【5分でわかる】リスティング広告キーワードの選び方と注意点&設定のコツも解説

【5分でわかる】リスティング広告キーワードの選び方と注意点&設定のコツも解説

リスティング広告について「どのキーワードで配信したらいいかわからない」「キーワードの設定方法が知りたい」「効果的なキーワードの選び方は?」などの疑問を抱えていませんか?

リスティング広告のキーワード選びは、集客の要となる部分です。それだけにキーワード選びを難しく捉えていませんか?コツをつかめば効果的なキーワードを選ぶことはそう難しくないので安心してください。キーワード選びに便利なツールもあります。

「見込み客はどのようなキーワードで検索をかけているか?」を考え、購買意欲の高いユーザーが検索をかけるキーワードを見つけられたら、リスティング広告の効果が加速します。

逆言えば、キーワード選びを間違えると広告費が無駄になり、効果が出ません。

そこでこの記事では、リスティング広告のキーワードの選び方のポイントと注意点、設定について解説していきます。

今、キーワード選びに悩んでいる方はぜひご一読ください。

リスティング広告キーワードの選び方・決め方のポイント

まずはキーワードを選ぶ際のポイントをご紹介します。リスティング広告においてキーワード選びは非常に重要です。ユーザーが検索しそうなキーワードをピックアップする必要があります。

メインキーワードを決める

まずは軸となるメインキーワードを決めます。集客するwebページから洗い出していきましょう。例えば、新しいドッグフードを開発して、リスティング広告で販売したいとします。

この場合、メインのキーワードはドッグフードです。このように単語1つのキーワードをビッグキーワードと言います。ビッグキーワードは競合性が高く、ライバルが多ければクリック単価も高騰します。

予算が合えば大丈夫ですが、そうでない場合、なかなか上位表示が難しいでしょう。なので、メインキーワードに1〜2語プラスした2〜3語で形成される競合性が中のミドルキーワード、競合性が低く2〜3語以上のスモールキーワードも洗い出していきましょう。

【例】

ビッグキーワードは検索数が多く、上位表示すれば集客効果が抜群です。しかし、あなたの商品によっては、必ずしもビッグキーワードが制約につながるとは限りません。

検索数は少ないのですが、いくつかの語句を掛け合わせたスモールキーワードでニッチな客に訴求する方が、売り上げが伸びるケースも少なくないのです。

メインキーワード+◯◯の複合キーワードの方が、ニーズが絞り込まれたユーザーなので、成約しやすい傾向にあります。

後で取捨選択できますので、どんどんキーワードを洗い出していきましょう。

悩み解決キーワードに注目

悩み解決キーワードとは、ユーザーが抱える悩みの解決に関わるキーワードです。

例えば、「抜け毛」「ニキビ跡」「借金返済」など。これらを検索するユーザーは2通りあります。

悩み解決キーワード

1つは、これらの悩みに対する解決策をすでに知っている人たちです。この場合は、「抜け毛 シャンプー」や、「借金返済 おまとめローン」などが検索ワードになります。すでに自分で何とかしたい!と思って、それに合うサービスや商品を探していますので、成約につながりやすいです。

リスティング広告では、「抜け毛 シャンプー」「抜け毛 シャンプー おすすめ」などがキーワードになります。

悩みキーワード

2つめは、悩みはあるけど、その解決策がわからない人たちです。解決策が具体化されていませんので、すぐには成約につながりません。

なので検索ワードも 「抜け毛 ひどい」「抜け毛 原因」といったワードになります。この層には、LPなどでしっかりと抜け毛の原因や解決策を訴求してあげる必要があります。

商品名&サービス名キーワード

商品名&サービス名キーワードは、固有名詞で検索してくるキーワードです。

例えば、ニキビで悩む人→「プロアクティブ」、美容整形したい人→「品川美容外科クリニック」と検索するようなケースです。

すでに、その商品やサービスを知っていて、興味がある層なので、クリックされる確率がかなり高いです。このキーワードに、先ほどご紹介したミドルキーワード、スモールキーワードを組み合わせれば、ニーズが絞りこまれ成約につながるユーザーに訴求できるため、さらに効果が高まります。例えば、予約・最安値・通販・送料無料・無料カウンセリングなどです。

効果が極めて高いキーワードはこのようになります。

【例】

  • 品川美容外科クリニック 予約
  • 品川美容外科クリニック 沖縄
  • 品川美容外科クリニック 沖縄 那覇
  • プロアクティブ 送料無料
  • プロアクティブ 通販 
  • プロアクティブ 通販 最安値 

ターゲットユーザーの目線とニーズで考える

リスティング広告のキーワードは、ユーザー目線が第一です。自社の見込み客になりそうなユーザーがどのようなワードで検索をかけるか、常にユーザーの思考を考えましょう。

自社の商品を購入するユーザーは「どのような悩みがあるか?」「どんな言葉で検索をかけるだろう?」とユーザーの気持ちを理解することが大切です。

例えば、あなたが「素材にこだわったシニア用の高級ドッグフード」を販売したいとします。この場合は、「家族のように大切にしてきた犬が、シニアになってより健康で長生きしてほしいから、少し高くても素材にこだわったドッグフードがほしい」と考えるユーザーがターゲットになります。

