スタートアップの資金調達方法!ラウンドやシリーズとは?即日OKのビジネスローンも紹介

スタートアップの資金調達方法!ラウンドやシリーズとは?即日OKのビジネスローンも紹介

新たな事業の立ち上げを考えている方の中には、

「スタートアップの資金調達にはどんな方法がある?」

「スタートアップに適したビジネスローンは?」

このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

スタートアップの資金調達方法を誤ると、後々資金繰りが厳しくなる可能性もあるため、リスクの少ない方法を選ぶことが重要です。

そこで今回は、スタートアップの資金調達方法や企業の成長段階を表す「ラウンド」「シリーズ」についての解説、おすすめのビジネスローンを紹介します。

スタートアップの資金調達方法にはどんなものがある?

スタートアップの資金調達には以下のように複数の方法があります。

それぞれ特徴が異なるので、資金調達を行う前にメリットやデメリットなどをしっかり確認しておきましょう。

  • アセットファイナンス
  • デットファイナンス
  • エクイティファイナンス

アセットファイナンス

「アセットファイナンス」とは、自分が今現在持っている資産(アセット)を利用して行う資金調達方法です。

例えば不動産や車両、特許や実用新案など、有形・無形問わずに資産を売却してスタートアップ資金を得ます。

入金期日前の売掛金を買い取ってもらい、資金化するファクタリングもアセットファイナンスの1つです。

アセットファイナンスには、以下のようなメリットとデメリットがあります。

メリット・スタートアップ企業でも資金調達しやすい
・返済が不要・資産価値の変動による影響を受けにくい
デメリット・資産の価値や信用力によっては、得られる資金が少ない可能性がある

デットファイナンス

「デットファイナンス」はお金を借り入れる資金調達方法で、返済時には利子を上乗せした金額を支払わなければなりません。

資金調達の前にデット(負債)を抱えることから、デットファイナンスと呼ばれています

デットファイナンスの代表的な例は、銀行などの金融機関での借入れや社債の発行などです。

メリットとデメリットも確認しておきましょう。

メリット・資金調達できる場所が豊富(銀行・公的融資・ビジネスローンなど)
・株を売らないため、資金調達後も自由な経営が可能
デメリット・利子を上乗せした金額を返済する必要がある
・返済期限がある

エクイティファイナンス

「エクイティファイナンス」とは企業の株を発行し、投資家に買ってもらうことによって資金調達する方法です。

株を譲渡することにより自己資本(エクイティ)を増やすことから、エクイティファイナンスと呼ばれています。

借入れではないため負債扱いにならず、資本として帳簿に計上できるため外部にネガティブな印象を与えたくない場合におすすめな方法です。

メリット・返済が不要・自己資本が増え、財務体制が強化される
・外部にネガティブな印象を与えにくい
デメリット・株を譲渡するため経営権が分散しやすく、自由な経営が行いにくい

スタートアップ資金調達のラウンドやシリーズとは?

スタートアップ資金を得るためには、企業の成長段階に合わせた資金調達方法を選ぶことが大切です。

企業の成長段階を表す指標は、次のフェーズに分かれています。

  • ステージ
  • ラウンド

それぞれの関係と概要を、以下で確認してみてください。

ステージラウンド事業フェーズ
シードエンジェル起業前
シード
アーリープレシリーズA起業直後
シリーズA
ミドルシリーズB軌道に乗る
レイターシリーズC以降事業の安定

「ラウンド」や「シリーズ」についてよくわからないという方も多いですが、「シリーズ」は上記の通り、ラウンドの名称の1つです。

ここからはそれぞれの階層について、さらに詳しく解説します。

ステージ

「ステージ」はいくつかのラウンドを大きな括りでまとめた名称です。ステージは以下の4つの種類に分けられます。

  • シード
  • アーリー
  • ミドル
  • レイター

それぞれの特徴は以下の通りです。

シード起業のための準備を行っている段階
アーリー起業後から間もなく実績が少ない段階。発展途上中。
ミドル事業が軌道に乗り始めた段階。
レイター事業が安定し、上場など戦略的な成長を目指す段階。

ラウンド

「ラウンド」はステージをさらに細かく分類した階層を表し、以下のように6つの種類があります。

  • エンジェル
  • シード
  • プレシリーズA
  • シリーズA
  • シリーズB
  • シリーズC以降

各ラウンドの特徴や、調達金額の相場を確認しておきましょう。

ステージラウンド特徴調達期間調達金額相場
シードエンジェルアイデア構想中~1ヵ月数千万円
シードビジネスモデルが定まる数ヵ月数千万~数億円
アーリープレシリーズAビジネスモデル検証中数ヵ月数千万~数億円
シリーズAユーザー獲得半年程度数億~数十億円
ミドルシリーズBマネタイズに成功する半年以上数億~数十億円
レイターシリーズC以降上場・M&A直前半年以上数十億円~

