一昔前まで縦型洗濯機が主流だった日本。しかし、最近ではドラム式洗濯機に人気が高まり、家電量販店でも縦型洗濯機と同じだけの品数が並んでいます。
また、見た目的にも「ドラム式洗濯機の方がおしゃれ」という理由から、憧れる方が多くなっています。
その一方で、ドラム式洗濯機を使った方からは「二度と買わない」「もういらない」「デメリットしかない」との声が挙がっているのです。
では、なぜ憧れのドラム式洗濯機を買った方から、そんな意見が出ているのでしょうか?
今回は、なぜドラム式洗濯機はデメリットしかないと言われているのか、その理由を徹底解説します。
また、「ドラム式洗濯機は最高」と語る意見もあるので、その理由とドラム式洗濯機のメリットについてもお話します!
ドラム式洗濯機に憧れを持っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ドラム式洗濯機はデメリットしかない?後悔した?最悪と言われる理由
まずは「ドラム式洗濯機はデメリットしかない」と言われる理由について解説します。
洗浄力が弱い
1つ目に紹介するドラム式洗濯機はデメリットしかないと言われる理由は、洗浄力が弱いからです。
ドラム式洗濯機は、縦型洗濯機と比べて使用する水の量が少なく、泥汚れや頑固な汚れに対する洗浄力が弱くなっています。
また、洗剤や汚れを十分い落とし切れないため、嫌な臭いや黒ずみが出やすいというデメリットがあります。
そもそも洗濯機は汚れを落とすもの。その点が劣るドラム式洗濯機を使った方は、「二度と買わない」「もういらない」と感じるようですね。
音がうるさい
2つ目に紹介するドラム式洗濯機はデメリットしかないと言われる理由は、音がうるさいからです。
ドラム式洗濯機は構造上の理由から、脱水中や乾燥中は縦型洗濯機よりも激しい音が鳴ります。場合によっては、洗濯機が大きく振動するケースもあるほどです。
一軒家で部屋が広ければ気にならないですが、マンションやアパートで部屋も狭ければ音が気になるという方は多いでしょう。
木造建築や軽量鉄骨造の場合は深夜に洗濯できないため、「縦型洗濯機にすればよかった」「もういらない」と感じる方がいるようですね。
洗濯途中で洗濯物を追加できない
3つ目に紹介するドラム式洗濯機はデメリットしかないと言われる理由は、洗濯途中で洗濯物を追加できないからです。
縦型洗濯機なら、洗濯途中でもフタが開けられるため洗濯物を追加できます。
しかし、ドラム式洗濯機は洗濯を開始するとフタを開けられません。当然、洗濯物を追加できないため、今の洗濯が終わるのを待つ必要があるのです。
家族が多いと急に洗濯物が出たりするので、そのような方からは「洗濯物を追加できないならいらない」との声が挙がっています。
子供の事故に注意が必要
4つ目に紹介するドラム式洗濯機はデメリットしかないと言われる理由は、子供の自己に注意が必要だからです。
そもそも、ドラム式はフタが横に付いているため、小さなお子さんでも簡単に開け閉めできます。また、子供の身体なら中に入れるサイズでもあります。
そして、子供は時に思いもよらぬ行動を取ることがありますよね。
例えば、かくれんぼの隠れ場所としてドラム式洗濯機の中に入る恐れがあります。
しかも、中からフタを開けられる設計になっていないため、最悪の場合は窒息事故に繋がる可能性があるのです。
今まで子供がいなかった夫婦に赤ちゃんができて、幼稚園・小学生になった時をイメージした際に「危険だからいらないか」と思うケースがあります。
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最高?ドラム式洗濯機のメリット
ドラム式洗濯機は、決してデメリットしかないというわけではありません。中には、ドラム式洗濯機を購入して「よかった」「最高」と感じる方もいます。
ここでは、ドラム式洗濯機のメリットについて解説します。
乾燥時の電気代が安い
1つ目に紹介するドラム式洗濯機を最高と感じる理由は乾燥時の電気代が安いからです。
縦型洗濯機にも乾燥機能が搭載された機種はあります。
しかし縦型洗濯機の場合、乾燥時の電気代が高い傾向にあるのです。
もちろん、電気代は機種によって異なるものの、一般的に縦型洗濯機の方がドラム式洗濯機の方が乾燥時の電気代が3倍も安いとされています。
つまり、乾燥機能を使うなら断然ドラム式洗濯機の方がお得というわけです。
節水できる
2つ目に紹介するドラム式洗濯機を最高と感じる理由は節水できるからです。
全く同じ洗濯容量の機種を用意した場合、ドラム式洗濯機の方が少ない水で洗濯できます。
例えば、洗濯容量10kgの洗濯機で比較すると、縦型洗濯機が113.3L程度の水を使うのに対して、ドラム式洗濯機は81.7L程度でOKです。
1日1回のペースで洗濯して年間360回で使用した場合、縦型・ドラム式それぞれの水道代は以下の通りとなります。
ドラム式洗濯機 | 縦型洗濯機 | |
使用水量 | 29,412L | 40,788L |
水道料金 | 7,353円 | 10,197円 |
*水道料金単価:1Lあたり0.25円で計算
ドラム式洗濯機の方が水道代は3,000円近くも安くなります。
この水道代の安さこそ、ドラム式洗濯機が最高と言われる理由の一つです!
