「資金調達の方法には何があるの?」
「スタートアップの資金調達方法がわからない」
上記のようなお悩みを抱えていませんか?資金調達は銀行の融資だけでなく、さまざまな方法があります。
そこで本記事では、ベンチャーや中小企業・スタートアップにおすすめの資金調達方法をご紹介します。また、資金調達が間に合わないときの対処法も解説していますので、ぜひ参考にしてください。
ベンチャー・中小企業におすすめの資金調達方法
資金調達にはいくつかの手段がありますが、ベンチャー・中小企業に適している資金調達方法にはどのようなものがあるのでしょうか。一般的にはまず銀行の融資を思い浮かべる人が多いでしょう。
ここでは、銀行の融資や他の資金調達方法について4つご紹介します。
- 銀行の融資
- 日本政策金融公庫
- 自治体からの制度融資
- ノンバンク系のビジネスローン
融資の条件や審査期間などそれぞれ違いますので、自身に合った資金調達方法を検討しましょう。
銀行の融資
銀行の融資は多額の借入が可能ですが、審査が厳しく、希望した額を融資してもらえない場合もあるため注意が必要です。審査は提出した書類や面談をもとに行われます。その結果によって融資額や金利、返済期間などが決定されますので、希望よりも融資額が少ないケースも珍しくありません。
銀行の融資の種類には、銀行から直接融資を受けるプロパー融資、信用保証協会の保証付き融資、そしてビジネスローンがあります。
プロパー融資は、金利が低めに設定してあり、融資限度額がないというメリットがありますが、審査は厳しく審査期間は2週間から1ヶ月程度かかることもあります。
これまでの実績や信用なども含めて審査されるため、創業間もないベンチャーや中小企業にとっては、ややハードルが高いかもしれません。
一方で保証付融資は、信用保証協会が保証人となり融資を受ける方法です。万が一返済できなかった場合でも保証協会が支払ってくれるので、銀行側にとってはリスクが少なく、プロパー融資よりも審査が通りやすいでしょう。
しかし、銀行だけでなく、保証協会の審査にも通る必要があるため、審査には1週間から3週間程度かかります。いずれにしても融資金額や申込者の状況などにより、審査期間が長引くことがあるので注意しておきましょう。
「GMOあおぞらネット銀行あんしんワイド」は、創業初年度から申し込み可能な銀行融資です。「信用や実績がまだまだ足りない」とお悩みの方でも柔軟に対応してもらえるので、安心して相談できます。
起業して間もないけど銀行融資を利用したい方は、チェックしてみてください。
【GMOあおぞらネット銀行の融資枠型ビジネスローン【あんしんワイド】 】
日本政策金融公庫
日本政策金融公庫は、ベンチャーや中小企業・小規模企業を対象とした、政府が管理する金融機関です。国が新しい企業の育成に力を入れていることもあり、起業資金の融資も積極的に行っているのが特徴です。
「メインバンクに運転資金の融資を断られた」とお悩みの方でも、日本公庫なら融資を受けられる可能性があります。申込みから融資を受けるまで約3週間前後かかることが多いですが、申込者の状況などによって期間が前後することがあることを念頭においておきましょう。
自治体からの制度融資
自治体からの制度融資は、創業間もない企業あるいは中小企業・小規模企業のための融資です。
創業間もない場合、銀行のプロパー融資の審査を通過するのが難しいケースもあります。一方で自治体の制度融資は、低金利で融資を受けられ、融資メニューによって違いますが、長期の借入れが可能な場合もあります。
制度融資は中小企業の資金調達を行う上で、最も強力な味方のひとつといえるでしょう。
<h3>ノンバンク系のビジネスローン</h3>
ノンバンク系のビジネスローンとは、銀行や信用金庫などの金融機関ではない、消費者金融会社や信販会社などのビジネスローンを指します。
ノンバンクのビジネスローンは、主に小規模企業や中小企業・個人事業主を対象としています。無担保の場合、借入限度額は1万円〜1000万円程度と、銀行などの金融機関より低めの設定です。不動産を担保にして融資を受ける場合は、限度額が上がります。
融資スピードは銀行より早く、最短即日から1週間程度で融資を受けられることが多いのがメリットといえます。
デメリットとしては、金利が高いことです。銀行などの金融機関は1.0〜3.0%程度の金利ですが、ノンバンク系のビジネスローンは3.0〜18.0%程度と高めの設定ですので、借入の際は十分注意が必要です。
スタートアップ・中小企業におすすめ資金調達はビジネスローン
銀行や自治体の制度融資、日本公庫の融資は金利が低く借入期間も比較的長いことがメリットでした。しかし必要書類が多く審査期間も長いため、融資を急いでいるスタートアップや中小企業の場合はハードルがやや高いのも事実です。
一方「GMOあおぞらネット銀行あんしんワイド」は銀行の中でも柔軟な条件を設けているため、スタートアップでも申し込みやすいのが特徴です。また、ノンバンクのビジネスローンなら審査スピードが早く融通が利きやすいため、「すぐに資金が必要」という方でも安心して申し込めるでしょう。
