「リスティング広告ってなに?」「リスティング広告の出稿どうやるの?」「リスティング広告のなにもかもがわからない」リスティング広告に関してこのような悩みを抱えていませんか?
リスティング広告は、WEBマーケティングの柱ともいうべき広告です。即効性が高く、出稿ハードルも低いので個人から企業まで多くの方が取り組んでいます。
一方で、運営がうまくいかず撤退する人も少なくありません。リスティング広告は簡単に出稿できる反面、運用には知識が必要です。
これから、リスティング広告を効果的、効率よく始めるためにも、リスティング広告の基礎をしっかり捉えておきましょう。
今回は、リスティング広告運用の基礎から出稿までの流れを解説します。
この記事を読めばリスティング広告運用がどういうものなのか?今すぐスタートさせる流れ、正しい運用方法がわかります。
これからリスティング広告に関わるWEB担当者や、リスティング広告運用に関心のある方はぜひチェックしてみてください。
リスティング広告とは?意味、定義について
リスティング広告は、Googleやyahooの検索窓にユーザーがキーワードを入れて検索した後に表示される検索結果上位の↓この部分に表示される広告です。
丸で囲んでいるように、「広告」と表示していますよね。
これが、リスティング広告です。見たことがあるどころか、思わずクリックしてしまった経験もあるのではないでしょうか。
リスティング広告は、ユーザーの検索キーワード連動して表示されるので「検索連動型広告」とも呼ばれています。アメリカコムスコア社が2016年に発表したデータによればGoogleの年間検索数は2兆回にのぼるといいます。日本では、検索エンジンのシェアはyahooとGoogleで9割以上占めていますので、この2つの検索エンジンを押さえておけば、問題ありません。
リスティング広告の特徴とメリット
次に、リスティング広告の特徴とメリットについてお話ししていきます。
購買意欲の高い顕在層にリーチできる
リスティング広告の大きなメリットは、狙ったキーワードを検索する顕在層にリーチできることです。そのワードを検索するということは、キーワードについて情報を得たい!もしくはそのワードに関心が高い人たちです。「〇〇比較」「〇〇おすすめ」と検索している人は、すでに商品を検討している段階に入っているので、購入に至る可能性も高いでしょう。
リスティング広告で上位表示すれば、自社の広告を一番に目にする可能性が高く、関心の高い層にクリックされる率が格段に上がります。
しかも、地域や性別、世帯年収、過去サイトに訪れたことのある人たち、媒体など細かくターゲットを設定できます。
自社のサービスや製品に、興味関心を持ってもらうには最適の広告です。
月1000円からでもスタートできる
リスティング広告は、クリックされないと費用が発生しないため、低予算からスタートできます。WEB広告は、数十万円〜と高額なことが多いですが、リスティング広告は、極端に言えば、月1000円からでもスタート可能です。
クリック単価は、季節やニーズによっても変動します。
例えば、夏に水着のニーズは高いので、クリック単価は高く、ニーズの低い冬には単価が下がります。
クリック単価の相場は、Googleアドワーズ内のキーワードプランナーで確認できますので、チェックしてみるといいでしょう。
いくつか調べてみたので目安にしてみてください。
【1クリック単価相場】
- 宅配 食事 ¥329
- 夕食 宅配 ¥267
- 英会話 ¥756
- オンライン英会話 ¥918
- 中古車 ¥140
- ランドセル ¥129
今すぐに始められてすぐにやめられる
リスティング広告は、例えばGoogleなら、Google広告にアカウント登録していればすぐに始められます。WEBサイトを運営されている方なら、サーチコンソールやアナリティクスを設定している方がほとんどですから、すぐにアカウントは作れるでしょう。
今すぐに始められ、クリック1つで停止も可能です。しかも、365日24時間いつでも設定できます。通常の広告では、媒体社と打ち合わせしたり、見積もりや掲載時期のすり合わせなど時間と手間が必要です。しかし、リスティング広告は、自分で設定、停止できますので「広告を掲載したい」と思った数時間後には表示されます。
この辺りのスピード感や柔軟性は他の広告には少ないため、大きなメリットです。
確実に検索結果上位に表示できる
通常、検索エンジンの検索上位に表示されるには、SEO対策や労力や時間が必要ですが、リスティング広告は費用をかければ、いくらでも上位表示できます。
確実に、狙ったキーワードで上位表示できるなんて、今まで一生懸命SEO対策に励んできた方にしたら、目から鱗ですよね。
ただし、上位表示できますが、クリックされて購入されるかは、広告文とクリックした先のコンテンツの質にかかっています。費用をかければ上位表示はできますが、コンバージョンが取れるわけではないので、LPや記事はしっかり作りこんでおきましょう。
予算の上限を決められる
「永遠にクリックされ続けたら莫大な広告費になるんじゃないか?」リスティング広告についてこのような不安がよぎった方、安心してください。
リスティング広告は、上限額を決められます。
とりあえず、月1万円から、5万円からと、自由に設定可能です。上限額に達すると、自動的に停止されますので安心。
無理のない範囲でスタートできます。
リアルタイムで数値が見える
リスティング広告は、運用状況をパソコンからリアルタイムで確認できます。今かかっている費用や、クリック数、購入数(予約)までチェック可能です。
広告の効果が出ているか、費用対効果はどうか?いつでも把握できます。
あまり反応がなければ停止し、別のキーワードで出稿するなど、臨機応変に改善できるところも大きなメリットです。
リスティング広告の出稿、運用方法・流れ
それでは、最後にリスティング広告出稿・運用の流れを解説していきます。
リスティング広告の出稿方法
今回はGoogleに出稿する場合を想定します。
アカウント登録
まずはGoogle広告にて、アカウント登録します。
出典:Google
画面の案内に沿って必要項目を入力すると、アカウント作成できます。
配信条件を設定する
次に、広告作成です。
「新しいキャンペーン作成」からキャンペーン設定画面にて、表示される項目を設定していきます。配信日や終了日も設定可能です。
1日の上限金額や1クリックの単価を入札し、地域も設定しておきます。
広告文を作成して出稿!
