そろそろ仕事復帰を考えるものの「1歳から保育園に入れるとかわいそう?」「後悔しないかな?」と悩むママは多いはず。
専業主婦になるか仕事に復帰するかは、難しい選択ですよね。
私は娘が9ヶ月で保育園に預けて仕事に復帰しました。最初はとても悩みましたし、預けてからも大変なことがたくさんありましたが、今、後悔はありません。
あの時保育園に入れてなかったら今の生活はないと感じています。
今回この記事では、私の経験をもとに1歳から保育園に入れると後悔するのか?かわいそうなのか?保育園に入れるメリット・デメリットなどを解説していきます。
今保育園に入れることを悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
1歳から保育園「入れなきゃよかった」と後悔したこと
先ほど、娘を1歳から保育園に預けて「入れなきゃよかった」と後悔したことはないとお話ししましたが、その理由は娘が保育園に対し楽しい思い出しかないと言っているからです。
寂しくなかったといえば嘘になると思いますが、娘は娘でそれなりに充実した日々を送っていたと感じます。離れている分、一緒にいられる時間を大切にしましたし、育児を人に任せたという後ろめたい気持ちなど一切ありません。
保育園に預けて働くという選択をしたのなら、前向きにとらえ進むしかないと思います。後悔するかどうかは結局タラレバの話です。
自分で決めたことならどんな選択をしても後悔しないと思います。
それに、「入れなきゃよかったかな」と思った時点で立ち止まって、仕事を辞めるという選択肢もあります。
子育てに対して常に「こうしなきゃいけない」ということは1つもありません。今かけられる精一杯の愛情を注ぐだけ。子供の様子を見ながら対応していきましょう。
1歳から保育園に入れて大変だったこととその対策
先ほど後悔したことはないとお話ししましたが、大変だったことはたくさんあります。
①急な発熱→周りの協力が不可欠・病児保育の確認
子供を保育園に預けて働く時に一番大変なのが「病気」への対応でした。
1歳前後のお子様は、急な発熱が多く保育園を休まなくてはならない日も多いです。保育園を休むということは仕事も休むことになります。
そこで、これから復職する方は以下の3つを確認しておきましょう。
- 旦那さんや親御さんの協力を得る
- 病児保育の確認
- 職場の環境
まずは、急な発熱や風邪症状などで保育園から呼び出しがかかった時、ママだけではなく旦那さんの協力も必要です。
どうしても抜けられない仕事があるときは、お迎えを旦那さんに頼まなくてはなりません。「熱が出たらお迎えにいく」「具合が悪くなったら仕事を休む」ことをママだけの役目にしないよう、夫婦でよく話し合っておきましょう。
他に協力してもらえる親御さんがいれば、かなり強力な助っ人になります。
次に、病児保育の確認です。病児保育とは、病気のお子様を専門の保育スタッフが預かってくれる施設です。病院に併設していることが多く感染症予防も万全です。私の場合は、この病児保育にかなり助けられました。
料金はかかりますが、どうしても仕事を休めない時に利用できますし病院ですから適切な看護で見守ってくれます。
病児保育を利用できる医療機関は限られますので、どこにあるか?利用方法、予約の仕方、施設の見学などを事前に済ませておきましょう。
また、職場が休みづらい場合はとても困りますよね。できるだけ同じ環境にある方たちと助け合いながら、時には残業して仕事に迷惑がかからないように取り組む姿勢が大切です。
②働くことを旦那さんが反対すると大変さが増す→ストレス解消法を見つける
子供を預けて働くことに協力的な旦那さんと、家にいて欲しい旦那さんでは大変さも異なります。前者なら協力を得られますが、後者ならことあるごとに外で働いていることを咎められることになります。
「家が散らかっている」「子供がかわいそう」「まだご飯できていないの?」など心無い言葉をかけられます。中には、経済的にも自分が働かなくてはいけないのに全く協力を得られないどころか、先ほどのような言葉をかける男性もいるのです。
ここは夫婦でよく話し合っておくべきなのですが、話し合いできない旦那さんの場合はもう自分1人でやるんだという覚悟するしかないですよね。
日々の忙しさでストレスがたまりがちになりますので、自分だけのストレス解消法などを見つけておくことをオススメします。
③家事との両立が大変→家事は手抜きしていい
家事と育児の両立は、専業主婦でも大変なことです。外で働くと、家のことをしている時間がなかなか取れないのは当たり前です。あれもこれも完璧にやろうとすると、追い込まれてしまいますよ。