スタートアップ・中小企業におすすめのビジネスローンは以下の5つです。
- GMOあおぞらネット銀行あんしんワイド
- ファンドワン
- MRF
- オージェイ
- キャレント
それぞれ詳しく解説します。
GMOあおぞらネット銀行あんしんワイド
出典:GMOあおぞらネット銀行の融資枠型ビジネスローン【あんしんワイド】
「GMOあおぞらネット銀行あんしんワイド」は、あおぞら銀行グループとGMOインターネットグループによって、2018年に誕生したインターネット専業銀行です。インターネット銀行は、一般的な銀行と違い店舗を持たないため、手数料が抑えられ、さらに24時間いつでも手続きできるのが特徴です。
「あんしんワイド」は融資枠型ビジネスローンで、創業間もない時期で他の銀行に融資を断られたり、赤字決算で融資が厳しい状況でも借入できる可能性があります。申し込みから借入まで最短2営業日なので、早急に資金を調達しなければならないときでも安心です。
また原則決算書や事業計画書を提出する必要がないので、必要書類の準備に時間がかかることもありません。金利は0.9〜14.0%で審査の上で決定され、最大1000万円まで借入可能です。
融資メニューと金利などの概要は以下のとおりです。
融資メニュー | 金利 | 内容 |
あんしんワイド | 0.9〜14.0% | 融資枠型ビジネスローン |
あんしん10万円 | 14.0% | 極度型ローン |
GMOあおぞらビジネスローン | 0.9〜12.0% | freee会計会員限定ローン |
GMOあおぞら立替払い | 立替実行額に対して0.1%〜 | 資金立替振込事務代行 |
※2023年6月現在
「メインバンクに融資を断られてしまった」「すぐに運転資金が必要」とお悩みの方は、「GMOあおぞらネット銀行あんしんワイド」で解決できる可能性があります。
自身の状況に合った融資メニューを選べるので、銀行融資はややハードルが高いという方は、1度検討してみましょう。
【GMOあおぞらネット銀行の融資枠型ビジネスローン【あんしんワイド】 】
ファンドワン
出典:ファンドワン
事業者向けビジネスローンの「ファンドワン」は豊富な融資メニューから、自社に最適の融資方法を選択できるのがメリットのひとつです。
また最短即日融資が可能なので、「今すぐに資金が必要」「銀行の融資を待っていられない」とお悩みの方でもスピーディに融資を受けられます。
中には赤字決算で銀行の融資を断られた企業が、「ファンドワン」で融資を受けられたケースもあります。このような柔軟な審査は「ファンドワン」最大のメリットといえるでしょう。
融資メニューの金利や内容は以下のとおりです。
融資メニュー | 金利 | 内容 |
事業者ローン | 10.00%〜18.00% | 事業者向けの一般的なビジネスローン |
売掛債権担保融資 | 5.00%〜18.00% | 売掛債権を担保にした融資を受けられる |
不動産担保融資 | 2.50%~15.0%以下 | 不動産を担保にした融資を受けられる |
車担保融資 | 5.00%~18.0%以下 | 車を担保にした融資を受けられる |
商品手形割引 | 3.50%~18.0%以下 | 商業手形の買い取り |
手形小切手貸付 | 5.00%~18.0%以下 | 手形小切手を担保にした融資を受けられる |
介護・診療・調剤報酬債権担保融資 | 5.00%~15.0%以下 | 医療事業者向けの融資 |
※2023年6月現在
MRF
出典:【MRF】
「MRF」は福岡県に本社をおき、西日本エリアを中心に実績がある中小企業・個人事業主向けの事業者不動産担保ローン会社です。開業して間もない企業も、返済の見込みがあると判断されれば融資を受けることができます。
またほとんどの融資メニューで融資額が最大3億円に設定してあり高額融資希望の方にもおすすめです。そして融資を最短3日で受けられるスピーディな対応もメリットのひとつです。
創業して間もない企業は実績が少なく、銀行に融資を断られるというケースは珍しくありません。しかし「MRF」では、独立直後の資金調達でも柔軟な審査で融資を受けられます。
融資メニューの内容や金利は以下のとおりです。
融資メニュー | 金利 | 内容 |
長期間元金据置プラン | 4.00〜9.90% | 借入限度額は100〜3億円。元金据置一括返済(3年以内)支払い負担を最小限に抑えたいときにおすすめ。 |
オーダーメイドプラン | 6.00〜15.00% | 借入限度額は50万〜3億円。土地や建物に根抵当権を設定。借入期間は最長35年。長期的な資金運用向け。 |
ブリッジプラン | 5.00〜9.60% | 借入限度額は100万〜3億円。土地や建物に根抵当権を設定。短期的な資金運用向け。 |
バリエーションプラン | 7.00〜15.00% | 借入限度額は10万〜3,000万円。売掛債権や動産などを担保にした融資を受けられる。 |
