ポータブル電源を上手に活用すれば、電気代を節約できます。しかし、闇雲にポータブル電源を使っても節約にはなりません。
そこで本記事では、ポータブル電源で電気代が節約できる事実に加えて、上手な節約術を解説します。
ポータブル電源を普段使いするメリット・デメリットや、おすすめの商品5選についてもお伝えするので、ぜひ最後までお付き合いください。
ポータブル電源で電気代節約!元を取るには?ブログで話題の節約術
ブログやSNSでも効果があると話題の節約術を3つ紹介します。
- ソーラーパネルを使う
- 電気代が安い時間帯に充電する
- 使う家電を決めておく
ソーラーパネルを使う
ポータブル電源を使って電気代を節約するには、ソーラーパネルを併用したほうが良いでしょう。なぜなら、ポータブル電源は必ず充電して使う必要があるからです。
家庭用コンセントを使って普通に充電していては、電気代がかかるので節約にはなりません。
その点、ソーラーパネルを使って充電すれば、無料で電化製品を稼働できます。上手に活用すると、電気代が高いエアコンのような大型家電も無料で使えるでしょう。
ちなみに、ポータブル電源は自然放電しにくい設計となっており、ある程度の期間は電気を貯めておけるメリットがあります。
また、以下のメーカーはソーラーパネルを販売しているため、ポータブル電源と合わせて購入すれば互換性を気にする必要がありません。
電気代が安い時間帯に充電する
電気代は日中よりも深夜帯のほうが安い設定です。そのため、ポータブル電源を家庭用コンセントから充電する場合は、電気代が安い深夜帯に行ったほうが良いでしょう。
ちなみに、東京電力の料金は昼間と夜間で1kWhあたり10円以上も差があります。
区分 | 料金(税込) | |
昼間時間 | 7時~23時 | 42円80銭 |
夜間時間 | 23時~翌7時 | 31円84銭 |
つまり、電気代が安い夜間に充電して、料金が高い昼間にポータブル電源を使用すれば、実質夜間の電気料金で家電を使えるというわけです。
使う家電を決めておく
ポータブル電源を利用する際は、使う家電を決めておくと良いでしょう。
どの家電をポータブル電源によって稼働させるかだけでも決めておけば、電気代がいくら節約できるのかが明確になります。
例えば、1ヶ月の電気代が2,000円かかる加湿器を全てポータブル電源によってまかなえば、月2,000円の節約になるとわかります。
このように、使用する家電を決めておくと毎月いくらの節約になるのかがわかるので、モチベーションが維持できて継続しやすいでしょう。
そもそもポータブル電源やベランダでソーラーパネルを使うのは節電・電気代節約になるのか?
前述の通り、ポータブル電源はソーラーパネルと併用すれば節電効果が期待できます。
ここでは、その事実について詳しく解説します。
- 積極的に使えば節約になる
- 電気代が高騰中は節約効果がアップする
積極的に使えば節約になる
ポータブル電源とソーラーパネルを併用すれば、ほぼ確実に節電効果を期待できます。
しかし、ポータブル電源とソーラーパネルをセットで購入すれば、初期費用が高額になります。そのため、積極的に使わなければ節約はできません。
使用頻度が少ない場合は購入額を超える節約にならないので、どのような家電に使うのかを明確にしてから購入したほうが良いでしょう。
電気代が高騰中は節約効果がアップする
電気代の高騰が激しい昨今、ポータブル電源とソーラーパネルを併用すれば、大幅に電気代を削減できます。
今後、さらなる電気代の上昇が予測されているため、今のうちにポータブル電源とソーラーパネルを購入しておくと、大きな節約効果が期待できます。
また、ポータブル電源とソーラーパネルの需要が高くなれば、商品価格が高くなる可能性があるので、早めに購入を検討したほうが良いでしょう。
ポータブル電源は買ってはいけない?普段使いするメリット・デメリット
ポータブル電源は上手に活用すると節電効果が得られるなど、さまざまなメリットがあります。
しかし、なかには「ポータブル電源なんて買ってはいけない」との声も見られるので、不安に思う方もいるでしょう。
