経理アウトソーシングでよくある失敗は?業者の選び方や中小企業・個人OKのおすすめ会社も

経理アウトソーシングでよくある失敗は?業者の選び方や中小企業・個人OKのおすすめ会社も

経理アウトソーシングを検討している方の中には、

「経理アウトソーシングでは、どんな失敗に気を付けるべき?」

「経理アウトソーシングを依頼する業者の選び方を知りたい」

このように思っている方もいるのではないでしょうか。

そこで、今回は経理アウトソーソシングで起こりがちな失敗や注意するポイント、料金相場や業者選びの方法を解説します。

大手・中小企業・個人など、会社規模にかかわらずおすすめな業者も紹介するので、ぜひご一読ください。

経理アウトソーシングで起こりがちな失敗とは?

経理アウトソーシングとは、経理に関する業務を別の業者に委託することです。経理アウトソーシングを行うことで、その他の業務を効率化することや業務負担を軽減できます。

しかし、経理アウトソーシングを適切に運用できなかった場合は、不利益を被る可能性もあるでしょう。

実際に経理アウトソーシングでは、以下のような失敗が起こりがちなので注意しなければなりません。

  • 想定よりコストがかかってしまった
  • 連携がうまくいかなかった
  • 経営状況の悪化に気づけなかった

想定よりコストがかかってしまった

業務コストを削減するために経理アウトソーシングに委託したつもりが、逆にコストが増えてしまうケースがあります。

委託する業者や業務内容、仕事量などによっては、想定していた予算よりもコストがかかってしまう場合もあるので、注意しなければなりません。

経理アウトソーシングを導入する際には、プランや料金をよく確認しておくようにしましょう。

連携がうまくいかなかった

経理アウトソーシングを導入したとしても、連携に失敗してしまう例もあるので注意しなければなりません。

会社では税理士や社労士など、さまざまな分野の専門職が連携を取りながら業務を行っています。

経理アウトソーシングに委託することで担当者同士の連携がうまくいかず、業務が滞ってしまうケースもあるでしょう。

他業者間でも、連携を取りやすい体制を整えておくことが大切です。

経営状況の悪化に気付けなかった

経営アウトソーシングに委託することによって、経営状況の悪化に気付けなかった失敗例もあります。

アウトソーシング先に会計業務を一任させて、自社で確認を怠ってしまうと知らない間に経営状況が変化している可能性があるでしょう。

経営状況が変化したときに対応が遅れてしまうことで、損失につながる恐れもあるので注意が必要です。

主体となる会社は、経理業務を委託している場合でも、常に会社の経営状況を把握しておかなければなりません。

経理アウトソーシングで失敗を防ぐポイント

経理アウトソーシングで失敗を防ぐためには、以下のポイントに注意しながら委託することが大切です。

  • 委託するための目的をはっきりさせておく
  • 業務の引き継ぎを綿密に行う
  • 経理アウトソーシング会社とのこまめな情報共有を行う

委託するための目的をはっきりさせておく

経理アウトソーシングを有効活用するためには、委託するための目的をはっきりさせておきましょう。業務の負担軽減やコストカットなど、利用目的に応じて委託することで課題を改善しやすくなります。

経理アウトソーシングに委託する際にもコストがかかるため、未導入のときよりコスト面でどれほどのメリットがあるのか確認しておくことも大切です。

業務の引き継ぎを綿密に行う

経理アウトソーシングに業務を引き継ぐ際には、業務がスムーズに行えるようフローやマニュアルを作成するなどの配慮が必要です。

業務内容が正確に伝わっていなければ、期待した働きをしてもらえない可能性があります。また短期間で引き継ぎを終えてしまうと、ミスやトラブルが起こる原因になるでしょう。

経理アウトソーシングに委託する際は、最低でも3ヶ月以上の時間をかけて丁寧に引き継ぎを行うのがおすすめです。

経理アウトソーシング会社とのこまめな情報共有を行う

経理アウトソーシングに失敗しないためには、委託業者とこまめな情報共有を行うことを心掛けてください。

経営状況を随時把握するように努めることで、問題が起こった際に迅速な対応が可能になります。また不明点などをすぐに解決できるため、業務効率の向上にもつながるでしょう。

定期的な業務報告の機会を設けることや、オンライン上でのデータの共有、リモートでもコミュニケーションが取れるようにしておくなど、情報を共有しやすい環境を整えておくことが大切です。