不動産事業向けプラン | 6.57〜12.00% | 借入限度額は300万〜3億円。不動産事業者向けのプラン。 |
不動産事業向けプラン(3ヶ月償還型) | 4.50〜6.60% | 借入限度額は300万〜3億円。不動産事業者向けで短期で返済が可能な方向け。 |
※2023年6月現在
【MRFはこちら】
オージェイ
出典:オージェイ
「オージェイ」は、個人・法人どちらの融資にも対応しているビジネスローン会社です。最短即日で融資を受けられるので、「早急に資金が必要」とお急ぎの方でも安心して相談できるでしょう。
また、豊富な融資ラインナップで、自分にぴったりの融資方法を選べます。融資額はメニューによって異なりますが、1万〜1億円まで可能で、少額融資から大口融資まで幅広く対応しています。
開業間もない企業でも柔軟な審査で融資を受けられます。
融資メニューや内容、金利は以下のとおりです。
融資メニュー | 金利 | 内容 |
商業手形割引融資 | 9.50%~18.00% | 借入限度額は10万〜5000万円。最短で集金した当日でも現金化可能。 |
無担保融資 | 10.00%~18.00% | 借入限度額は30万〜2000万円。最短即日融資可能。 |
不動産担保融資 | 8.00%~15.00% | 借入限度額は300万〜1億円。不動産を担保にして融資を受けられる。 |
動産担保融資 | 10.00%~18.00% | 借入限度額は30万〜2000万円。機械設備などの動産を担保にして融資を受けられる。 |
売掛債権担保融資 | 10.00%~18.00% | 借入限度額は30万〜2000万円。売掛金を担保にして最短即日で融資可能。 |
介護・診療報酬担保融資 | 8.50%~18.00% | 借入限度額は30万〜1億円。診療報酬債権、介護報酬債権、調剤報酬債権を担保にした融資を受けられる。 |
個人向け融資 | 18.00%~20.00% | 借入限度額は1万〜100万円。急な出費にも対応可能。 |
※2023年6月現在
キャレント
出典:キャレント
「キャレント」はネット専門の法人のみに融資を行っている消費者金融会社です。全国どの銀行でも振込可能で、24時間いつでもインターネットから申込みできます。
原則担保・保証人なしで利用でき、最短即日で融資OKなのが大きなメリットでしょう。利用限度額は1万〜500万円までですが、増額希望の手続きも別途審査で可能です。
以前は個人事業主への貸付けも行っていましたが、今現在は法人のみですので、自分が条件を満たしているかどうか、あらかじめ確認してから利用しましょう。
キャレントスーパーローンの概要は以下のとおりです。
融資メニュー | 金利 | 内容 |
スーパーローン | 7.8〜18.0% | 利用限度額は1万〜500万円。最短即日で融資可能。原則担保・保証人不要で融資を受けられる。 |
※2023年6月現在
資金調達が間に合わず支払い期限が迫っている場合は支払い.com
出典:支払い.com
上記では、資金調達のための融資が受けられる方法をご紹介しました。低金利で融資を受けたいと思っても、特に銀行は審査に時間がかかることがよくあります。
「取引先の支払い期限が迫っているが、資金が足りない」場合は、融資が間に合わないこともあるでしょう。そんなときはBtoB取引の後払いサービス、「支払い.com」を利用してはいかがでしょうか。
「支払い.com」は、Fintech企業であるUPSIDERと実績あるクレジットカード会社のクレディセゾンが共同で運営する、銀行振込をクレジットカード決済にできる新しいサービスです。
クレジットカードを登録すれば、請求書の支払い.comが立て替えてくれます。立て替えてもらった支払いは、カード会社を通じて請求されるので、実質支払い期限を最大60日間延長できます。
また、書類提出や審査、面談などは一切必要なく資金繰りを改善できる点も大きなメリットです。必要なのは今持っているクレジットカードのみ。手数料は一律4%と低く、お得に利用可能です。
まとめ
中小企業やベンチャー、スタートアップまたは個人事業主、あらゆるニーズに応える融資をご紹介しました。銀行や日本公庫、自治体が運営する制度融資は、低金利で融資を受けられますが、審査期間が3週間前後かかることも珍しくありません。
一方でノンバンク系のビジネスローンは必要書類も比較的少なく、即日融資可能な金融機関もあります。金利は融資メニューや、返済能力などによって変動しますので、一概に「消費者金融会社は金利が高い」ことはなく、少しずつ改善されてきています。そのため自分に合った融資メニューを選択することが重要です。
また、借入せずに資金繰りに余裕を持たせる「支払い.com」という後払いサービスも登場しています。
創業間もない時期で資金繰りにお悩みの方は、さまざまな選択肢がありますので、諦めずに無理のない資金調達方法を探してみてください。
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