「24卒就活はやばい」「24就活は厳しい」このような言葉に不安を抱えている学生も多いのではないでしょうか。
新型コロナウイルスの影響で新卒採用市場は大混乱。2000年前後の「就職氷河期」の再来とも言われ、23卒、24卒はネオ就職氷河期時代と呼ばれています。
ネオ就職氷河期時代とは、一定数の求人はあれど厳選採用になるということ。ワクチン接種などは進んでいますが、これからどうなるのか誰にも予測がついていません。
21卒や22卒の先輩達の就活の話を聞いて「私たちの時もやばいかも」と怯える方もいるでしょう。
そこでこの記事では、24卒就活がやばいと言われる理由や就活で押さえておきたいポイントを解説します。24卒の就活生が内定をもらうために効果的な方法なども紹介していますのでぜひチェックしてみてください。
24卒就活がやばいと言われる理由
冒頭でも触れましたが、24卒就活は、確実に厳選採用モードになることが予測されています。コロナウイルスの影響もどうなるかわからない中、会社の存続を軸に新卒採用を抑制する動きにシフトした企業も少なくありません。
採用枠が狭くなる状況ですから、24卒の就活は厳しくなることは間違いないでしょう。ただ、23卒の方がやばくて、24卒生が就活する頃には、ある程度慣れているのでは?という見方をする人もいます。
とはいえ、楽観視はできません。これからの就活は企業も能力を重視し、状況の変化に適応できる柔軟性が高く評価されるはずです。
今までのように学生時代にやってきたことや大学名より、新しい環境の変化にどれだけ対応できるかのポテンシャルや主体的に行動できるか?など評価の視点も変化しています。
「早く会社に貢献できそうな人」「イノベーションを起こすと見込まれる人」など、企業が学生に求める基準が変わってきているのです。
24卒就活ではこの辺りを意識して、今まで同地の就活では通用しないことを自覚しておきましょう。
24卒就活で押さえておきたいポイント
ネオ就職氷河期時代と言われていますが、コロナの影響で業績が上がった業界も数多くあります。過去の氷河期のように一律に景気が下がっているわけではなく、採用を強化している業界も多くあるのです。
24卒ではこの辺りにアンテナを貼り、柔軟に対応していくことが大切です。
例えば、巣ごもり需要によりEC市場は爆上がりしましたし、それに比例して物流関係も採用を強化しています。またIT業界は相変わらず好調で、人手不足の状態です。採用意欲も高い業界ですから、狙い目です。
このように、コロナの影響で景気が全体的に下がったのではなく業界による部分が非常に大きいため、採用を強化している業界に早めに注目してインターンに参加するなど積極的に動くことがポイントです。
24卒就活生がやるべきこと
次に、24就活生が今からやるべきことを紹介します。
早めに就活をスタート
まずは早めに就活を視野に入れた動きをすることがもっとも重要です。できるだけ早めにスタートすることで、自己分析や業界研究に費やす時間もたっぷり取れるはずです。
最近は、早期内定が当たり前になっていますので、大学1.2年の頃から積極的に動く人も多くなっています。
就活は企業にエントリーするだけが活動ではありません。時代の変化とともにどのような業界が伸びて、新たに生まれたサービスは何か?といった社会動きに敏感になりましょう。
気になる業界があれば、このコロナ過でどう変化したのかなど調べておくと就活に役立ちます。
視野を広げる
コロナウィルスという前代未聞の事態に見舞われた状況で、希望の業界が新卒採用を見送るといった理由から就職浪人を考える方も少なくありません。
しかし、多くの企業がこの時代の変化に対応すべく新しいサービスや業態を模索中です。今までの固執した考えに縛られるのではなく、視野を広げて一旦ゼロベースで業界を見直してみることも大切です。
今まであまり興味がなかった業界も、面白い動きをしている可能性大。視野広く持てば、魅力的な業界に出会える確率も多くなります。
インターンに参加する
長期でも短期でもとにかくインターンにはどんどん参加しましょう。その理由は、ご存知のとおりインターンから新卒採用されることも多いからです。
特にIT業界は、優秀な人材を早めに確保したいという思いから、インターン生に早期内定を出す企業が多いです。
また、早めにインターンに参加すれば、業界のリアルを感じられますし志望企業選びに役立ちます。就職後のミスマッチを避けるためにも大事な制度ですから積極的に参加していきましょう。
資格取得や語学力向上などスキルアップに努める
大学時代は貴重な学生生活の最後の時間です。友達と遊ぶのも大事な時間ですが、遊んでばかりはいられませんよね。
今のうちに資格取得や語学力の向上に努め、少しでも就活に有利に働くよう自分の市場価値をあげておきましょう。就活では難関資格を持っていればいいというものではありませんが、難関資格にチャレンジしたその積極性や向上心が評価されます。
