インターンシップの志望動機について「どう書けばいい?」「100字や200字と指定があるけどまとめ方がわからない」「そもそもインターンシップの志望動機って重要?」などの疑問を抱えていませんか?
志望動機は採用担当がもっとも注目する部分です。
インターンシップはただの就業体験ではなく実質的には採用試験の場となっています。インターンシップの選考を突破して参加できれば、早期採用も夢じゃない!そのためには、明確で熱意の伝わる志望動機を用意する必要があります。
とはいえ、短い文章で、志望動機を明確に伝えるって本当に難しいですよね。どのように書けば高評価につながるのか、採用されるポイントは何なのか気になる方も多いはずです。
そこでこの記事では、インターンシップの志望動機の書き方と魅力的に伝えるポイントを解説していきます。
インターン志望動機の書き方例文:文字数別
企業によっては、志望動機を「100字や200字で!」と指示することがあります。自分の思いをわずか100字で伝えるなんて、とても難しいですよね。
少ない文字数で志望動機を書かせる理由は、端的で簡潔にまとめる力をみたいという企業側の意図があるからです。
志望動機は、企業に対するプロポーズのようなものですから漠然とした内容では、「ここで働きたい」という熱意は伝わりません。そこでこの項では、100字や200字でも熱意や意欲が伝わる書き方を解説します。
100字で伝える方法
100字なんてTwitterの投稿制限文字数よりも少ないですよね。この少ない文字数で、志望動機を書くとこのような感じです。
「将来、貴社で働きたいと思い応募しました。(20字)
その理由はセミナーに参加した際「家づくりを通して街づくりに貢献している」と感じたからです。(66字)設計部では安心して住める住環境の提供を中心に理解を深めていきたいです。(100字)」
こちらはハウスメーカー志望の例文です。
まずは将来、その企業で働きたいと思っていることをストレートに伝えます。経験を積むためではなく、企業で働くためにインターンシップに応募したのだということを最初に書くことで熱意が伝わります。
そして、働きたいと思った理由(目的)と得るもの、達成したいこと(ゴール)を明確に伝えることがポイントです。
300字で伝える方法
次は、300文字で伝える方法です。先ほどの100文字に比べると3倍ですから、かなり色々と内容を盛り込めると思います。
例文から紹介します。
「将来、貴社で働きたいと思い応募しました。(20字)
その理由はセミナーに参加した際「家づくりを通して街づくりに貢献している」と感じたからです。貴社は住宅メーカーの中でも天然木をつかい景観を崩さず安心して住める住環境を提供しています。
私は、建築学科で設計を学び多様な街並みにも対応できる外観を研究してきましたので、貴社のコンセプトにとても共感しました。
古い町並みが残っている場所でもその土地にふさわしい外観、調和を大切に新しく安全な住環境を提供する家を作りたいと思っています。設計部では、お客様の理想を形にする住宅設計や周辺景観を損なわない設計の工夫、設計職について理解を深め、勉強すべきことを明確化したいです。(300字)」
このように、300字になると意思表示、理由、目的、ゴールを詳しく盛り込んだ内容を書けます。100字より企業の特長や共感することに触れ、実現したいこと(ゴール)に向って一貫した内容でまとめることがポイントです。
400字で伝える方法
次は400字で伝える方法です。100字、300字よりもさらに詳しく経験や理由付けを盛り込んでいきましょう。
「将来、貴社で働きたいと思い応募しました。(20文字)
その理由は◯年◯月のセミナーに参加した際、設計部の佐藤様に仕事内容をお聞きし心を打たれたからです。「家づくりを通して街づくりに貢献していることがやりがい」とお聞きしたことが深く印象に残っています。
貴社は住宅メーカーの中でも天然木をつかい景観を崩さず安心して住める住環境を提供しています。私は、建築学科で設計を学び多様な街並みにも対応できる外観を研究してきましたので、貴社のコンセプトにとても共感しました。
古い町並みが残っている場所でもその土地にふさわしい外観、調和を大切に新しく安全な住環境を提供する家を作りたいと思っています。そして、老若男女全ての人が共生できる街を目指し設計職で地域に貢献していきたいです。
設計部では、お客様の理想を形にする住宅設計や周辺景観を損なわない設計の工夫、設計職について理解を深め、学生のうちに勉強すべきことを明確化したいです。(400文字)」
話を聞いた社員の名前を出すことで情報がリアルになりますし、説得力が増します。自分の経験や企業への共感を示すことで、マッチ度も高まるでしょう。
いきなり400字から書き始めるのは大変ですから、まずは100字で大きな枠を作り、そこから100字、200字と元の文章に肉付けしていけばまとまりやすくなります。
インターン志望動機の書き方:業界別
先ほどは文字数別の志望動機の書き方を紹介しましたが、この項では業界別のポイントを解説していきます。
食品・飲料業界
就職先として多くの就活生から人気の食品・飲料業界。インターンもかなりの倍率が高くなりますので、自己分析・企業研究をしっかりと行い「理由・目的・ゴール」を明確に伝える必要があります。
食品・飲料業界の志望動機に盛り込みたい内容は、以下のようなものです。
- どうして他業界ではなく「食品」なのか?
