ポータブル電源を普段使いするメリット・デメリット|家で使うと元は取れる?電気代は?

ポータブル電源を普段使いするメリット・デメリット|家で使うと元は取れる?電気代は?

ポータブル電源といえば、キャンプなどで使うイメージですよね。ところが、普段使いとしてポータブル電源を購入する方も増えています。

その理由は「高騰する電気の節約」や「キャンプだけで使うのはもったいない」等、さまざまです。

とはいえ、ポータブル電源の普段使いが本当にプラスになるのか、疑問に思う方もいるでしょう。

そこで本記事では「ポータブル電源を家で使うと元は取れるか?」「電気代はいくらになるのか?」を解説します。

普段使いするメリット・デメリットや、おすすめのポータブル電源についてもお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。

ポータブル電源は普段使いすると電気代節約になる?電気代はいくら減る?

ポータブル電源といっても、必ず電力が必要になるので、普通に充電して普段使いすると電気代は節約できません。

しかし、ソーラー発電などを使って充電すれば節約になります。

例えば、炊飯器の平均消費電力は1回あたり121.9Whなので、1日2回炊く場合は243.8Whが必要です。1ヶ月だと、7314Whの電力がかかります。

電気代に換算すると230円相当となるため、この金額が節約できる計算です。もちろん、ソーラー発電と複数のポータブル電源を使えば、さらに電気代を節約できます。

なかには、1ヶ月4,000円〜5,000円の電気代がかかるエアコンを、ポータブル電源によって節約する方もいるほどです。

このように、ポータブル電源を上手に普段使いすれば、かなり電気代を節約できるのです。

ポータブル電源はいらない?後悔する?家で使うメリット・デメリット

ポータブル電源を家で使うメリットとデメリットを解説します。

メリットデメリット
・コンセントが届かない場所で家電を使える
・複数のデバイスを使える
・災害時にも役立つ
・重量があるので持ち運ぶのが大変
・単体だと停電時に充電できない
・購入価格が高い

ポータブル電源を家で使うメリット

ポータブル電源を家で使うメリットは次の通りです。

  • コンセントが届かない場所で家電を使える
  • 複数のデバイスを使える
  • 災害時にも役立つ

ポータブル電源を家で使えば、コンセントが近くにない場所でも家電を使えます。庭やベランダでも使えるので、コンセントがなくて困っている方なら重宝するでしょう。

また、リモートワークなどで複数のデバイスを利用する場合、コンセントが足りなくなる恐れがありますが、ポータブル電源を持っていれば心配ありません。

いざという時の災害時にも役立ちますから、持っていて損はないでしょう。

ポータブル電源を家で使うデメリット

ポータブル電源を家で使うデメリットは次の通りです。

  • 重量があるので持ち運ぶのが大変
  • 単体だと停電時に充電できない
  • 購入価格が高い

ポータブル電源は平均7〜10kgと、かなりの重量があります。特に、女性や小さなお子さんにとっては大きな負担となるので、それが嫌で使わなくなるケースも多いでしょう。

また、ポータブル電源は家庭用コンセントに繋いで充電する必要があります。そのため、停電になると充電できず、バッテリーが切れた状態では役に立ちません。

さらに、ポータブル電源は高価です。安いモデルでも約4万円で売られており、高いものになると200万円近くなるので、目的によってはかなりの初期費用が必要になるでしょう。

ポータブル電源を普段使いして元を取る!ブログで話題、電気代を節約するポイント!