経理アウトソーシングで失敗しない!業者選びの方法

経理アウトソーシングで失敗しないためには、業者選びを慎重に行うことが重要です。信頼できる業者を探す際には、以下の3点を確認しておきましょう。

  • 実績の豊富さ
  • 有資格者の在籍状況
  • 情報の管理体制

実績の豊富さ

経理アウトソーシングでの失敗を防ぐためには、実績の豊富さを重視して選ぶことが大切です。業者の実績が豊富なほど、幅広い業務に対応できるでしょう。

説明の意図が伝わりやすいだけでなく、業務フローの改善点などをアドバイスしてもらえる可能性もあります。

トラブルが起こった際にも的確な対処が期待できるため、大事になる前に問題解決が可能です。

有資格者の在籍状況

経理業務には、帳簿の管理や税金の計算なども含まれるため、公認会計士や税理士などの有資格者が在籍する業者を選ぶとよいでしょう。

専門分野を得意とする人員がいることで、業務がスムーズに進みやすくなる他、正確な計算結果を出してくれるため安心です。

検討中のアウトソーシング業者がある場合は、資格を持った人が在籍しているか公式サイトなどで確認してみてください。

もし、有資格者の情報がサイト上で公表されていない場合は、問い合わせフォームで質問してみるとよいでしょう。

情報の管理体制

経理アウトソーシングを行う場合には、委託先の情報管理体制を確認しておくことも重要です。

委託する業務内容によっては、従業員の給料などプライバシーに関わる内容も取り扱います。

外部に情報が漏れないようにするためには、管理体制が厳重な業者を選ばなくてはなりません。

公式サイト上にはプライバシーポリシーが記載されているため、情報の取り扱い方について確認しておくとよいでしょう。

経理アウトソーシングの料金相場

経理アウトソーシングで失敗しないためには、費用の相場を把握しておくことも重要です。

委託する業者や業務内容によって費用は異なりますが、おおよその料金相場は以下を参考にしてください。

帳簿仕分け小規模事業者:月額1万〜3万円
大手企業:月額10万〜数十万
給与計算従業員1人あたり1,000~2,000円
決算書作成・法人税申告5~20万円

給与計算では、年末調整を含めるとさらに追加費用が必要です。また、決算書作成・法人税申告を会計士や税理士に依頼する場合、15〜20万円ほど必要になるでしょう。

大手・中小企業・個人OKおすすめ経理アウトソーシング会社3選

これから経理アウトソーシングの導入を検討している方に向けて、会社規模に関わらずおすすめできる3社を紹介します。

  • フジ子さん
  • CASTER BIZ
  • i-Staff Accounting

こちらの3社は、オンラインアシスタントとして経理を含むさまざまな業務に対応しています。

どの業者もアシスタントのレベルが高く、実績も豊富なため期待通りに業務をこなしてくれるでしょう。

フジ子さん

出典:フジ子さん

「フジ子さん」は経理だけでなく、人事や秘書業務、WEBサイトの運用など幅広く行ってくれるオンラインアシスタント業者です。

導入までの手続きを全てオンライン上で完結できる他、1週間無料のトライアル期間が設けられているため気軽に申し込めます。

業務委託契約の際にはNDA(秘密保持契約)の締結もできるため、安心して経理業務を任せられるでしょう。

業務内容や時間を細かく設定できることから料金を抑えやすく、アウトソーシングの利用が初めての方にもおすすめです。

トライアルPLAN20PLAN30PLAN50
契約期間1週間1ヶ月1ヶ月1ヶ月
実働時間2時間20時間/月30時間/月50時間/月
月額料金無料51,700円75,900円108,900円

フジ子さんの詳細はこちらから

CASTER BIZ

出典:CASTER BIZ

「CASTER BIZ」は、採用倍率1/100の優秀なアシスタントのみで構成された実力派揃いのサービスです。

補助業務だけでなくコア業務にも特化しているため、重要な作業を任せたいときにも頼りになるでしょう。

料金プランは月30時間で表記されていますが、業務量に合わせて柔軟に対応してもらえるため必要な時間だけ利用できます。

契約期間が長いほど料金が割安になるため、継続的に経理アウトソーシングを利用したいと考えている場合は12ヶ月プランがおすすめです。

プランBASIC6ヶ月プランLONG12ヶ月プランCUSTOM
料金145,200円/月30時間132,000円/月30時間要望に沿ってプラン作成

CASTER BIZの詳細はこちらから

i-Staff Accounting

出典:i-Staff Accounting

「i-Staff Accounting」は、経理業務に特化したオンラインアシスタントサービスです。給与計算や入出金管理、ネットバンキングでの振込や記帳サポートなど、経理に関するあらゆる業務を任せられます。

在籍スタッフは日商簿記検定2級以上の保持と3年以上の実務経験、PC操作テストの合格が必須条件となっているため、優秀な人材ばかりです。

丁寧で迅速に委託業務をこなしてくれるため、業者選びに失敗したくない方でも安心して依頼できるでしょう。

月々の業務時間が余ってしまった際には、秘書業務・総務業務・WEB運用などのパソコン業務も任せられます。

クオリティの高い業務を求める方や、生産性を上げたい方はi-Staff Accountingでの依頼を検討してみるとよいでしょう。

プラン料金
ライトプラン(3ヶ月)125,400円/月30時間
ベーシックプラン(6ヶ月)102,300円/月30時間
プレミアムプラン(12ヶ月)89,100円/月30時間
カスタマイズプラン要望に沿ってプラン作成

i-Staff Accounting

まとめ

経理アウトソーシングを導入する際には、失敗につながる事例を踏まえた上で検討することが大切です。

導入に成功すれば、業務効率の向上やコストカットにもつながるため、会社にとってのメリットが大きくなるでしょう。

業者の選び方を参考にしながら、プランや料金などをよく比較して検討してみてください。

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