自己分析を効率的に進められるマインドマップについて、「やり方・書き方がわからない!」「やってみたけど項目が思い浮かばない」「手書きのマインドマップめんどくさい!」と困っている方も多いのではないでしょうか?
マインドマップって、絵を書く感覚で気軽に始められる反面、広がりすぎて収拾がつかなくなるんですよね。やってみたけど「結局どう自己分析に活用するのかわからない」という人も少なくありません。
そこで、この記事では、マインドマップで簡単に自己分析するやり方・書き方を解説します。必要な項目や便利なツールもご紹介していますので、マインドマップに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
マインドマップを使って就活の自己分析するには、ポイントを押さえると簡単です!
マインドマップで自己分析のやり方・例
マインドマップで簡単に自己分析するやり方をご紹介します。
自己分析を目的にマインドマップを作成する際には、以下の3つのポイントに注意しましょう。
- 簡潔なキーワードで書くこと
- どんどん深掘りすること
- 関連性をわかりやすく書く
視覚的に見やすく情報を整理しやすいマインドマップを作成するには、短文で簡潔に書かれていることが最も重要です。
自分の頭の中にある思考や情報をアウトプットして、自己理解を深めていきましょう。
それでは、これから実際にマインドマップを作っていきます。
①まずは主題!メインテーマを書く
マインドマップで一番大事なメインテーマを真ん中に書きます。
ここから枝分かれしていきますので、紙はできるだけ大きめをおすすめします。
自己分析の場合のメーンテーマは「私(自分)」で大丈夫です。
他にも、
- 小学生時代
- 学生時代頑張ったこと
- 好きなこと
という小さなテーマでさらに深掘り用マインドマップを作るのも、新しい自分を発見できますのでおすすめです。
今回は、「自分」というテーマをメインに解説していきますね。
②深める要素をブランチでつなげる
ブランチとは、要素と要素をつなげる線のことです。
↓この図で言えば、緑の点線をブランチと呼びます。
深めたい要素は、自由に決めてOKです。
好きなこと、嫌いなこと、許せないこと、やりがいを感じること、なんでも大丈夫です。おもいおもいに書き出していきましょう。
ちなみに、これでステップ②は終わりです。簡単ですよね!
③関連するテーマを掘り下げる
ここからどんどん、要素と関連するテーマを掘り下げていきます。文章ではなく、単語で書くとわかりやすいです。
思いつく限り、できるだけたくさんのワードを書き出してみましょう。
この作業を、深掘りできるところまで続ければ、マインドマップ完成です。
④③の要素をさらにマインドマップ化
自己分析では、まだまだ深掘りしていきます。
③の要素を「なぜ?」と質問していきましょう。
例えば、「好きなこと→英語」の場合、この図のようになります。
こんな感じで、要素をさらに細かく深掘りしていきましょう。
なぜその答えなのか、自分で自分に問いていきます。理由は思いつくまま、できるだけたくさん答えていきましょう。
⑤④の答えからわかることを追記する
次に、④の答えからわかることを書いていきます。
ここでは、「英語が好き→英語を生かす仕事がしたい→海外勤務」に対して、
- 英語を生かせない企業は受けないのか?
- 海外勤務のない会社はどうするのか?
と、さらに考えていきます。
英語を使うことに仕事の重きをおくなら翻訳家、人と接する業種ならツアーコンダクターやキャビンアテンダントなどもありますが、一体、英語が好きだからといって何をしようとしているのか?と、かなり深掘りしていけると思います。
これは、自分の中でふわっとしていた部分に軸を立てていく作業です。
ここでしっかり深掘りしておけば、面接で、「海外勤務希望とありますが、海外勤務じゃない部署に配属になったらどうしますか?」という質問にも答えられるはずです。
普通の自己分析では、ここまで考えられませんので、マインドマップは就活にかなり有効な手法です。
マインドマップで自己分析する際の項目
マインドマップをより効果的にするために使える質問項目を40問用意しました!
自分の頭で考えて、自分で答えを導き出す作業は、自己分析だけではなく、これから始まる面接にも効果的な対策になります。
誰かに言われたからではなく、自分で考えて見つけた答えは、揺るぎません。就活で自己分析をする目的の1つ「自分の軸を作る」ことにつながります。
軸ができれば企業や業界選びに役立ちますし、志望動機やエントリーシートにずれも生じません。これからご紹介する40問に全て答える必要はありませんので、いくつかピックアップして考えてみてください。
- コンプレックスは?どう克服した?なぜ克服しようと思ったか?
- 一番大切にしている信念は?
- 学生時代の活動
- 失敗したこと
- 小〜大学生までで先生や親に怒られたこと
- 小〜大学生までで先生や親に褒められたこと
- グループや集団の中でのポジションは?
- 初対面の人と仲良くなるためにどうする?
- 許せないこと
- 自分の悪い癖は?
- 失敗した時の対処法は?
- 他人のアドバイスを受け入れる?受け入れない?
- 自分の好きなところは?
- 自分の嫌いなところは?
- 苦手なことは?
- 得意なことは?
- 自分の性格は?
- 自分の誇れるものは?
- 学生時代頑張ったこと
- これまでの人生でやり残していること
- これまでの人生でサボってきたこと
- 時間とお金どっちが大事?
- 将来の夢は?
- 憧れている人、生活は?
- 絶対にやりたくないこと
- 絶対にやりたいこと
- これからチャレンジしたいこと
- 周りからどのように思われている?
- 苦手なことにもチャレンジする方?
- 人生でもっとも優先することは?
- 理想の生活は?(30代・40代・50代・60代〜)
- 理想の職業や職種は?
- どのような生活リズムで生きていきたい?
- 理想の住まいや場所は?
- これがあれば幸せと思うもの
- これがないと幸せじゃないと思うもの
- 興味のある業種
- やりたくない仕事
- 今まで言われて嬉しかった言葉
- モチベーションが上がること
マインドマップで自己分析する際のおすすめアプリ&ツール
ここまで読んできて、「マインドマップ、やってみたいけど手書き面倒くさそうだな」と思った方へ、便利なマインドマップツールをご紹介します。
紙ではなくスマホやパソコンから、直感的に操作できますのでおすすめです。スマホなら、隙間時間に進められますから空き時間を有効に使えます。
XMind(エックスマインド)
この記事の解説画像で使っていたマインドマップツールが、XMindです。
スマホ用アプリもあるXMindは、無料版と有料版がありますが、無料でも十分に使えます。
自己分析だけではなく、勉強や目標を立てる時にも便利です。
テンプレートも多めに用意されていて、好きなデザインを選べます。
マーカー機能で色分けしたり、アイコンなども追加できて視覚的にも楽しいマインドマップツールです。
MindMeister(マインドマイスター)
MindMeisterは、世界1400万人に愛される無料のマインドマップ作成ツールです。
インストールの必要がなく、ブラウザ上で使えます。
作成データは、クラウド上に保存されるため、いつでもどこからでもアクセスできて便利です。シンプルで使いやすく、カラフルな色も見やすいです。
フォーマットもたくさんあります。
iPhoneユーザーはThinkSpace
iPhoneユーザーにおすすめのマインドマップアプリは、ThinkSpaceです。
テンプレートの数が豊富で、デザインも楽しい。思考を整理しやすくて、アプリなので手軽に開けます。手書きもできますし、ノートやメモとしても使えます。
youtubeでも便利なツールとして動画が上がっていますので、使い方の参考にしてみてください。
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