「安いミシンは買ってはいけない?」「高いミシンなら安心?」「ミシンが欲しいけど情報が多くて何を選んでいいかわからない」など、ミシン選びに困っていませんか?
ミシンの情報はネットに溢れていますが、情報がバラバラで結局どれを選んでいいのかわかりませんよね。私も娘が幼稚園入園を機に、ミシンの購入を考えましたが、お店に行っても高価なミシンや本格的なものを勧められて予算オーバー。ネットではどれが初心者向きかわからず本当に困りました。
「入園入学グッズの準備が本格化する前に、なんとか購入しておきたい。」と焦って安価なミシンを購入しましたが、使い勝手が悪く結局買い直すことになりました。
そこで今回は、ミシン撰びに失敗した私が、買ってはいけないミシンの特徴とミシン選びで絶対に押さえておきたいポイントをお伝えします。
私のように2度購入する事態に陥らないように、ぜひチェックしておいてください。
買ってはいけないミシンの特徴と初心者が注意すべきポイント。安いなど
まずは、買ってはいけないミシンの特徴を解説していきます。ミシン選びで失敗する前に、知っておきたい情報です。
安すぎるトイ系ミシン
買ってはいけないミシンで一番注意したい特徴が、1万円以下の安価なミシンです。トイ系ミシンと言われているものです。
「初心者だし、今後も使うかどうかわからないから安いものでいいか!」と購入する方が多いのですが、購入後に後悔する人続出です。
1万円以下のミシンを買ってはいけない理由は、まずきちんと縫えません。「洗濯してもほつれない」「子供が引っ張っても縫い目が裂けない」など最低限のレベルもクリアできないのです。
最近、5000円以下のミシンも販売されていて「入園入学グッズくらいは縫えるでしょ!」と購入する方もいらっしゃいますが、まず後悔すると考えてください。
デニムなど厚手の生地が縫えない
コンパクトなミシンや、安価な電動ミシンを選ぶとデニムなどの厚い素材が縫えず、困ってしまうことがあります。雑巾や簡単な小物くらいは縫えても、「厚手のものになると針が通らない!」と後悔する方が少なくありません。
作業着や柔道着、ズボンの裾上げなども視野に入れているなら、厚手の生地が縫えるものを購入しましょう。
自動糸調子機能がない
「学校の家庭科の授業以来触っていない」という方は、自動糸調子機能がついていないミシンの場合、扱いが難しくうまく縫えない可能性があります。
自動糸調子機能とは、生地の厚みや性質に合わせ、上糸と下糸のバランスを自動で調節してくれる機能のことです。ミシンに慣れている方には必要ありませんが、初心者の場合はついていないと扱いが難しく、縫い目が緩んでしまったり、生地にシワができたりと残念な仕上がりになってしまいます。
手芸屋さんでミシンを購入する場合、自動糸調子機能がついていないミシンでも「慣れます!」「すぐに感覚をつかめますよ」と言われることがありますが、私のように不器用な場合は全然慣れません。
子供用の袋1枚作るのに半日以上費やすことになりかねませんので、注意しておきましょう。
初心者におすすめミシン!最強のミシン・買って後悔しない口コミよし2023
最後に、買ってよかったミシンをご紹介します。
ジャノメ(JANOME) コンピュータミシン JP-310:34,870円
ジャノメ(JANOME) コンピュータミシン JP-310は、縫い模様20種類、自動針糸通し機能、自動糸調子機能などあらゆる機能を搭載して初心者にぴったりのコンピューターミシンです。
別売りのフットコントローラーと組み合わせれば、両手を離さず作業可能!操作がとにかく簡単で、ミシンに慣れていない方でも挫折せず続けられます。
さすがミシンメーカーの老舗「ジャノメ」!機能と耐久性は間違いありません。
付属している使い方DVDも非常にわかりやすく、スタートもスムーズです。
【詳細】