ポータブル電源を普段使いして元を取るポイントを解説します。

以下の方法は、実際にブログなどでも「節電できた」と紹介されているので、参考にしてみてください。

  • ソーラー発電を使う
  • 電気代が安い深夜に充電する

ソーラー発電を使う

ポータブル電源を使って電気代を節約したいなら、ソーラー発電は欠かせません。

なぜなら、家庭用コンセントからポータブル電源に充電して、それを家電の電力として使っていては節電にならないからです。

反対に、ソーラー発電を併用すればタダで電気が作られるので、その電力を使うほど節約になります。

また、ポータブル電源は自然放電しにくい設計になっており、太陽光で作った電気を貯めておけるメリットがあります。

ちなみに、ポータブル電源のなかにはソーラーパネルとセット売りされている商品があるので、それを購入すれば互換性などを気にする必要がなくおすすめです。

後ほど紹介する「PowerArQ(パワーアーク)」「Enernova(エナノヴァ)」「Jackery(ジャクリ)」といったメーカーなら、ソーラーパネルの販売があります。

電気代が安い深夜に充電する

電気代は昼と深夜で料金が異なります。そのため、電気代の安い深夜帯にポータブル電源を充電し、電気代が高い昼間に使用すれば節約になります。

例えば、東京電力は以下のような料金設定です。

区分料金(税込)
昼間時間7時~23時42円80銭
夜間時間23時~翌7時31円84銭
単位:1kWh

このように、充電する時間も意識すれば節約に繋がります。

普段使いにおすすめのポータブル電源5選:防災にも活躍

普段使いにおすすめのポータブル電源を5つ紹介します。

  • PowerArQ(パワーアーク)
  • Enernova(エナノヴァ)
  • Jackery(ジャクリ)
  • Limited(リミテッド)
  • Pecron(ペクロン)

PowerArQ(パワーアーク)

出典:PowerArQ(パワーアーク)

PowerArQ(パワーアーク)」は「加島商事株式会社」が展開している発電機・ポータブル電源のメーカーです。

累計販売台数が15万台を超える人気のメーカーなうえ、機能性の高さはもちろんデザイン性の良さにも定評があります。

ポータブル電源の種類が豊富に展開されており、通常のUSB充電ができるものや、USBTypeCによる高速充電ができるもの等、さまざまです。

加えて、ソーラーパネルも販売しているので、ポータブル電源とセット購入すれば互換性を気にする必要がありません。

どの商品も保証期間2年・購入後60日間返品・交換保証が付いているため、購入後のサポートを重要視したい方におすすめです。

おすすめ商品PowerArQ 2 ポータブル電源
価格69,300円
規定容量500Wh
定格出力300W
出力ポート数AC:2口
DC/シガーソケット:1口
DC/5.5mm(5521):2口
LEDライト:1口
USB Type-A:4口
USB Type-C:1口
ワイヤレスチャージ:1口

PowerArQ(パワーアーク)の詳細はこちらから

Enernova(エナノヴァ)

出典:Enernova(エナノヴァ)

Enernova(エナノヴァ)」は、2021年に誕生したばかりのブランドでありながら、高品質かつ実用性抜群のポータブル電源を販売しているとあって、高い人気を誇っています。

最大の特徴は、コンパクトで持ち運びに便利なところ。定番商品の「ポータブル電源 ETA」は、重量4kgと非常に軽量です。

また、最大10台を同時充電できるのも魅力の一つです。一家に一台持っておけば、スマホ・パソコン・ドライヤーなど、幅広い用途で使えます。

価格も2万円台とお手頃なので、はじめてポータブル電源を買う方におすすめです。

おすすめ商品ポータブル電源 ETA
価格27,800円
規定容量288Wh
定格出力600W
出力ポート数AC出力ポート:2口
USB-A出力ポート:2口
Quick Charge 3.0出力ポート:1口
USB-C 出力ポート:1口
シガーソケット出力ポート :1口
ワイヤレス充電 :1口
XT60出力 :1口
LEDライト:1口

Enernova(エナノヴァ)の詳細はこちらから

Jackery(ジャクリ)

出典:Jackery(ジャクリ)

Jackery(ジャクリ)」は、累計販売台数が300万台を超えるアメリカ発祥のポータブル電源メーカーです。

ポータブル電源の代表的なメーカーともいえるJackery最大の特徴は、容量の大きさです。

おすすめ商品として挙げている「Jackery ポータブル電源 3000 Pro」は、3,000Whを超える大容量です。この規格容量があれば、家電はほとんど使えるでしょう。