皮脂汚れが落ちやすい
3つ目に紹介するドラム式洗濯機を最高と感じる理由は皮脂汚れが落ちやすいからです。
少ない水で洗濯するドラム式洗濯機は、洗剤を高濃度で行き渡らせることができます。そのため、縦型洗濯機よりも皮脂汚れが落ちやすいというメリットがあるのです。
普段スーツを着て外回りしている方からすれば、自宅で皮脂汚れを綺麗に落とせるというのは大きな魅力ですよね!
本体上部にものが置ける
4つ目に紹介するドラム式洗濯機を最高と感じる理由は本体上部にものが置けるからです。
ドラム式洗濯機はフタが横に付いています。また、操作パネルも横にあり、本体上部には何も付いていません。
そのため、本体上部にものを置いたり、本体上部ギリギリに棚があっても問題なく使用できます。
洗剤などの置き場所として活用できる点が、「ドラム式洗濯機は最高」と呼ばれる理由の一つとなっています。
縦型洗濯機とドラム式どっちが人気?高いのはなぜ
縦型洗濯機とドラム式洗濯機がどっちが人気というとマチマチです。
まず、洗った後の気持ち良さが重要な人は縦型洗濯機がいいでしょう。
ドラム式洗濯機は洗浄力が弱く、洗濯後の感覚は少しがっかりします。
一方で、ドラム式洗濯機の方が水道代がかからなかったり、乾燥性能が優れていたします。
この2つが重要な方はドラム式洗濯機を選ぶといいでしょう。
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おすすめのドラム式洗濯機。パナソニックなど
最後は、おすすめのドラム式洗濯機をご紹介します。
Panasonic(パナソニック)ドラム式洗濯乾燥機 Cuble(キューブル)洗濯7kg/乾燥3.5kg NA-VG740R-W
1つ目に紹介するおすすめのドラム式洗濯機は、「Panasonic(パナソニック)ドラム式洗濯乾燥機 Cuble(キューブル)洗濯7kg/乾燥3.5kg NA-VG740R-W」です。
パナソニック独自の「泡洗浄W」を搭載。泡の力で頑固な汚れも綺麗に洗い流してくれます。
また、衣類の黄ばみを除去できる「約40℃つけおき」コースが用意されているため、シャツの襟などにできた黄ばみも綺麗に落とせます。
メーカー | Panasonic(パナソニック) |
型番 | NA-VG740R-W |
洗濯容量 | 洗濯:7kg乾燥:3.5kg |
商品販売価格 | 248,250円 |
*商品販売価格はAmazon掲載のもの
>>Panasonic(パナソニック)ドラム式洗濯乾燥機 Cuble(キューブル)洗濯7kg/乾燥3.5kg NA-VG740R-Wの詳細はこちら
日立 ドラム式洗濯乾燥機 洗濯12kg/乾燥6kg BD-NX120ER N
2つ目に紹介するおすすめのドラム式洗濯機は、「日立 ドラム式洗濯乾燥機 洗濯12kg/乾燥6kg BD-NX120ER N」です。
液体洗剤と柔軟剤を本体にセットしておけば、後は洗濯するたびに自動で最適な量を投入してくれます。
また、日立独自機能の「ナイアガ洗浄」を搭載しているため、皮脂汚れはもちろん泥汚れも綺麗に洗い流してくれます。
メーカー | 日立 |
型番 | BD-NX120ER N |
洗濯容量 | 洗濯:12kg乾燥:6kg |
商品販売価格 | 229,975円 |
*商品販売価格はAmazon掲載のもの
>>日立 ドラム式洗濯乾燥機 洗濯12kg/乾燥6kg BD-NX120ER Nの詳細はこちら
東芝 ドラム式洗濯機 洗濯11kg/乾燥7kg TW-117V9L-W
3つ目に紹介するおすすめのドラム式洗濯機は、「東芝 ドラム式洗濯機 洗濯11kg/乾燥7kg TW-117V9L-W」です。
抗菌機能を誇る「ウルトラファインバブル洗浄W」を搭載。繊維の隙間より小さいナノサイズの泡が、衣類に染み込んだ汚れまで綺麗に洗い流します。
また、うるさいとされる洗濯時の音も東芝の特許技術「S-DDモーター」によって解消。「ドラム式洗濯機は音がうるさいからいらない」と考えていた方におすすめです。
メーカー | 東芝 |
型番 | TW-117V9L-W |
洗濯容量 | 洗濯:11kg乾燥:7kg |
商品販売価格 | 189,710円 |
*商品販売価格はAmazon掲載のもの
>>東芝 ドラム式洗濯機 洗濯11kg/乾燥7kg TW-117V9L-Wの詳細はこちら
まとめ
今回は、ドラム式洗濯機はデメリットしかないという理由について解説しました。
確かに、ドラム式洗濯機には「洗浄力が弱い」「音がうるさい」などのデメリットがありましたね。
しかし、決してデメリットしかないというわけではありません。
乾燥時の電気代は縦型洗濯機よりも安く済みますし、皮脂汚れに対してはドラム式洗濯機の方が優れています。
ドラム式洗濯機と縦型洗濯機はどちらが優れているというよりも、それぞれに異なる特徴があると考えた方がよいでしょう。
そして、それぞれの特徴を理解したうえで、あなたにあった方を選べばよいのです!
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