あなたは今「ペットボトルの水を飲むのはやめたほうがいい」「ペットボトルの水は危ない」このように聞いて不安になっていませんか?
水は毎日飲むものなので、安全なものを選びたいですよね。特に、発育途中の小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、「赤ちゃんのミルク作りに使っていいのかな?」「子供の飲ませて大丈夫かな?」と心配してしまいます。
最近はペットボトルの水の価格が下がり、まとめ買いして常備している方も多いでしょう。
飲料目的以外で、料理などもペットボトルの水を使っている…という方も少なくありません。
しかし、アメリカの専門家たちは、水はペットボトルより水道水のほうが安全だと語っています。その理由は、水質の安全基準が、水道水のほうが厳しいからです。
このように聞くと、ますますペットボトルの水に対して不安が募ってしまいますよね。そこで、この記事では、ペットボトルの水を飲むのをやめたほうがいいと言われる理由について解説します。
水道水・宅配水や浄水器との比較も紹介していますので、お水についてどれがいいか悩んでいる方はぜひご一読ください。
ペットボトルの水を飲むのをやめたほうがいいと言われる理由とは?
早速ですが、ペットボトルの水を飲むのをやめたほうがいいと言われる理由を解説します。
安全性の問題
まず第一に、ペットボトルの水と水道水では、安全基準が全く違います。ご察しの通り、水道水の管理基準のほうが厳しく、水質を水道法で定められ管理されています。成分や細菌に対するチェック項目が50以上あり、全てクリアしなければ、私たちの元へは届けられません。
一方でペットボトルの水は、チェック項目が殺菌・除菌工程があるものは39項目、ない場合はわずか14項目で販売が許可されています。
このことから、ペットボトルの水は飲まない方がいいと言われますが、実際日本の安全基準は世界でも最高水準ですから、水道水、ペットボトルともに安全な水だと言えます
水源やミネラル成分について
ペットボトルの水は、厚生労働省の食品衛生法により「ミネラルウォーター」と呼ばれています。ミネラルウォーターは、さらに以下の4つに分けられます。
- ナチュラルウォーター:地下水が原水。ろ過・沈殿、加熱殺菌以外の化学的処理していない水
- ナチュラルミネラルウォーター:天然由来のミネラルを含む水。名水や天然水と呼ばれるもの。
- ミネラルウォーター:天然水のミネラルを人工的に添加したもの。ろ過・沈殿・紫外線殺菌・オゾン殺菌や空気の混入などの処理を行う場合もある
- ボトルウォーター:上記3種類以外の水。飲み水の基準を満たした水のこと。水道水をろ過したものや、複数の水源野水を混ぜたものなど様々。水道水をそのまま詰めたものもある
ペットボトルの水にはこのように、水の処理方法と成分で種類が異なることはあまり知られていません。
驚くべきことに、アメリカでは水道水の水をそのまま詰めただけで、安全性のチェックが行われていない水が販売されているのです。
もちろん、日本ではそのようなことがなく安全性基準を満たした水が売られています。
とはいえ、この話だけ聞くと、「ペットボトルの水を飲むのをやめた方がいいかな」と思ってしまいますよね。
ペットボトル容器の問題
ペットボトルに使われているプラスチック容器は、強度に優れ耐久性があり液体やガスに対して高いバリア性があるのが特徴です。しかし、PETを製造する段階で触媒として使われアンチモンやフタル酸エステル類(環境ホルモン)が、微量に溶け出しペットボトルの水から検出されるなどの問題が起きています。
アンチモンには発がん性があります。ただ、ペットボトルの水に溶け出した微量のアンチモンで健康被害にあう証拠は未だありません。
とは言っても心配ですよね。
フタル酸エステル類(環境ホルモン)は、女性の妊娠率低下や男性の精子数の減少や精細管の萎縮などが報告されています。
これらのことからペットボトルの水を飲むのをやめた方がいいと言われるのです。
体に悪い、健康への懸念
ペットボトルの水を飲み続けることで、有害物質が体に蓄積され長い年月を経て健康被害がもたらされる危険性が問題視されています。
有害物質はペットボトルの水だけではなく、シャンプーや化粧品など様々なものに含まれます。それらの量が増え、いつか健康を害するかもしれません。
しかし、人体へ影響があると言われながらも明確な調査は行われていないのが現状です。
1970年にペットボトルが登場して約40年あまり、まだ研究データーが少なく未だ調査段階。製造者がどこまで対策を行っているかも不明です。
ペットボトルの水と水道水どっちが安全?比較
次に、ペットボトルと水道水を比較していきましょう。
ペットボトルと水道水安全基準をチェック
先ほどもお話ししましたが、ペットボトルの水は、水道水より安全基準のチェック項目が少なくゆるいことがわかっています。
とはいえ、日本の安全性はトップクラスですから安全に飲めるのは確かです。
