クレジットカードは、カードの利用でポイントが貯まり、貯まったポイントはさまざまな使い方ができます。還元されるポイント数は、各カードの還元率によって決まるため、ポイントを貯めて有効活用したいなら、還元率の高いカードがおすすめです。
しかし、
「還元率のクレジットカードは?」
「還元率が3%を超えるクレジットカードはあるの?」
など、さまざまな疑問がある方もいるでしょう。
この記事では、ポイントの還元率別におすすめのクレジットカードを紹介します。
クレジットカード普段使いおすすめ!究極の1枚・3%・メイン最強・30代・40代
常時、還元率が3%のクレジットカードはなく、ゴールドカードやプラチナカードでさえ、常に還元率が3%のものはないでしょう。
一方で、一部の店舗やオンラインショップを利用することで、還元率が3%以上になるカードも存在します。ここからは、還元率最大3%以上のクレジットカードを紹介します。
三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)は、三井住友カードのナンバーレスカードです。カード自体に番号が印字されていないため、セキュリティ面でも安心して利用できます。
また、Vpassアプリを利用すると、カードの利用のたびにお知らせが届くので、万が一、不正利用があった際にも気付けます。
通常のポイント還元率は0.5%ですが、セブン-イレブンやマクドナルドでVisaタッチ決済やMastercardコンタクトレスで支払うと、5%還元されます。
また、対象店舗も多いのも三井住友カード(NL)の魅力です。
対象店舗は、セイコーマート、セブン‐イレブン、ポプラ、ミニストップ、ローソン、マクドナルド、モスバーガー、サイゼリヤ、ガストなど、馴染みのお店ばかり。
クレジットカードを機械に挿入しての支払いやApple Pay、Google Payを使用して支払う場合、ポイントの還元率は2.5%になるので注意が必要です。
| 還元率 | 0.5%~5.0% |
| 年会費 | 無料 |
| 国際ブランド | Visa、Mastercard |
| 申し込み条件 | 満18歳以上 |
| 還元率3%以上 | セイコーマート、セブン-イレブン、ポプラ、ミニストップ、ローソン、マクドナルド、モスバーガー、サイゼリヤ、ドトールコーヒーショップ、エクセルシオール カフェ、かっぱ寿司 |
アメリカンエキスプレス・ゴールドカード
アメリカンエキスプレス・ゴールドカードには、旅行に便利なサービスがたくさんあります。「プライオリティ・パス」は、国内および国際空港ラウンジが無料で利用でき、無料の荷物宅配および空港送迎などが利用できます。
年額3,300円の有料プログラム「メンバーシップ・リワード・プラス」に入会すると、Amazon、ヨドバシカメラなど一部加盟店での利用でポイント還元率は3%になります。
また、国内外のレストランで2名以上の予約をすると、1名分が無料になる「ゴールド・ダイニングby招待日和」も利用可能です。アメリカンエキスプレス・ゴールドカードは、ステータスが高く、よく飛行機を使う方におすすめです。
| 還元率 | 1% |
| 年会費 | 31,900円(税込) |
| 国際ブランド | American Express |
| 申し込み条件 | 満20歳以上 |
| 還元率3%以上 | Yahoo!JAPAN(Yahoo!ショッピング、ヤフオク、PayPayモール)、Uber Eats、iTunes Store/App Store、JAL公式サイト(国内線・国際線航空券、ツアー商品)、ヨドバシカメラ、Amazon、一休.com、HIS(海外航空券、ホテル、パッケージ・ツアー、レンタカー)、アメリカン・エキスプレス・トラベルオンライン |
dカードGOLD
dカードGOLDなら、ドコモの携帯電話の利用で10.0%のポイント還元が受けられます。例えば、携帯料金が毎月1万円の場合、dカードGOLDで支払うと、年間12,000ポイントほど貯まります。
ポイントは本人だけでなく、家族も利用できます。そのため、配偶者や子どもがドコモのユーザーであれば、dカードGOLDを発行して損はないでしょう。
さらに、利用金額に応じて11,000円~22,000円ほどのクーポンがもらえるのもdカードGOLDの魅力です。クーポンは、dショッピングサイト、メルカリ、携帯電話の購入などに利用できます。
