就活を始める際、ほとんどの人が業界や業種について調べた上で行きたい企業を選びます。
しかし、いざ行きたい企業を選ぼうという段階になって、「行きたい企業がない・・」と悩む人も意外と多いです。
行きたい企業はない、でも、早く決めないと就活が始められないと焦り、何となく有名企業や良さそうな企業を選んでしまっている人もいるのではないでしょうか。
ですが、それはとても危険な決断です。
就活は、”ただ内定をとること”がゴールではありません。
働き始めてからも、「ここを選んで良かった」と思える企業で内定をとることが大切です。
とても短い就活期間の中で、これからの生き方を決める企業を選ぶのは難しいですが、とても重要な決定なので”何となく”で選ぶのは避けたいところです。
そこでここでは、就活で行きたい企業がない場合の対処法をお話ししてみます。
就活で行きたい企業がない時にやるべきこと
それでは就活で行きたい企業がないと思った時、まずやるべきこととは何でしょうか。
ここでは3つのポイントでお話しします。
自己分析が十分に出来ているか振り返る
行きたいと思える企業がないという人の中には、自分のやりたいことが明確に出来ていないという人もいます。
自分のやりたいことが明確になっていれば、そのやりたいことが出来る環境という基準ができるので、企業選びをしやすくなります。
例えば、趣味が旅行で仕事にもつなげたいという人は旅行業界、学生時代に学んだ外国語の知識を活かしたいという人は商社で働くなどです。
一方で自分のやりたいことが明確に出来ていない人は、自分自身を十分に理解出来ていないという人がほとんどです。
一度やった自己分析は十分な内容だったのか、本当に自分を理解する機会になったのかを今一度考えてみましょう。
自己分析は、就活のためだけにやることではありません。今後の自分の人生について考え、その為に自分にはどのような仕事が合うのかをいうことを考える必要があります。
そこでまずは、自己分析をより深掘ってやってみましょう。
将来どうなっていたいかを具体的に考えてみる
就活をしていると、精神的に追い込まれる場面が多いと思います。
周りは順調に進んでいる、自分はなかなか上手くいかないのに、など、周囲と比較して考えてしまうと尚更です。
しかし、一番大切なのは、将来なりたい自分になるためにはどうしたらよいのかということを考え、なりたい自分を実現出来そうな企業を選ぶことです。
就職することが目的になってしまうと、企業選びも”何となく”になってしまうので、あくまでも将来まで長い目で見て考えるようにしましょう。
例えば、将来的に店舗経営をしたいと考えているから「経営について学べるような仕事がしたい」とか、女性であれば「出産・育児を経験した後もバリバリ仕事がしたい」とかです。
まずは、自分の将来について具体的に考えてみることが大切です。
”働き方”という軸で希望を固めてみる
今は、仕事の内容や社風といった要素に加え、「働き方」という軸も仕事を決める上での軸となってきています。
基本的に在宅で出来る仕事がしたい、という人も入れば、在宅と通勤を半々くらいの割合にしたい、働く時間は9時から18時の固定にしたいなど、人によってそれぞれです。
自分に合う働き方を考える場合、自分が将来、どのような生き方をしたいのか、何をしたいのかをまずはイメージすることが大切です。
例えば、様々なお仕事を同時に経験してみたいという人は、本業をしながら副業をしたいので提示でしっかりあがれて休みもしっかり取れるメリハリのある働き方を選んでみるなど、方法は様々です。
働き方という軸から、自分がどのような働き方を求めているのかという基準を決めることが大切です。
就活で行きたい企業がない時の探し方
それでは次に、行きたい企業がないときに、行きたい企業を探すための方法についてご紹介します。
主に次の3つです。
自分に出来ることを軸に探してみる
「やりたいこと」という軸で企業を探す際、「そもそもやりたいことがみつからない」という人もいるでしょう。
その場合は、「出来ること」という軸で考えてみましょう。
例えば、「Excelが得意でマクロが組める」とか「プログラミングが好きで趣味でもコードをいじっている」などです。
自分が出来ることを活かせそうな仕事、そしてその仕事が出来そうな企業を選ぶことで行きたい企業を見つけることが出来ます。
立派なことである必要はないので、自分に出来ることをまずはいくつか挙げてみて、関われそうな仕事・企業を探してみると気付いていなかった企業に出会えるかもしれません。
自分に不向きな業界・職種は消去していく
行きたいと思える企業がなく、自分が出来ること・得意とすることも見当たらないという場合は、「消去法」を使うのも有効な手段です。
絶対的に自分には向かない仕事について、まずは排除していくということです。
例えば、「細かい作業は苦手」「お客様と関わる仕事は合わない」などです。
同じ職種であっても、企業によっては携わる業務範囲が異なっている場合も多いので、自分に不向きなことが分かっていると企業を絞りやすくなります。
企業を絞るということだけを考える場合は、消去法も有益な手段の一つになります。
企業にスカウトしてもらう
自分ではどうしても行きたい企業が見つからない・・という場合には、企業からスカウトをもらうというのも一つの方法です。
今は、就活サイトを利用することで、「スカウト機能」を利用することができ、プロフィールなどをみた企業の方からスカウトをしてくれる仕組みも多くなってきています。
プロフィールなどを見た上で企業の方から声を掛けてくれるので、自分に合った企業とマッチングしやすくなります。
一つだけ注意したいのは、企業によってはマッチング度があまり高くなくてもスカウトをしてくる可能性があるということです。
スカウトを受けたからとすぐに決めてしまわず、自分でも吟味をした上で判断をしていくことを心掛けましょう。
プロと一緒に就活をやるのもおすすめ
就活サイトとはまた別に、就活エージェントサービスを使うこともおすすめです。
就活エージェントは、履歴書などの応募書類の添削や面接対策、就職活動の進め方など、就職活動の全てを無料でサポートしてくれるサービスです。
これまで多くの就活生をサポートしてきている経験や知識があるので、その人その人に合ったアドバイスをしてくれます。
自分一人では気付かなかった自分の強みや、自分に合った企業・業界を第三者目線でアドバイスしてもらえるので視野が広がります。
無料で利用出来る場合がほとんどなので、積極的に活用してみましょう。
ここでは、【JHR】という就活エージェントをご紹介します。
【JHR】
JHRは、就活だけでなく転職支援も行なっており、経験やノウハウをしっかりと蓄積している企業です。
ヒアリングではとてもフランクで話しやすい雰囲気を作ってくれるので、悩み事や困っていることなどの相談もしやすいのが特徴です。
JHRは、5,000社以上の紹介企業を有しており、特にベンチャーや中堅の企業に強い就活エージェントです。
利用者の満足度も92%と、とても評判の良いエージェントサービスになっています。
コメントを書く