「就活エージェントを利用しても内定がもらえない」
「就活エージェントで内定をもらえない原因は?」
就職活動中は、就活エージェントを活用している人も多いでしょう。しかし、就活エージェントを利用していても、内定をもらえないケースがあります。手厚いサポートや求人の紹介を受けてもなかなか内定が決まらないと、焦ってしまいますよね。
しかし、安心してください。まずは内定がもらえない原因を探し対策すれば、改善されることも多いのです。
そこで本記事では、就活エージェントで内定をもらうことが出来ない理由と内定をもらうための対処法を解説します。後半では、おすすめの就活エージェントを紹介します。
就活エージェントで内定もらえない!落ちる。その理由とは?
「就活エージェントを利用していても、なぜ内定をもらうことができないのか?」
ここでは、内定をもらうことができない理由について解説していきます。
①競争率の高い大企業や有名企業ばかり狙っている
1つ目は、競争率の高い大企業や有名企業ばかり狙っているケースです。大企業や有名企業は、知名度が高いことから多くの就活生がエントリーしています。
倍率が高ければそもそも競争率が高くなりますので、就活エージェントを利用していても、内定を獲得することが難しい状態です。選考フローの途中で落ちてしまうことも少なくありません。
そのため、倍率が高い大企業や有名企業だけではなく、中小企業なども視野に入れて就活を進めていくことが内定獲得へ繋がります。
中小企業は大企業とは違い、社員数が少ないため幅広い仕事を経験することができます。更に、個人の発言力や影響力が反映しやすいこともあり、昇給や昇進のスピードが早いというメリットもあります。優良企業も多いため、実は狙い目なのです。
②そもそもエントリー企業数が少ない
2つ目の理由は、エントリーしている企業数が少ないケースです
就活エージェントを活用しても、エントリーする企業数が少なければ内定獲得には繋がりにくくなります。「エントリーする=必ず入社しなければならない」ということはありません。内定が決まってから、入社したいと思う企業を厳選していくこともできます。そのため最初から、エントリー企業数を絞り過ぎるのは良い方法ではありません。
しかも就活では場数を踏むことが大切だと言われています。面接で緊張する場合は、何度も受けることで慣れることも多いです。
まずは、1社内定を獲得することを目標に複数企業にエントリーすることが内定を獲得する重要なポイントです。
複数の企業にエントリーし1社でも内定を獲得することが出来れば、「内定がない」という状態から脱出でき、気持ちにも余裕ができます。
③面接や書類選考で評価されない問題がある
3つ目は①や②の理由とは違い、「書類選考」や「面接」で問題があり、評価されない可能性です。
自分では大丈夫と思っていても、企業から見ると書類や面接に採用につながらない問題があることも少なくありません。
そういった問題は、就活エージェントで解決することができます。就職エージェントのアドバイザーは、就職活動のプロで企業の採用について熟知しています。
担当のアドバイザーに書類の添削や模擬面接をしてもらうことで、自分の悪い癖や内定がもらえなかった原因に気付くことができます。
原因がわかれば対策することができますから、アドバイザーからフィードバックをもらいましょう。
④就活エージェントに頼りすぎている
4つ目は、就活エージェントに頼り過ぎていることから内定を得ることができないケースです。
就活エージェントのアドバイザーは、企業が求める人材を熟知したうえで、書類作成サポートや面接の対策など就活生のために手を尽くしてくれます。
しかし、アドバイザーを頼り過ぎて企業研究や情報収集などの努力を怠ってしまうと、面接で力を出し切れないことがあります。簡単にいえば、深掘り質問でボロが出てしまうということです。アドバイザーとの模擬面接はあくまでも、「模擬」であり本番は違います。
自分の考えを言葉にしなければならないため、根本的な知識や言語化する力は自分で身に付けなければならないのです。それには、エージェントからの情報をそのまま言葉にするのではなく、自分の言葉に置き換える必要があります。
就活エージェントを頼り過ぎず、自身で努力をしながら二人三脚で就職活動を行うことが内定獲得へ繋がります。
就活エージェントで内定もらえないのは普通?内定率は?
