内定式が行われる時期になりました。
同級生が次々と内定を決めていく中で
「もう間に合わないかも……?」
と焦っていませんか。確かに、6月頃に集中している人気企業の内定をもらえないと落ち込んでしまいますよね。
しかし、内定がまだもらえていなくても焦る必要はありません!この時期から就活を始めて内定をもらっている学生もいるからです。
この記事では、まだエントリーを受け付けている企業の業界や職種、そしてそれらの情報の探し方を紹介します。
まだエントリーを受け付けている企業を知り、しっかりと対策して、満足できる内定を目指しましょう!
今からでもまだ間に合う!新卒採用している業界と業種
まだエントリーできる業界や業種にはどのようなものがあるのでしょうか。
「まだエントリーを受け付けているのは怪しい企業ばかりだ」と思っている人もいるかもしれませんが、実はそんなことはありません。この時期にも採用活動を続けている企業は意外と多いのです!
では具体的に見ていきましょう。
メーカー
メーカーとは私たちが普段の生活で使う「モノ」を生産する企業のことです。作っている製品の分野で、自動車メーカー・食品メーカー・アパレルメーカーなどに分けられています。
近年では生産工場の海外展開に伴って海外に支店を置く企業も増えており、海外経験の豊富な人や語学が堪能な人などより多様な人材が求められています。
特に、営業部門は長期にわたって人材を募集している企業が多いようです。
金融業界
金融業界は銀行や証券会社、生命保険会社などを指します。
様々な業界とつながりながら社会に貢献できる金融業界は、就活生に特に人気の業界です。債券の発行から中小企業や個人の資産運営に関わる業務まで、仕事内容は幅広いものになります。
就活生にとって人気の業界ですが、営業部門は長期にわたって採用活動を行なっています。
ソフトウェア・通信
情報の伝達や処理・加工に関わり、専門知識が問われる場合が多い業界です。ソフトウェアの開発や設計が主な業務で、エンジニアやプログラマーとして勤務することになります。
現在は需要が増加する一方で、専門技術を持った人材が不足しているため、技術を持っていれば採用を獲得しやすい業界です。
今からでもまだ間に合う!新卒採用している企業タイプ
まだ新卒採用を受け付けている企業には、次に紹介するような様々なタイプがあります。
中小企業
まずは中小企業です。
多くの学生は有名企業にエントリーし、あまり名の知られていない企業を受けようとしません。そのため、中小企業は新卒採用に苦労しているのです。有名企業よりも長く採用している場合もあるので、中小企業は狙い目だと言えるでしょう。
また、中小企業では有名大企業に比べてすぐに大きな仕事を任せられることが多く、やりがいがあります。社員が少ないからこそアットホームな雰囲気の中で働くことを望む人にも向いているでしょう。
ベンチャー企業
まだまだ新しいベンチャー企業は「優秀な学生ならばいつでも採用する」という考えを持っており、まだ採用活動をしている企業が多くあります。
ベンチャー企業はまだまだ成長途上であることが多く、クリエイティビティが要求される分、やりがいがあるといえます。個人の能力で評価されるので、働きによっては報酬も期待できるでしょう。
大手のグループ会社
大手のグループ会社は知名度が比較的低く、予定されていた新卒採用の学生を確保できず、長期で採用を行なっているところが多くあります。
入社難易度は大手企業と比べると高くないうえ、待遇や福利厚生は大手企業とあまり変わりません。有給や残業については大手企業に準じているので、出産や結婚などのライフイベントがあっても同じ職場で働き続けたい人や、有給を取得しながらプライベートの時間も大切にしたい人にとって働きやすい環境が整っています。
まだ間に合う!新卒採用している企業の探し方
まだエントリーできる企業の情報はどのように探していけばいいでしょうか。ここでは新卒採用している企業の探し方を5つ紹介します。
就活サイトを利用する
まずは大手の就活サイトです。多くの就活生が利用するマイナビやリクナビなどの就活サイトでは業種や職種、地域を選択し検索すると今からエントリーできる企業を見つけられます。
中には「え?この企業も?」と言ったような大企業でもまだ新卒採用をしています。
まずは就活サイトで情報収集してみましょう。
企業のサイトから秋採用を狙う
志望企業が決まっている場合は企業のホームページから直接、秋採用へ応募するのも可能です。
秋採用とは、春・夏に十分な人材を採用できなかった採用枠の多い大手企業や、認知度が比較的低い中小企業が8月から12月頃までに新卒採用を行うことを指します。
春・夏に就職活動ができなかった海外留学経験者や、公務員試験の受験者などが秋採用にエントリーするため、十分な対策が必要です。
企業のサイトから冬採用へ応募する
冬採用は12月頃から3月に行われる採用活動です。内定式後に行われる採用活動ということもあり、他の時期と比べて新卒採用する企業が少なくなります。
十分な採用数を獲得できなかった企業のほか、積極的に採用活動を行なっている企業もあるようです。
すでに内定を持っているが納得できていない人や公務員から民間企業に切り替える人がエントリーするため、すでに面接慣れしている人が多くいると考えられます。
OfferBoxを使う
Offerboxとは、企業から直接スカウトが来るという「逆求人」サイトです。
自分のプロフィールを登録すると、そのプロフィールを見た企業の採用担当者から直接スカウトがきます。
登録企業の業種も商社やメディアからIT企業まで多岐にわたり、会社規模も大企業からベンチャー企業まで様々です。
多くの企業からスカウトが来ますが、必ずしも志望業界からのスカウトが来るわけではありません。
ただ、今まで見ていなかった優良企業からのオファーが来ることもあるので、利用しておいて損はないでしょう!