- 【主な機能】縫い模様20種類・自動ボタンホール(ボタン穴)・自動止め縫い機能・自動止め縫いボタン・自動針糸通し機能・針上下停針ボタン・7枚送り歯仕様・自動返し縫い機能・液晶画面(LCDタイプ)・自動糸調子機能、ドロップフィード・LEDライト・プリントスケール・特製キャリングバッグ・特製ピンクッション
- 【特別付属品】ワイドテーブル
ジャノメ(JANOME) コンピュータミシン JP-310はこちら
JAGUAR コンピュータミシン 高性能モデル MM-115P-T(N):29,800円
JAGUAR コンピュータミシンMM-115P-T(N)は、作業がしやすいワイドテーブル、フットコントローラー付きが嬉しい一台。液晶ディスプレイで操作しやすく、自動糸調子ももちろん搭載しています。高機能で29,800円というお値段もおすすめポイント。
手元をLEDで照らしてくれますので、作業しやすい。 40種類以上の縫い目から選べます。
【詳細】
- 【機能一覧】自動糸調子/自動糸通し/自動ボタンホール/針停止機能/ワンハンドボビン/縫い速度調節/縫い目調節/7枚送り歯/縫い模様40種類/フリーアーム/LEDライト
- 【本体サイズ】幅355×高さ286×奥行き195(mm)
- 【重量】7.1kg
JAGUAR コンピュータミシン 高性能モデル MM-115P-T(N)はこちら
JAGUAR 電子ミシン MM-522H 初心者向け:17,800円
JAGUAR 電子ミシンMM-522Hは、北欧柄がおしゃれな初心者向けミシンです。軽量でコンパクト。小物しか縫わないのならこれで十分。作業スペースが20㎝あるので、大きめの布も縫いやすいです。補助テーブルを外せば、ズボンの裾上げやシャツの袖口などを縫うときに便利な筒縫いが出来ます。
【詳細】
- 【機能一覧】自動糸通し/ワンハンドボビン/縫い速度調節/標準糸調子/7枚送り歯/縫い模様6種類/フリーアーム/LEDライト
- 【本体サイズ】幅363×高さ280×奥行き191mm
- 【重量】5.7kg
JAGUAR 電子ミシン MM-522H 初心者向けはこちら
シンガー(SINGER) コンピュータミシン SN778EX:25,476円
シンガー(SINGER) コンピュータミシン SN778EXは、文字縫い機能付(ひらがな・数字・アルファベット・漢字) フットコントローラーとワイドテーブルもついて25,436円。分厚いデニム生地も縫えます。
縫うスピードがゆっくりなので初心者には嬉しいです。刺繍機能がついているので、入園準備に最適。飾り縫いの模様が65種類も登録されているので、あっという間の可愛い飾り縫いができます。
【詳細】
- 本体サイズ:幅40.4×奥行18.8×高さ29.8cm●本体重量:5.8kg
- 自動ボタンホール●止め縫いボタン●針上下ボタン
- 定格:100V(50/60Hz)
- 消費電力:70W
- 回転数:800(+-50)回/分
- スピード調節:スライド式無段階
シンガー(SINGER) コンピュータミシン SN778EXはこちら
初心者でも安心!失敗しないミシンの選び方
ミシンの購入で失敗しないポイントをお伝えします。これから解説するポイントを知っておけば、ミシン選びで失敗することが少なくなります。
ミシンの種類を理解しよう
ミシンには、3つの種類があります。電子ミシン・コンピューターミシン・電動ミシンです。それぞれのメリットデメリットをまとめておきますので、確認しておきましょう。
種類 | 特徴 | メリット・デメリット |
コンピューターミシン | 針の動きや布送りを細かくコンピューターで制御し縫う作業を自動で行う。刺繍や文字入れができるタイプもある。 | 縫製が安定している。厚手の生地でも縫いやすい。デメリットは価格が高いこと。 |