就活で就活エージェントを利用するのは、もはや普通になりました。多くの学生が就活エージェントを活用していますが、上述したように内定がもらえない人は多々います。
就活エージェントを利用している就活生の内定率は、就活エージェントごとによって異なり、実はほとんど公表されていません。
後半で紹介するキャリアチケットはこれまで6万人もの支援実績があり内定率は80%と高い数字を出しています。
キャリセン就活エージェントは累計5万人以上の就活生が利用し、個別指導を受けた後に、内定率が5.4倍に上がるというデータを公表しています(※個人差あり)。
このように就活エージェントを利用することで、このように、就活エージェントを利用することで内定率は上がっていきますから、積極的に活用して内定へ繋げていきましょう。
ちなみに、下記は、就職みらい研究所 就職プロセス調査(2023年卒)「2022年7月1日時点 内定状況」です。これは、大学生の就職内定率となっています。
引用: 就職みらい研究所 就職プロセス調査(2023年卒)「2022年7月1日時点 内定状況」
就活は年々早期化しており優秀な学生を早めに確保したいため、早く内定を出す企業も増えてきました。今後も内定率は増加していくことが予想されています。
また、オンライン化が進んだことで、地方の学生が距離の関係でこれまで不参加だったセミナーや面接、インターンなどに参加できるようになっています。
就活自体は激化していますが、その分採用率は上がっていますので、就活エージェントを利用して書類の添削や模擬面接などの対策を講じていきましょう。
もし今の就活エージェントで内定がもらえていない場合は、後述する「内定もらえないときの効果的な対処法」を参考にしてください。
新卒で内定がもらえない人の末路
新卒で内定がもらえないってどうなるのだろう、と不安になる人もいるでしょう。
主に、下記のようになります。
- 就職浪人…大学を卒業してから就職活動をする人
- フリーター…アルバイトなどで生活をする人
- 個人事業主…フリーランスとして働く人
- 起業…自分で会社をおこす
- その他…進学・留学・ニート
新卒で内定がもらえなくても、厚生労働省の青少年雇用機会確保指針から「卒業後3年までは新卒として扱う」という方針が出されました。その方針に従って卒業後3年までは新卒として扱う企業が増えています。
とはいえ、就職浪人やフリーターはそう簡単な道ではありません。「〇〇のために留学したい」「〇〇を極めたいから大学院に行きたい」といった強い思いがなく、ただ「就職できなかったから留学(進学)しよう」と考えるのであれば、就活が伸びるだけです。できることなら現役のうちに内定を決めておきたいところ。
今内定が決まっていない人で、「このままだとやばい」と焦る方は、就活エージェントのキャリア相談を受けてみるといいでしょう。今後自分がどうすべきか、どんな道があるのかを具体的にアドバイスしてもらえます。
就活エージェントで内定もらえないときの効果的な対処法
「就活エージェントを利用していても、内定がもらえない」そんな時に効果的な対処法を3つ紹介します。
①実績や口コミ評価の高い他のエージェントを利用する
まずは、就活エージェントを変えてみることです。就活エージェントは、登録した所のみしか利用できないということはありません。
内定実績や口コミ評価の高い就活エージェントに変わったところ、内定をもらうことができたというケースもあります。アドバイザーの質が良く、求人数も多い傾向にあるからです。
固定観念にとらわれず、違う就活エージェントに変わってみることも内定獲得に効果的です。
エージェントを利用して面接対策・ES添削・企業紹介・就活相談など便利なことは多い。
ただエージェントとの相性が悪い場合も当然ある。その場合は遠慮せず担当の変更、エージェント会社の変更をしましましょう。
遠慮しても就活は上手くいかないし、我慢しても良いことはない。#24卒 #就活— 山田幸雅 (@k1222_recruit) August 12, 2022
②逆求人サイトを利用して企業からのオファーを待つ
2つ目は、逆求人サイトを利用することです。逆求人サイトは、登録者のプロフィールを見た企業が直接アプローチをしたり、オファーを出すサイトのことです。
プロフィールを充実させたあとは、企業からのオファーを待つだけ。自分では気づくことができなかった企業と出会う可能性が高まります。
ここでおすすめなのが、新卒向けの逆求人サイトであるOfferBox(オファーボックス)です。
【AnalyzeU+】というオファーボックスの適性診断から、自分の強み・弱みを知ることで、プロフィールを充実させることができます。
22年8月現在の学生の登録者数は391,000人と多く、登録企業も11,449社以上です。情報通信や建設、化学といった業種の企業も登録されているので魅力的です。
更に、登録者のプロフィール入力率が80%以上になると、オファー受信率が93.6%となり、多くの企業からオファーが届きます。
就活エージェントの利用だけではなく、オファーボックスのような企業からオファーが届く逆求人サイトに登録することも、内定獲得に繋がります。
