ポータブル電源を購入するとき「寿命が早い」「買ってはいけない」といった声があり、不安を感じている方は多いはずです。
長寿命かつ安全性の高い製品があれば、安心して購入できる上に、買い替え費用を抑えて長期に渡り使い慣れたものを愛用できます。
ポータブル電源のメリット・デメリットを比較しつつ、本記事で紹介する長寿命なポータブル電源から自分に適したものを選んでみましょう。
ポータブル電源の寿命は早い?買ってはいけない?デメリットを比較
毎日使うポータブル電源だからこそ、寿命が長くコスパの良い製品を選びたいところです。
まずは、買ってはいけないポータブル電源を見分ける基準にもなる3つのデメリットをみていきましょう。
製品によっては寿命が早い
ポータブル電源の多くで採用されているリチウムイオン電池や半固体電池は、充電回数に応じて徐々にバッテリーが劣化していきます。
各製品に搭載されているリチウムイオン電池の種類や保存状態によっては、バッテリーの劣化により寿命が早く訪れてしまうのです。
ポータブル電源の寿命を伸ばしたい方は、高温多湿ではなく、リチウムイオン電池が性能を発揮しやすい25℃前後の風通しの良い環境で保存するのが良いでしょう。
サポート体制が整っていない
ポータブル電源を購入したメーカーによっては、製品購入後の十分なサポートを受けられない場合があります。
例えば、値段が安いけれどサポート体制が整っていないメーカーの製品を購入すると、使用説明が不十分だったり、故障時のサポートがなかったりするのがデメリットです。
一方で、ポータブル電源専門のメーカー「Jackery」のように販売実績が豊富で、修理・交換のアフターサービスが充実しているメーカーの製品なら安心して利用できます。
発火のリスクがある
ポータブル電源は、内部電池の損傷や回線のショートなどにより、発火が起きるリスクがあります。
特に、発火の原因として多いのがポータブル電源内部のリチウムイオン電池の過熱、異常発熱です。
ポータブル電源の中には「BougeRV Rover 2000」のように、発火や爆発のリスクを抑えた半固体電池を搭載した製品もあるため、安全性を求める方は購入を検討してみましょう。
ポータブル電源の寿命を伸ばすコツとは?毎日使うとお得?3つのメリット
ポータブル電源には、毎日使うと電気代がお得になったり、万が一の非常時に備えられたりするメリットがあります。
さまざまな場面で活躍するポータブル電源のメリットや寿命を伸ばすコツを見ていきましょう。
太陽光発電と組み合わせると電気代がお得
ポータブル電源は、太陽光発電と組み合わせることで電気代がお得になります。
昼間にソーラーパネルで発電した電気を蓄電して、電気代の高いピークタイムに使用すれば、毎月の電気代をグッと抑えられます。
近年、普及している太陽光発電を利用したZEHの建築を検討している方、既に住んでいる方は併用を検討してみましょう。
災害時の備えになる
ポータブル電源は、地震や台風などの災害により停電が起きたときの備えになります。
ポータブル電源に蓄電しておけば、災害時でもスマホを充電したり冷蔵庫で食べ物を保管したりすることが可能です。
災害時の備えとしてポータブル電源を置いておく場合、通気性がよく、直射日光の当たらない場所で保管しましょう。
アウトドアが快適になる
持ち運びやすいポータブル電源は、庭先での利用からキャンプまで、アウトドアシーンで活躍します。
例えば、キャンプにポータブル電源があれば電気毛布で体を温めたり、夏場には扇風機で涼んだりすることが可能です。
アウトドアでポータブル電源を活用する場合、寿命の長さだけでなく、持ち運びやすさにも注目して製品を選ぶと良いでしょう。
【徹底比較】寿命が長持ちするポータブル電源おすすめ5選
寿命が長持ちするポータブル電源ならコスパが良く、買い替えの手間も省けます。そのなかでも、大容量・軽量・省エネなど、利便性に優れたおすすめ製品を見ていきましょう。
①Jackery(ジャクリ)「ポータブル電源 1000 Plus」
Jackeryの「ポータブル電源 1000 Plus」は、ほぼ全ての家電を動かせる1264.64Whの大容量ながら4kgと軽量。利便性に優れたポータブル電源です。
特許出願中のChargeShield技術により、家庭用のACコンセントなら1.7時間でフル充電が可能。バッテリーの効率化と長寿命化も合わせて実現しています。
毎日使う場合でも、約10年間の長寿命で持ち運びやすいポータブル電源を探している方におすすめです。
充電池容量 | 1264.64Wh |
定格出力 | 2000W |
重量 | 4kg |
