初めて電子ピアノを選ぶとき「安いものって買ってはいけないのかな?」「初心者におすすめなのはどれ?」「本格派モデルが欲しい」など、機種選びに悩んでしまいますよね。
私も娘がピアノを習っていますが、電子ピアノ選びには非常に苦労しました。最初は失敗し、買い換えた経験があります。現在は買い換えたピアノでコンクールに挑戦するまでになりました。子供の指で弾けるピアノ選びはとても難しいものです。
電子ピアノのメーカーや種類は豊富で、お値段もピンキリ。安いのから高級品まで幅広く揃っています。その中で自分に最適なものを選ぶなんて大変ですよね。
そこでこの記事では、買ってはいけない電子ピアノの特徴を解説し、おすすめの電子ピアノを厳選して紹介していきます。
電子ピアノの購入を失敗したくないとお考えの方はぜひチェックしてみてください。
安い電子ピアノはダメ?買ってはいけない電子ピアノの特徴
電子ピアノ選びで「初心者だし続けるかわからないから安いものでもいいかな」と考える方も多いでしょう。結論から言えば、安いピアノはやはりそれなりの音しか出ません。
もしお子様がピアノを習うとなったとき、ピアニストを目指す又はクラシックを弾くなら迷わず本物のピアノかそれに近い本格的な電子ピアノを購入すべきです。しかし、そうでない場合は、まずはすぐにピアノを買うのではなく続けるかどうか様子を見てから購入を検討しましょう。特に幼児期は、他にやりたいことが見つかるかもしれません。
続けると決まるまでは、簡易的な安いキーボードでもいいのです。よく話し合って続けそうだなと思ったら、やはり弾いていて楽しくなるようなきちんとしたものを購入すると後悔ががありません。
それではピアノを購入する際に注意してしたい「買ってはいけないピアノ」の特徴を解説します。
鍵盤が軽すぎる
電子ピアノの鍵盤はとても軽いです。握力のない小さなお子様でも弾きやすいのですが、音楽教室のピアノはアップライトかグランドピアノのはずです。
鍵盤が軽すぎると、本物のピアノのタッチとは大きく異なるため音の強弱がつけにくくおすすめできません。コンクールに出るお子様は特に電子ピアノでは仕上がりに大きな差が生まれてしまいます。
「家ではうまく弾けるのに音楽教室では弾けない」「どんなに練習してもコンクールで結果が出ない」…というような状態になります。
鍵盤が軽すぎると練習になりませんので注意しましょう。
ヘッドホンを使えない
ヘッドホンの端子がない電子ピアノは、買ってはいけません。電子ピアノの良さは、ヘッドホンを使えること。ヘッドホンが使えたら、時間を気にせず練習できます。
塾や習い事・仕事が遅くなっても好きな時間に弾けますのでおすすめ。また、兄妹がいてテストや受験期間で練習を躊躇する場合も、ヘッドフォンがあれば便利です。
ヘッドフォンがないものは電子ピアノの大きなメリットを逃してしまいます。
鍵盤数が少ない
鍵盤数が少ない電子ピアノは買ってはいけません。アップライトやグランドピアノは88鍵盤あります。電子ピアノは49鍵盤から揃っていますが、鍵盤数が少ないと弾きたい曲が限られてしまいます。
ピアノを習うために買うなら88鍵盤を選びましょう。
打鍵音の音漏れ
ヘッドホンをすれば時間を気にせず練習できる電子ピアノですが、意外な盲点となるのが打鍵音です。
住環境によっては電子ピアノ特有の鍵盤のカタカタが漏れ、ご近所や同居人に迷惑がかかることもあります。
弾いてるとわかりませんが、本物のピアノに近いものほど、打鍵音は結構大きく気になるものです。購入する際には打鍵音にも着目しましょう。
安い電子ピアノおすすめ:初心者用
初心者用の電子ピアノを紹介します。
Roland/ローランド 電子ピアノ RP501R – CRS:98,780円
グランドピアノの表現力に迫る「スーパーナチュラル・ピアノ音源」が魅力の電子ピアノです。1974年に世界初のタッチセンス付きピアノを発表した最も古い歴史を持つメーカー「ローランド」だから、安心。
立体音響も手掛けている会社ですから、音の立体感や強弱は電子ピアノメーカーの中でも優れています。ヘッドホンでもグランドピアノの響きを再現。
初めてのピアノに最適なエントリーモデルです。
【Roland/ローランド 電子ピアノ RP501R – CRSはこちら】
KAWAI CN29 A 電子ピアノ 88鍵盤 カワイ:115,000円
