auでんき急に高くなった?電気料金がおかしい?値上げ、高い理由2022年

auでんき急に高くなった?電気料金がおかしい?値上げ、高い理由2022年

電力自由化に伴い、電気代を安くするためにauでんきに切り替えた人は多いのではないでしょうか。新電力は大手電力会社よりも電気代が安いと一躍話題になりましたが、近頃「auでんきの電気代が高い」「auでんきの電気代が急に高くなった」という声が多くあります。

一体どういうことでしょうか?今回は、auでんきの電気代が急に高くなったことに関する口コミや原因、電気代を節約する方法、料金が安い電力会社を紹介します。


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auでんき急に高くなったことに関する口コミ:2022

まずは、auでんきの電気代が急に高くなったことに関する口コミを見ていきましょう。

電気代の請求が急に高くなった

電気代の請求が急に高くなったという口コミがありました。auでんきのアプリは1日の電力使用量の詳細と電気料金を確認できるので、電気代が高くなった原因を特定できます。

エアコンの消費電力は他の家電に比べて大きいため、エアコンを頻繁に使うと電気代が高くなります。

毎月値上げしている

毎月値上げしているという口コミがありました。しかし、auでんきの公式サイトでは値上げに関する記載はありませんでした。

もしかしたら、気づかないうちに電気の消費量が増えていたのかもしれません。アプリで原因を調べてみましょう。

auでんきに乗り換えたら電気代が高くなった

auでんきに乗り換えたら電気代が高くなったという口コミがありました。電気代を安くしようと乗り換えたのに、かえって電気代が高くなるとは乗り換えた意味がないですよね。

しかし、電力会社を変更すると、逆に電気料金が今までより高くなってしまうケースは少なくありません。乗り換える前にプランをしっかり確認しておくことが必要です。

auでんきの料金はなぜ急に高くなったの?

前章では、auでんきの電気代が急に高くなったことに関する口コミを紹介しました。生活に必要不可欠な電気ですが、電気代が急に高くなる原因には一体どんなものがあるのでしょうか?この章では、急にauでんきの料金が高くなった主な原因を3つ紹介します。

燃料の高騰

まず、電気代が急に高くなった原因として、火力発電の燃料として使われるLNG(液化天然ガス)や石炭などの輸入価格が大幅に上昇していることが挙げられます。下記のグラフは、LNGの 日本の輸入(CIF)価格を表したグラフです。 ※CIFは運賃・保険料込み

2019年1月から2021年10月までは、100万BTU(英国熱量単位)あたり600円から1300円を推移していました。しかし、2021年10月以降のLNGの輸入価格は1500円以上の値上がりが続いています。

出典:https://ecodb.net/commodity/ngas_jp.html

さらに、オーストラリアの石炭輸出価格の推移を下記のグラフに示しました。2019年1月から2021年4月までは1㎏あたり10円で推移しています。しかし、2021年の7月頃から石炭の輸出価格が高騰し、2021年10月には1kgあたり25円となっています。

出典:https://ecodb.net/commodity/coal_aus.html

このことから、LNGと同様に、石炭の価格も高騰していることが分かります。それでは次に、燃料の価格高騰が実際の電気代へどのように反映されるのかを見ていきましょう。

毎月の電気料金の請求書には、「燃料費調整額」という項目があります。燃料費調整額とは、「燃料費調整制度」と呼ばれる仕組みに基づき、火力発電に使われる燃料の価格の変動を毎月の電気料金に反映させた金額です。

日本は火力発電に必要な燃料のほとんどを輸入でまかなっているため、世界の経済状況や為替レートの変動などによって燃料の価格が変動すると、その影響を大きく受けます。燃料の価格高騰により電力会社の経営が不安定になると、消費者へ電気を供給し続けることが困難になります。

燃料費調整制度はこのような状態を改善するために導入された制度です。燃料費調整額を増減させることによって、家計の電気代へ速やかに燃料の価格変動を反映させることで、電力会社の経営を安定した状態にしています。

昨今の世界情勢を考えると、今後も燃料の輸入価格は上がると予想され、燃料費調整額の上昇もしばらく続くのではないかと考えられます。

使用量が増えた

次に電気代が急に高くなった原因として、消費者の電気の使用量が増えたことが考えられます。基本的な電気代の求め方は、基本料金(最低料金)+従量料金+燃料費調整額+再生可能エネルギー発電促進賦課金です。

