「他社利用中でもOKなファクタリング業者はどこ?」
「少額でも他社でファクタリングを利用するとバレる?」
他社でのファクタリング中にほかの業者を利用したい場合、このような不安を覚える方も多いのではないでしょうか。
他社利用が業者側にバレるとしたら、審査で不利になりそうで心配ですよね。
そこで今回は、他社利用が業者側にバレる可能性や審査に落ちたときの対処法、業者選びの注意点を解説します。
他社利用中でも乗り換えられるおすすめ業者も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
他社利用中OKなファクタリングを知りたい!少額でも他社を利用するとバレる?

すでに利用中の業者がある場合に新たな業者でファクタリング契約を結んだとしても、元々利用していた業者側にバレる心配はありません。
そもそも、ファクタリング業者の間では情報を共有していないので、申し込んだ際に他社の利用状況を知る術がないのです。
他社利用を新たなファクタリング業者に知られたくない方でも、安心して利用できます。
他社利用中OKなファクタリングに落ちたときの対処法

他社利用OKなファクタリングで審査落ちしてしまったときは、以下の対処を行ってから再度申し込んでみてください。
- 支払い期日が近い売掛金を選ぶ
- 法人の売掛金を利用する
- 取引実績が多い会社の売掛金を選ぶ
ファクタリング業者にとってリスクとなる要因を極力減らしておけば、審査に通過できる可能性を高められます。
支払い期日が近い売掛金を利用する
ファクタリングの審査に落ちた場合は、支払い期日が近い売掛金を利用して再度申し込んでみてください。
ファクタリング業者は、回収確率が高い売掛金を優先的に買い取っているので、支払い期日が遠い売掛金は審査で不利になる傾向にあります。
売掛金の支払い期日が遠ければ、回収期日が来る前に取引先の業績悪化や不意の災害等により、支払いが滞る可能性があります。
支払い期日が近い売掛金を利用すれば、ファクタリング業者に安心感を与えられ、審査で不利になる要素を一つ取り除けるでしょう。
法人の売掛金を利用する
法人との取引がある場合は、法人の売掛金をファクタリングに利用するようにしてください。前述の通り、ファクタリング業者は回収確率の高い売掛金を信頼します。
個人事業主は事業規模が小さく、収益が不安定になりやすい傾向にあるため、ファクタリングに利用すると信頼を得にくいでしょう。
その点、法人は事業規模が大きく得られる収益も大きいので、ファクタリング業者からの信頼を得やすくなります。
取引実績が多い会社の売掛金を利用する
新たなファクタリング業者で審査を受ける際には、取引実績が多い会社の売掛金を利用するようにしてください。
利用者と取引実績が少ない会社の売掛金は、取引の安定性が不安視されやすくなります。
取引実績が十分にある業者の売掛金であれば、売掛金の回収期日まで継続した取引が見込まれるので、安心して買取に応じてもらえるでしょう。
取引実績が長いほど信頼性が高い売掛金とみなされるため、ファクタリングに利用する売掛金を選ぶ際にはよく確認するようにしてください。
他社利用中OKなファクタリング!乗り換えにおすすめな業者4選

ファクタリングの乗り換えを検討している方には、他社利用中OKな以下の業者がおすすめです。
- QuQuMo
- 日本中小企業金融サポート機構
- ビートレーディング
- アクセルファクター
こちらの業者は資金調達までの時間が短く、手数料も良心的なので、乗り換える業者がまだ決まっていない方は詳細を確認してみてください。
QuQuMo