タッチ・音・機能にこだわったKAWAIのベーシックモデルです。最高峰のフルコンサートグランドピアノSK-EX、フルコンサートグランドピアノEXの2種のグランドピアノ音色を内蔵しています。
木製鍵盤に近いタッチ感を実現し、グランドピアノの弾きごたえを再現。繊細な演奏表現が可能です。鍵盤に適度な重さがあり、お子様のピアノ練習に最適です。
お部屋に合わせて4色から選べます。
【KAWAI CN29 A 電子ピアノ 88鍵盤 カワイはこちら】
YAMAHA YDP-164WH 電子ピアノ アリウス 88鍵盤 ヤマハ:119,900円
エントリーシリーズ「ARIUS」の最上位モデルです。ヤマハが音とタッチにこだわった電子ピアノのエントリーシリーズ。お子様の初めてのピアノに最適な1台です。
グランドピアノの弾き心地を忠実に再現する鍵盤タッチが魅力的。鍵盤に重みがあり音もきれいです。ヘッドホンでも快適な演奏を楽しめます。
また、ARIUSシリーズで唯一高さ調節可能な椅子を付属。成長期のお子様~大人まで、正しい姿勢で演奏できます。
【YAMAHA YDP-164WH 電子ピアノ アリウス はこちら】
安い電子ピアノおすすめ:本格派モデル
本格派モデルの中でも安めの電子ピアノを紹介します。
KAWAI カワイ 電子ピアノ / CA79:284,900円
木製鍵盤グランド・フィール・アクションⅢ搭載し、グランドピアノのタッチに近づけた電子ピアノです。進化したSK-EXレンダリング音源で本物のピアノの音を再現。鍵盤の動きを3つのセンサーできめ細かく感知し、グランドピアノに迫る表現力を楽しめます。
安定した踏み心地のペダルもグランドピアノの踏み込み荷重を解析し、微妙な音の変化や表現が可能に。スピーカーが6個搭載されていますので、音の響きもよく弾いていて心地いいです。
Bluetoothでスマホと連携できます。
YAMAHA CLP-735R 電子ピアノ クラビノーバ:170,500円
電子ピアノでありながら、最新のテクノロジーがもたらすグランドピアノ並みの表現力を備えた本格派におすすめの1台です。
美しい音色はまるでアップライトピアノを弾いているかのような感覚に。ヘッドホンを着用しても音の響きがよく、練習が楽しくなります。
グランドピアノのハンマーが、弦を打った時に感じられる心地よい手応えをも再現しています。
【YAMAHA CLP-735R 電子ピアノ クラビノーバはこちら】
KAWAI カワイ デジタルピアノ / CA49:183,600円
88鍵シーソー式木製鍵盤搭載のスタンダードモデル 。ずっと触れていたくなる木製の鍵盤は、グランドピアノに迫る適度な摩擦感を持っています。
専用BOX付き中低音スピーカーと、高音専用スピーカーを左右それぞれに搭載。繊細な音色を楽しめます。グランドピアノの踏み心地を再現したペダルも使いやすくておすすめ。
有機ELディスプレイ搭載で見やすく操作性も高い電子ピアノです。
電子ピアノが安い時期はいつ?
電子ピアノを購入するにあたって、少しでも安く買える時期があるなら知っておきたいですよね。しかし、電子ピアノが安くなる時期はありません。
年末年始セールなどで若干安くなるかもしれませんが、基本的にあまり値崩れしません。そこで、電子ピアノを安く買いたいという方へおすすめなのが、Amazonなどのネット通販で購入することです。
クレジットカードで購入すればポイントも付きますしAmazonカードならもっとポイント還元率もいいです。
Amazonとはいえ楽器屋さんから購入すれば問題ありませんし、アフターフォローもしっかりしています。最近は楽器屋さんで確認して、購入はネット販売で安く買う方も多いのでおすすめです。
まとめ
本記事では、買ってはいけない電子ピアノの特徴と安いおすすめの電子ピアノを紹介しました。初心者とはいえ、お子様がピアノを習うために準備する場合は、できるだけ本物のピアノのタッチに近い鍵盤を選びましょう。
安すぎて鍵盤が軽いものは、強弱がつけにくく音作りができません。電子ピアノの軽いタッチに慣れてしまうとピアノ教室の本物のピアノが重く感じてしまい、上達やレッスンの進み具合にも影響が出てしまいます。
安さだけで選ぶと買い直しが必要になりますので、慎重に選ぶようにしましょう。