Webライターに関して、「Webライターの年収や収入ってどのくらい?」「稼げるライターになるには?」「全然稼げないけど、他のライターどのくらい収入があるの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?
Webライターは、稼げないイメージが強く、年収もライターによって様々なので実際のところどのくらい稼いでいるのかよくわかりませんよね。
そこで、この記事では、現役Webライターの私が、Webライターの年収や収入について詳しく解説します。
稼げるWebライターの特徴や稼ぐために必要なことも余すことなくお伝えしていきますので、これからWebライターとして稼ぎたいと思う方は、ぜひ参考にしてみてください。
Webライターの平均年収・収入について
まずは、みなさんが気になっているであろう、ライターの平均年収から解説します。フリーランス白書2019によるデータを見てみましょう。
出展:一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会「フリーランス白書 2019」
表によれば、文筆系フリーランスの年収は200万円未満が32%と最も多く、次いで、200〜400万円未満が26%、400〜600万円未満が21.5%、600万円以上が8.2%となっています。
文筆系フリーランスの3人に1人が200万円代、5人に1人が600万円代ということです。
また、はたらいく2014~2015 職種別平均年収・月収100職種徹底調査によれば、フリーライターの平均年収は、259万、月収18万円です。
求人ボックス給料ナビのデータでみると、正社員ライターの平均年収は、447万円となっています。
初任給は約22万円程度、パートやアルバイトでは時給1013円です。。
この結果に、思ったより収入が低いと思った方も多いのではないでしょうか。
でも、ちょっと待った!
ライターは書いた分だけ原稿料をいただける仕事です。業務量によっては、収入アップを狙える仕事ですし、今現在Webライターの単価も上がってきていますので、一概に「稼げない」と判断するのはもったいないでしょう。
Webライター業界の中で有名な方は、2000万円以上稼いでいると聞きますし、実際、私の知り合いでは100万円以上稼いでいる人もいます。
私もライター業だけで月に30万円以上は稼いでいますし、知人ライターは70万円超えています。ですから、そこまで稼げない職業ではありません。
ただし、簡単には稼げないので、稼ぐライターの特徴は後述します。
Webライター収入の仕組み
フリーランスのWebライターの報酬形態は、大きく分けて、3通りになります。
- 1文字ごとに報酬が決まる文字単価
- 1記事ごとに報酬が決まる記事単価
- 時給単価
以下の表で計算方法と平均単価をチェックしてみましょう。
Webライターは、文字単価か、記事単価での報酬が主流です。
時給単価は、パートやアルバイトとして企業に出勤するWebライターや、外注で契約するケースです。
また、正社員としてWebライターで勤務している人もいます。
Webライターの報酬は、ライターのスキルによって全く違います。
以下のように文字単価で収入に大きな格差が生まれています。
【3000字を書く場合】
- 初心者:1文字0.3円 3,000字×0.3円=900円
- 中級者:1文字1.5円 3,000字×1.5円=4500円
- 上級者:1文字3円 3,000字×3円=9000円
初心者900円に比べ、上級者はその10倍!
