法人で緊急時に即日融資を希望する際には、申し込みやすさや審査スピードを重視してビジネスローンを検討する必要があります。
しかし、ビジネスローンの利用が初めての場合、以下のような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
- 必ず借りれる審査の甘いビジネスローンはあるのか
- 緊急時、法人経営者に即日融資してくれるおすすめのビジネスローンはあるのか
結論からお伝えすると、誰でも必ず借りれるビジネスローンは存在しません。
そこで本記事では、緊急時に即日融資を希望する法人の方に向けて、必ず借りれるビジネスローンがない理由や審査に通るコツを解説します。
WEB上で検索件数の多い「ハリス」「クレスト」についての情報や、おすすめビジネスローンも紹介するので、参考にしてみてください。
法人の緊急時に即日融資OK!必ず借りれるビジネスローンはある?

冒頭でもお伝えしたように、審査激甘で必ず借りれるビジネスローンは存在しません。
ビジネスローンを提供する会社は、貸した金額の年利によって利益を得ています。そのため、事業者が借りたローンを返済しない場合、損失につながってしまうからです。
確実な返済が見込めない場合は損失につながるリスクが高くなるので、会社側は必ず審査をしなければなりません。
また、貸金業法13条では、お金を貸す商売をしている事業者に対し、返済能力の調査をするよう義務付けています。

上記の記載からもわかるように、審査なしでビジネスローンを借りるのは不可能です。
銀行でも銀行法や貸金業法に準じて事業者の返済能力を重視しているため、審査を受けずに借入れに応じてくれるところはありません。
審査で十分な返済能力が認められない場合は、ビジネスローンの借入れを断られてしまうでしょう。
法人の緊急時に即日融資OK!ビジネスローンの審査に通るコツ

緊急時に法人の方が即日融資を受けたいのであれば、ビジネスローンの審査でチェックされる項目を知っておく必要があります。
利用したいローン会社が決まったら、申し込む前に以下の項目をクリアしているか、確認してみてください。
- 事業実績がローン会社の条件に見合っている
- 融資目的や資金計画が明確
- 代表者の信用情報に傷が付いていない
事業実績がローン会社の条件に見合っている
ビジネスローンに申し込む際には、事業実績がローン会社の条件に見合っているかを確認しておきましょう。
というのも、一般的にビジネスローンの借入れに際しては、2年以上の事業実績を求める会社が多いためです。
創業から2年に満たない法人が申し込んだとしても、事業実績が条件をクリアしていないことを理由に審査落ちしてしまう可能性があります。
とはいえ、2年以上の事業実績が必要であると明示しているローン会社は稀です。見分けるためには、公式サイトでアピールポイントを確認するとよいでしょう。
事業実績が2年未満でも利用できる場合は「創業期でも利用可能」や「◯ヶ月分の入出金履歴があれば申し込み可能」など、わかりやすく記載されています。
創業期の法人の方は、ローン会社の公式サイトを確認したり、直接問い合わせたりしてあらかじめ確認しておけば確実です。
融資目的や資金計画が明確
緊急時の即日融資を希望する際には、融資目的や資金計画を明確にしておくと審査がスムーズです。
ビジネスローンの融資額は高額になりやすい傾向にあり、利用目的が明確でなければ不安視されるためです。
融資目的が明確でない場合は、ローン会社から融資対象者として不適格とみなされてしまうでしょう。
資金の用途や見込める収益、返済計画でのキャッシュフローが明確に示せれば、信頼性の高い事業者として認知されやすくなります。
代表者の信用情報に傷が付いていない
ビジネスローンの審査において、代表者の信用情報も重要な判断要素です。
法人の代表者に延滞や債務整理の履歴がある場合、金銭的にルーズな人物とみなされ信頼性が問題視されます。
信頼性が低い法人にお金を貸すと、ローン会社としては返済期日を守ってもらえない可能性が高くなるため、審査落ちにつながるでしょう。
代表者の信用情報に不安がある場合は、信用情報機関の公式サイトから開示請求が可能です。ビジネスローン関連の信用情報を調べる際は、JICCやKSCで開示請求してみてください。
法人の緊急時に即日融資OK!ハリス、クレストはどんな業者?

