就活や転職などで「長所が思い浮かばない」「自分の強みがわからない」と悩んでいませんか?
自分の強みがわからないのに「あなたの長所はなんですか?」と聞かれてもパッと思い浮かびませんよね。それなのに「あなたを表すキーワードを3つ挙げてください」なんて高度な質問が出ると、言葉に詰まってしまう方も多いのではないでしょうか。
しかし、安心してください。長所が思い浮かばないときは、長所一覧から当てはまりそうなものを見つけることで解決します。
何もないところから長所を見つけるなんて難しいので、まずは一覧表でさまざまな長所を確認してみてください。
本記事では、就活・転職に役立つ強みを見つけるための長所一覧表の紹介と長所が思い浮かばないときの対処法などを解説していきます。
就活に役立つ強み・長所一覧表
長所一覧表を紹介します。エピソードとして使えそうな経験がないか考えながらチェックしてみてください。
長所 | 意味 | 入社してどう役立つか |
思いやりがある | 他人に気を配れる | 他の社員と助け合いながら仕事ができる。気遣いのある人なので、受付や接客業にも向いている |
粘り強い | 根気がある | 困難に陥っても根気強く立ち向える強さがある。難しい業務でも諦めずに遂行できる |
努力家 | 目標に向かってコツコツと努力を積み上げられる | 根気のいる仕事でもコツコツ積み上げ、最後までやり遂げることができる |
面倒見がいい | 思いやりがあり、自分より他人のことを優先できる | 他人にしっかり気を配って仕事ができる |
集中力がある | 物事に集中して取り組める | 正確性を求められる現場でもミスなく仕事をこなせる |
真面目 | 嘘がなく時間や約束をきっちり守る | どんな仕事でも最後まで責任感を持ってやり遂げる |
協調性がある | 社交的で人言関係が良好 | 誰かと協力しあい、集団の中でもうまく仕事をやり遂げられる。 |
チャレンジ精神がある | 成長意欲が高い | 目的意識を持ち、それを成し遂げる力がある新しい発想やアイデアで他社にいい影響を与える |
素直 | 他者の意見を受け入れることができる | 柔軟に対応できるため成長スピードが早く、仕事においてもよい結果を出せる |
器用 | なんでもそつなくこなし効率的に動くことができる | 複数の仕事を同時にこなせる。手先が器用という方向でもアピールできる。 |
ストレス耐性が強い | 前向きでタフな心の持ち主 | 厳しい現場でも耐えられる強さとタフさ、ポジティブな姿勢は他社にいい影響を与える |
計画性がある | 物事を慎重に進められる | 優先順位を考えられ、効率的に行動できるので、部下や上司から信頼される |
ポジティブ | 明るく前向き | 仕事でミスや失敗があっても前向きに捉えられる |
柔軟性がある | 適応力が高く状況に応じた対応ができる | イレギュラーな仕事や事態にも臨機応変に対応できる |
責任感が強い | 自分の行動や言動に責任を持てる | 時間や約束を守り、仕事を最後までやり遂げるため、周囲からの信頼される |
コミュニケーション能力が高い | 他人とスムーズに会話できる | チームワークが大事な現場でも円滑に仕事を進められる。 |
成長意欲が高い | より高い目標を目指す | 向上心があり業績を伸ばすスピードも速い |
几帳面 | 丁寧に取り組む | 仕事でも上司から信頼され評判が高く、ミスも少ない |
社交的 | 他人とスムーズにコミュニケーションが取れる | 感じがいいため、取引先でも可愛がられ、お客様からの評判もいい |
負けず嫌い | 競争心があり他人に負けることを嫌う | 目標が高くストイックに仕事に取り組める |
面接やESでは、ただ長所を考えのではなく、仕事にどう役立つかをアピールすることがポイントです。その企業がどのような人材を求めているか、業界研究やOG訪問などで確認し、そのポテンシャルを感じさせるような長所を選びましょう。
上記はほんの一例です。同じような言葉でも言い換えれば別の意味で広げられます。例えば、「コミュニケーション能力が高い」は「提案力がある」「リーダーシップを発揮できる」といったように、1つの長所でいくつも枝を広げられるでしょう。
企業が長所を聞く意図とは?