③中小企業など倍率の低い優良企業や業界を狙う
内定をもらうことができない理由①でも、少しだけ触れましたが「中小企業や倍率の低い優良企業・業界」を狙うことも効果的です。
倍率が高い企業にエントリーしても、書類選考で途中で落ちることも多く、その分の時間をロスしていると考えられます。しかし、倍率が低くても優良企業はたくさんありますし、良い中小企業もあります。
そういった企業を狙うことで、内定を獲得できます。
就活生の皆さん、大手企業の子会社オススメですよ。給与や福利厚生は親会社と同水準なのに、知名度が低いからエントリーが少ないと嘆いていた人事担当者がいました。ライバルが少ないのに勿体ないなぁ、と思います。見てないだけで、あなたのすぐ近くに優良中小企業は存在しています。#22卒
— みやっち|キャリアコンサルタント (@miyacchi_career) March 9, 2021
就活エージェントで内定もらえないときに利用したいエージェント。キャリアチケットなど
今の就活エージェントで内定がもらえないときに、おすすめするエージェントを紹介します。
キャリセン就活エージェント
「キャリセン就活エージェント」は、シンクエージェント株式会社が運営する総合職を目指す学生向けの就職活動サービスです。
キャリセン就活エージェントでは、優良企業の紹介をメインとしているため、離職率が低いことが魅力です。更に、就活のタメになるインターンやセミナーを通年で開催しています。
【キャリセン就活エージェントのメリット】
- 厳選された企業の紹介
- 業界や学歴別に内定者のESを見ることが可能
- スカウト制度があり就職率の低いホワイト企業を紹介
またキャリセン就活エージェントは、個別面談と呼ばれる就活支援サービスがあります。一般的な就活エージェントの個別面談とは違い、元人事担当や有名なキャリアコンサルタントと話ができることから、自分を見つめ直すことにも繋がります。
運営会社 | シンクエージェント株式会社 |
主なサービス | カウンセリング 求人紹介ESなど書類の添削 面接の対策選考後のフィードバック |
費用 | 無料 |
所在地 | 東京都 |
※22年8月現在
JobSpring
画像:JobSpring
「JobSpring」は、企業の採用支援や学生の就活支援を行うHRクラウド株式会社が運営する就活支援サービスです。
JobSpringはHP上で、就職活動に役立つ業界・職種研究や自己分析など記事を豊富に抱えています。更にLINEでオープンチャットを解説し、就活仲間と気軽に情報交換や共有できるようになっています。
【JobSpringのメリット】
- 手厚いサポートを受けることが出来る
- やりたいことが見つかるカウンセリング
- AIマッチングで適した企業が見つかる
JobSpringは他就活エージェントでは類を見ない「AIでの企業マッチング」を行っています。「適性検査Cubic(AIマッチング)」という検査を実施したのち、アドバイザーとヒアリングを行うことでミスマッチが減り、自分に適した企業が見つかります。
運営会社 | HRクラウド株式会社 |
主なサービス | カウンセリング 求人紹介ESなど書類の添削 面接の対策AIマッチング |
費用 | 無料 |
所在地 | 東京都 |
※22年8月現在
キャリアチケット
画像:キャリアチケット
「キャリアチケット」は、レバレジーズ株式会社が運営する就活サポートサービスです。入社後のキャリア形成を見据えた支援をしているため、ミスマッチを最大限まで減らし内定を獲得できます。
ミスマッチを減らす秘訣は、キャリアチケット独自の自己分析カウンセリングです。そのカウンセリングを通して、自分の強みや価値観が明確になります。
個々にアドバイスを受けられるため、自分に合った就活ノウハウを学べます。
【キャリアチケットのメリット】
- 就活のプロによる就活支援
- 紹介企業の厳選
- 早いうちに内定の獲得が可能
キャリアチケットでは、早めに内定を獲得でき面接の日程調整など、アドバイザーが代行してくれます。その間、アドバイザーから採用担当者に就活生の魅力や強みなどを企業に推薦してくれるため、早い段階で内定が決まることもあります。
運営会社 | レバレジーズ株式会社 |
主なサービス | カウンセリング 求人紹介 ESなど書類の添削・面接の対策 |
費用 | 無料 |
所在地 | 東京(本社)/池袋/渋谷/京都/名古屋/大阪 |
※22年8月現在
まとめ
本記事では、就活エージェントで内定をもらえない原因と対処法について解説しました。
倍率が高い有名企業を狙っていたり、エントリー数が少なかったりすれば内定を得ることは出来ません。そして、就活エージェントに頼り過ぎていてもだめです。
内定が貰えなければ、気が焦ってしまうでしょう。しかし、焦っていても失敗します。一度、落ち着いて「内定をもらえない理由」を考えてみてください。倍率の低い中小企業に狙いを変えたり、違う就活エージェントや逆求人サイトに登録したりするのも効果的です。
就活エージェントを利用すれば、内定の獲得率は上がりますから、自分に適した就活エージェントを探してください。
コメントを書く