新型コロナウィルスは、あっという間に世の中の常識を覆しました。外出自粛、移動制限、リモートワークの推奨。今までの当たり前は通用せず、常にアップデートされています。
先が見えない中での就職活動は、不安ばかりが募るでしょう。ですが、暗いことばかり言ってはいられません。ピンチはチャンスを連れてやってきます。どんな状況にも、光はきっとある。ここを乗り越えた後の皆さんには、今迄の世代にはない知恵と、しなやかな強さが備わっているはず。
コロナ禍に負けず、むしろこの苦境を逆手に取ってこの就職難に打ち勝つために、どの業界が就職難となる可能性があるのか、就職難を脱却するためにはどうしたら良いかを説明していきますので、ぜひ参考にして下さい!
2021年卒の就職難はコロナのせい?
近年は売り手市場で推移してきた就職活動ですが、2020年4月に発令された、新型コロナウィルスに対する緊急事態宣言から、状況は一変していきました。
行動は制限され、東京オリンピックを始めとする人が集まるイベントは延期や中止に。建設業を除く、あらゆる業種で業績が悪化したと言われています。厳しい経営危機に陥った会社は、リストラや採用数を縮小するなどして対応せざるを得ない状況です。
国が発表した2021年卒の就職内定率は、2020年10月1日時点で69.8%。昨年同時期の77.0%から7ポイント減、5年ぶりに70%を下回りました。(*)2021年卒の就職難は、間違いなくコロナの影響を受けていると言えます。
*:厚生労働省HP 令和2年度大学等卒業予定者の就職内定状況(10月1日現在)
2021年卒が就職難となる可能性のある業種
それでは具体的に、どのような業種が就職難となる可能性が高いのでしょうか。その理由と共に説明していきます。
旅行・航空会社業界
緊急事態宣言による移動制限の影響を直接受けた業界1つ目は、航空会社や旅行業者です。
県をまたぐ移動は控えなければならなくなり、旅行予定者から宿泊先や航空チケットのキャンセルが相次ぎました。
これにより業績が大幅に悪化し、常に人気業種の上位を飾っていた大手航空会社も、内定取り消しや新卒採用の一時中断を余儀なくされました。
観光業界
移動制限や外出自粛は、観光業界にも大きな打撃を与えました。本来であれば書き入れ時のGWやお盆、夏休みに人出は無く、世の中では「おうち時間」をどう過ごすかに注目が集まり、全国の観光地はどこも閑散とするほど。
お客が来なければ仕事が無いばかりか、従業員に払う給料すらままなりません。その結果、老舗の旅館や温泉の休業・倒産などが相次ぎました。
飲食業
飲食店でのクラスターが相次いで発生し、営業時間の縮小や、休業要請が発令された地域もありました。会社や仲間内での宴会は自粛ムードとなり、オンライン飲み会などにシフトされ、飲食業界全体が苦しい状況に追い込まれる事態に。
そのような中生き残りを図るため、宅配サービスやテイクアウトメニューを強化する店も多く現れました。
小売卸売業界
小売り卸売り業界も影響を受けました。ただし、全ての部門で減少したわけではありません。
百貨店やアパレル業界では、実店舗への来客数が減って売上が大きく落ち込み、経営難が深刻化しています。
一方、巣ごもり需要で売り上げが伸びたのが、ホームセンターやドラッグストア。経済産業省の商業動態統計では、ホームセンターの商業販売額は前年同期比7.5%、ドラッグストアは前年同期比9.3%と好調です。(*)
*:流通ニュース ドラッグストア/10月の売上高は7.3%増の5816億円(経産省調べ)、ホームセンター/10月の売上高は9.5%増の2793億円(経産省調べ)
2021年卒の就職難から脱却する方法
では、そんなコロナ過真っ只中にある2021年卒の皆さんが就職難から脱却するには、どうしたら良いのでしょう。具体的に取るべき行動について、説明します。
伸びている業種を狙う