電子ミシン | 針の上下運動を電子回路でコントロール。縫う速さを変えられる。電動ミシンより高精度。趣味なら電子ミシンで十分。縫い目も安定している。 | メリットは、価格が安いものがある。糸調子や縫い目、スピードや模様の選択がダイヤルでできて手軽。デニムなど厚手のものも縫える。 |
電動ミシン | 昔からあるシンプルな機能。モーターで動かすのでパワフル。 | 価格が安い。自動糸調子機能がないので初心者にむ難しい場合がある。厚手の生地を縫うのにも不向き |
最も機能が充実し、初心者でも扱いやすいのがコンピューターミシンです。電子ミシンや電装ミシンに比べると価格が高いのがデメリットですが、いろいろな刺繍や文字入れなど機能が搭載されています。
続いて、電子ミシンは、コンピューターミシンと電動ミシンの中間の価格です。小物を縫ったり、洋服を趣味で作る分には十分でしょう。
電動ミシンは、昔ながらのミシンで最もシンプルな機能。ミシンに慣れている方は安価ですしおすすめですが、初心者には扱いが難しいことがあります。ただ、厚手のものを縫うのに適していないので要注意です。
ミシンの価格帯をチェック
次に、ミシンの価格帯とサイズをチェックしましょう。ミシンの金額はピンキリですから、ある程度価格帯を把握することで、購入時の目安になります。
種類 | 平均の価格帯 |
コンピューターミシン | 約20,000円〜 (20万円前後する機種もあり) |
電子ミシン | 約13,000円〜50,000円 |
電動ミシン | 約2,500円〜30,000万円 |
電動ミシンはトイ系の2,500円程度から購入可能ですが、ちゃんとしたミシンではありません。例えるなら自動車とミニカーくらい仕上がりに差があります。
できれば、1万円は超えるしっかりとしたものを選んだ方が後悔が少ないでしょう。
コンピューターミシンの価格は、高いものだと20万以上するものも多いです。洋裁を職業や副業として始める人は、30万円ほどする本格的なミシンを購入しますが、子供のグッズやちょっとした縫い物の場合は、そこまで必要ないでしょう。
ミシンのサイズを知っておこう
ここでミシンのサイズを表にしましたので参考にしてください。
横幅サイズ | 特徴 | |
フルサイズ | 横幅45㎝前後 | カーテンなどの大きめの布も縫える。布地の切回しが楽。本体が重たい。 |
レギュラーサイズ | 横幅43㎝前後 | フルとコンパクトの中間。販売ミシンの中で最も多いサイズ。 |
コンパクトサイズ | 横幅40㎝前後 | ちょっとした小物を縫うときに最適。場所をとらない。大きい布は縫いづらい。小物しか縫わないならこれ1台で十分。 |
ミシンのサイズは、初心者ほどコンパクトなものを選びがちですが、パワーが弱く大きな布を縫うときに縫いづらいなどのデメリットがあります。
例えばズボンの裾上げも子供服と大人の服ではサイズが全然違いますので、コンパクトなものだと縫うのが大変です。大人用や大きなものを縫う予定があるなら、少し値段が高くてもレギュラーサイズ以上のミシンを購入した方が後悔しません。
ミシンを使う目的に合わせて選ぶ
ミシンは、購入する目的と今後の使用頻度をよく考えて選びましょう。
目的が、幼稚園や小学校入学時のグッズを作るだけなら、1万円前後の電子ミシンで十分な場合があります。刺繍や文字入れが必要かどうか?によって価格も変わってくるでしょう。
もし、デニムや作業着の裾上げや洋服を縫う場合は、それなりにしっかりしたコンピューターミシンか電子ミシンを選ぶ必要があります。購入時に、厚手の生地が縫えるかどうか確認しておくことが大切です。後ほどおすすめ機種をご紹介していますので参考にしてくダサい。
カーテンやテーブルクロスなどを手作りしたい方は、フルサイズのミシンを選びましょう。ちなみに、内職で使うミシンを探している方は職業用ミシンが最適です。
このように、自分がミシンをどこまで活用するか考えておかなければ、高いミシンも出番がなく宝の持ち腐れになってしまいます。