WEBからビジネスローンについて検索すると「ハリス」や「クレスト」といった会社名が候補として表示されたことはありませんか?
しかし、実際は「ハリス」という名を持つローン会社は存在しません。
ハリスの情報を記載している記事をいくつか見かけますが、公式サイトはおろか所在地や連絡先も見当たらないので、根拠は不確かです。
また、クレストはクレジットカード会社としても有名なオリコが提供している「CREST for Biz(クレスト フォービズ)」の略称を表しています。
CREST for Bizもビジネスローンの一つですが、個人事業主専用のサービスとなっているため、法人では利用できません。
法人の緊急時に即日融資OK!おすすめビジネスローン5選

資金不足を解消したい法人の方は、以下のビジネスローンを検討してみてください。
- キャレント
- ファンドワン
- MRF
- オージェイ
- GMOあおぞらネット銀行
上記のビジネスローンは取引実績が多く信頼性が高いうえ、WEBから簡単に申し込めます。それぞれに異なる強みがあるので、特徴を確認してみましょう。
キャレント

出典:キャレント
「キャレント」のビジネスローンは、創業から1年以上経過している法人が申し込み可能です。
24時間365日、時間や場所を問わずに申し込みでき、WEB完結で契約できるので多忙な方でも利用しやすいでしょう。
事業資金の範囲であれば融資金の用途は自由とされているため、汎用性の高さも嬉しいポイントです。
平日の14時までに全ての手続きを終えれば即日融資も可能。緊急で資金が必要になった際でもすぐに対応できます。
| 利用限度額 | 1万円〜500万円 |
| 実質年利 | 7.8%〜18.0% |
| 審査時間 | 最短30分 |
| 融資までの日数 | 最短即日 |
| 担保・保証人 | 原則不要 |
| 融資対象 | 法人 |
ファンドワン

出典:ファンドワン
申し込みから最短40分で審査が完了する「ファンドワン」は、即日融資を希望する法人の方におすすめです。
全国どこからでもWEB申し込みが可能なので、多忙な業務に追われている方でも利用しやすいでしょう。
事業者向けのサービスに力を入れているファンドワンでは、申し込み時の資金状態だけでなく、先の見通しも含めて審査される点が特徴です。
そのため、現状の資金状態に不安がある場合でも柔軟な審査が期待できます。
早さと柔軟性に優れたローン会社を探している方は、ファンドワンの利用を検討してみてください。
| 利用限度額 | 30万円~500万円(最大1億円) |
| 実質年利 | 10.0%~18.0% |
| 審査時間 | 最短40分 |
| 融資までの日数 | 最短即日 |
| 担保・保証人 | 不要 |
| 融資対象 | 法人 |
MRF

出典:MRF
事業に最適なビジネスローンを探している方は、貸金業務取扱主任者のスタッフが常駐している「MRF」を利用するとよいでしょう。
MRFは、建築・不動産・小売・サービス業など、さまざまな業種との取引実績があり、融資に関する豊富な専門知識を持っています。
契約の際に面談が必要になるものの、融資に関する相談やアドバイスの機会が得られるので、対面でじっくり相談したい方におすすめです。
用意されているプラン数も豊富ですから、目的や経営状況に合わせた無理のない融資方法が選べます。
| 利用限度額 | 100万円~3億円 |
| 実質年利 | 4.0%~9.9% |
| 審査時間 | 仮審査は24時間以内 |
| 融資までの日数 | 最短数日 |
| 担保・保証人 | 土地・建物に根抵当権設定連帯保証人原則不要 (※) |
| 融資対象 | 法人・個人事業主 |
※法人企業は、代表者の連帯保証が必要な場合があります。
GMOあおぞらネット銀行

出典:GMOあおぞらネット銀行
「GMOあおぞらネット銀行」は、セルフィー動画による本人確認で審査が最短即日に完了。
書類による本人確認の場合は1週間ほど時間を要するので、動画を利用すれば審査期間を大幅に短縮できます。
ビジネスローンの「あんしんワイド」は、限度額まで自由に借入れ・返済でき、融資の度に審査を受ける必要がありません。
また、創業初年度からの融資にも対応しており、口座の入出金履歴が3ヶ月以上あれば申し込めます。創業間もない法人の方でも利用しやすいビジネスローンといえるでしょう。
| 利用限度額 | 初回契約時:10万円以上1,000万円以内 期限更新以降:10万円以上1,500万円以内(※1) |
| 実質年利 | 0.9%~14.0% |
| 審査時間 | 最短即日(※2)通常1週間 |
| 融資までの日数 | 最短2営業日 |
| 担保・保証人 | 不要 |
| 融資対象 | 法人(個人事業主不可) |
※1:10万円単位・審査のうえ決定します。
※2:セルフィー動画による本人確認を行った場合です。
【GMOあおぞらネット銀行の詳細はこちらから】
オージェイ