先ほども説明した通り、このコロナ禍を人材確保のチャンスと捉えている企業もあります。人気の高い業種や大手企業に傾きがちですが、今年は違います。ライバル企業が少ないので、良い人材を取り込めると考えているのです。
そこで、こちらもコロナ禍を逆手に取り、状況の変化や危機に対応できる能力をアピールしましょう。応募した企業が現在抱えている課題を調べ、事前に解決策を準備しておきます。企業側は、困難な状況だからこそ必要な人材だと思ってもらいましょう。
就活エージェントを利用する
就活について熟知したアドバイザーの力を借りましょう。いざ就活を始めようとしても、何からすれば良いのか分からない、という人も多いのではないでしょうか。実際どのような企業がどんな募集をしているのか、主な事業内容や具体的にどのような人材が求められているのかなど、個人で情報を集めるのには限界があります。
そこで、就活エージェントを利用してみましょう。就活エージェントとは、専任のキャリアコンサルタントが就職活動を支援してくれるサービスのことで、現在の採用傾向を熟知したアドバイザーが、その人に合った形で就活の進め方を提案してくれるのです。
自分では分からなかった自身の適性のほか、大手だけではない優良企業など、就活エージェントでしか手に入らない情報も教えてくれます。企業選びから面接対策、日程調整まで、細やかなアドバイスを無料で受けられるので、安心して就活に専念できるでしょう。
2021年卒におすすめの就活エージェント3選
ここでは、おすすめの就活エージェントを3つご紹介します。
キャリアチケット
画像:キャリアチケット
『キャリアチケット』は、年間1万人以上の就活生が利用する、「新卒エージェントランキング」総合満足度第一位(オリコン調べ)のエージェントサービスです。
LINEによる相談、ESの添削フィードバック、就活セミナー、各業界毎のアドバイス、面接をまとめて受けられる特別選考会、就活ノートの配布など、質の高いサービスに定評があります。
慣れない就活への不安がある全ての就活生におすすめのエージェントと言えるでしょう。
JobSpring
画像:JobSpring
『JobSpring』は、経験豊富なアドバイザー陣が親身にサポートしてくれるエージェントです。面談の内容とAIによるマッチング結果をもとに、最適な企業を紹介してくれます。
チーム体制で手厚くサポートしてくれ、ESの書き方から、履歴書の添削、面接対策まで個別にアドバイスを受けられるのです。
メディアサイトでは就活に必要な情報も提供されており、スキマ時間に情報収集できるのも魅力。
キャリアパーク
画像:キャリアパーク
『 キャリアパーク 』は、人気企業100社の内定者が実際に提出したES集や、自分の就活力を点数化した就活診断、SPIパーフェクト問題集&模試など、役立つ特典をたくさんもらえるのが魅力的だと就活生から評判。内定がとれるまで全力でサポートしてくれるエージェントサービスです。
内定者のES集では様々な業種のESが閲覧可能で、受かるESの書き方が分かります。また、就活力診断では、自分の強みと弱みがグラフで可視化され、最優先でやるべき面接対策が分かります。
キャリアパークには、就活対策セミナー以外に選考回数の少ない特別選考フローの求人もあり、平均5回以上の面談で通過率アップに向けた取り組みを充実させ、最短1週間のスピード内定を可能にしています。
まとめ
ただでさえ不安が多い就活なのに、コロナ禍でますます先の見通しが立てにくい2021年卒。選択肢や可能性を広げるためにも、情報は少しでも多い方が良いと言えます。
また、1人では気持ちが後ろ向きになってしまうときも、貴方の不安な気持ちを受け止めて寄り添ってくれる就活エージェントがいれば、心強くなれるでしょう。
今回ご紹介した就活エージェントはどれも無料で使えるサービスなので、上手に利用して明るい未来を手に入れていきましょう!
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