何度も面接に落ち続けると、「大丈夫かな?ダメなのかな…」と不安になる人も多いでしょう。
面接はマッチングとも言われているので、確かにそう簡単に攻略出来るものではありません。
しかし、序盤の面接で10社、20社と落ちているのであれば、それは何か改善が必要かもしれません。
そこでここでは、そもそも落ちまくる人はどのような人なのかということと、落ちまくる人がやるべきことについてご紹介します。
就活で落ちまくる人の特徴
就活で落ちる経験をしたことがないという人はほとんどいません。
しかし、あまりにも落ち続ける人には共通する3つの特徴があります。
面接官との会話が成り立たない
1つ目は、面接での受け答えが上手く出来ていないという点です。
この場合、会話がかみ合わないということだけではなく、面接官の質問意図を汲みとれていない答えを言ってしまうことも含まれます。
例えば、「失敗体験を教えて下さい」と質問された時、ただ失敗した体験のみを答えるのでは、面接官の質問意図に沿った答えとはいえません。
失敗経験を聞く面接官は、失敗をしてもその失敗から学び、さらに成長することが出来るポテンシャルを持っているかどうかを知りたいという意図を持って質問しています。
ですから、この場合の答えは、次のように話を組み立てて答える必要があるでしょう。
1.失敗体験の説明
2.どのように考えて、どう克服したかを答える
3.結果、その失敗から何を学んだのか
また、受け答えの内容を丸暗記するのも避けた方が良いでしょう。
覚えていることをそのまま伝えると棒読みになりがちで、あまり良い印象を持ってもらえない可能性が高いです。
文章をしっかり決めてしまうのではなく、話のポイントや組み立て方だけを押さえるようにしましょう。
熱意が伝わらない
当然、企業は「入社意思」の強い人を採用したいと考えています。
それなのに、同業界であれば他の企業でも使えそうな志望動機を話されたり、質問の答えが明らかにリサーチ不足の内容だったりしてしまうと、「本当に入社したいのかな?」と疑問を持たれてしまいます。
入社したいという熱意が伝わらなければ、当然選考からは外されてしまいます。
しかし選考に落ちまくる人は、ここで熱意を伝えられずに志望度が低いのではないかと企業側に思わせてしまっている可能性がとても高いのです。
事前対策が不足している
面接の事前準備はとても重要です。
定番の質問に対する答えを考えることは当然のこと、業界・企業調査もしっかり行った上で面接を受ける必要があります。
しかし、その当然の準備が不足している人の場合、面接の場で一貫性のない答えを言ってしまう危険性が高まります。
一貫性のなさは当然良い印象は与えないので、選考を落とされてしまう要因の一つになってしまいます。
就活で落ちまくる人がやるべきこと①質問意図を意識した面接対策をする
就活面接の準備では、定番の質問に対する答えを考える人が多いでしょう。
答えを考える時は、常に質問の意図を意識するようにすると良いです。
ここで、いくつかの定例質問について、具体的に質問意図を考えてみます。
1.自己PRをしてください
この場合の質問意図は、「自己分析をきちんとして自分を正しく理解しているかを知りたい」というものです。
自己PRなので、もちろん自分の強みを伝える準備をすると思いますが、それがきちんと根拠のある強みである必要があります。
自分の本来の強みと過去の経験に食い違いが生じてしまうと、説得力はなく逆にマイナスのイメージを与えてしまいます。
せっかくのアピールポイントですので、きちんと的確に伝わるように、正しい自分の強みをアピール出来る経験談を交えながら話を組み立てていきましょう。
2.学生時代に最も頑張ったことを教えてください
この場合の質問意図は、「一つの物事をやり遂げる力があるかを知りたい」というものです。
何か困難にぶつかった時に、どのように考え、どのように行動して乗り切ったのかというエピソードは、その人の人柄を表します。
入社後も責任感を持って、最後まで仕事に携わってもらえるか、壁にぶつかったときはどのように乗り越えてくれるかなど、企業は応募者の言葉から想像します。
だからこそ、頑張ったことそのものだけを伝えるのではなく、一つの物事に携わる中で、どのようなことを難しく感じ、それをどのように克服してやり遂げたのか、ということまで伝えると良いでしょう。
感じ方や行動の仕方が、自分自身の人柄を表すことになるので、ここでもしっかりと自己分析を行った上で、自分の強みをアピール出来る軸を持って話を組み立ててください。
就活で落ちまくる人がやるべきこと②企業調査を徹底して志望動機を組み立てる
「採用したい」と思ってもらう為には、何より入社したいという熱意を伝えることが重要です。
しかし、表面的な言葉で伝えるのではなく、きちんと根拠に基づいた熱意である必要があります。
特に、入社したいという思いを伝えやすいのは「志望動機」です。
志望動機を考える時には、自分の思いだけではなく、その会社でしか、もしくはその会社だからこそ実現出来ることがあるので入社したい、という特別な熱意を軸にして考えるようにしましょう。
その為にやるべきことは次の2つです。
企業調査
まず第一に、企業調査の徹底です。
同業他社と比較をして、その企業の強みや弱みを知ることも重要になります。
自分自身がその企業に入社した際、その企業の強みを伸ばすために、あるいは弱みを克服する為に、このようなことがしたいと明確に伝えることが出来れば企業側も興味を持ってくれます。
ここで重要なのは、実際に実現出来るかどうかということよりも、その企業のことを知ろうとした思いと、正しく情報を集めることが出来たかということです。
自己分析
そして第二に、自己分析も重要になります。
自分自身の強みを正しく知っておくことで、企業のために自分に何が出来るのかということを根拠を持って話すことが出来ます。
志望動機を聞かれないということがあった場合でも、自分の強みをと企業の強み・弱みをおさえておけば、他の質問でも応用がきくので無駄にはなりません。
就活で落ちまくる人がやるべきこと③第三者を巻き込んで事前準備を徹底する
事前に立派な質問の回答を準備していても、それを的確に言葉で伝えることが出来なければ事前準備の意味がありません。
ここで最も大切なこととして伝えたいのは「実践練習の反復」とそれを「社会人にみてもらうこと」の2つです。
実践練習の反復
準備した答えを言葉として伝えることは案外難しいです。
しかも、面接という緊張感のある場であればなおさらのことでしょう。
だからこそ、言葉にして伝える練習は事前に必要不可欠になってきます。
自分の言葉で、分かりやすく伝わるような話し方や言葉の選び方を試行錯誤しながら見つめておきましょう。
社会人にみてもらう
そして、実は為になるのが、社会人の目線で面接の実践練習をみてもらうことです。
質問に対する答えももちろん大切ですが、面接の時には身だしなみやお辞儀の仕方など、社会人としてのルールについてもチェックされています。
そういった面は、実際に社会人の目から見てもらった方が的確な指摘をもらえます。
自分の中では完璧に準備出来ていると思っていても、自分以外の人から見たら足りない部分や、もっと良く出来る部分が出てきたりします。
自分以外の人の目でチェックしてもらうことでさらに自信もつきますので、恐れずに積極的にお願いしてみましょう。
まとめ
就活に落ち続ける場合、必ず何らかの原因があります。
ただ、どのような原因であれ共通して言えるのは、事前準備不足が一番の要因ということです。
事前準備として、必要最低限とされるのは次の3つです。
1.質問意図を考える
2.自己・企業・業界分析
3.第三者目線で実践練習をみてもらう
何度も落ちてしまって不安…もう何をしたら良いのか分からない…
そう思ったら、まずは上記の3つを実戦してみましょう。
そうすれば、これまで見えていなかった要素や気付きがでてくるかもしれません。
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