火を使わずほったらかしで料理ができると人気の電気圧力鍋。
専用のレシピ本が出版されるほど爆発的ヒットした家電ですが、実際に使ってみると「これって…めんどくさい」と感じるデメリットが多々あります。
筆者は「こんなデメリットがあるなら購入前に知っておきたかった」と後悔しました。そこで本記事では、電気圧力鍋を検討している方が同じような失敗をしないよう、デメリットやメリットを解説します。
また、電気圧力鍋が危険という噂についても触れていますので、気になる方はぜひチェックしてください。
電気圧力鍋はめんどくさい!5つの後悔とデメリット
電気圧力鍋はめんどくさい?使ってわかった5つのデメリットを紹介します。
思ったより調理に時間がかかる
電気圧力鍋は圧力をかけることで時間のかかる煮込み料理があっという間に出来上がるイメージですよね。確かに、材料を切って入れるだけで肉じゃがは5分、カレーは10分、豚の角煮も20分かけずにとろとろに仕上がります。
しかし…電気圧力鍋は仕上がっても、圧力ピンが下がるまで蓋を開けられません。そしてこの圧力ピンが下がる時間は料理によって異なりますので、5分から50分ほどの差があります。
通常19時に仕上がるように予約タイマーを入れたら、19時頃に蓋を開けて食べ始めることを想像しますよね。
しかし、ここから圧力が下がるまでの蒸らし時間がありますので実際は表示時間よりも仕上がりに時間がかかります。
炒める工程がめんどくさい
私が購入した電気圧力鍋「アイリスオーヤマPMPC-MA4-B」には炒める機能がありません。ですから、炒める工程がある料理は別途フライパンを準備して炒めなければならないのです。
この工程が非常にめんどくさい。フライパンを洗う手間も増えますしそれならフライパンの中で調理してしまった方がいいのでは…と考えることもよくあります。
もし炒める機能も欲しい方は「ティファール電気圧力鍋」がおすすめです。
お手入れがめんどくさい
電気圧力鍋は細かいパーツが多いので、お手入れが面倒です。しかも食洗機を利用できませんので手洗いです。
慣れるまで取り付けにも注意しなければ故障の原因となりますので、とってもめんどくさく感じました。今は慣れてしまいましたのでなんとも思いませんが、通常のフライパンやお鍋と比べるとお手入れの工程は多く感じます。
サイズが大きすぎる
電気圧力鍋をネット通販で購入すると、届いた時の大きさに驚きます。炊飯器くらいの大きさですから、置き場所や収納場所を考えていないと邪魔に感じます。
使用頻度の高い我が家では出しっぱなしなのですが、置き場所がなくジューサーやトースターを撤去してようやく置けました。
狭いキッチンで使う方は注意してください。
価格が高い
電気圧力鍋の価格は7千円〜3万円以上と様々です。私が購入したものは15,000円前後と比較的安い機種でしたが、機能性を求めると35,000円以上はしますので高価な家電です。
使い続けるかどうかもわからない家電が3万円以上するなんてちょっと躊躇してしまいますよね。もう少し価格が安ければいいのに…と感じました。
電気圧力鍋は体に悪い?危険なの?
電気圧力鍋は一部で体に悪い、危険と言われています。その理由は下記の2つです。
- 圧力鍋での重大事故を消費者庁が注意喚起している
- 使用方法を間違えると吹きこぼれや故障が生じる
それぞれ詳しく解説します。
圧力鍋での重大事故を消費者庁が注意喚起している
消費者庁の下記のページでは圧力鍋に関する重大事故を防ぐため注意喚起が行われています。
【消費者庁「圧力鍋を安全に正しく使用しましょう!」】
平成20年から令和2年までの間で、圧力鍋の事故は合計231件、そのうち火傷を負った事故は59件も発生しています。
主な事故事例では蓋を開ける際に蓋が飛び、内容物が飛び出るなどの事故です。これは電気圧力鍋に限らずすべての圧力鍋が対象のデータですが、使用する際には取扱説明書をよく読み使用しなければ重大な事故につながります。
とは言っても正しく使えば事故は発生しませんので安心してください。
使用方法を間違えると吹きこぼれや故障が生じる
電気圧力鍋は使用方法を間違えると故障の原因となります。吹きこぼれて火傷する恐れもありますので、取扱説明書をよく読み正しく使用しなければなりません。
また、お手入れで部品の取り付けを誤るのも危険です。
禁止されている食材を入れたりノズルが汚れたまま調理すると故障の原因となりますので注意してください。
電気圧力鍋を使うメリット
次に電気圧力鍋を買ってよかったと感じるメリットを紹介します。
火を使わずほったらかしで調理できる
電気圧力鍋を購入したよかったと感じるのはやはりほったらかしで料理できることです。材料を仕込んでスイッチを押せば、あとは火加減調節も灰汁取りも必要ありません。
実は今まで煮込み中に仕事に取り掛かり、目を離したすきに焦がしてしまうことが少なくありませんでした。
電気圧力鍋なら自動調理なので、他の家事や仕事をしていても焦がすことがなく本当に助かっています。