ドコモのユーザーであれば、年会費は携帯電話料金のポイント還元で相殺できる場合があります。そのため、dカードよりも特典が充実したdカードGOLDを選択することをおすすめします。
| 還元率 | 1.00%~10.0% |
| 年会費 | 1万1000円(税込) |
| 国際ブランド | VISA/MasterCard |
| 申し込み条件 | 20歳以上、かつ一定水準の年収がある方 |
| 還元率3%以上 | ドコモの携帯電話料金の支払いで還元率10% |
クレジットカード還元率の鬼!最大2%以上
還元率1.0%のクレジットカードは還元率が高いと言われていますが、還元率2%以上のクレジットカードには、どのようなものがあるのでしょうか。以下で詳しくみていきましょう。
PayPayカード
PayPayカードは、2021年12月1日に誕生したばかりの新しいクレジットカードです。通常の還元率は1.0%に設定されています。電子マネーのPayPayでの支払い時にPayPayカードで決済すると、最大2.5%のPayPayポイントが貯まります。
PayPayカードはPayPayポイントが貯まる唯一のクレジットカードなので、PayPayユーザーには最適なカードです。
PayPayカードの利用の場合、以下の方法でポイントが貯まります。
・Yahoo!ショッピング、LOHACOの利用で3.0%還元
・PayPayでの支払いで最大2.5%還元
Yahoo!ショッピングやLOHACOを利用している方は、ヤフーカードを改良したカードともいえるPayPayカードを発行してみましょう。
| 還元率 | 1.0%〜2.5% |
| 年会費 | 永年無料 |
| 国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB、 AMERICAN EXPRESS |
| 申し込み条件 | 満18歳以上 |
| 還元率2%以上 | Yahoo!ショッピング、LOHACOの利用で3.0%還元、PayPayでの支払いで最大2.5%還元 |
dカード
dカードとスマホ決済サービス「d払い」を併用すると、ポイントの二重取りができます。d払いの支払い方法にdカードを設定するだけで、通常還元率1.0%に追加で0.5%~1.0%のポイントが貯まり、最大2.0%の高還元となります。
還元率は店舗によって異なり、Amazonやメルカリなどのオンラインストアならいつでも2.0%のポイントが貯まります。コンビニやレストランなどでは1.5%の還元となり、日常生活でポイントを貯めたいなら、dカードがおすすめです。
| 還元率 | 1.0%〜4.5% |
| 年会費 | 永年無料 |
| 国際ブランド | Visa、Mastercard |
| 申し込み条件 | 満18歳以上 |
| 還元率2%以上 | d払いの支払い方法にdカードを設定するだけで、最大2.0%還元 |
JCBゴールド
JCB ORIGINAL SERIESパートナーでカード決済すると、ポイントが2倍~10倍のポイントアップとなります。JCB ORIGINAL SERIESパートナーにはセブンイレブン、スターバックスコーヒー、メルカリなどがあり、全国どこでも効率よくポイントが貯まります。
さらに、年間30万円以上のカード利用でJCBスターメンバーズが適用となり、ポイント還元率が10%アップします。年間300万円以上の利用でポイント還元率が60%もアップし、ポイントがたくさん貯まります。
JCBゴールドには、以下のポイントアッププログラムがあります。
・スターバックスやセブンイレブンなどの優待店でポイント2倍~10倍
・年間30万円以上の利用で最大60%ポイントアップ
クレジットカードは使えば使うほどポイントが貯まります。そのため、生活費や買い物などをカードで支払いたい方にぴったりのカードです。
| 還元率 | 0.5〜5% |
| 年会費 | 初年度無料、2年目以降1万1,000円(税込) |
| 国際ブランド | JCB |
| 申し込み条件 | 20歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方 |
| 還元率2%以上 | スターバックス10倍、ルートインホテル7倍、オリックスレンタカー6倍、JTB国内宿泊オンライン3倍〜5倍、JCB海外おみやげサービス10倍、JCBトラベルパッケージツアー予約2倍〜5倍、年間30万円以上の利用で10%UP |