就活エージェントを使う
就活エージェントに相談するのも1つの手です。
内定をもらうことだけに集中してしまうと、その企業が本当に自分に合っているか、長い間働き続けられる企業なのか、という企業分析が十分にできていない場合があります。
そこで、今から就職活動を行う際には就活のプロである就活エージェントを利用してみてはいかがでしょうか。就活エージェントは無料で利用でき、自分の志向や適正にあった求人情報の紹介を受けられます。
中には、エントリーシートの添削や面接の対策などをしてくれるエージェントもありますよ。
就活は今からでもまだ間に合う!おすすめの就活エージェント5選
就活エージェントとは、登録すれば就活の相談を受け付けてくれるサービスです。
今回はたくさんある就活エージェントの中から、オススメの就活エージェントを5つ紹介します。
キャリアチケット
引用:キャリアチケット
「キャリアチケット」は、年間1万人以上の就活生が利用するという就活エージェントです。
数多くの就活生をサポートしてきたアドバイザーがヒアリングをもとに、学生に合った企業探しを無料でサポートしてくれます。
自身の価値観の合う企業にエントリーし、内定獲得を目指す「量より質」の就活をしたい学生に向いている就活サービスです。
マイナビ新卒紹介
引用:マイナビ新卒紹介
「マイナビ新卒紹介」は、株式会社マイナビが提供する新卒学生向けの就活エージェントサービスです。
プロのキャリアアドバイザーが個別に面談を行うことで、一人ひとりの志向や適性に合った求人を無料で紹介してくれます。
紹介される求人情報は、主にマイナビなどの就職情報サイトには公開されていない非公開のものです。
履歴書やエントリーシートなどの作成、面接に関するアドバイスを受けられるだけでなく、企業の人事担当者による業界研究セミナーや、他業界出身のキャリアアドバイザーによる仕事研究セミナーへの参加もできます。
リクナビ就職エージェント
引用:リクナビ就職エージェント
「リクナビ就職エージェント」は株式会社リクルートホールディングスが提供する就活エージェントサービスです。
登録後、専属のアドバイザーとマンツーマンで面談し、希望や適性をもとに求人情報を紹介してもらいます。
リクナビ就職エージェントは、「どのような人材を採用したいのか」という企業の意見を集めており、各企業の選考ポイントを把握しているので、それに沿った適切な面接対策をしてくれるでしょう。
網羅的に企業の求人情報を探すために、リクナビと両方のサービスを併用するよう、リクルートから推奨されています。
doda新卒エージェント
引用:doda新卒エージェント
「doda新卒エージェント」は株式会社ベネッセiキャリアが運営する、特に優良企業の求人を多く取り扱っている就活エージェントです。
もちろん、すべてのサービスを無料で利用でき、専属のキャリアアドバイザーが新卒採用を狙う学生の代理人として面接日の設定などの仲介を取り持ってくれます。
就職サポートのクオリティも高く、アドバイザーのほとんどが厚生労働省認定のキャリアコンサルタント資格である「GCDF」の取得者です。
選考後には合否理由を聞けるので、不採用の場合でも経験を次の機会に生かせます。
就職エージェントneo
引用:就職エージェントneo
「就職エージェントneo」は他サイトに掲載のない企業も含めて、数千社の企業情報を持ち、一人ひとりに合った企業を紹介してくれる就職エージェントです。
面談から企業紹介・面接対策・内定まで手厚いサポートが魅力で、他社で内定が出ていても納得するまで就活をサポートしてくれます。
就活相談の際に提出する履歴書1枚で複数の企業に応募できるので、何度も履歴書を書く必要もありません。
また、企業との連絡を代行してもらえるため、内定を断る連絡に時間を割かずに済むのもメリットでしょう。
まとめ
今回紹介したように新卒採用へのエントリーはまだ間に合います。まだ内定がもらえていなくても落ち込む必要はありません。
本記事では、まだ新卒採用を行なっている業界や企業タイプ、そして企業の探し方を解説しました。まずは自身で企業を探し、行き詰まったら就活エージェントサービスを利用してみてください。
もちろん、企業研究や面接の練習などに就活エージェントを利用するのも良いでしょう。
来年の春に向けて、皆さんが納得のいく内定をもらえることを祈っています。
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