ここでは、ポータブル電源を普段使いするメリットとデメリットについて解説します。
メリット | デメリット |
節電効果が期待できる コンセントのない場所でも家電が使える 災害時の非常電源として使える | 充電しなければ使えない ソーラーパネルを併用しないと節約が難しい 高額な費用がかかり損をする可能性がある |
普段使いするメリット
ポータブル電源を普段使いするメリットは以下の通りです。
- 節電効果が期待できる
- コンセントのない場所でも家電が使える
- 災害時の非常電源として使える
ポータブル電源を普段使いすれば、かなりの節約になります。大容量のポータブル電源なら、電力消費の大きいエアコンも使えます。
ちなみに、エアコンの1ヶ月あたりの電気代は平均4,000円〜6,000円とされているので、この金額を節約できる可能性があるのです。
そして、コンセントがないベランダや庭でも、ポータブル電源があれば家電が使えます。
また、災害で停電が起きても、ポータブル電源を準備しておくとスマホを充電したり暖房器具を使ったりできるでしょう。
普段使いするデメリット
ポータブル電源を普段使いするデメリットは以下の通りです。
- 充電しなければ使えない
- ソーラーパネルを併用しないと節約が難しい
- 高額な費用がかかり、損する可能性がある
ポータブル電源は充電しなければ使い物になりません。
加えて、ソーラーパネルを持っていなければ家庭用コンセントから充電する必要があるため、停電している際は充電できません。
また、ソーラーパネルがなければ大きな節電効果は期待できないというデメリットがあります。
つまり、ポータブル電源を普段使いしたいなら、ソーラーパネルもセットで買わないと使うメリットが少ないのです。
しかし、ポータブル電源だけでも4万円以上はするのに、ソーラーパネルも購入するとなると高額な費用がかかります。
ソーラーパネルと併用すればいずれ元が取れるとはいえ、時間を要しますから、その間に故障やトラブルに見舞われると損をする可能性があります。
電気代節約におすすめのポータブル電源
電気代の節約におすすめのポータブル電源を5つ紹介します。
- Jackery(ジャクリ)
- Enernova(エナノヴァ)
- Pecron(ペクロン)
- PowerArQ(パワーアーク)
- BLUETTI(ブルーティ)
Jackery(ジャクリ)
「Jackery(ジャクリ)」は、世界ではじめてアウトドア専用のポータブル電源とソーラーパネルをリリースした人気メーカーです。
世界累計販売台数は200万台を突破しており、顧客満足度は94.7%と高い支持率を誇っています。さまざまな商品があるため、目的に合わせて選択できます。
キャンプで使いたい方はもちろん、普段使いしたい方にピッタリのタイプもあるので、目的を明確化して最適なポータブル電源を選んでみてください。
おすすめ商品 | Jackery ポータブル電源 3000 Pro |
価格 | 419,000円 |
規定容量 | 3,024Wh |
定格出力 | 3,000W |
出力ポート数 | AC:5口 DC:1口 USB Type-A:2口 USB Type-C:2口 シガーソケット:1口 |
Enernova(エナノヴァ)
「Enernova(エナノヴァ)」は、2021年に中国で誕生したばかりのメーカーです。
キャンプや車中泊を快適に楽しみたい人が使える商品だけでなく、災害時にも数日間過ごせる大容量のポータブル電源など、幅広いシーンで使える豊富なラインナップが魅力。
また、ポータブル電源のなかでは低価格な商品が勢揃いなので、はじめて購入する方におすすめのメーカーです。
もちろん、低価格ながら高機能なポータブル電源となっているため、スペック面を重視したい方でも安心して選べます。
おすすめ商品 | ポータブル電源 ETA |
価格 | 27,800円 |
規定容量 | 288Wh |
定格出力 | 600W |
