タッチや音質にこだわった上級者も納得の電子ピアノをお探しの方必見!この記事では、本物と同等の響きを得られるおすすめの電子ピアノを紹介します。
ピアノを習っているとピアノの先生に「そろそろアップライトなどの本物のピアノを用意してあげてください」と言われることがあります。基本的にピアノの先生は電子ピアノを推奨していませんよね。
しかし、住環境や予算の問題でアップライトを用意できない家庭も多いでしょう。私もその一人で、娘がピアノのコンクールに出場するようになってから初心者用の電子ピアノでは限界を感じました。
そこで、タッチや音質が極めて本物のピアノに近い電子ピアノを探しましたがよくわからず途方にくれた経験があります。結局、ピアノの先生お墨付の電子ピアノを購入したのですが、いくつか候補が上がったので、本記事で紹介していきたいと思います。
上級者におすすめ電子ピアノ
本物のピアノを弾いている上級者でも満足できる電子ピアノは、鍵盤のタッチと音にこだわった上位モデルがおすすめです。見た目もアップライトのように高級感があります。
KAWAI カワイ デジタルピアノ / CA49:178,700円
白鍵・黒鍵ともに木製鍵盤を採用、しかもグランドピアノと同じシーソー式の構造を取り入れた電子ピアノです。グランドピアノ独特の表現力、豊かなタッチなどを再現しています。
タッチの強さに分けてサンプリングしたPHI音源を搭載。純度の高いアコースティックピアノ本来の美しい音色も魅力です。
- 【ピアノ音源】PHI 88鍵ステレオサンプリングピアノ音源
- 【本体サイズ】幅136cm×奥行き46cm×高さ91.5cm
- 【重量】58kg
【KAWAI カワイ デジタルピアノ / CA49はこちら】
KAWAI CN29 LO 電子ピアノ 88鍵盤 カワイ:101,800円
見やすい有機ELディスプレイを新たに搭載し、グランドピアノのしっかりとした弾き応えを再現したコスパのいい1台。アップライトやグランドピアノのサブ機としても人気があります。
グランドピアノの踏み心地を再現したペダルも心地いい使用感です。鍵盤に適度な重さがあり、本物のピアノのような弾き心地です。
- サイズ:136(W)×40.5(D)×86(H)cm重量:43kg
- 付属品:取扱説明書、高低自在椅子、ヘッドホン、ヘッドホンフック、電源アダプタ
【KAWAI CN29 LO 電子ピアノ 88鍵盤 カワイはこちら】
YAMAHA CLP-735R 電子ピアノ クラビノーバ 88鍵盤:170,500円
電子ピアノ人気No.1のクラビノーバ。ヤマハのグランドピアノの最高峰CFX(約2,000万円のピアノ)の音をサンプリングした音を内蔵しています。
鍵盤タッチも音質も、本物のピアノに近づけた豊かな響きが魅力。ピアノ初心者から上級者まで満足できる1台です。
- 寸法:1,461×927×459mm
- 質量:57kg
- 鍵盤数:88
【YAMAHA CLP-735R 電子ピアノ クラビノーバ 88鍵盤はこちら】
KORG コルグ 電子ピアノ 88鍵盤 C1 Air BK電子ピアノ部門最優秀賞を受賞:67,184円
電子ピアノ部門最優秀賞を受賞したKORGの人気商品。音域によって4段階に変化する鍵盤のタッチがグランドピアノをよく再現していると評判です。電子ピアノ特有の軽い鍵盤ではなく適度に重みのある自然な弾き心地が魅力。
奥行きわずか26cmのスリムなボディでマンションに最適です。サウンドは、ピアノの弦の共鳴までこだわって丁寧に仕上げられ、ピアノ上級者にも評価されています。
- 高品位な30種類のサウンドを内蔵。
- 信頼の日本製
- 外形寸法:1,346(W)x 347(D)x 926(H)mm
【KORG コルグ 電子ピアノ 88鍵盤 C1 Air BKはこちら】
Roland DP603 CBS 黒木目調仕上げ 電子ピアノ 88鍵盤:181,500円
コンパクトで省スペースにも置ける木製鍵盤の電子ピアノです。Bluetooth機能搭載で、スマートフォンやタブレットとピアノを無線接続できます。
高級感ある黒木目調仕上げ。長くアップライトを愛用していた上級者にも評価を得ている本格的な電子ピアノです。
音質、鍵盤タッチを重視する方にもおすすめです。
- 最大同時発音数:ピアノ:無制限、その他音色:384
- 鍵盤:PHA-50鍵盤:ハイブリッド構造
【Roland DP603 CBS 黒木目調仕上げ 電子ピアノ 88鍵盤はこちら】
ピアノの先生おすすめの電子ピアノはある?