料理が苦手でも失敗しない
電気圧力鍋には自動メニューが内蔵されています。また付属のレシピ本でも豊富なメニューが掲載されていますので、レパートリーが増えて便利です。
料理が苦手な方も材料を入れるだけなので失敗知らず。これなら簡単に美味しく調理できますのでおすすめです。
今まで面倒だったメニューにも手軽に挑戦できますので、買ってよかったと感じています。
今買うならこの機種!おすすめの電気圧力鍋ランキング
最後に電気圧力鍋を愛する筆者が今買うべきおすすめ機種をランキングで紹介します。このランキングは実際の使用感やAmazon・楽天などの売れ筋、家電量販店での実物のチェックをまとめて、独自にランク付けしたものです。
電気圧力鍋の購入にお役立てください。
第1位:ティファール 電気圧力鍋 クックフォーミー エクスプレス (22,740円)
一台7役の万能調理が魅力的なティファールの電気圧力鍋です。前菜、メイン、デザートまで作れる優れもの。150レシピ内臓で献立に悩むことがありません。
ラタトゥイユや肉じゃがなら3分の加圧で仕上がります。炒める機能がついていますので、フライパンを出す必要がありません。
温野菜や蒸し料理なども簡単に仕上がります。
保温機能 | あり |
スロー調理機能 | あり |
温め直し機能 | あり |
タイマー予約機能 | あり |
内蔵レシピ数 | 150 |
満水容量 | 6L |
【ティファール 電気圧力鍋 クックフォーミー エクスプレスはこちら】
第2位:シロカ 自動減圧機能付き電気圧力鍋 おうちシェフ PRO(15,800円)
炒め機能つき、1台で10役こなす多機能電気圧力鍋。しかもコスパのいい機種です。
圧力、無水、低音、炊飯、スロー調理など活用できる機能が満載で、ガスコンロ入らず。お手入れも簡単で、ディスプレイも見やすくなっています。
時間のかかる煮込み料理も時短できますので、作り置きにも大活躍。場所をとらないコンパクト設計も人気です。
保温機能 | あり |
スロー調理機能 | あり |
温め直し機能 | あり |
タイマー予約機能 | あり |
内蔵レシピ数 | 83 |
満水容量 | 2.4L |
【シロカ 自動減圧機能付き電気圧力鍋 おうちシェフ PROはこちら】
第3位:アイリスオーヤマ 電気圧力鍋 4.0L PMPC-MA4-B(15,980円)
電気圧力鍋のヒット商品といえば、アイリスオーヤマです。自動メニュー90種類を搭載し、レシピ本も発売されていますので作れる料理のバリエーションが豊富です。
圧力から発酵、無水、低温など1台で7役こなします。卓上でお鍋として使えるのも便利。おでんやスープなどホームパーティー用としても活用できます。
保温機能 | あり |
スロー調理機能 | あり |
温め直し機能 | なし |
タイマー予約機能 | あり |
内蔵レシピ数 | 90 |
満水容量 | 4L |
【アイリスオーヤマ 電気圧力鍋 4.0L PMPC-MA4-Bはこちら】
第4位:パナソニック 電気圧力鍋 3L SR-MP300-K(22,545円)
炊飯器のようなレトロな見た目が可愛らしいパナソニックの電気圧力鍋です。圧力調理で時短&手軽な本格調理が可能。
素材本来の栄養とうまみをいかす「無水調理」&「ヘルシースープ」コース搭載しています。お肉料理では、鍋ほろほろととろけるような仕上がりに感激します。
100種類掲載のレシピ本が付属しています。
保温機能 | あり |
スロー調理機能 | あり |
温め直し機能 | なし |
タイマー予約機能 | あり |
内蔵レシピ数 | 7 |
満水容量 | 3L |
【パナソニック 電気圧力鍋 3L SR-MP300-Kはこちら】
第5位:Yedi Houseware 電気 圧力鍋 大容量 6L(18,800円)
全米で50万台以上売れた電気圧力鍋です。安心して圧抜きできる『圧抜きくん(安全圧抜きゴム)』が付属していますので安全。圧抜きが怖い方におすすめです。
6Lと大容量なので作り置きにも最適。たくさん作って冷凍しておくと便利です。ガラス蓋と保温機能で、次の日まで「美味しさそのまま」で保存可能。
専用の卵ラックを使えば14個のゆで卵を一気に作れます。お肉や野菜などを段にして調理する際にも便利です。
保温機能 | あり |
スロー調理機能 | あり |
温め直し機能 | ー |
タイマー予約機能 | あり |
内蔵レシピ数 | ー |
満水容量 | 6L |
【Yedi Houseware 電気 圧力鍋 大容量 6Lはこちら】
まとめ
電気圧力鍋はお手入れや時間がかかるなど、めんどくさいと感じるデメリットがあります。とは言っても、ほったらかしで自動調理できるのはかなり魅力的。
自動メニューのおかげでレパートリーも増えましたし、料理が苦手でも簡単に仕上がりますのでおすすめの調理家電です。
「炒め機能付き」や「圧抜きが安心なタイプ」などデメリットを解消する機種もありますので、好みに合わせて選んでみてください。