リスティング広告は、文字数の制限内なら好きな広告文で出稿できます。
広告の見出しや、URL説明文などを入力すると、プレビューが表示されるのでわかりやすいです。広告文ができたら、保存をクリックします。
その後、5分〜1日程度で審査が行われ、審査に通過したら広告が表示されます。
運用方法は3つ
リスティング広告の出稿はとても簡単です。しかし、配信するだけではコンバージョンが撮れませんので、しっかり運用していく必要があります。
運用方法について解説します。
自力で運用
リスティング広告は、ネットや書籍で多くの情報を得られます。
月10万円以下と少額の場合は、運用方法や改善点など、やり方、ノウハウが転がっていますので、それを拾って自力で運用していく方も少なくありません。
費用対効果はどうなのか?キーワードは合っているか?広告文の改善点は?など1つ1つの項目を確認し、施策を繰り返していきましょう。
ネット上の情報では足りない場合は本がおすすめです。
こちらの記事でまとめています。
【2021最新】リスティング広告運用におすすめ本9選(︎初心者〜上級者編)
ツールを使う
リスティング広告の運用はツールを使う方法もあります。
ここ最近、リスティング広告のレポーティングや運用を自動化するツールが登場しています。リスティング広告のチェックすべき項目は多岐にわたるため、時間が割けない人も少なくないでしょう。また、複数アカウントある場合は、さらに大変です。
少しでも作業効率をあげるために、運用ツールを使う方法も検討してみましょう。
代理店に依頼する
「リスティング広告の成果を上げたい」「運用方法をレクチャーしてほしい」「運用自体を任せたい」という場合は、リスティング広告に特化した業者に依頼する手もあります。
リスティング広告は、運用型広告なので出稿してからが勝負です。
改善や施策を繰り返し、より自社に合ったキーワードやターゲットに訴求していかなければ、成果を得られません。
最近は、消費者の情報リテラシーも上がり、広告をクリックしない層が一定数います。上位表示されればそれで安心とは言えないのが、リスティング広告の難しさです。
そこで、「もうプロに任せてしまおう」と丸投げするのもいいですし、業者に任せながら運用方法の知識を得るのもおすすめです。もちろん、費用は発生しますが、効果をあげるには効率のいい方法です。
リスティング広告運用で注意すること
リスティング広告は出稿が簡単なだけに注意すべき点もいくつかあります。
規定を確認する
リスティング広告の担当者が一番脂汗をかいてしまう事態が「掲載停止」です。今の今までコンバージョンをガンガン取っていた広告が、いきなり配信停止になる恐れがあるのです。
多くの原因は、規定違反です。
Googleやyahooの広告掲載ポリシーは必ずチェックしておきましょう。最悪、アカウント停止になってしまいます。
これは、広告文だけではなく、広告から飛ぶURLの記事やLP内にも審査が及びます。
商標登録されているワードに気をつける
リスティング広告を見ていると、他社のブランドネームを使った広告文を使用する広告文が目に入ることがあります。みんながやっているから…という理由で商標登録されている文言を使うと、トラブルを招く可能性があります。
また、ブランドネームに誘われてクリックしたユーザーを裏切ることにもなります。
自社のWEBサイトを健全に運営していくためにも、他社のブランドネームや広告文言のコピーなどは絶対にやめましょう。
リスティング広告運用に困った時の解決方法
リスティング広告って簡単なようで奥が深いです。人気キーワードは競合も多いですし、コンバージョンが獲れるキーワードはクリック単価が高く費用が合わないなど、悩みは尽きません。そんなケースを想定して、最後に、リスティング広告運用の相談先をご紹介します。
Google、yahooの広告担当者に相談
GoogleやYahooでは、電話やLINE、チャットで相談を受け付けています。
現在はコロナの関係で、LINEやチャットが主な相談方法となっていますが、リスティング広告運用に関する費用やキーワード選定など、様々な悩みを相談可能です。
Google広告にはヘルプセンターが開設され、過去のQ&Aを調べられます。私も迷ったとき、必ずここを確認しています。
Google、yahooへの相談や、ヘルプセンターで解決しないときは、次の方法を試してみましょう。
リスティング広告に強い業者に相談
「成果が上がらない…」「キーワードが見つからない」「何で悩んでいるかもわからないけどリスティング広告がつらい」と思ったら、リスティング広告の運用代行業者へ相談しましょう。
リスティング広告の運用は、知識と経験が必要と先述しました。悩みや疑問が生まれたとき、最適な相談先は、リスティング広告に強い業者です。
リスティングにまつわる内容って、不明瞭なことが多く何で悩んでいるのかもわからないまま進めていることも多いですよね。広告運用代行業者に相談すれば、解決策が見つかりますし、運用を任せることもできます。
アクセスがあるのにコンバージョンが上がらない場合は、LPやサイトに問題がある場合はほとんどですが、改善点がわからず悩んでいる方も多いでしょう。広告運用代行業者なら、この辺りもトータルでサポートしてもらえます。
リスティング広告運用に疑問や不安を感じたら、病院で診察を受ける感覚で、リスティングに強いプロの目線で提案&アドバイスしてもらうといいでしょう。
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