有機ELテレビの寿命!消費電力は?失敗しないための選び方

有機ELテレビの寿命!消費電力は?失敗しないための選び方

有機ELテレビを購入したいけど

寿命って短い?」

「消費電力はどれくらい?」

「焼き付きが起こるって聞いたけど大丈夫かな?」

など、様々なことが気になり不安になっていませんか?

有機物を発光させて映像を表示する有機ELテレビは、通常の液晶テレビより高いため購入を迷ってしまいますよね。寿命が短いと早い段階で買い換えが必要ですし、性能とコスパが合うのか疑問を抱いている人も多いでしょう。

そこで、この記事では有機ELテレビの寿命と有機ELテレビのメリット、デメリットについて解説していきます。

最後におすすめの有機ELテレビもご紹介していますので、購入検討の参考にしてみてください。

有機ELテレビの寿命

有機ELテレビの寿命は、短いと言われていますが、実はそうでもありません。

有機ELテレビのパネルの寿命は5万時間で半減期を迎えるといわれています。5万時間以上=5年以上です。これは、5年で故障するというわけではありません。

また、有機ELテレビの有機ELパネルの寿命は、フル稼働でも10万時間とLGが公式で発表しています。10万時間とは約11年くらい。液晶テレビの寿命が7〜10年と言われていますので、比較しても寿命が短いわけではないようです。

現在の家庭用有機ELテレビは、液晶テレビと同様に十分な耐久性を備えています。

ですから、有機ELテレビの寿命が特別短いと心配することはないでしょう。

有機ELテレビのメリット

有機ELテレビのメリットについて解説します。

画質が綺麗

有機ELテレビの最大のメリットは、画質が圧倒的に綺麗なところです。

有機ELテレビはコントラスト比が高く、液晶テレビとは比べものにならないくらい、色鮮やか。バックライトで照らす液晶に多い色むらの心配も、自発光方式の有機ELテレビにはありません。

家電量販店で液晶テレビと見比べれば、圧倒的な画質の良さに気づくはずです。

有機ELテレビで映画やスポーツをみると、あまりの美しさに感動します。

薄くて軽い

有機ELテレビは、有機物で発光するため液晶テレビのように、バックライトが必要ありません。その分、薄さも液晶テレビの1/10で済みます。

薄くなった分、重さも液晶より10kgも軽くなり、「薄い!軽い!画質が綺麗!」を実現しています。

ちなみに、有機ELテレビの一番薄い部分は5mm以下。iPhoneでも7mmくらいあるので、それより薄いなんて驚きですよね。

薄い分、取り付け工事費も安く済みますので、憧れの壁掛けTVにも気軽に挑戦できそうです。

視野角が広い

有機ELテレビは視野角が180度と広く、真横からでも綺麗に見えます。
液晶テレビを真横から見ると「見えにくい」と思うことが多々あるでしょう。我が家も液晶テレビだった頃、見えないから角度を動かして見ていました。

しかし、有機ELテレビに変えてから、ほぼ真横から画面を見られるようになっています。

有機ELテレビのデメリット

それでは次に、有機ELテレビのデメリットを解説します。

本体価格が高い。値下がりする

有機ELテレビは、液晶テレビに比べると本体価格が高いところがデメリットです。

例えば、国内メーカー55インチの場合、有機ELテレビは最低でも約12万円からのラインナップに対し、液晶テレビは約5万円から購入できます。
有機ELテレビは、液晶と比べるとまだまだ高めです。

とはいえ、海外メーカーで品質が安定している製品も増え、手の届きやすい価格帯のものも発売されています。

今後もどんどん値段が下がっていくはずですから、デメリットではなくなる日もそう遠くなさそうです。

現在の有機ELテレビの本体価格が高いと感じたら、液晶テレビを検討しましょう。

消費電力が大きい

有機ELテレビは、液晶テレビより消費電力が大きいところもデメリットと言われています。

有機ELテレビ ソニーKJ-65A8H は、消費電力468Wに対し、ソニー液晶ブラビアKJ-55X8550Hの消費電力は210Wです。消費電力が大きいということは、それだけ電気代がかかるということ。年間にすると2000円もいかない差ですが、どうしても電気代が気になる方は、液晶テレビを選んだほうが良さそうです。