スタートアップの際には、自分がどのラウンドにいるのかを見極めた上で適切な資金調達を行うことが重要です。

資金が足りなければ、事業を次のフェーズに進められなくなってしまう恐れがあります。

また初期ラウンドで調達しすぎると、持ち株が減ることにより自由な経営ができなくなる可能性もあるため、注意が必要です。

スタートアップの資金調達はビジネスローンがおすすめ!理由やメリットを解説

スタートアップの資金調達には様々な方法がありますが、デットファイナンスであるビジネスローンがおすすめです。

アセットファイナンスでは売却する資産が必要になる他、エクイティファイナンスでは持ち株を売ることにより経営権を分け合わなければなりません。

その点、デットファイナンスでは資産がなくても資金調達が可能な上、持ち株を売らずに済むため経営権を独占できます。

デットファイナンスの中でも、ビジネスローンには特に以下のようなメリットがあるため、比較的申し込みやすいでしょう。

  • 融資までの期間が短い
  • 来店せずに契約可能
  • 担保や保証人が不要

融資までの期間が短い

ビジネスローンは、融資までの期間が短いことが大きな特徴です。大体、申し込みから1〜2週間後には資金調達が可能でしょう。

銀行から融資を受ける場合は、資金を受け取るまでに1ヶ月ほどかかる場合がほとんどです。

しかしビジネスローンを提供している業者の中には、最短で即日融資が可能な業者もあり、資金調達を急いでる方にもおすすめです。

来店せずに契約可能

ノンバンク系のビジネスローンの場合、来店せずに契約が可能です。WEBや電話などで気軽に申し込めるため、店舗まで出向く時間や手間を省けます。

また全国どこからでも申し込めるため、気に入ったビジネスローンが利用できることも大きなメリットと言えるでしょう。

担保や保証人が不要

ビジネスローンに申し込む際には、基本的に担保や保証人は不要とされています。そのため、アセットファイナンスのように担保となる資産がなくても申し込みが可能です。

またビジネスローンの利用には保証人も不要なため、知り合いに保証人を頼むことに気が引ける方でも利用しやすいでしょう。

ただし、法人の場合は代表者が連帯保証人となる必要があるので、よく検討してから決めることが大切です。

スタートアップ企業OK!即日資金化あり!おすすめビジネスローン

ここからは、スタートアップ企業でも利用しやすいおすすめビジネスローンを紹介します。

  • GMOあおぞらネット銀行あんしんワイド
  • ファンドワン
  • MRF
  • オージェイ

こちらの4社は大手で資力も高く、小口から大口まで幅広い融資に対応しています。また、WEB申し込みや出張面談が可能なため、気軽に申し込めるでしょう。

即日融資に対応している業者もあるので、ぜひ参考にしてみてください。

GMOあおぞらネット銀行あんしんワイド

出典:GMOあおぞらネット銀行 あんしんワイド

「GMOあおぞらネット銀行あんしんワイド」では、利用限度額が枠ごとに分けられていることが特徴で、枠の範囲内で何度でも借入れが可能です。

初めから多額の融資を受けるのが不安な方でも、最低限必要な分だけ借りられるためスタートアップの資金調達にも向いています。

最大年利が18%ほどに設定されている業者が多い中、同社では14%と低めに設定されているのも魅力です。
コンビニATMから24時間借入れ・返済が可能なため、気軽に利用できるでしょう。

利用限度額初回契約時:10万円以上 1,000万円以内
期限更新以降:10万円以上1,500万円以内(10万円単位・審査のうえ決定)
実質年利0.9%~14.0%
融資までの日数最短2営業日
担保・保証人不要
融資対象法人(個人事業主不可)

GMOあおぞらネット銀行 あんしんワイドの詳細はこちらから

ファンドワン

出典:ファンドワン

「ファンドワン」は、即日融資にも対応している心強い事業資金サービスです。利用者を待たせない経営方針のため、最短40分のスピード審査を実施しています。

急に資金が足りなくなった場合などにも迅速に対応してくれるため、いざというときにも頼りになるでしょう。

また柔軟な審査基準を持っていることも特徴で、現状だけでなく先の経営状況も見据えて融資の判断を行っています。

そのため、スタートアップしたばかりで業績が軌道に乗っていない場合でも、審査に通過できる可能性はあるでしょう。

利用限度額30万円~500万円
実質年利10.0%~18.0%
融資までの日数最短即日
担保・保証人不要
融資対象法人

ファンドワンの詳細はこちらから

MRF

出典:MRF

「MRF」には、事業に関する専門分野に精通した有資格者が多数在籍しています。

スタートアップや事業計画など多数の悩みを一気に解決してくれるため、融資だけでなく有益なアドバイスを求める方にもおすすめです。

実質年利は、最大でも10%以下と業界でもトップクラスの低さを誇り、豊富なプランの中から自分に合ったものをじっくり選べます。

利用限度額が3億円までと大口の融資でも対応可能なため、事業のフェーズが安定するまで長期に渡って利用可能です。

利用限度額100万円~3億円
実質年利4.0%~9.9%
融資までの日数最短数日
担保・保証人土地・建物に根抵当権設定連帯保証人原則不要
※法人企業は、代表者の連帯保証が必要な場合あり
融資対象法人・個人事業主

MRFの詳細はこちらから

オージェイ

出典:オージェイ

「オージェイ」は法人・個人事業主問わずに資金調達が可能です。

融資方法も無担保融資の他、不動産担保や動産担保も選べるため、より確実に融資を受けたい方でも利用しやすいでしょう。

オージェイでは対面で面談を行いながら、利用者1人ひとりの希望をヒアリングし、最適なプランを提案してくれます。

WEB完結に不安がある方や、資金調達の流れを丁寧に説明してもらいたい方におすすめです。

店舗に行けない場合は出張面談にも対応しているため、相談してみるとよいでしょう。

利用限度額30万~2,000万円
実質年利10.0%~18.0%
融資までの日数最短即日
担保・保証人原則不要
※ただし、法人の場合は代表者に原則連帯保証が必要
融資対象法人・個人事業主

オージェイの詳細はこちらから

まとめ

企業のスタートアップの際には、自分の企業の成長過程に合わせて調達金額を決めることが大切です。

調達金額が多すぎても少なすぎても、事業計画が進めにくくなる原因となるため、ラウンドに見合った金額をよく確認しておきましょう。

調達スピードを重視する場合や、資産が手元にない場合はビジネスローンを活用しながら次のフェーズに向かってプランニングを行ってください。

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