クレジットカード還元率の鬼!最大1%以上
ポイント還元率が最大1%以上のクレジットカードには、どのようなものがあるのでしょうか。以下でそれぞれみていきましょう。
リクルートカード
リクルートカードは通常還元率1.2%なので、日常生活で効率よくポイントを貯めることができます。毎日の買い物だけでなく、公共料金や携帯電話代の支払いも1.2%還元になるため、効率よくポイントを貯めたい方におすすめです。
一般的なクレジットカードの平均還元率は0.5%なので、定期的にリクルートカードを利用するとポイントが2.4倍も貯まります。リクルートカードは通常還元率が高く、以下のポイントアッププログラムが用意されています。
・じゃらんnetでの宿泊予約で最大11.2%還元
・ポンパレモールでのネットショッピングが最大21.2%還元
・ホットペッパービューティーで予約後に来店すると3.2%還元
じゃらんnetでの予約で最大11.2%ポイント還元されます。旅行を計画している方は、リクルートカードと合わせて利用するといいでしょう。
| 還元率 | 1.2%〜4.2% |
| 年会費 | 無料 |
| 国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB |
| 申し込み条件 | 18歳以上 |
| 還元率1%以上 | じゃらんnetでの宿泊予約で最大11.2%還元、ポンパレモールでのネットショッピングが最大21.2%還元、ホットペッパービューティーで予約後に来店すると3.2%還元 |
auPAYカード
auPAYカードなら、コンビニなどどこで利用しても100円(税込)につき1Pontaポイントが貯まり、ポイント還元率は1%です。au関連決済以外の買い物でも対象となります。通常ポイント還元率0.5%のカードが多い中、高い還元率と言えます。
auPAYカードの利用で貯まったpontaポイントは、pontaポイントの提携店だけでなく、auサービスでも利用できます。auPAYマーケットは、KDDIグループが運営するオンラインショッピングモールです。
支払い方法にauPAYカードを選択すると、通常のカード利用の還元率1%に5%がプラスされます。そのため、合計「6%」にアップします。
| 還元率 | 1%~2.50% |
| 年会費 | 無料 |
| 国際ブランド | Visa/Mastercard |
| 申し込み条件 | 満18歳以上 |
| 還元率1%以上 | auペイの残高チャージとコード支払いで1.5%、auPAYマーケットの支払い方法にauPAYカードを選択6% |
VisaLINEPayクレジットカード
VisaLINEPayクレジットカードなら、決済金額に応じてLINEポイントが1.0%還元されます。年会費が無料なので、入会金や年会費を気にせずカードを使い続けることができます。
また、LINE PayアカウントにVisaLINEPayクレジットカードを登録することで、LINE PayにチャージしなくてもLINE Pay加盟店で決済ができるチャージ&ペイ機能を搭載しています。そのため、便利なキャッシュレス生活を実現できます。
VisaLINEPayクレジットカードは、通常のカード利用のほか、「Visaタッチ決済」や「iD」などの支払い方法から選択ができ、買い物に便利です。シンプルなデザインで、日常使いしやすいクレジットカードです。
| 還元率 | 1% |
| 年会費 | 無料 |
| 国際ブランド | VISA |
| 申し込み条件 | 18歳以上 |
| 還元率1%以上 | LINEポイント、1%還元 |
クレジットカードに関するQ&A
Q1. 日本で1番使われているクレジットカードは?
A. 調査によって順位が変動する場合がありますが、複数の調査で「楽天カード」が最も多く保有・利用されているクレジットカードの1位となっています。
これは、「年会費永年無料」「基本のポイント還元率が高い(通常1.0%)」「楽天市場などの楽天経済圏での利用でお得になる」といった点が評価されているためです。
また、クレジットカードの国際ブランド別で見た場合、利用シェアが最も高いのは「Visa(ビザ)」です。
Q2. クレジットカードの月平均使用額はいくらですか?
