最近、オリーブオイルは健康食品として注目を浴びています。
普段の食生活に取り入れることで、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病に効果があると言われています。
特に、酸度0.8%以下の「エキストラバージンオリーブオイル」は、抗酸化作用のあるポリフェノールを多く含んでいます。
ところが、市場に流通している「エキストラバージンオリーブオイル」の約8割は本物ではない、すなわち上記の「酸度0.8%」の基準を満たしていないという噂もあります。
そのため、購入する際にはしっかり本物かどうか見極めることが大切です。
そこで今回は、買ってはいけないオリーブオイルとその特徴をご紹介します。
さらに、本物のエキストラバージンオリーブオイルの中で特にオススメの商品もご紹介します。
買ってはいけないオリーブオイル
ここでは、買ってはいけないオリーブオイルをご紹介します。
これらは用途によっては十分使える商品ですが、購入する際には注意が必要です。
それぞれの商品の注意したほうが良いポイントも記載したのでご覧ください。
業務スーパー オーガニックエキストラバージンオリーブオイル
業務スーパーで売られているエキストラバージンオリーブオイルは、500mlで300円台とかなり高コスパな商品です。
スペイン産のオリーブをコールドプレスで搾った油を使用しています。
この商品は、エキストラバージンオリーブオイルにしてはあまりにも安すぎるのでは?という声が上がっています。
認証マークなどもついていないので、本物だと言い切ることはできません。
味としては、オリーブのクセがなくすっきりとしているようです。
そのため、エクストラバージンの風味を味わいたい方には物足りない商品かもしれません。
しかし、風味が薄れやすい加熱調理の時の油として利用するにはたっぷり使えて良いと思います。
商品価格:312円(参考価格)
オーガニックエキストラバージンオリーブオイル(業務スーパー)の詳細はこちら
BERIO エクストラバージンオリーブオイル
BERIOのエクストラバージンオリーブオイルは、イタリア産のオリーブを使用しています。
400mLで600〜800円台と、かなりお手頃な商品です。
BERIOは19世紀半ばからオリーブオイルを製造している歴史のあるブランドです。
ただ、こちらも認証マークがなく本物か見極める術がありません。
また、パッケージが透明プラスチックなため、すぐに酸化してしまう可能性があります。
そのため、そこまで使用頻度が高くない方にはお勧めできない商品です。
商品価格:655円(Amazon)
買ってはいけないオリーブオイルの特徴。偽物一覧
ここでは、買ってはいけないオリーブオイルの特徴をご説明します。
「どうやって本物のエクストラバージンオリーブオイルを見分ければいいの?」
「オリーブオイルはどんな容器のものでもいいの?」
という疑問を持っている方に役立つ購入するときのポイントを3つご紹介します。
価格が安すぎる
国際オリーブ協会(IOC)の基準では、「エクストラバージンオリーブオイル」は酸度0.8%以下のものが該当します。
それに対して、日本では基本的にこの基準を採用しておらず、酸度2%以下の「オリーブ油」とそれ以上の「精製オリーブ油」にしか分かれていません。
そのため、「オリーブ油」であればどの製品も「エクストラバージンオリーブオイル」と名乗ることができてしまいます。
さらに、本物のエクストラバージンオリーブオイルは酸度の検査以外にもフルーティーさなど風味の細かい検査もクリアしなければなりません。
そのため、採れたての厳選された高品質なオリーブでないと基準をクリアするのは厳しいです。
そのため、エクストラバージンオリーブオイルは価格が他のオリーブオイルに比べて値段が高くなっています。
これを踏まえると、日本のスーパーなどで売られている安価なオリーブオイルは本物のエクストラバージンにしては安すぎるものが多いです。
価格で判断できるわけではありませんが、本物を手に入れたいという方は、500mLあたり1000~2000円はするものを選んだほうが安心です。
認証マークがない
先ほどお話ししたIOC(International Olive Council)の基準をクリアした商品は、認証マークがラベルについていることが多いです。
ラベルには様々な種類があり、IOCに加盟している各国の団体がエクストラバージンオリーブオイルの認証マークを定めています。
また、日本でも(一社)日本オリーブ協会がIOCに加盟しており、基準をクリアした製品に対して独自の認証マークを発行しています。
このような認証マークのある商品は、正真正銘のエクストラバージンオリーブオイルです。