出力ポート数 | AC出力ポート:2口 USB-A出力ポート:2口 Quick Charge 3.0出力ポート:1口 USB-C 出力ポート:1口 シガーソケット出力ポート :1口 ワイヤレス充電 :1口 XT60出力 :1口 LEDライト:1口 |
Pecron(ペクロン)
2012年に誕生した「Pecron(ペクロン)」は、高品質なポータブル電源とソーラーパネルを製造・販売している人気メーカーです。
約2時間という急速充電ができたり、充電しながら電化製品への電力供給ができたりと、とにかく早く使いたい方に適しています。
また、リン酸鉄リチウムイオンという安全性の高いバッテリーを搭載しているので、安心・安全に使えます。
ちなみに、種類は他社と比べて少ないため「ポータブル電源は種類が多すぎて選べない」という方におすすめのメーカーです。
おすすめ商品 | PECRON E1500LFPポータブル電源 |
価格 | 129,000円 |
規定容量 | 1,536Wh(7680Whまで容量の拡張可能) |
定格出力 | 2,200W |
出力ポート数 | AC出力ポート:1口 USB-A出力ポート :4口 USB-C出力ポート:2口 XT60出力ポート(DC 12V/30A):1口 DC 5521 出力ポート(DC 12V/5A):2口 シガーソケット(DC 12V/10A):1口 |
PowerArQ(パワーアーク)
福岡県筑紫野市にある「鹿島商事株式会社」が製造・販売している「PowerArQ(パワーアーク)」は、日本が誇るポータブル電源のメーカーです。
累計販売台数は15万台を超えており、カラーバリエーションが豊富なことから、女性人気も非常に高くなっています。
もちろん、デザイン性の高さだけでなく、機能面も優れています。
カーチャージ機能やソーラー充電をはじめ、あると便利な機能を数多く搭載しているので、機能面とデザイン性を重要視する方におすすめのメーカーです。
おすすめ商品 | PowerArQ 2 ポータブル電源 |
価格 | 69,300円 |
規定容量 | 500Wh |
定格出力 | 300W |
出力ポート数 | AC:2口DC/シガーソケット:1口 DC/5.5mm(5521):2口 LEDライト:1口 USB Type-A:4口 USB Type-C:1口 ワイヤレスチャージ:1口 |
BLUETTI(ブルーティ)
2009年に誕生した「BLUETTI(ブルーティ)」は、蓄電池業界でトップクラスの実績と技術を誇る人気メーカーです。
最大の特徴は急速充電技術の高さ。最大430WのAC入力は30分で80%まで充電できます。
フル充電までたったの1時間なので、すぐに使いたい方にはストレスがなく有難いでしょう。
また、耐久性と安全性に優れているのも魅力の一つです。
リン酸リチウム電池という高い安全性と長い寿命を誇るバッテリーを搭載しているため、長年愛用していてもスペックが衰える心配がありません。
おすすめ商品 | BLUETTI EB3A超小型ポータブル電源 |
価格 | 24,800円 |
規定容量 | 268Wh |
定格出力 | 600W |
出力ポート数 | AC出力 100V Max 600W(サージ1200W):2口 5521出力 12V/10A :2口 シガーソケット12V/10A:1口 USB-A出力 5V/3A:2口 USB-C Max 100W:1口 ワイヤレス充電 Max15W:1口 |
まとめ
ポータブル電源は、上手に活用すれば電気代を節約できます。ただし、闇雲にポータブル電源を使っていては節電効果が期待できません。
節電効果を得るためには、ソーラーパネルの併用や電気代が安い時間帯での充電が必須です。
また、ポータブル電源は高価な代物なので、粗悪な商品を買ってしまうと元を取る前に壊れる恐れがあります。
今回紹介した5つのメーカーであれば、安心して高品質なポータブル電源が手に入りますから、参考にしてみてください。
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