お子様と一緒にいられる時間をできるだけ有意義に過ごすためにも、平日の家事は手抜きしてもいいと思います。
バタバタとご飯作りをして、流れ作業のように寝かしつける日々が続きますが、そんなこと手抜きして、お風呂でゆっくり遊ぶとか一緒にお絵描きするとか、それだけでお子様も安心して眠れると思います。
洗濯物が綺麗にたためてなくても生きていけますし、部屋が少々散らかっていても週末に片付ければいいこと。それよりも、心に余裕を持ちお子様と向き合う時間が取れれば十分です。
1歳からはかわいそう?保育園に入れてよかったこと
次に保育園に入れてよかったことを紹介します。
生活リズムが整う
保育園に入れると規則正しい生活になりますので、生活リズムが整います。
私の娘は保育園に入れるまで夕方ぐずることが多く、食事の準備が大変でしたが、保育園に入れてからは夕方も自宅で穏やかに過ごしてくれました。
保育園では、遊び、お昼寝の時間も十分とってもらえますし、おやつや食事も規則正しいです。保育園で同じ年の子供たちと過ごすので、夜はぐっすり寝てくれます。
子育ての相談先が増える
子育てしていると「離乳食が進まない」「オムツはいつ取れる?」「おしゃべりしないな…」など不安に思うことも多いですよね。
育児書ではなかなか解決せず、一人悩むこともあります。
しかし、保育園なら気軽に先生に相談できますし、周りのママたちの情報も手に入ります。また職場には先輩ママさんもいましたので、育児の相談ができてとても心強く感じました。
大きくなるにつれて、子供も自我が芽生え魔の2歳と呼ばれる時期も保育園の先生にかなり助けられたこと、今でも感謝しています。
バランスのとれた給食
保育園の給食は、栄養士さんが考えた栄養バランスのいい献立が用意されています。
家ではあまりご飯(離乳食)を食べなかった娘も、保育園に慣れるとよく食べるようになり、おかわりをしたと聞くとなんだか頼もしく思えました。
隣でお友達が食べていると食に興味が出たようでいい刺激になったと思います。
自宅ではできない経験ができる
保育園では様々な経験ができます。手や身体、頭を使う遊びが盛りだくさん。
家でもし娘と二人きりの場合、一緒にいる時間は多いのですが家事や食事の準備などそれなりに忙しくして、娘に一人遊びをさせる時間も多かったと思います。
雨の日は外に出かけられませんし、いつも同じ遊びをしていたはず。
しかし、保育園では季節に合わせた色々な遊びや自然に触れて学べるなどの機会が多く、単調な毎日ではありません。何かに挑戦することも増えるでしょう。
初めての発表会があった時、小さな娘が音楽に合わせて体を動かしてダンスしているのを見て、感動してしまいました。これも保育園に入れたから得られた貴重な経験です。
1歳から保育園に入れる影響は?デメリットはある?
本来なら保育園や幼稚園に入園させるのは、3歳からが多いですよね。「3歳までは一緒にいたい」と仕事をセーブするママもいるでしょう。
そんな中早くから保育園に入れるデメリットももちろんあります。
病気をすぐもらってくる
入園当初は、とにかくよく風邪を引きました。これが保育園の洗礼と呼ばれるものかと頭を悩ませたほどです。ほぼ毎週のように熱を出しましたし、病児保育にお世話になることも多かったです。
病児保育に預けて働くと、その日の稼ぎは病児保育に消えるほど。「あれ…私なんで娘を預けてまで働いているんだろう」と思うときもありました。
もう仕事をやめて一緒にいようかなと考えたこともありますが、半年もしないうちに風邪を引かなくなり、元気に登園できるほど強くなりました。
子供の病気がすぐにうつる
子供が病気をすると、看病している大人がうつってしまうこともよくありました。我が家の場合は、夫がよく子供の熱をもらって体調を崩していましたね。
なぜか私は元気なのですが、男の人が風邪を引くと子供より手がかかるので本当に困りました。
ただ、その辺りも慣れるのか、少し体調が悪いと思った時点で早く寝たり栄養満点の食事取るなどして免疫力アップを心がけてからいつの間にか家族全員元気で過ごすようになっていました。
保育園 1 歳児 入りにくい?0歳の方が有利
保育園は0歳児クラスに比べて1歳児は入りにくいです。0歳児クラスは進級すると全員が1歳児に上がりますので、0歳児は定員分まるまる空きます。
一方で、1歳児クラスから上は下から上に進級するためなかなか空きが出ません。このことから、1歳児よりは0歳児の方が入りやすくなります。
また、0歳児は育休を使用して自宅保育する方が多く入所する人も少ないのも入りやすい理由です。
しかも、1歳になると他のママたちも復職し出す頃。ですから数名の枠に多くの希望者が殺到し、椅子取りゲーム状態となってしまいます。