出典:オージェイ
「オージェイ」は、無担保融資・動産担保融資・不動産担保融資など、さまざまな融資スタイルに対応しているローン会社です。
面談によるヒアリングの機会を大切にしているため、利用者の要望や目的に合わせた最適な融資方法を提案してくれます。
業績赤字の際にも、今後の事業計画や返済の目処を対面でじっくり説明できるため、柔軟に対応してもらえるでしょう。また、限度額も大きく、高額な融資を希望する方でも安心です。
事業に関する丁寧なサポートを希望する方は、オージェイのビジネスローンを検討してみてください。
| 利用限度額 | 30万円~1億円 |
| 実質年利 | 10.0%~18.0% |
| 審査時間 | 当日中 |
| 融資までの日数 | 最短即日 |
| 担保・保証人 | 原則不要(※) |
| 融資対象 | 法人 |
※法人の場合は代表者に原則連帯保証が必要です。
法人の緊急時に即日融資OK!ビジネスローンの審査に通らない場合は支払い.com

出典:支払い.com
ビジネスローンの審査に自信がない方や、一時的な資金繰り改善を目的とする方は、支払いを延期できる「支払い.com」を利用してみてください。
支払い.comは、本来の支払日に立て替え払いをしてくれるサービスです。最長60日後まで料金の引き落としを延期できます。
お手持ちのクレジットカードを登録するだけですぐにサービスが利用でき、一律4%の低手数料で支払いサイトを調整できます。
支払い名義も自由に設定できるため、取引先に知られる心配もありません。
ビジネスローンの審査に受からず、資金繰りに悩んでいる方はぜひ活用してみてください。
即日融資法人緊急のQ&A審査が甘い法人融資はどこ?
「審査が甘い」と明確に謳っている法人融資はありませんが、一般的に銀行よりもノンバンク系のビジネスローンの方が審査基準が柔軟であるとされています。
ノンバンクは、銀行のように預金者の資金を原資としないため、独自の審査基準を持っています。そのため、銀行融資を断られた企業や、創業間もない企業でも融資を受けられる可能性があります。
審査が比較的柔軟な傾向にあるノンバンク系ビジネスローンには、以下のような会社が挙げられます。
- AGビジネスサポート: 大手消費者金融アイフルのグループ会社で、最短即日融資に対応しています。
- ファンドワン: 独自の審査基準を持つ独立系ノンバンクで、柔軟な対応が期待できます。
- アクト・ウィル: 法人専門のビジネスローンを提供しており、最短即日での審査が可能です。
ただし、これらのノンバンクは、銀行よりも金利が高めに設定されている傾向があります。利用する際は、金利や返済計画をしっかり確認することが重要です。
赤字でも借りられる法人融資おすすめは?
赤字決算の企業が融資を受けるのは、一般的に難しいとされています。しかし、赤字でも融資を受けられる可能性のある資金調達方法はいくつか存在します。
- ノンバンクのビジネスローン:
- 銀行と比べて、決算書の内容だけでなく、事業の将来性や経営者の信用力を重視する傾向があります。
- AGビジネスサポートやファンドワン、GMOあおぞらネット銀行などが、赤字企業でも相談に応じているとされています。
- 不動産担保ローン:
- 企業が所有する不動産を担保にすることで、赤字であっても融資を受けられる可能性があります。
- 担保の価値が重視されるため、財務状況が比較的軽視されます。
- 政府系金融機関の融資:
- 日本政策金融公庫は、中小企業や新規事業者を支援する目的で設立された金融機関です。
- 審査基準が民間金融機関とは異なり、創業初期や赤字の企業でも融資を受けやすい制度があります。ただし、審査に時間がかかるため、急ぎの資金調達には不向きです。
赤字でも審査を通りやすくするコツ
- 赤字が一時的なものであることを証明する: 一時的な設備投資や研究開発による赤字であるなど、明確な理由と今後の改善計画を提示する。
- 資金使途と返済計画を明確にする: 借り入れたお金を何に使い、どのように返済していくかを具体的に説明する。
- 担保や保証人を準備する: 可能であれば、担保や保証人をつけることで、返済能力への信頼度を高める。
安易に「審査が甘い」という言葉に飛びつくのではなく、事業の状況を正確に把握し、最適な資金調達方法を選ぶことが重要です。
即日融資は危険ですか?
「即日融資」という言葉自体が危険なわけではありません。危険かどうかは、利用する会社と、その利用方法によります。
- 危険なケース(違法業者)
- 「無審査」「ブラックOK」といった甘い言葉で誘い、法外な金利を請求する闇金が存在します。これらは、SNSやダイレクトメールなどで勧誘してくることが多く、絶対に利用してはいけません。