しかし、認証マークのない商品に関しては、本物と言い切ることができません。
日本のスーパーで売っている商品の多くはマークがないので、気をつけましょう。
遮光ボトルに入っていない
オリーブオイルは、元々光によってダメージを受けやすい商品です。
そのため、多くの正規品のエクストラバージンオリーブオイルなどは黒や緑の遮光性能があるガラス瓶などに入っているものが多いです。
一方で、価格をなるべく抑えるためにあえて透明プラスチック容器で販売されているものも最近は少なくありません。
プラスチックの商品は光の透過率が高いうえに、空気も通りやすく酸化が進みやすいです。
その分、他の容器に比べてオリーブオイルの品質が落ちやすくなっています。
使用頻度が高く、1ヶ月ほどで使い切ってしまう方なら問題ありません。
しかし、使い切るのに数ヶ月かかるという方は遮光性が高いビンなどの容器に入っているものを選びましょう。
おすすめの本物オリーブオイル
ここではおすすめのエクストラバージンオリーブオイルをご紹介します。
ここでご紹介しているのは、酸度0.8以下の厳しい基準を確実に満たしている「本物のエクストラバージンオリーブオイル」です。
今回は普段使いにおすすめな安い商品から、プレゼントに最適な高級感のあるものまで3つ厳選してご紹介します。
日清オイリオ ボスコプレミアムエクストラバージン
ボスコプレミアムエクストラバージンは、IOC(国際オリーブ協会)よりも厳しいイタリア品評協会で認定された正真正銘のオリーブオイルです。
オリーブ全体の2~3割と言われる早摘みのオリーブオイルを使用しており、ポリフェノールが豊富に含まれています。
味わいも本格そのもので、BOSCOの中でも青々としたフルーティーな味わいを楽しむことができます。
パスタやサラダなどに直接かけて使用するのに向いています。
お値段も456gで1200円ほどで、お買い求めやすい価格です。
エクストラバージンオリーブオイルを日常的に使用したい方におすすめです。
商品価格:1254円(Amazon)
日清オイリオ ボスコプレミアムエクストラバージンの詳細や購入はこちら
オレオエステパ オーガニックエキストラバージンオリーブオイル エコロヒコ
オレオエステパのオーガニックエクストラバージンオイル「エコロヒコ」は、オリーブジャパンコンテストで2年連続金賞を受賞した商品です。
スペインアンダルシア州のオーガニックのオリーブを使用し、爽やかでフルーティな味わいが特徴です。
エコロヒコはオリーブが青色から熟するまでのちょうど中間の時期に収穫されたオリーブを使用しています。
風味は「爽やかでグリーンな香りが心地よく、フルーティーな味わいにグリーンアーモンド、アーティチョーク、その奥に胡麻のようなスパイシーな味わいを感じる」と表記されています。
注ぎ口が工夫されていて、どっぷりと出過ぎないのも嬉しいポイントです。
容量は250mLと少なめなので、美味しさが落ちる前に使い切ることができます。
初めてのエクストラバージンオリーブオイルとして、使用してみてはいかがでしょうか。
商品価格:1280円(Amazon)
オレオエステパ オーガニックエキストラバージンオリーブオイル エコロヒコの詳細や購入はこちら
エキストラバージン オリーブオイル ICONO by MORE Chile
ICONOは「酸度0.2%以下」を実現し、徹底的にフレッシュさにこだわった製品です。
チリで収穫したオリーブの中から身の詰まったものを厳選し、収穫後4時間以内に搾油しています。
もちろん、国際オリーブ協会にも認められた正真正銘のエキストラバージンオリーブオイルです。
さらに株式会社CUISINE KINGDOMが主催する「料理王国100選」にも選ばれています。
果実のようなフレッシュな香りと同時に、絶妙なスパイシーさとまろやかなオリーブの味を楽しむことができる商品です。
高級感のあるマットな容器も特徴で、ギフトにも最適です。
料理好きの友人にぜひ送りたい商品ですね。
商品価格:2980円(Amazon)
エキストラバージン オリーブオイル ICONO(アイコノ) 500ml by MORE Chileの詳細や購入はこちら
まとめ
今回は買ってはいけないオリーブオイルをご紹介しました。
本物のエクストラバージンオリーブオイルは、栄養素も風味も格別です。
健康な食習慣を目指す方は、ぜひ本物のエクストラバージンオリーブオイルを使用してみてはいかがでしょうか?
購入する際には容器、認証マークの有無などに十分気をつけてください。
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