使う目的を明確にして、それに合う機能が備わったミシンを選ぶ方が失敗もありません。ミシンを見ているとあれもこれもやりたくなりますが、目的以上のものは必要ありませんので、予算とサイズと目的を決めたらブレないようにしましょう。
メーカーやブランドにも注目
次に、ミシンのメーカーやブランドについても知っておきましょう。
メーカー | 特徴 |
ブラザー(brother) | 初心者が使いやすい1万円台の家庭用ミシンから職業用ミシンまで展開するメーカー。初心者におすすめの機能を搭載したものが多い。液晶画面搭載モデルは画面をタッチするだけで縫い目を選べる。 |
ジャノメ(JANOME) | 老舗ミシンメーカー。ミシン界のパイオニア。ワンアクションで糸通しできる糸通し機能や自動糸調子など初心者が使い安い機能を搭載。上級者用の本格的ミシンも豊富。耐久性があると評判。 |
JUKI株式会社 | 工業用ミシンのシェアNO.1。世界中で売られている洋服の3割がJUKIのミシンで作られていると言われるほど。工業用のパワーを取り入れた家庭用ミシンが人気。内職や職業としてミシンを使う人にもおすすめ。 |
ジャガーミシン | 国内初家庭用ジグザグ縫いの開発に成功したミシンメーカー。ハローキティーミシンなど若年層を意識した製品も販売。 |
株式会社ベビーロック | 家庭用ロックミシンを世界で初めて開発。唯一ロックミシンで自動糸調子も開発。 |
シンガー | アメリカ最大のミシンメーカー。初心者におすすめの使いやすい設計が魅力。自動機能も豊富。厚手の布も縫えるパワーがある。静音設計のミシンが赤ちゃんのいるご家庭にも人気です。 |
ミシン初心者にあると便利な機能とは?
ミシン初心者にあると便利な機能の解説をします。どれを優先すべきか順位をつけておくとミシン選びの際に迷いません。
自動糸調子機能
自動糸調子機能は、前述したように初心者にあると便利な機能です。初心者は上糸と下糸を生地に合わせて調整し縫うことが難しく、布にシワが寄ったり縫い目が汚くなりがちです。自動糸調子機能があれば、布に合わせて自動で調整してくれますので、安心して縫えます。
文字いれ・刺繍機能付き
幼稚園の名入れに便利な文字いれ、刺繍機能はあると便利です。刺繍は子供の洋服やグッズにつけるとおしゃれで高見えします。
ワッペンでつける場合と比べれば格段に質が良いものが出来上がりますので、幼稚園グッズを手作りする方はぜひ欲しい機能です。
スピード調節&その他機能
縫うスピードを調整できるタイプは、自分の好きなスピードで縫えるためあると安心です。特にミシンに慣れていない初心者は、自分のペースで縫えます。
他にも糸通しが便利な、自動糸通し機能や手間なく下糸を引き上げられる下糸引き上げ機能などがついているとストレスがありません。
フットコントローラー
フットコントローラーは足で踏みながら縫えるので、初心者にとっても便利です。ミシンを使うときは生地を両手で持って縫いますので、フットコントローラーがない場合、スタートボタンを押すのに片手を生地から離さなければなりません。
これでは、せっかく揃えた布がずれてしまったりシワになりがちです。フットコントローラーがあれば、足で操作できるので両手を離さずしっかり縫えます。
まとめ
この記事では買ってはいけないミシンの特徴とミシンの選び方について解説しました。ミシン選びは予算と何を目的にするかを明確にして選びましょう。初心者さんは、自動機能が多いコンピューターミシンか電子ミシンがおすすめです。
メーカーは、ジャノメやジャガーが使いやすいでしょう。小物しか縫わない方はコンパクトミシンでも大丈夫です。電動ミシンは自動糸調子などサポート機能がありませんので、ミシンに慣れていない方は選ばないようにしましょう。
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