悩みは、

  • シニアになった愛犬の健康が気になる
  • 最近病気になりより体に負担が少ないドッグフードを探している
  • 今までのペットフードを食べなくなった
  • 食欲が減って心配
  • 添加物が気になり、市販のドッグフードを飼いたくない

などです。

当然ですが、「ドッグフード 格安」で検索するユーザーに広告を出しても、ニーズにあっていません。

しかし、「シニア用ドッグフード 安心安全」「ドッグフード 老犬 無添加」などで検索するユーザーのニーズには合うでしょう。

このように、ユーザー目線とニーズに合わせて、キーワードを選ぶことで悩みを解決したいユーザーにジャストな訴求となり、成約につながりやすくなります。

次項では、これらのキーワードを簡単に見つけられるツールをご紹介します。

成果の出るキーワードを見つけるツール

成果の出るキーワードを見つけるツール

成果がでるキーワード選びに便利なツールをご紹介します。

Googleキーワードプランナー

キーワードプランナーは、Googleが提供するツールです。関連性の高いキーワードや月間検索ボリューム数、競合の高低や、入札価格の目安をチェックできます。

例えば、「新しいキーワードを見つける」でドッグフードと入れてみます。

新しいキーワードを見つける

するとこのように、ミドルキーワードまで候補のキーワードをずらっと表示してくれます。

キーワード

自分では考えられなかったキーワードが見つかりますし、月間検索ボリュームもわかるので、とても便利です。アカウントがあれば無料で使えます。

Googleキーワードプランナーはこちらから

検索エンジンのサジェスト機能を使う

Googleの検索窓にキーワードを入力すると表示される、検索候補はクリック率が高いキーワードです。

例えばドッグフードの場合

ドッグフードの場合

債務整理の場合

債務整理の場合

酵素ドリンクの場合

酵素ドリンクの場合

このように簡単にクリック率の高い複合キーワードを見つけられます。

ここで見つけたキーワードを先ほどご紹介したGoogleキーワードプランナーに入力して、検索ボリュームや競合性を調べてみるのもおすすめです。

検索窓だけではなく、検索結果画面の下に表示される関連キーワードもよく検索されるキーワードです。必ずチェックしておきましょう。

関連キーワード

Googleトレンドを使う

Googleが提供するGoogleトレンドは、無料でサクッと世界中の検索トレンドをチェックできるツールです。

Googleトレンド

↑ここの検索窓にキーワードを入れます。

仮に、「債務整理」と入力してみました。

「債務整理」と入力

このように、関連キーワードが表示されます。とっても手軽に使えるので、ぜひ参考にしてみてください。

Googleトレンドはこちら

リスティング広告 キーワード選びで注意すること

リスティング広告 キーワード選びで注意すること

次に、リスティング広告で注意すべきことをいくつかご紹介します。

対象が広すぎるキーワードは避ける

リスティング広告の良さは、地域や年齢他、キーワードでユーザーを絞り込めることです。にもかかわらず、例えば、ニキビ用化粧水を売りたいのに「化粧品」「化粧水」などの一般名詞だと、あまりに対象が広すぎます。ユーザーが絞り込めず広告効果が出ません。

化粧品を探すユーザーは、

  • アンチエイジング化粧品を探す人
  • メイク用品を探す人
  • 化粧品が買えるところを知りたい人

など様々です。

「ニキビ化粧水」にはあまりにも遠いキーワードなので、NGです。

購入目的じゃないキーワードは避ける

検索キーワードは、購入を目的としない、ただ情報を知りたくて調べているだけのワードもあります。

引き続きニキビ化粧品を例に出しますが、「ニキビ 原因」「ニキビ 食べ物」などで検索するユーザーは、ニキビの原因になるもの、ニキビに悪いもしくは、良い食べ物を探しています。ですから、ニキビ化粧水に行き着くまでかなり遠く、購入に繋がりにくいです。

もちろん、ニキビに悩んでいることには間違いありませんので、まれにこのようなキーワードでも当たることがありますが、他にもっとニキビ化粧水を必要とするユーザー層がいると思いますので、優先順位は低いキーワードです。

このようなキーワードは、読者の悩みを解決するコンテンツで見込み客を集客しコンバージョンにつなげる、コンテンツマーケティングで売り上げにつなげることができます。コンテンツマーケティングについてはこちらの記事で解説していますのでチェックしてみてください。

【5分で理解】コンテンツマーケティングとは?効果的な手法やり方と手順まとめ!

