
プロパーカードとは、国際ブランドが独自に発行するクレジットカードのことですが、マスターカードにはプロパーカードがありません。
マスターカードは、決済システムを運営し、ブランドのライセンスを各クレジットカード会社に提供しているのです。
プロパーカードのメリットは、ステータス性が高いことです。社会的地位を大切にする人にとっては、プロパーカードがないことはデメリットとなります。
VISAにも同じく、プロパーカードはありません。
しかし一方で、JCBやアメリカン・エキスプレスなどの国際ブランドはプロパーカードを持っているため、プロパーカードを持ちたい人におすすめです。
マスターカードのメリット
次に、マスターカードのメリットをご紹介します。
マスターカードのメリットは、
- 世界中で安心して使える
- 会員専用の特典プログラムがある
- コストコで利用できる
の3点です。
それでは1つずつ解説していきます。
世界中で安心して使える
マスターカードは世界210を超える国や地域で利用でき、その加盟店が8000店を超えています。
特にヨーロッパ圏での利用に強いといわれており、ヨーロッパへ旅行や留学で行くという人にはおすすめです。
利用できる地域や店舗が多いだけでなく、安全面でもレベルが高いため安心して利用できます。
マスターカードは国際基準のセキュリティ技術を使っており、国内・海外を問わずタッチ決済が可能です。
タッチ決済がセキュリティ面で優れている理由は、カードを第三者に渡すことなくスピーディーに決済を済ませられる点や、暗証番号を見られる心配がない点などです。
カードの裏面に書かれた氏名やセキュリティコードが盗み見られるリスクが減るため、安全です。
会員専用の特典プログラムがある
マスターカードでは、「プライスレス・シティ」という会員限定の優待プログラムを利用できます。
プライスレスシティとは、名前の通り、お金では買えない価値のある体験やサービスを受けられるというものです。
ニューヨークやロンドン、北京、香港など世界各国でさまざまな体験ができます。
もちろん日本でも「Priceless Japan」により「ショッピング」、「旅行」、「飲食」、「エンターテインメント」の4分野での体験が提供されています。
例えば、
- ホテルの宿泊やディナーの招待
- 花火大会の観覧ツアー
- 酒造でクラフトビールをブレンドしてもらえるサービス
など、その時、その場所でしか味わえないような特別な体験ができるのは、大きなメリットです。
コストコで利用できる
コストコでは、「Mastercardブランドのクレジットカード」と「コストコの公式クレジットカード」の2種類しか利用できません。
コストコは、品質の良い優良ブランド商品を大容量で安く買える、会員制倉庫型店です。
全国に31店舗存在し、大人気のお店ですのでコストコをすでに利用している方、これから行ってみようと思っている方も多いと思います。
せっかくコストコで買い物をするならば、現金よりもクレジットカード払いの方がポイントも貯まってお得ですので、マスターカードはおすすめです。
マスターカードが使えない店。日本
マスターカードとVISAの2大ブランドを合わせると、世界中のシェアの約8割を獲得しています。
日本においても、この2ブランドがトップシェアを誇っており、どちらのブランドでも決済可能なお店が多いです。
そのため、クレジットカード決済はできるけれど、マスターカードは使えないというお店はほぼなさそうです。
クレジットカード自体が使えないお店は、地方の田舎や観光地に多いため、旅行先によってはマスターカードが使えない可能性もあり注意が必要です。
マスターカードにおすすめしたいクレカ
ここでは、マスターカードにおすすめしたいクレジットカードをご紹介します。
世界中の多くの店舗で使えて、優待特典もあるマスターカードですが、せっかくならばよりお得なクレジットカードを選びたいですよね!