出典:QuQuMo
「QuQuMo」は、手数料の低さが魅力のファクタリング業者です。2社間ファクタリングの最低手数料は5%ほどで設定されている業者が多いなか、QuQuMoは最大1.0%まで引き下げ可能。
売掛金の額面に近い資金を調達できますから、コストを抑えてファクタリングを利用したい方におすすめです。無料で登録でき、請求書と通帳を用意するだけで申し込める点もポイント。
買取可能額が設定されていないので、小口から大口まで幅広い資金調達に活用できます。
| 資金化までの所要時間 | 最短2時間 |
| ファクタリング形式 | 2社間ファクタリング |
| 手数料 | 1.0%〜14.8% |
| 利用限度額 | 買取上限なし |
| 利用対象者 | 法人・個人事業主 |
日本中小企業金融サポート機構

出典:日本中小企業金融サポート機構
「日本中小企業金融サポート機構」は利用限度額に制限がないので、少額から高額まで幅広い金額でのファクタリングが可能です。
月によって売掛金が増減しやすい事業者の方は、特に利用しやすいでしょう。
また、個人事業主でも契約できるほか、手数料が一般的な水準(3%)より低めに設定されているので、受け取れる金額を増やしたい方にもおすすめ。
オンラインやメールだけでなく、LINEでも必要書類の提出が可能ですから、申し込みにも手間がかかりません。
| 資金化までの所要時間 | 最短3時間 |
| ファクタリング形式 | 2社間ファクタリング 3社間ファクタリング |
| 手数料 | 1.5%〜 |
| 利用限度額 | 制限なし |
| 利用対象者 | 法人・個人事業主 |
ビートレーディング

出典:ビートレーディング
「ビートレーディング」は請求書よりも早い段階で発行される、注文書でのファクタリングにも対応してくれます。
ファクタリング業者の多くは請求書での対応となるため、同社ならではの強みといえるでしょう。資金化までは最短2時間なので、その日のうちに資金調達を希望する方におすすめです。
また、売掛先が個人事業主であってもファクタリングできるケースもあるため、個人事業主の売掛金を利用したい方は相談してみてください。
| 資金化までの所要時間 | 最短2時間 |
| ファクタリング形式 | 2社間ファクタリング 3社間ファクタリング |
| 手数料 | 2社間ファクタリング:4%~12% 3社間ファクタリング:2%~9% |
| 利用限度額 | 3万円~7億円 |
| 利用対象者 | 法人・個人事業主 |
アクセルファクター

出典:アクセルファクター
高額なファクタリングを検討している方は「アクセルファクター」を利用してみてください。
同社は2社間・3社間のファクタリング形式にかかわらず、利用金額に応じた手数料設定となっているのが特徴です。
手数料は101万円以上で5%、501万円以上で2%なので、一般的に手数料が高めな2社間ファクタリングでもお得に利用できるでしょう。
ファクタリングが初めての方でも、専任の担当者がしっかりサポートしてくれるため、不明点や疑問点が見つかった際にも安心です。
| 資金化までの所要時間 | 最短3時間 |
| ファクタリング形式 | 2社間ファクタリング 3社間ファクタリング |
| 手数料 | 30~100万円:10%~ 101~500万円:5%~ 501~1,000万円:2% 1,001万円以上:要相談 |
| 利用限度額 | 〜1億円 |
| 利用対象者 | 法人・個人事業主 |
他社利用中OKなファクタリングを選ぶ際の注意点