リスティング広告のキーワード設定方法のコツ

最後に、リスティング広告キーワード設定方法のコツを3つ解説します。

マッチタイプを理解する

マッチタイプとは、リスティング広告で指定した検索キーワードに対して、どのくらい拡張して広告掲載するか範囲を指定する機能です。

マッチタイプには、4つのタイプがあります。

例えば、キーワード「沖縄 ホテル」の場合


表示されるキーワード例特徴メリットデメリット
完全一致沖縄 ホテルホテル 沖縄オキナワ ホテル沖縄県 ホテル設定したキーワードと一字一句同じ。ただし、順番が入れ替わってもOK。表示は違っても意味が同じならOK。無駄な広告費が発生しない。キーワードを完全一致する必要があるので表示回数が少なくなる。
フレーズ一致沖縄 ホテル おすすめ沖縄 ホテル 格安おすすめ 沖縄 ホテル沖縄 ホテル 予約沖縄 ホテルが含まれる様々なキーワードで表示。順番が入れ替わると表示されない。あくまでもキーワードの前後に単語が増えた場合のみ表示。重要なのは語順。ターゲットを絞り込めるので制約につながる可能性が高い。間に「の」や「で」などの語句が入ると表示されない。
絞り込み一致沖縄のホテル おすすめおすすめの沖縄 ホテル格安の沖縄 ホテル沖縄のホテル 予約+で指定されたキーワード(+沖縄 +ホテル)のこと。語句の順番が入れ替わっても間に「の」が入っても表示される。かなり柔軟に表示される。類似語も表示。例えば子供の場合「キッズ」「小児」なども表示される。広告表示範囲を拡張させたいけど無駄なキーワードの表示は控えたい人におすすめ。
部分一致沖縄 ホテル沖縄ホテル 格安沖縄 ホテル 予約おきなわ ホテル 長期
場合によっては那覇 ホテル沖縄旅行 などでも表示
最も表示範囲が広い。順不同でも表示。GoogleやYahooが判断した関連キーワードでも広告が表示される。売れ筋キーワードを発見できる反面、無駄キーワードでも表示されるため、キーワード除外などの対応が必要になる。

もしリスティングに慣れていない場合は、柔軟に表示されて売れ筋キーワードを見つけられる絞り込み部分一致か完全一致を中心に広告を打つといいでしょう。

意図しない無駄なキーワードを避けつつ、成約につながる可能性が高いです。

除外キーワードの設定

意図しないキーワードで広告が表示されないよう、除外キーワードを設定します。

先ほど、部分一致か完全一致を中心にリスティング広告を進めると良いとお伝えしましたが、より効率のいい戦略にするためには、効果の上がる場所に露出していくことが大切です。

無駄なキーワードで広告を表示させない施策が、除外キーワードの設定です。

除外するキーワードの見つけ方ですが、ある程度Google広告を運用していれば、管理画面内の「検索語句レポート」で、実際にどのようなキーワードで広告が表示されているか確認できます。

この中で余分なキーワードがあれば、以下の画像のように、管理画面から任意のキーワードをクリックして「除外キーワードとして追加」で除外設定できます。

除外キーワードとして追加

コンバージョンを生まない不要なキーワードはどんどん除外しておきましょう。

リスティング広告キーワード選びに困ったら代理店に相談しよう

キーワード選びに困ったら代理店に相談

ここまでリスティング広告のキーワードについて解説してきました。

キーワード選びは、そう難しくはありません。しかし、リスティング広告で実際に成果を出そうとすると、正直言って素人にはほとんど無理です。

リスティング広告は、経験と知識のある代理店に相談し、運用してもらう方が断然効率的です。プロのノウハウを知れますし、どのようなキーワードで効果が出るのかわかります。

とはいえ、リスティング広告代理店は非常に多くの会社があり、中には全く効果が出ないのに高額な手数料をとるケースも少なくありません。

そこで、リスティング広告をお任せできるおすすめの代理店をご紹介します。

株式会社ハピスキ

東京に事務所を構えるハピスキは、リスティング広告で成果が上がると評判の会社です。コンテンツマーケティングや記事作成代行事業も展開しています。ハピスキには、業界トップクラスのコンサルタントが在籍。それぞれがサイト運営やメディア制作で成果をあげている精鋭揃いです。

リスティング広告で実績のある会社ですから、安心して相談できます。分析・解析も得意としていますので、他社でリスティング広告を依頼していて成果が出ていない方も一度セカンドオピニオンの意味で相談してみることをおすすめします。関東圏で代理店をお探しの方に一押しの会社です。

株式会社ハピスキはこちら

株式会社グラッドキューブ

大阪市にあるグラッドキューブは、リスティング広告運用、SNS広告、動画広告などネット広告事業を展開する会社です。

Google広告に関して豊富な実績と知識があり、AI(人工知能)を搭載の自社開発のサイト改善ツール「SiTest(サイテスト)」を使ったコンサルが評判です。

関西圏で代理店を探している方は相談してみる価値あり。ホームページ制作も依頼できます。

株式会社グラッドキューブはこちら

有限会社ウェブマーケティング研究所

福岡県で20年以上もリスティング広告に関わってきた実績のある有限会社ウェブマーケティング研究所。教育や美容・介護など他業種に渡る実績があり、集客からコンバージョン率アップまで一貫して依頼可能。

福岡県内を中心に、300社以上と取引があり他社から乗り換える人も多いのが特徴です。リスティング広告に関してはかなりベテランなので、九州圏でお探しの方におすすめします。

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