- 正規の貸金業者は、必ず貸金業登録番号を持っています。不安な場合は、金融庁のサイトで登録番号を確認することが重要です。
- 安全なケース(正規業者)
- 大手消費者金融や一部の銀行カードローンは、審査がスピーディーで即日融資に対応しています。これらは、貸金業法や銀行法に基づいて運営されており、法律で定められた範囲内で安全に利用できます。
- たとえば、アコムやプロミス、アイフルなどは、最短で申し込み当日に融資が可能です。
即日融資を検討する際は、正規の会社かどうかを必ず確認し、無理のない返済計画を立てることが重要です。
緊急時にお金を借りたいのですが?
緊急でお金が必要な場合、以下の方法が考えられます。
- 大手消費者金融の利用
- アコム、プロミス、アイフルといった大手消費者金融は、審査がスピーディーで、最短30分~即日で融資を受けられる可能性があります。
- Webやアプリで24時間いつでも申し込みが可能で、来店不要なため、急な出費にも対応しやすいです。
- クレジットカードのキャッシング機能
- お持ちのクレジットカードにキャッシング機能が付いていれば、すぐにATMから現金を引き出すことができます。
- ただし、金利が高めな場合があるため、利用する前に必ず確認しましょう。
- 質屋の利用
- ブランド品や貴金属など、価値のあるものを担保にすれば、審査なしで即日現金を受け取ることができます。
- 返済が難しければ、担保にしたものが手元に戻らないリスクがあります。
- スキマバイトアプリの利用
- タイミーやシェアフルなどのアプリは、働いた分の給料を即日で受け取ることができます。
- 借金ではないため、返済の心配はありませんが、働く時間と労働力が必要です。
緊急時でも、闇金のような違法な業者には絶対に手を出さないようにしてください。正規の金融機関を賢く利用することが、安全な解決策です。
セントラルの即日融資は何時までに申し込めますか?
セントラルで即日融資を受けるには、主に以下の方法と時間制限があります。
- インターネットでの申し込み:
- 平日14時までに申し込みが完了し、審査に通れば当日中の振り込みが可能です。
- 土日祝日の場合は、インターネットからの申し込みでは当日中の振り込み融資は基本的に行っていません。
- 自動契約機(セントラルくん):
- 営業時間内(9:00~20:00)に申し込みと契約手続きを完了すれば、その場でカードが発行され、併設のATMやセブン銀行ATMで借り入れが可能です。
- 自動契約機は年中無休で営業しているため、土日祝日でも即日融資を受けたい場合に利用できます。
即日融資を確実に受けたい場合は、できるだけ早い時間に申し込み手続きを始めることが重要です。
無審査で即日融資はできますか?
正規の貸金業者からは、無審査で即日融資を受けることはできません。
日本の法律(貸金業法)では、お金を貸す前に申込者の返済能力を調査することが義務付けられています。この「返済能力の調査」が、一般的に「審査」と呼ばれるものです。
「審査なし」「無審査」といった言葉で融資を謳っている業者は、違法な闇金である可能性が非常に高いです。
もしそのような業者に手を出してしまうと、法外な金利を請求されたり、悪質な取り立てに遭ったりするリスクがあります。
ただし、以下のような方法であれば、厳密な意味での審査なしで即日お金を用意できる場合があります。
- クレジットカードのキャッシング機能:
- あらかじめキャッシング枠が付帯されているクレジットカードであれば、ATMで即座に現金を引き出すことができます。これは、カード発行時にすでに審査が完了しているため、改めての審査は不要です。
- 生命保険の契約者貸付制度:
- 積み立て型の生命保険に加入している場合、解約返戻金の範囲内で、保険会社からお金を借りることができます。これは、保険契約者自身の積立金から借りる形になるため、審査は不要です。
緊急時でお金が必要な場合でも、必ず正規の業者を利用し、「無審査」という言葉には絶対に騙されないように注意してください。
まとめ
法人の方が緊急時に即日融資を希望する際でも、必ず借りられるビジネスローンは存在しません。
ただし、審査時に重視されるポイントを押さえたうえで申し込めば、審査に通過できる可能性は高くなるでしょう。緊急時に備えて、早めにビジネスローンを検討するのが大切です。
ビジネスローンをじっくり選びたい方は「支払い.com」で、いつでも資金繰りを改善できるよう備えておきましょう。
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