A. クレジットカードの月平均利用額は、調査対象や調査時期によって異なりますが、一般的に以下の金額が目安とされています。
- 平均値: 5万円〜6万円程度
- 最も多い回答層: 5万円〜10万円
これは、毎月の公共料金や通信費、サブスクリプションなどの固定費をクレジットカードで支払っている人が多いためと考えられます。
Q3. クレジットカードと現金払いではどちらが得ですか?
A. 計画的な利用ができるのであれば、原則としてクレジットカード払いの方がお得になります。
| 支払い方法 | メリット | デメリット |
| クレジットカード | ポイント還元(通常0.5%〜1.0%)やマイルが貯まる。家計管理がしやすい。不正利用の補償がある。 | 使いすぎのリスク。分割・リボ払い利用時の手数料が高い。利用できない店舗がある。 |
| 現金払い | 使いすぎを防ぎやすい。カード情報漏洩のリスクがない。すべての店舗で利用できる。 | ポイントや特典が得られない。ATM手数料がかかる場合がある。 |
クレジットカードは、固定費の支払いや高額な買い物でポイントを効率良く貯められるため、結果的に節約につながります。
ただし、リボ払いや分割払いを利用すると高額な手数料が発生し、現金払いより損になる可能性があるため注意が必要です。
Q4. 女性におすすめのクレジットカードは?
A. 女性におすすめのクレジットカードは、女性特有の特典やデザインの豊富さ、特定の店舗での優待などに特徴があります。
| カード名 | おすすめの理由 |
| JCB CARD W plus L | 年会費無料で高還元率(1.0%)。女性向けの保険(月額数百円から)や、優待サービスが充実している。 |
| 楽天PINKカード | 年会費無料。楽天グループの優待に加え、カスタマイズ特典(月額有料)で、女性向けの割引サービスなどを付帯できる。 |
| エポスカード | 年会費無料で、全国1万店舗以上で割引や優待が受けられる。マルイでの利用がお得。 |
| 三井住友カード(NL) | シンプルなデザインで、対象のコンビニ・飲食店で高還元率であるため、日常使いでお得。 |
Q5. クレジットカード最強の2枚は?
A. 「最強の2枚」は利用者のライフスタイルによって異なりますが、一般的には「高還元率」と「特定の利用場所での特化」を組み合わせ、互いの弱点を補完しあう組み合わせが推奨されています。
【最強の2枚の組み合わせ例】
| メインカード(どこでも高還元) | サブカード(特定店舗で高還元/優待) | おすすめのユーザー |
| 楽天カード | 三井住友カード(NL) | 普段は楽天市場を利用し、コンビニやファミレスもよく利用する人 |
| JCBカードW | 三井住友カード(NL) | どこでも高還元(1.0%)を維持しつつ、コンビニなどでの利用機会も多い人 |
| リクルートカード | 楽天カード | 基本還元率(1.2%)で固定費を支払い、特定のネット通販でもお得にしたい人 |
メインカードを日常使いの基本のポイントを稼ぐ役割とし、サブカードを「コンビニでの高還元」「空港ラウンジなどの優待」「メインカードが使えない国際ブランドの補完」といった特定の目的で使い分けるのが「最強」とされる考え方です。
特に、JCBカードWはAmazonでのポイント還元率が2%になるので、Amazonをよく使う方におすすめです。
JCBカード Wを使ってAmazonで買い物した場合、ポイント倍率が4倍にアップし、2.0%のポイント還元率となる。
まとめ
クレジット カードの還元率のシステムや還元率の高いカードについて紹介しました。
うまく組み合わせると効率よくポイントが貯まり、日常の買い物もお得になります。新しいカードを選ぶ際に、ぜひ参考にしてください。
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