消費電力に関しては、液晶テレビの消費電力が減っているように、今後も改善されていくことが予想されています。

画面の映り込み

有機ELテレビは、日当たりの良い場所におくと、窓からの光が反射して見づらく感じます。外の光を反射しやすく、液晶よりも最高輝度が低いため明るいリビングでは、かなり見えなくなる可能性が高いです。

スマートフォンも自然光の下や明るすぎる場所では、画面に光が反射して見えづらく感じることがありますよね。それと同じです。有機ELテレビの黒は液晶よりもっと漆黒ですから、映り込みが気になるという方も多いです。

設置する場所は、少し暗めの窓から離れた位置が望ましいでしょう。

地デジが汚い

かなり綺麗な有機ELテレビですが、地デジの放送は思ったよりキレイではなく汚いという人もいます。

そもそも地デジは4K放送をしていなく、4kでキレイに映る有機ELテレビの良さを活かせていないのです。

現状は2kテレビで放送されていて、4k放送は2025年以降と言われています。

Netflixなどの動画サービスやBSなどの画質は素晴らしいのですが、地デジの画質は期待するほどではないので、地デジテレビしか見ない方には買っても損をするでしょう。

おすすめの有機ELテレビ

それでは、最後におすすめの有機ELテレビをご紹介します。

パナソニック 55V型 有機EL テレビ VIERA TH-55HZ1800

出典:amazon

パナソニックのTH-55HZ1800は、4Kダブルチューナー内蔵 有機ELテレビです。イネーブルドスピーカーを内蔵し、迫力あるリアルな立体音響を実現しています。まるで映画館にいるような臨場感。

圧倒的な有機ELの映像美が魅力の1台です。NetflixやyoutubeなどのVODも4Kの高画質で楽しめます。パナソニック独自の有機ELパネルなので黒がより自然な漆黒。素早い動きもなめらかに映し出されるのでスポーツ鑑賞にも最適です。

首振り機能も搭載し、どの角度からも見えやすいようになっています。災害時も被害を最小限に抑える「転倒防止スタンド」は、テレビ台にしっかり吸着!地震に強く倒れにくい設計です。

パナソニック 55V型 有機EL テレビ VIERA TH-55HZ1800

ソニー 55V型 有機EL テレビ ブラビア KJ-55A9G

出典:amazon

ソニーブラビアKJ-55A9Gは、有機ELの能力を最大限に生かした映像美が自慢のテレビです。スピーカーが正面から見えないので、映像だけが浮かんでいるような臨場感。

今まで見なかった旅行番組やスポーツ中継などを見たくなるほど圧倒的な高画質を実現。美しい映像に、引き込まれるような感覚を覚えます。

Android TV機能を搭載し、youtubeやprimeビデオ、アプリやゲームを楽しめます。このTVでゲームすると、あまりの映像美に感動。漆黒と豊かな色彩は文句なしの高画質です。

ソニー 55V型 有機EL テレビ ブラビア KJ-55A9G

まとめ

この記事では、有機ELテレビの寿命とメリット、デメリットを解説しました。有機ELテレビの寿命は、液晶テレビと同じでそれほど心配することはないでしょう。

有機ELテレビが登場して、まだまだ間もないため価格の高さや消費電力など気になる部分はあります。しかし、液晶テレビもこの10年で、価格が下がり消費電力が減っていますので、今後確実に改善されていく部分です。それより、デメリットを打ち消すほど圧倒的な映像美は、自発光方式の有機ELテレビでしか表現できません。高品質なスピーカーを内蔵した有機ELテレビでは、映画館に入るような臨場感を味わえます。

有機ELテレビか液晶か迷っている方は、この記事でご紹介したメリット、デメリットをチェックして、比較検討してみてください。

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