水道水が絶対安全というわけでもなく、病原微生物や雑菌の消毒に使用される塩素や鉛やサビなど問題は多くあります。ということで、浄水器をつけている方も多いと思いますが、安フィルターは除去能力が低く、性能がいいものは高額です。
さらに、その高額なフィルターを通しても、水道水に含まれる有害物質を完全に取り除くは不可能と言われています。
ペットボトルの水(ミネラルウォーター)と水道水の特徴比較
ペットボトルの水(ミネラルウォーター)、水道水の水両方に問題・課題があることをわかっていただけたかと思いますが、それぞれの特徴を表にしましたので、もう少し詳しく比較してみましょう。
【ペットボトルの水(ミネラルウォーター) VS 水道水 どちらが勝る?】
ミネラルウォーター | 水道水 | |
安全基準項目 | 殺菌・除菌工程有の場合39項目なしの場合14項目 | 水道法に基づく50項目 |
味 | 水道水より美味しい 好みの味を選べる | 塩素のにおいが気になる 好みの味を選べない |
氷 | 塩素が含まれないので長期間の保管で雑菌が発生する可能性がある | 塩素が含まれるので腐らない。 |
料理 | 塩素を含まないので、素材や料理の味を引き立てる | 塩素臭が気になる場合がある |
コスパ | 500mlで100円くらい | 500mlで0.1円くらい |
ミネラルウォーターは硬水と軟水など水の硬さを選べるところがメリットです。日本料理には軟水が向いていると言われていますし、洋食は硬水が向いています。料理によって使い分けられるのは、ミネラルウォーターならでは。ちなみに水道水は軟水です。
うがいや服薬などは軟水の水道水が適していると言われています。
ペットボトルの水・浄水器・宅配水どれがいい?違いと特徴
最後に、ペットボトルの水と浄水器・宅配水も比較していきましょう。
品質・安全性を比較
ペットボトルの水・浄水器・宅配水の成分やメリット・デメリットなどから安全性を比較します。
【成分の比較】
種類 | 成分・メリット | デメリット |
ペットボトルの水 | 地下水や人工的にミネラルを添加した水など様々。 ミネラルを含む天然水・名水がある。硬水・軟水を選べる。 | 殺菌処理をしない水には菌(身体に無害)が存在。赤ちゃんには不向き。水源が環境ホルモンや有害物質に侵されていると不安が残る |
浄水器 | 水源は水道水や井戸水。逆浸透膜(RO膜)式の浄水器なら不純物をほとんど含まない水になる。 | 簡易的なタイプの浄水器は微小なウィルスや環境ホルモンを取り除けない。定期的なメンテナンスとお手入れが必要 |
宅配水 | 原水は会社により異なる。逆浸透膜(RO膜)でろ過した水なら純度と安全性が高くなる。 | メンテナンスが必要で不衛生になりがち。 |
ペットボトルの水・宅配水は、原水の場所・採水方法・浄水・ろ過方法により水の安全性が異なります。環境ホルモンなどを取り除いた水を選びたい場合は、採水地やろ過方法をチェックして選ぶといいでしょう。
価格・コストを比較
次に、コストを比較していきます。
種類 | コスト |
ペットボトルの水 | 500ml 100円程度。まとめ買いで1本50円台もある。成分や効能・ろ過方法にこだわった水なら300円を超えるものもある。 おすすめ:日田天領水 |
浄水器 | 簡易タイプなら1000円〜と比較的安価だが、環境ホルモンなどは取り除けない。逆浸透膜(RO膜)などの本格的な浄水器は、5万円〜と、プラス工事費がかかる。おすすめ:iSpring 逆浸透膜ミネラル浄水システム |
宅配水 | 1ℓあたり100〜200円。サーバーレンタル代や基本料金、電気代がかかる。解約金やメンテナンス料金がかかる場合もあるおすすめ:クリクラ |
コスパは水道水が圧倒的に良いですが、上記3つで比べるとペットボトルの水が一番コストがかかりません。しかし、安全面を気にするのであれば、逆浸透膜(RO膜)でろ過できる浄水器の取り付けが安心です。
ペットボトルでコスパもよく安全性が高いおすすめの水は、日田天領水です。日田天領水は、食品の安全を追求したHACCPやISO 22000の認証を得ています。
浄水器のおすすめは、iSpring 逆浸透膜ミネラル浄水システムです。この浄水器は、ヒ素、鉛、ナトリウム、放射性汚染物質、TDS(完全溶解固体物質)、および主要な汚染物質すべてを効果的に除去する頼れる一台です。
宅配水のおすすめは、赤ちゃんも安心のRO水を提供するクリクラです。月3,380円〜で安心・安全な水を提供。入会金・宅配料・解約金が無料で利用できます。
まとめ
この記事ではペットボトルの水を飲むのをやめたほうがいい理由について解説しました。水は毎日飲むものですから、できるだけ安心・安全なものを選びたいですよね。ペットボトルの水をやめたほうがいいと言われる理由は、水のろ過方法やペットボトルに含まれる有害物質が原因です。お水を選ぶ場合は、採水地やろ過方法を販売元のHPなどで確認し、自分が安心して飲めるものを選びましょう。
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