再生可能エネルギー発電促進賦課金とは、固定価格買取制度によって、電力会社が買い取りでかかった費用を消費者にも負担してもらう料金をいいます。再生可能エネルギー発電促進賦課金は、一律料金なので毎月の金額は変わりません。

また、従量料金は電気の使用量に応じて計算される料金です。従量料金は、月に一度、各家庭に取り付けてある電力メーターに表示される電気の使用量を検針員が測りに来て、従量料金を計算し、検針票が発行され、電気代を請求される仕組みになっています。

電気の使用量が増えれば、従量料金が増え、電気代は高くなります。過去の検針票と比較して、電気の使用量が増えていないか確認しましょう。

電気の使用量はライフスタイルの変化や季節などによって変わります。特に冬は暖房を使うため、電気の使用量が増え、電気代は高くなる傾向があります。

漏電

電気代が急に高くなった場合は漏電の可能性もあります。漏電とは、湿気や結露、絶縁体の老朽化などによって、電気回路の外に電気が漏れてしまっている状態をいいます。

漏電が発生した場合はブレーカーが落ちる仕組みになっているため、漏電で電気代が上がることはほぼありません。しかし、ブレーカーを落として漏電を止める仕組みが故障していた場合、電気が流れ続けるため電気使用量が増えていきます。

さらに漏電は、感電や火災の原因になります。漏電が発生したら、すぐに電力会社や専門の業者へ連絡しましょう。

auでんきユーザーが電気代を安くする方法

月々の電気代を安くしたいと思われている方は多いのではないでしょうか?ここからは、電気代を安くする方法を紹介していきます。

エアコンのお手入れ

意外に思われるかもしれませんが、電気代を節約するにはエアコンのお手入れが欠かせません。エアコンの消費電力量は利用している家電の中でもトップクラスで、電気代がかかります。

エアコンのフィルターやファンにほこりが詰まっていると風力が弱まるので、空気を冷やすために多くの電力が必要になり、電気代も余計に高くなります。このため、電気代の節約のために定期的なエアコンのお手入れはおすすめです。

エアコンのお手入れ以外にも設定温度の調節や室外機の周りに物を置かないなどの工夫によって電気代は安くなります。また、使用している家電が古い場合は、最新の省エネ家電に買い替えると電気代が安くなる可能性があるので、買い替えを検討してみましょう。

エアコンのクリーニングを業者に依頼したいなら、ダスキンがおすすめです。依頼するエアコンの台数が多いほど料金が安くなり、大手ならではの充実したサービスが魅力です。

太陽光発電にする

電気代の節約方法として、太陽光発電の導入があります。太陽光発電は、太陽熱のエネルギーをつかって発電し、住宅で使用する電気を自家発電します。

太陽光発電により生み出した電気を自家消費することで、電気代を節約できます。発電した電力を使いきれず余った場合は、エネルギーを電力会社に売電できるため、電気代が節約できるだけでなく、売電による収入があることもメリットです。

太陽光発電の導入を検討している場合、見積りが必要になってきます。その際に便利なのが一括見積り依頼サービスのタイナビです。

タイナビは情報を簡易フォームに入力するだけで、太陽光発電見積もりを全国350社以上の中から5社まで無料で一括依頼ができます。太陽光発電の導入を検討している方は、ぜひ利用してみましょう。

電力会社を乗り換える

電力会社を乗り換えることによって、電気代を安くできるかもしれません。電力会社によって様々なプランがあり、同じように電気を使っていても、どの電力会社を選ぶかによって電気代が変わってきます。

電気の使用量はどうしても減らせないけど、電気代を節約したい方は電力会社の乗り換えを検討してみましょう。しかし、500社以上の電力会社の中から今よりも電気代を安くできて、ライフスタイルに合う電力会社を自分で探すのは難しいですよね。

そこでおすすめなのが、エネチェンジです。

入力フォームに必要な情報を入力するだけで、最適な電力会社とプランを提示してくれます。複数の電力会社のプラン比較が簡単にできるので、電力会社のプラン選びでの失敗が防げます。

エネチェンジから申し込みをすれば、契約している電力会社の解約から乗り換え先の電力会社の契約手続きまで無料で代行してくれるので、非常に便利です。



エネチェンジはこちらから

auでんきから東京電力に戻すのはどうなの?