上級者ライターになれば、間違いなく稼げます。
収入が多いWebライターの特徴
次に、収入が多いWebライターの特徴を解説します。
この特徴をどれか1つでも満たせば、初心者でスタートしたWebライターでも稼げる可能性大です。
専門分野に長けている
医療や法律系などの資格があり、専門家として寄稿、監修ができるWebライターは報酬が高いです。
特別な資格がなくても、元銀行員で金融に詳しい(金融ライター)や、不動産関係に詳しい(不動産ライター)、保険に詳しいなど、経験や得意分野があるライターも専門知識がありますので、稼げます。
他にも、株や節約、育児、美容、ダイエットなど読者の興味関心が高い分野に特化したWebライターも重宝されます。
また、出始めのサービスや新しい技術に関する記事が書けるライターは少ないため、価値があり報酬が高いです。
ジャンルでいうと太陽光発電、仮想通貨、AIなどです。専門的な知識が必要な分野は、記事を書ける人が少ないので報酬も上がります。
執筆が早い、納品数が多い
先ほど解説した、Webライターの報酬を見て、「文字単価が高くなければ稼げないのか?」とがっかりした方も多いかもしれませんが、そうでもありません。
文字単価、1円〜1.5円の初級・中級ライターでも、執筆が早ければ量でカバーできます。
例えば、1文字1円で3,000字を1日5記事書けば、日給15,000円です。単純計算で30日、45万円になります。
こんなの無謀だ!と思うかもしれませんが、執筆スピードが早いライターは普通にこなしています。
ちなみに、私も、1文字1.5〜2円のライターです。特別なスキルはなく、専門知識もありませんが、量と稼働時間でカバーしています。
稼働時間は、1日10時間ほどです。1文字1円でも、量とスピードと稼動時間でカバーすれば、稼げます
Webライター自身に影響力がある
有名ブロガーやインスタグラマー、ツイッターでの影響力があれば、寄稿で稼げます。大手メディアや紙媒体などから、執筆依頼がきますので、文字単価もかなり高くなります。
私は以前、60万PVのブログを運営していましたが、その際の寄稿依頼は、文字単価10円でした。10円といえば、5,000字で50,000円です。
この単価を見て、Webライターの「寄稿は稼げる!」と思いました。
もしあなたのブログやSNSが育っていたら、それを最大限に活用して稼ぐ方法もあります。
収入の多いWebライターになるためにやるべきこと
それでは、最後に収入の多いWebライターになるための極意をお届けします。
せっかくWebライターを始めるなら、初心者ライターで終わらず、しっかり稼げる体制を整えましょう!
ライティングスキルを上げる
ライティングスキルとは、文章を書く技術のことです。Webでは、リズム感があり、メリハリのある文章が好まれます。
Webライターに必要なライティングスキルは、読みやすい文章を書くことはもちろん、キーワードの深掘りやリサーチ力も必要です。
ライティングスキルが上がれば、継続して仕事を受注できますし、クラウドソーシングでは、実績が積み上がり、案件応募も通りやすくなるでしょう。
Webライターとして収入をアップしたいなら、ライティングスキル向上のための努力は必須です。
ライティングスキルを上げるために必要な勉強は、こちらの記事にまとめています。
初心者Webライターに必要な勉強方法は5つ!現役Webライターが解説します
継続して案件をもらう
収入の多いWebライターになるには、常に案件がある状態が望ましいです。
クラウドソーシングに多い、単発で終わる仕事は、受注が安定しませんので、収入も大きく上下します。1つの案件が終われば、また次の仕事を探す必要があり、非効率です。
Webライターとして稼ぐには、継続して案件をもらえるクライアントを複数見つけて、同時進行で仕事させてもらう方が断然、効率がいいです。
本気で稼ぎたいと思ったら、記事作成代行会社やメディアを運営する企業のライター募集に応募して、専属ライターを目指しましょう。
こちらの記事に、ライターを募集しているおすすめの企業をまとめています。
初心者ライターでも応募できる会社は多いので、「稼ぎたい!」と思ったら応募してみてください。
専門分野を極める
Webライターとして収入をあげたい場合は、先述したように専門分野に長けたライターになるのもおすすめです。
Webライターになるのに、必ずしも資格は必要ありませんが、もしあなたが〇〇ライターと名乗りたい場合は、資格も役立ちます。
以前、不動産に詳しいライターになりたいので、不動産屋に就職した人がいる話を聞きました。また、美容ライターとしての知識を深めるため、日本化粧品検定や酵素ファスティングの資格を取る方もいます。
あなたも、専門分野を極めて、〇〇ライターと名乗ることで、収入アップを狙いましょう。
ブログやSNSを育てる
最後は、ブログを育てて、Webライターのポートフォリオに使う方法もあります。
案件に応募するとき、ブログのURLに誘導すれば、自分がどのような記事を書き、どのジャンルが得意なのか伝わりやすくなるでしょう。
普通に応募するより通過率が高まりますし、テストライティングをパスできることも多いです。得意ジャンルに特化したブログを立ち上げて育てれば、専門家として寄稿も狙えます。
まとめ
この記事では、Webライターの年収や収入について解説しました。Webライターは稼げないと思われがちですが、頑張ればしっかり報酬がついてくる仕事です。最初は単価が安くて大変ですが、継続していれば単価アップもそう難しくはありません。私も初心者のとき0.5円からスタートしています。
高収入Webライターを狙うなら、ただ案件をこなすだけではなく、継続して仕事をもらう努力や研究を怠らないようにしましょう。
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