電力消費の大きい家庭用100Vエアコンでも使えるので、普段使いだけでなく災害時にも役立ちます。緊急時に備えて1台持っておくと、重宝するはずです。

おすすめ商品Jackery ポータブル電源 3000 Pro
価格419,000円
規定容量3,024Wh
定格出力3,000W
出力ポート数AC:5口
DC:1口
USB Type-A:2口
USB Type-C:2口
シガーソケット:1口

Jackery(ジャクリ)の詳細はこちらから

LiTime(リタイム)

出典:LiTime(リタイム)

LiTime(リタイム)」は、ポータブル電源やソーラーパネル、バッテリーなどを製造・販売している、香港で誕生したブランドです。

全てのポータブル電源にリチウムイオン電池が搭載されており、1日当たり最小0.5kWhの電力需要で最大10日間の商用電力が確保できます。

また、同メーカーのソーラーパネルを使えば、互換性を気にせずに効率良く電力を貯められるうえに、節電効果も期待できます。

価格は2万円台とお手頃な商品が多いので、コスパの良いポータブル電源を探している方におすすめです。ちなみに、初回注文は4%オフで購入できます。

おすすめ商品LiTime 320Wh
価格26,999円
規定容量320Wh
定格出力400W
出力ポート数12V 10A DCポート:1口
18W USB-Aポート:1口
30W&60W USB-C ポート:1口
シガーポート(12V 10A):1口

LiTime(リタイム)の詳細はこちらから

Pecron(ペクロン)

出典:Pecron(ペクロン)

Pecron(ペクロン)」は、リン酸鉄リチウムイオン電池を採用し、業界最高水準というバッテリーの持ちを実現した人気のメーカーです。

また、一度充電しておけば自然放電しにくい設計、なおかつ耐久性にも優れているため、災害時の備えとしても使えます。

ちなみに、同メーカーはソーラーパネルも販売しており、セット購入によって20%以上の割引が適用されます。

ポータブル電源とソーラーパネルをセットで購入したいなら、Pecronがおすすめです。

おすすめ商品PECRON E1500LFPポータブル電源
価格129,000円
規定容量1,536Wh(7680Whまで容量の拡張可能)
定格出力2,200W
出力ポート数AC出力ポート:1口
USB-A出力ポート :4口
USB-C出力ポート:2口
XT60出力ポート(DC 12V/30A):1口
DC 5521 出力ポート(DC 12V/5A):2口
シガーソケット(DC 12V/10A):1口

Pecron(ペクロン)の詳細はこちらから

ポータブル電源は災害時に必要か?

ポータブル電源があれば、災害時に役立ちます。

災害時の主な使い道は以下の通りです。

  • 照明で部屋を明るくできる
  • スマホやラジオを充電できる
  • 食材を安全に保存できる
  • 冷暖房器具を使って温度管理ができる
  • 簡単な料理を作れる

電気があれば、スマホやラジオを使って情報収集できるのはもちろん、冷蔵庫の稼働も問題ありません。

また、冷暖房を確保したり、電子レンジを使って簡単な料理を作ったりできます。

日本は地震などの災害が多い国なので、一家に一台はポータブル電源を準備しておいたほうが良いでしょう。

まとめ

ポータブル電源を普段使いすれば、電気代を節約できるのはもちろん、コンセントのない庭やベランダといった場所でも家電が使えます。

また、地震などの災害が起きた際には、非常用電源として活用できるので、持っておいて損はありません。

ただし、ポータブル電源は種類が豊富なうえに価格も大きな差があります。目的や用途を明確化して、自分にあったポータブル電源を選ぶようにしてください。

その際は、今回紹介した5つのメーカーから選ぶと、高品質なポータブル電源が手に入るのでおすすめです。

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