目標を持ってそれに向かってしっかり頑張れる人という印象が強く残りますので、無駄ではありません。
【就活に有利になる資格】
- 日商簿記2級以上
- TOEIC® Listening & Reading Test
- 宅地建物取引士(宅建士)
- マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)
- ファイナンシャル・プランニング技能検定
- 基本情報技術者試験
- 自動車免許(田舎であれば特に必要)
- 秘書検定
- 社労士
- 公認会計士
また、最近はWEBマーケティングに注目している企業も多いため、自身でブログやSNSアカウントを育てWEBマーケティングの実績を積んでおくのもおすすめです。SNSアカウントを選考でチェックする企業も増えています。
24卒就活生が内定をもらうために効果的な方法
最後に、24就活生が内定をもらうために効果的な方法を3つ紹介します。
インターンで早期内定を狙う
前述したとおり、行きたい企業が決まっているならインターンで早期内定を狙いましょう。一般的な内定獲得時期は、大学4年の6月頃、内定式は10月が多いです。
就活スケジュールは、経団連(日本経済団体連合会)が毎年発表している「採用活動に関する指針」に沿ったものです。
しかし、このスケジュールを無視して早期内定を出す企業も多くなりました。早い企業だと、内定式が終わった10月に再来年の卒業生へ内定を決定するところもあります。
行きた企業なら早めに内定をもらうと安心しますよね。ただし、コロナの影響で内定が取り消しになる可能性もゼロではありませんので業界をよく見極めておきましょう。
早期内定を狙う場合、通常のような動きでは出遅れてしまいますので、早めに業界研究や自己分析を進め、インターン採用選考を突破できるよう準備しておきましょう。
就活エージェントに登録
就活エージェントは、就活に関する悩みや疑問を無料で解決できる場所です。就活生の多くが就活エージェントを利用して効率的に就活しています。
自己分析のサポートから応募書類の添削、学生にマッチした優良企業の紹介、面接の練習などあらゆる悩みに寄り添ってくれる場所です。
しかも、就活の最新情報が手に入りますし、就活のプロから直接アドバイスもらえますので登録しているだけでメリットがたくさんあります。
企業の座談会に参加できたり、さまざまなイベントも開催されますので、早めに登録しておくといいでしょう。
【24卒就活におすすめの就活エージェント】
キャリアパーク就職エージェント | 独自ルートで博報堂、ソニー、DeNa、リクルート、サイバーエージェントなど大手企業の早期内定を狙える。年間1万人以上を指導する就活のプロ集団がアドバイス。 |
キャリアチケット | ブラック企業を排除し登録企業はホワイトの優良企業のみ。自分に合う企業を厳選して紹介。専属のキャリアコンサルタントが個別でサポートしてくれる。 |
マイナビ新卒紹介 | 大手「マイナビ」が運営する就活エージェント。就職情報サイトには公開されていない非公開求人が多い。 |
JobSpring | 適性検査を活かしたAIマッチングで、自分に合う企業に出会える。内定後の定着率は88%と高い。1人ひとり誠実に向き合うエージェント。学生からの評価も高い。 |
就活エージェントは1つに絞らず何社か登録し、実際に使ってみて自分にあった場所を見つけてみてください。
逆オファー型も活用
就活エージェントに登録しつつ、OfferBoxのような逆オファー型の就活サービスも利用しておくと、さらに効率アップ。逆オファー型とは、登録してプロフィールを埋めておくとそれを見た企業からオファーが来るサービスです。
最初にプロフィールを登録する作業が必要ですが、あとは待っているだけ。インターンの選考オファーも届きますので、早期内定を狙う方にかなりおすすめ。
利用する上で不利益は一切なく、メリットしかありませんので、時間があるときに登録しておくことをおすすめします。
まとめ
本記事では、24卒就活に悩む方へ 就活のポイントややっておきたいこと、内定を得るために効果的な方法を紹介しました。
コロナの影響で大きく変わった採用市場。面接はオンライン中心になり、企業自体もリモートになるなど、環境の変化が著しい昨今、これからの時代を担うべく、さまざまな状況にも柔軟に対応できる学生を求める企業が増えてきました。24卒の就活では、その流れがさらに強まり、厳選採用になることが予測されています。
厳しい就活を乗り切るためには、早めに就活を意識し、インターンには積極的に参加しておきましょう。また、就活エージェントを活用して業界の方向性や就活情報を手にいれておくこともお忘れなく。
無料のものを活用して自分に必要な情報だけを集めていくことで、あなたの就活が実りあるものになるはずです。コロナの影響で不況ムードが漂う中、業績が爆上がりした業界も多々ありますので、そのあたりにもぜひ注目して志望企業を探してみてください。