出力ポートの種類 | AC USB Type-A USB Type-C DC シガーソケット |
【Jackery「ポータブル電源 1000 Plus」の詳細はこちらから】
②ALLPOWERS(オールパワーズ)「大型ポータブル電源R2500」
ALLPOWERS「大型ポータブル電源R2500」は、2500Wの高出力によりエアコンや電子レンジのような消費電力が高い家電でも難なく動かせる、高性能な製品です。
2016Wh超大容量なので、キャンプや車中泊などのアウトドア用の電源として重宝します。
また、独自搭載のエコモードを使用すれば、自己放電量を限りなく抑えることが可能。省エネ設計により、一般的なポータブル電源よりも寿命を長く保てます。
充電池容量 | 2016Wh |
定格出力 | 2500W |
重量 | 29kg |
出力ポートの種類 | AC USB Type-A USB Type-C DC シガーソケット |
【ALLPOWERS「大型ポータブル電源R2500」の詳細はこちらから】
③PowerArQ(パワーアーク)「S7 ポータブル電源」
PowerArQ「S7 ポータブル電源」は、シリーズ累計15万台の販売実績を誇る人気製品です。
発火や爆発の発生原因になる酸素を発生させにくい「リン酸鉄リチウムイオン電池」を搭載しているため、一般的なポータブル電源よりも安全性が高められています。
また、電源オフ時の自己放電率は1%以下に抑えられているので、充電しっぱなしにしなくても十分に蓄電された状態を保てます。
アウトドアにぴったりなカラーリングで、寿命の長いポータブル電池を探している方にぴったりです。
充電池容量 | 716.8Wh |
定格出力 | 700w |
重量 | 9.5kg |
出力ポートの種類 | AC USB Type-A USB Type-C DC シガーソケット ワイヤレス |
【PowerArQ「S7 ポータブル電源」の詳細はこちらから】
④Enernova(エナノヴァ)「ポータブル電源 ETA」
Enernova「ポータブル電源 ETA」は、約3,000回にも及ぶ充電サイクルを経ても電池が劣化しにくい、長寿命のポータブル電源です。
Enernovaシリーズ最速の充電時間を実現したポータブル電源 ETAは、0から80%までの充電が最短50分、100%までは約1.5時間で充電できます。
また、本体重量が4.3kgの超軽量設計なので、アウトドアや非常時の持ち歩きを想定している方におすすめです。
充電池容量 | 288Wh |
定格出力 | 600w |
重量 | 4.3kg |
出力ポートの種類 | AC USB Type-A USB Type-C DC シガーソケット ワイヤレス XT60 |
【Enernova「ポータブル電源 ETA」の詳細はこちらから】
⑤Pecron(ペクロン)「E600LFP 小型ポータブル電源」
Pecron「E600LFP 小型ポータブル電源」は、10kg以下のコンパクトサイズながら1200Wの高出力でほとんどの家電を動かせる、利便性に優れた製品です。
バッテリーには安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しているため、長寿命かつ発火のようなトラブルが起きにくくなっています。
また、使用時の騒音が50dB以下の静音設計なので、室内や車中泊している最中でも利用音が気になりにくいのが魅力的です。
充電池容量 | 641Wh |
定格出力 | 1200w |
重量 | 9.4kg |
出力ポートの種類 | AC USB Type-A USB Type-C DC シガーソケット |
【Pecron「E600LFP 小型ポータブル電源」の詳細はこちらから】
ポータブル電源を充電しっぱなしにしておくと寿命が短くなる?
ポータブル充電器に採用されているリチウムイオン電池や半固体電池は、充電しっぱなしにしておくと寿命が縮まります。
理由は、充電しっぱなしで過充電状態が続いた場合、電池の劣化が早まるためです。
ポータブル電源を長持ちさせたいなら、充電し終えたら速やかにコンセントを抜き、涼しく風通しの良い環境で保存するよう心がけましょう。
まとめ
ポータブル電源を購入するときは、電池の寿命だけでなく、メリット・デメリットまで把握しておくことが大切です。
本記事では、メリット・デメリットだけでなく、一般的な製品と比較して長寿命なポータブル電源を紹介しています。
持ち運びやすさ、充電スピード、出力など製品ごとの特徴を見比べながら、自分に適した製品を探してみましょう。
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