企業があなたの長所を聞く意図は、あなたの人間性を知りたいという単純な理由も含みますが、多くは「客観的に自己分析できているかどうか?」「ESや履歴書の内容に一貫性があるか?」「自社の求める人材とマッチしているか?」をチェックしたいからです。
これから社会に出て仕事をしていく上で、自分の長所や短所を理解しているかどうかは非常に重要です。長所がわかっていればそれを活かした活動ができますし、短所を理解することで克服しようと努力できます。また、短所をカバーできるような対策もできますよね。
例えば、提案型のコンサルティングを強みとする会社の場合、「提案力がある」「コミュニケーション能力が高い」という人材を求めます。企業のニーズや自社の雰囲気にマッチしている人を選ばなければ、離職につながりますし活躍できません。
とはいえ、短い時間でその人の人間性まで理解するのは難しいため、「長所」「短所」の質問から、自社に会う人材を見いだそうとしているのです。
長所や短所で大切なのはエピソード
就活の場では、「私の長所は〇〇です」の後に続くエピソード、そしてその長所を仕事でどう活かすか伝えるまではセットです。
ただ長所を伝えても相手には「どうしてそう思ったのか?」「それを裏付けるものは?」という疑問が浮かびます。
そこで、具体的なエピソードを語ることで信憑性が増します。さらに、そのエピソードが、会社でどう生かせるかまで伝えられれば、入社した後の活躍や働いている姿を具体的に印象付けられるでしょう。
エピソードは、客観的な視点と数字を入れられるとより具体性が増します。
- バイト先の社員から責任感があると評価され後輩の指導に抜擢されて
- お客様に「細かい気配りをありがとう」と喜ばれた
- 持ち前の努力でTOEICのスコアを〇〇から〇〇まであげた
などです。
どのような状況で長所や強みを発揮できたのか伝えられると、印象がよくなります。
あなたを表すキーワードを3つ挙げてくださいという質問の答え方
面接で、「あなたを表すキーワードを3つあげてください」といった質問に苦戦する方も多いのではないでしょうか。
とっさに思いついた言葉を行ってしまい、その後の「どうしてそう思うのですか?」という深堀質問で言葉に詰まってしまった…と落ち込む方も少なくありません。
このような質問をする意図は、「自己分析ができているかどうか?」「対応力」「センス」を確認するためです。
頭の回転が早い人ならパッと答えられますし、落ち着いてじっくり語る方も冷静沈着さが評価されます。突然の質問に答えられる柔軟さを確認したい…という意図もあるでしょう。
とはいえ、緊張する面接現場ですぐに答えられるほどの余裕はありませんので、事前準備が大切です。
あなたを表すキーワードを3つあげてくださいの伝え方
まず自分を表すキーワードを3つあげてくださいと言われたら、ユーモアある回答で印象付けたいと考えるかもしれませんが、それはかなり高度な技です。
例えば、粘り強さをアピールするとき「餅のような人間です」と答えると、面接官によってはその場が凍りつく恐れも…。
ここは無理せず、わかりやすい言葉で表す方が伝わります。その際に3つが関連性があったり、端緒となる部分をカバーできるものがあると魅力的にうつります。
- ムードメーカー
- 面倒見がいい
- 責任感がある
例えば上記の3つの言葉はなんとなく関連性があり、3つの言葉であなたの人間性が伝わりますよね。
長所を伝えるときと同じく、企業に社風や求める人材にマッチした答えを選びましょう。
長所が思いつかない時の対処法
どんなに考えても「長所が思いつかない」という方におすすめの対処法を紹介します。長所だと言えるものがないと自信がない方にも適した方法ですから、試してみてください。
友達や家族など周りの人に聞いてみる
「自分のことがわからない」「客観視できない」と思ったら、友達や家族、バイト先の先輩などに聞いてみましょう。
自分の長所を考えるとき、自信がなくネガティブ思考になりがちです。友達や家族なら客観視した意見が聞けますし、自分が思ってもいなかった長所が発見できるかもしれません。
どうしてそう思ったのかエピソードも話してくれるはずですから、参考になります。
短所を言い換えてみる
長所が思いつかない方の中には、「短所ならたくさん思い浮かぶ」という方も多いのではないでしょうか。
短所と長所は表裏一体と言われていますので、短所を長所に言いかえることができます。例えば以下のようなものです。
短所 | 長所 |
心配性 | 慎重 思慮深い |
諦めが悪い | 忍耐力がある |
人見知り | サポート役が上手 |
自分に自信がない | 掲げる目標が高い 自分に厳しい |
楽観的 マイペース | ポジティブ 他人に流されない |
このように短所から長所を探ってみるのも一つの方法です。
適性検査を受けてみる
自分ではどうしても長所がわからないという方には、適性検査もおすすめです。適性検査とは、いくつかの質問に答えることで、自分の性格や思考性、強みや長所、価値観などがわかるツールです。
私も就活時代、長所や強みが変わらず困っていましたが、適性検査を受けることで、自分では気がつかなかった長所を見つけられました。
就活生なら無料で利用できる適性検査はたくさんありますが、中でも一押しがオファー型氏就活サイト「OfferBoxの適性診断AnalyzeU+」です。
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自分の強みが見つからず悩む時はプロに相談しよう
自分の強みや長所の伝え方で悩んだときは、就活のプロに相談しましょう。就活はスピードが命。自分一人では解決しない問題をただ抱えているだけでは時間がもったいないです。
就活の知識が豊富でたくさんの就活生のサポート経験がある就活のプロなら的確にアドバイスをもらえるでしょう。就活のプロに相談する方法は2つです。
- 大学のキャリアセンターを利用する
- 就活エージェントを活用する
最も身近な相談先は、大学のキャリアセンターです。長く学生の相談に乗ってきたベテランのアドバイザーが常駐していますので、相談するハードルは低いでしょう。
さらに併用して就活エージェントを活用する方法が効率的。就活エージェントとは、履歴書やESの添削から、自己分析・業界研究から志望企業の選定など就活に関するさまざまな悩みを相談できる場所です。
また、エージェントによっては企業との交流会や学生同士の意見交換などのイベントを開催することもあり、有益な情報が手に入ります。就活生なら全て無料で利用できますので、活用しない手はありません。
ここでいくつかおすすめの就活エージェントを紹介します。
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「どうやって長所を見つけたらいいかわからない」「長所を活かせる企業の選び方は?」と言った疑問にも答えてくれます。企業にあった選考対策が好評で、対策後の内定率が39%もアップしたという実績もある信頼できる会社です。
まとめ
本記事では、長所や強みの見つけ方に悩んでいる方のため、長所一覧表を紹介しました。長所が見つからない方は、家族や友達に聞いたり、短所を言い換えたりする方法が効果的です。また、就活サイトの適性検査などを使って、新しい発見をしてみるのもおすすめ。
自分一人では悩んで手が止まってしまう方は、就活生が無料で利用できる就活エージェントに相談してみましょう。長所や強みのほか志望動機や面接対策までサポートしてくれます。
また、就活エージェント以外にも内定に近づく就活戦闘力を上げるサービスを紹介しています。
長所が思いつかな人向けのサービスをピックアップしているので、是非使ってみてください。
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