auでんきから電力会社の乗り換えで、東京電力に戻すのはどうなのでしょうか。東京電力へ連絡すれば元に戻すことは可能です。

しかし、大手電力会社は新電力会社よりも電気代が多くかかってしまう可能性があるため、電気代を安くしたいなら不向きかもしれません。一例として、auでんきの一般家庭向けの電気料金プランである「でんきMプラン」と東京電力の「従量電灯B」と比較すると、以下の表のようになります。

 auでんき東京電力
基本料金でんきMプラン従量電灯B
10A286円00銭286円00銭
15A429円00銭429円00銭
20A572円00銭572円00銭
30A858円00銭858円00銭
40A1144円00銭1144円00銭
50A1430円00銭1430円00銭
60A1716円00銭1716円00銭
電力量料金(1kWh)でんきMプラン従量電灯B
120kWhまで19円87銭19円88銭
121kWh〜300kWh26円47銭26円48銭
301kWh〜30円56銭30円57銭

auでんきと東京電力の基本料金は同じ金額で、電力量料金は1銭安く設定されています。auでんきは電気代に応じて5%ポイントが還元されます。

料金が安い電力会社

最後に料金が安い電力会社を3つ紹介します。今よりも電気代を安くしたい方は、以下の電力会社を検討してみてください。

東京ガス

出典:引越し時の電気の手続きはスマホでパッと完結!Webで24時間いつでもサクッとお手続き!|東京ガス (tokyo-gas.co.jp)

都市ガスの最大手である東京ガスは関東圏でガスだけでなく電気も提供しています。東京ガスは新電力の中でも人気が高く、電気代は東京電力よりも東京ガスの方が安いと評判です。

東京ガスの電気は単体の利用でも安いですが、ガスと電気の利用を東京ガスにまとめると、割引になるセット割でさらにお得になります。特に、現在ガスを東京ガスで契約している方は、電気も合わせて東京ガスに契約することをおすすめします。

また、東京ガスは電気料金に応じて1,000円あたり15ptのパッチョポイントがたまります。パッチョポイントは1ptあたり1円で、Tポイントや楽天スーパーポイントなど、他のポイントへの交換が可能です。

東京ガスのサイトはこちらから

エバーグリーン

出典:エバーグリーンの電気のお申込み|EGM・EGR (egmkt.co.jp)

エバーグリーンは、エバーグリーン・リテイリング株式会社の新電力サービスです。親会社であるイーレックス株式会社は東証一部上場しており、20年以上の電力供給実績を持っています。

電気を使うほど電気代が安くなるのが特徴で、沖縄と一部離島を除く日本全国でサービスを展開しています。自社の発電所や全国の多数の契約発電所から電力を調達しているため、電力を安定的に安く供給できます。

エバーグリーンには、歩数に応じて電気料金がお得になる「あるく・おトク・でんき」や個人賠償責任保険つきの「保険でんき」など他の電力会社にはない、特徴的な料金プランが豊富に用意されています。

エバーグリーンのサイトはこちらから

リミックスでんき

リミックスでんきは、東証二部上場の株式会社リミックスポイントが提供する新電力サービスです。沖縄・一部離島を除いた日本全国でサービスを展開しており、家庭用・個人小規模店舗用の低圧の電力だけでなく、法人や工場、産業施設向けの高圧の電力も供給しています。

リミックスでんきは、自社の発電所を持っておらず、卸電力取引市場の一般社団法人日本卸電力取引所(JEPX)や電力会社から電力を調達しています。ただし、最近のJEPX価格の高騰を受け、電気代の上昇幅を抑制するために相対電源の確保や電力先物市場の活用等、JEPX以外での電力調達を進めているようです。

リミックスでんきの家庭用・個人小規模店舗用サービスには、「電気代割引プラン」と「仮想通貨付与プラン」のプランがあります。以前は「基本料金0円 使い得プラン」がありましたが、長引く燃料価格の高騰やウクライナ情勢の影響により、2022年4月1日をもって新規加入の受付が停止しています。

【リミックスでんきはこちらから】

まとめ

今回はauでんきの電気代が急に高くなったことに関する口コミや原因、電気代を節約する方法、料金が安い電力会社を紹介しました。燃料価格の高騰や昨今の世界情勢の影響により、今後も電気代の上昇が予想されます。

電気代を安く抑えるために、自分のライフスタイルに合った電力会社を選びましょう。電気代の高さに悩んでいる方は、この記事を参考にしてみてください。

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