ピアノの先生によっておすすめする電子ピアノは異なると思いますが、私が勧められたのはカワイのCA99。
2006年の発売開始以来多くのピアノ愛好家から評価を受けるシリーズで、カワイの電子ピアノの中でも最上位クラスです。
見た目はアップライトのような高級感があります。価格を40万円までと制限していたせいもあり、374,000円というギリギリのお値段で探してもらいました。
グランドピアノと同じ構造をもつシーソー式木製鍵盤を採用し、可能な限り本物に近い鍵盤設計を追求した電子ピアノです。
コスパのいい電子ピアノにありがちなカスカスとした軽い鍵盤ではなく、しっかりと一音一音の表現を追求できるお品物でした。
これまでコンクール前は音楽教室のピアノを借りて練習していましたが、この電子ピアノなら自宅で練習できるようになり、かなり助かっています。
上級者におすすめ電子ピアノの特徴
最後の上級者におすすめの電子ピアノの特徴を紹介します。電子ピアノ選びの参考にどうぞ。
木製鍵盤
上級者が選ぶ電子ピアノの鍵盤は、木製鍵盤かハイブリッド鍵盤がおすすめです。電子ピアノの鍵盤は以下の3つの種類があります。
樹脂鍵盤 | 樹脂でできているのでタッチが軽く初心者や子供に好まれる |
木製鍵盤 | 木でできた鍵盤でグランドピアノに近くなる |
ハイブリッド鍵盤 | アコースティックピアノの鍵盤の仕組を搭載。本物に近いタッチ |
この中で選ぶべき鍵盤は、木製鍵盤とハイブリッド鍵盤です。樹脂鍵盤はカスカスとした音で連打性が悪く、早いパッセージの部分ではならない音があるなどの支障をきたします。上級者には不向きなので注意しましょう。
音源にこだわる
上級者は耳が肥えている方が多いので、音源にはこだわりたいですよね。電子ピアノの音源は、「サンプリング」と「モデリング」音源の2種類があります。
サンプリング | 弾き方による音色の違いを細かく録音しているので表情豊かな音を楽しめる。 |
モデリング | ローランドが搭載している音源。タッチに応じて音を作り出す。 |
モデリング音源を採用しているのは、日本を代表するピアノメーカーローランドだけ。どちらの音がいいかは好みによりますので、しっかり検討してみてください。
電子ピアノ木製鍵盤のデメリットは?
電子ピアノの鍵盤は、本物のピアノのタッチを追求するため木製鍵盤がいいと言われています。しかし、木製鍵盤にもデメリットがあります。
それは価格が高いこと。
やはり本物のタッチを追求して製作されていますので、通常の電子ピアノより価格は高めになります。それが唯一のデメリットです。
とはいえ、上級者にとって鍵盤のタッチは譲れない条件ですから仕方がありませんよね。木製鍵盤でも価格が比較的買いやすいピアノメーカーはカワイです。
もし価格がネックになるような場合は、カワイのピアノから選んでみてください。
まとめ
この記事では上級者のおすすめしたい電子ピアノを6選紹介しました。最初は安い電子ピアノでもいいのですが、本格的にピアノに取り組みたい方は、やはり初心者用では物足りなくなります。
上級者のおすすめのピアノは、木製鍵盤で音質が良くタッチが本物に近いもの。
最近は電子ピアノも限りなく本物に近い鍵盤を再現した機種が登場していますので、この記事を参考に選んでみてください。