使いやすくてポイントも貯まりやすい、おすすめのクレジットカードを紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
三井住友カード(NL)
Mastercardに最もおすすめのクレジットカードは、三井住友カード(NL)です。
なぜなら、「Mastercard®タッチ決済」を利用することで、ポイントが最大5%も還元されるという、とてもお得な特典があるからです。
Mastercard®タッチ決済のメリットは、ポイントの還元率がアップする点だけでなく、サインや暗証番号が不要でスピーディーに買い物ができる点です。
タッチするだけの決済なので、うしろの人を待たせることもなくなります。
また、(NL)とはナンバーレスのことであり、カードには番号が印字されていません。そのため番号を盗み見られ、不正利用される心配がないため安全です。
年会費 | 永年無料 |
還元率 | 1.0%~5.5% |
申込年齢 | 満18歳以上39歳以下(高校生は除く) |
おすすめポイント | ・ナンバーレスで安全 ・選んだお店でポイント+0.5%になるサービスあり |
利用できる店舗例 | ・セブン-イレブン ・スターバックス ・ディズニー ・Amazon ・メルカリ |
【三井住友カード(NL)はこちらから】
楽天カード
楽天カードは、日本で最も利用率の高いクレジットカードと言われています。(株式会社スパコロ「クレジットカード利用率についての調査」)
楽天カードが人気の理由は、ポイントがとても貯めやすく使いやすいことです。
年会費が無料なのに、通常還元率が1.0%と高めに設定されており、100円の買い物につき1円分のポイントが貯まります。
さらに、ポイント還元率を上げる方法がいくつも存在します。
例えば、楽天市場で買い物をすると、ポイント還元率は3%へと上がります。
他にも、楽天Payや楽天Edyと組み合わせて使うことで、ポイントの2重取り・3重取りも可能になります。
楽天Payに楽天カードでチャージすることで、100円につき0.5%のポイントがたまり、楽天Payで支払をすることでポイントが1.0%還元されるからです。
さらに、楽天加盟店では楽天ポイントカードを提示することで、重ねてポイントが貯まります。
このように、通常でもポイント還元率が高いことに加え、ポイントの3重取りも可能と、非常にお得なカードです。
年会費 | 永年無料 |
還元率 | 1.0%~3.0% |
申込年齢 | 満18歳以上(高校生は除く) |
おすすめポイント | ・Suicaへのチャージも可能 ・楽天市場でポイント3倍以上 |
利用できる店舗例 | ・ファミリーマート ・マクドナルド ・ビックカメラ ・ジュンク堂書店 ・湘南美容クリニック |
【楽天カードはこちらから】
ライフカード
ライフカードは、基本還元率が0.5%であり高いとは言えません。
しかし、初年度はポイント1.5倍、誕生月はポイント3倍と期間によって還元率が上がりお得になるのです。
そして、ステージプログラムも用意されています。
年間50万円以上の利用で次年度1.5倍、200万円以上の利用で2倍にポイント還元率がアップします。クレジットカードを使ってたくさん買い物をする人にとっては非常にお得なカードです。
他にも、L-Mall経由で買い物をすることで、なんとポイントが最大25倍にまでアップします。
L-Mallは、じゃらんや楽天、ヤフーショッピング、HMVなど人気ショップ約500店が利用できるため、普段の買い物をお得にできます。
貯めたポイントは有効期限が5年なので、焦って使う必要もありません。
年会費 | 永年無料 |
還元率 | 0.30%~3.3% |
申込年齢 | 満18歳以上(高校生は除く) |
おすすめポイント | ・初年度はポイント1.5倍、誕生月はポイント3倍 ・家族カード・ETCカードも無料 |
利用できる店舗例 | ・セブンイレブン ・ファミリーマート ・伊勢丹 ・ガスト ・紀伊国屋書店 |
【ライフカードはこちらから】
まとめ
今回は、マスターカードのメリットとデメリットをご紹介しました。
メリットは、
- 世界中で安心して使える
- 会員専用の特典プログラム
- コストコで利用できる
デメリットは、
- シェアがVISAには劣る
- プロパーカードがない
です。
しかし、シェアはVISAに劣っても、実質的に利用できる店舗数はほとんど変わりません。
そのため、プロパーカードへのこだわりがない人にとっては、メリットの方が大きいブランドと言えるでしょう。
この記事では、マスターカードにおすすめのクレジットカードもご紹介したので、ぜひ参考にしてください。
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