- どうして他の企業ではなく「その会社」なのか?
- 食品が人の健康や生活にどのように関わるのか
- その食品メーカーに対する思いや思い出のエピソード
健康に特化した商品を多く取り扱う、日本の食文化を海外へPRしている、安心・安全な食材にこだわり信頼感があるなど、企業ごとの特長を盛り込みます。
食文化への興味や食をどのような切り口で捉えるか自分なりに考えをまとめ、その企業や業界に関心を寄せている理由を明確にしていきましょう。
食は私たちの生活に密接に関係しています。仕事を通じてどのような社会貢献をしたいかもかければ好印象です。
以下のページからインターンから本選考先輩内定者のESで志望動機をチェックできます。
メーカー・製造業界
自動車・精密機器・食品・アパレルなど、国内外問わず、世の中には多くのメーカーが存在し志望する就活生も多い業界です。メーカー・製造業の志望動機は、他業種に比べて文字数が多く頭を抱える学生も多いでしょう。
学生の志望動機でありがちなのは、「製品作りに関わりたい」「日本の技術を世界へ…」などです。これではあまりに漠然としていて採用担当者に響きません。
一般的に、メーカーや製造業は転勤や海外勤務も多く、そのような環境でも愛社精神を持って働ける人材を求めています。ですから、「業界ならどこでもいいんじゃない?」と思われるような志望動機は避けたいところです。
「貴社じゃなければダメ」だという確固たる理由と意思を伝えられるような志望動機を考えましょう。
メーカー・製造業界の志望動機に盛り込みたい内容をチェックしてみましょう。
- その製品の将来と自身のキャリアを重ねる
- 自分がどのようにその業界と関わっていくか、社会に貢献するか?
- その会社の製品への思いや経験・思い出をエピソードで話す
- 数あるメーカーからなぜその企業を選んだのか
- その企業の求める人材に適応しそうな自分の強みや特徴
- インターン参加後にやりたいことや目標
メーカーや製造業の志望動機は長くなるため、志望動機は1つではなく2つ以上書くと高評価。その会社でなければならない特長や理由を書けば、「うちじゃなくてもいいんじゃな?」と思われるリスクを避けられます。
インターン志望動機を魅力的に伝えるポイント
最後に、どの業界にも共通するインターンシップの志望動機を魅力的に伝えるポイントを4ステップで紹介します。
1「貴社で働きたい」を最初に伝える
まずは、どの言葉よりもなぜ参加したいと思ったかの意思をシンプルに伝えましょう。
- 将来貴社で働きたいと思ったから
- ◯◯の製造(その会社の製品や独自の技術)に興味があり、将来関わりたいと思った
- ◯◯部門で働きたいです。
この言葉を最初に持ってくることで、「働きたい」「参加したい」という思いが明確に伝わります。そして、「その理由は…」と次に繋げやすくなるメリットもあり。
読んでいる側もわかりやすいので、文章を端的にまとめる力があると高評価につながるでしょう。
2働きたいと思った理由を明確に伝える
次に、
- どうしてその企業で働きたいと思ったのか?