1歳で保育園の入所を狙うなら、0歳児クラスから入所させる方が有利です。復職したい時に保育園に入れず、専業主婦を選ぶしかない方も少なくありません。
特に都市部は共働きが多いため保活の激戦区。数ヶ月の差なら早めに復職して保育園の席を確保した方がいいでしょう。
1歳から保育園に入れる!後悔しない保育園選びのポイント
最後に、1歳から保育園に入れるために後悔しない保育園選びのポイントを紹介します。
保育園選びで多くの人が重視することをチェック
皆さんは保育園選びで重視することはなんでしょうか?多くの人が優先順位の上位にあげている条件をチェックして、保育園選びの参考にしましょう。
立地・通いやすさ | 会社と自宅からの距離や通いやすさ、無理なく毎日安全に送迎できるか?を重視。公共交通機関を使う場合、雨の日の渋滞や傘をさして歩けるか?なども確認。 |
保育士の人数が十分満たしているか | 0歳児は子供3人に対し一人の保育士。1〜2歳児6人に対し1人必要です。保育士の数が足りているかは、子供の安全に関わりますので必ずチェックしましょう。 |
教育方針 | 通わせる保育園の教育方針があっているかも重要。厳しすぎるとか自然派とか宗教系とか色々あるので要チェック。 |
早朝・延長保育の有無・土曜保育の参加条件 | 早朝や延長保育が何時まであるか?お迎えルールやおやつの有無 |
近所や登園者の口コミ | 悪い口コミや噂はないか?保護者のカラーや雰囲気など。暗黙のルールもチェック。 |
習い事の有無 | 保育時間終了後、特別レッスンなど習い事があるか? |
催し物やイベント | どのようなイベントが年に何回あり親が参加・準備するものの数や頻度、負担など |
給食・おやつ・捕食の内容 | 給食の量やおやつは果物か?お菓子か?。特に延長保育時の捕食にどのようなものが出るか。 |
父母会の有無 | 役員など親に負担がかかるものはあるか? |
駐車場の広さや駐車のしやすさ | 車が停めやすいか?駐車場から園までの近さ、子どもの安全面など。 |
手作り系 | 雑巾や衣装など親が作らなくてはならないものはあるか? |
延長保育のルール | お迎えの時間や延長保育時の保育の内容など |
各家庭で重視するものは違うはずなので、夫婦でよく話し合って優先順位をつけておきましょう。
私が保育園選びで重視したのは、以下の5つです。
- 通いやすさ・お迎えの行きやすさ
- セキュリティの高さ
- 延長保育があり捕食も用意してくれる
- 父母会がなく親参加型のイベントも少ない
- 習い事がある
娘が通っていた保育園は自宅と職場の中間地点にあり、通いやすさ抜群でした。オートロックでセキュリティが高く園庭も安全な場所にありました。
また、保育時間が終わると別途申し込みは必要ですが英語やピアノなどの専門の先生が保育園にきて習い事までカバーしてくれことも大きなメリットです。
習い事に自分で連れていく必要がなく、園でやってくれるためとても助かりました。
さらに、延長保育では18時を過ぎると捕食があるので「お腹が空いた」とぐずることもなく良かったです。
転勤族だったので、夫の仕事の都合で保育園から幼稚園に転園すると、延長保育の捕食は自分で用意する必要があったり、手作り系の提出物が多くかなり手間がかかりました。
父母会もあり親参加型のイベントが多かったので、保育園の方が楽だったなと感じます。
まずは見学に行きましょう
保育園選びは手間がかかっても必ず見学に行って、雰囲気と実際に通っている子供たちをチェックしてください。園児が笑顔で挨拶してくれる保育園はかなりおすすめ。子供たち顔が明るく、清潔で先生たちも余裕のある対応が理想です。
また、園や遊具の安全対策もくまなくチェックしてください。最近はお部屋に入るのにオートロックを設置している園も増えていたりと、セキュリティの高さも大事なポイントです。
園の雰囲気は見ないとわかりませんので、見学は必ずいきましょう。
まとめ
1歳から保育園に入れることを迷っている方にお伝えしたいのは、1歳から保育園に入れても決してかわいそうではありません。家庭保育だから幸せ、保育園だからかわいそうなんて、誰かがジャッジできるものではないのです。
保育園に入れたとしても、子供の成長は見れますし一緒の時間を過ごせます。安心して帰るお家があれば、問題ないと思いませんか?
色々と考えすぎると預けて働くことが悪いように思えてしまいますが、そんなことはありません。子供は子供でしっかり成長しますし、預けているからといって子供のことを見ていないわけじゃないです。
保育園に入れるか、家庭で見るかは結局タラレバの話。自分がこうと決めたらその思いを信じてポジティブに進めていきましょう。