- なぜその業界に関心を持ったのか?
など、業界とその企業へ関心を抱いた理由を述べます。
インターンシップでは、本選考のように企業へ入社したい理由を述べる必要がないと言われることがあります。しかし、倍率の高い企業の場合は、熱意が強い方が通過できますので、念には念を入れて備えておきましょう。
「〇〇業界に興味がある」など曖昧な言葉にするのは避け、貴社じゃなければ絶対にダメという部分を企業研究から見出すことが重要です。
3自分の経験や体験を織り交ぜエピソードにする
その会社のサービスや製品に関わる自身の経験や体験、学んだことをエピソードにして書きましょう。自分はどのような経験をして、その企業や職種に興味・関心を持ったのか。共感する部分などを志望動機に織り交ぜます。
前述した例文でいえば、以下の部分です。
「貴社は住宅メーカーの中でも天然木をつかい景観を崩さず安心して住める住環境を提供しています。私は、建築学科で設計を学び多様な街並みにも対応できる外観を研究してきましたので、貴社のコンセプトにとても共感しました。」
他の就活生とかぶらない、あなただけの志望理由になりますので、アピール効果が高くなります。共感を入れることで、企業とのマッチ度を高めます。
4参加する目的とゴールを明確に書く
最後に、インターンシップに参加する目的やゴールを明確に書きましょう。
例文でいえば以下の部分です。
「古い町並みが残っている場所でもその土地にふさわしい外観、調和を大切に新しく安全な住環境を提供する家を作りたいと思っています。そして、老若男女全ての人が共生できる街を目指し設計職で地域に貢献していきたいです。設計部では、お客様の理想を形にする住宅設計や周辺景観を損なわない設計の工夫、設計職について理解を深め、学生のうちに勉強すべきことを明確化したいです」
インターンシップでは学ぼうとする姿勢がなければ、学生も企業も時間の無駄になってしまいます。参加後に取り組みたいことや理解を深めたいことを書くことで、目的意識の強さと意欲をアピールできます。
インターン志望動機に困った時の対処法
ここまでインターンシップの志望動機について解説してきましたが、いざ書こうとしても「どう自分に変換していいかわからない」「まとまりのない文章になってしまう」「書いたけど自信がない」という悩む方もいらっしゃるでしょう。
そこで、インターンシップの志望動機に困った時の対処法を紹介します。
OG・OBに添削してもらう
志望動機に迷ったら、OB・OGに添削してもらう効果的です。実際に入社している人なら、社風やどのような人材を求めているか、リアルな情報やアドバイスをもらえます。
また、OB・OG訪問の経験をさらに「〇〇事業部の〇〇さんからお聞きし」と志望動機に盛り込むことができます。企業研究に熱心な学生と印象付けられますのでメリットも大きいでしょう。
もし、OB・OGが見つからない場合は、ビズリーチキャンパスのような就活アプリが便利です。無料で自分の大学のOB・OGと繋がれます。オンライン上で様々な就活の悩みに答えてもらえますし、アプリでOB・OG訪問も可能です。
日本中にいる先輩たちと繋がれます。就活に成功した先輩から的確なアドバイスをもらいましょう。
ココナラで添削してもらう
インターンシップの志望動機をいち早く完成させたい場合は、ココナラも便利です。ココナラは、得意なことやスキルをサービスとして出品・購入できるサイトです。
ここでは、就活に詳しい「現役人事部」や「就活のプロ」に就活の様々な悩みをピンポイントに相談できます。
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まとめ
この記事では、採用されやすい!インターン志望動機の書き方・ポイントについて解説しました。就業体験ができるインターンシップは、体験や経験を通じて仕事や企業を理解できる絶好の機会です。業界や企業が自分にあっているか肌で感じられますので、就活に必ず役立ちます。倍率の高い企業の選考に通過するには、志望動機に目的とゴールを明確に伝えることが大切。この記事を参考に、熱意が伝わる志望動機を書き上げてください。仕上がりに不安を感じたら、OG/OBに添削してもらうか、ココナラなどのサービスを使いプロにアドバイスをもらいましょう。
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