他社利用中OKなファクタリング業者を選ぶ際には、以下の点に注意してください。
- 業者の信頼性を確認する
- 二重譲渡に気を付ける
- 買取下限と上限が適切な業者を選ぶ
注意点を把握していれば、業者選びに失敗する可能性が低くなり、安心してファクタリングを利用できるでしょう。
業者の信頼性を確認する
他社利用中OKなファクタリング業者を選ぶ際には、業者の信頼性を確認しておきましょう。
信頼性の高い業者を選ばなければ、トラブルに巻き込まれるリスクがありますし、納得できる金額で売掛金を買い取ってもらえない可能性もあります。
ファクタリング業者のなかには、悪質業者が紛れ込んでいる恐れもあるので、注意しなければなりません。
悪質業者は買取手数料が高額なだけでなく、売掛金が回収不能なときに利用者に弁済させようとしてきます。
悪質業者に引っかからないためには、業者の口コミや利用者の評判をチェックして決めるようにしてください。
信頼性の高い業者は公式サイトを運営しており、サイト上に「お客様の声」として利用者の評価を掲載しています。
さらに、SNSや口コミサイトで客観的な声を確認すれば、より信憑性の高い情報が得られるでしょう。
二重譲渡に気を付ける
ファクタリングを複数社で行う場合は、二重譲渡にならないように十分注意してください。
二重譲渡とは、すでにほかの業者に買い取ってもらった売掛金を、また違う業者に買い取ってもらう行為です。
ファクタリングでは売掛金を取引材料としており、売掛金の支払い期日にならなければ実際に業者側にお金が入らない仕組みになっています。
そのため、同じ売掛金を同時にファクタリングに利用したとしても、買取の時点では気づかれません。
しかし、売掛金の支払い期日に取引先からファクタリング業者に入金がなければ、二重譲渡の事実は確実に判明します。
もし故意に二重譲渡を行った場合は、詐欺罪として刑事責任を問われたり、損害賠償を請求されたりする可能性もあるため、注意が必要です。
また、誤って二重譲渡してしまった場合でも業者からの信頼性がなくなるので、二度と買取には応じてもらえなくなるでしょう。
ファクタリングを他社で同時に行う場合は、利用する売掛金が被らないよう確認してから契約を結ぶようにしてください。
買取下限と上限が適切な業者を選ぶ
新たにファクタリング業者を選ぶ際には、買取額の下限と上限が売掛金に見合った業者を選びましょう。
売掛金が買取金額の範囲外だった場合、必要な資金をファクタリングで補えない可能性があります。
ファクタリング業者はそれぞれ買取上限額と下限額を設定しており、限度額を超えている売掛金は買い取ってくれません。
利用したい売掛金の範囲がどれくらいなのかを把握したうえで、限度額に余裕のある業者を選ぶ必要があるでしょう。
ファクタリング他社利用中のQ&A
Q1. ファクタリングは他社利用中もできますか?
A: 基本的には可能ですが、注意が必要です。同一の売掛債権を複数のファクタリング会社に譲渡する「二重譲渡」は法的に問題となります。異なる売掛債権であれば、複数のファクタリング会社を同時に利用することは可能です。ただし、各社の契約条件や審査基準によって制限がある場合があります。
Q2. ファクタリング利用中に他社に乗り換えることは可能?
A: はい、可能です。現在利用中のファクタリング会社との契約内容を確認し、解約手続きを適切に行えば他社への乗り換えができます。ただし、以下の点に注意が必要です:
- 契約期間や解約条件の確認
- 既存の債権処理の完了
- 乗り換え先での審査通過
- 手数料や条件面での比較検討
Q3. ファクタリングの二重譲渡はバレない?
A: 二重譲渡は必ずバレるリスクがあります。以下の理由から発覚する可能性が高いです:
- ファクタリング会社同士の情報共有
- 売掛先企業からの確認連絡
- 債権管理システムでの重複チェック
- 法的手続きの過程での発覚
二重譲渡は詐欺行為にあたる可能性があり、刑事罰の対象となる場合もあるため、絶対に行ってはいけません。
Q4. ファクタリング会社の繋がりは?
A: ファクタリング会社間には以下のような繋がりがあります:
- 業界団体への加盟: 日本ファクタリング業協会などの業界団体を通じた情報共有
- 信用情報の共有: 利用者の信用情報や取引履歴の共有システム
- 業界内ネットワーク: 営業担当者同士の人的ネットワーク
- 金融機関との連携: 銀行系ファクタリング会社と他社との情報連携
- 債権管理会社との提携: 債権回収業務における協力関係
これらの繋がりにより、不正行為や問題のある利用者の情報は業界内で共有される可能性が高いです。
まとめ
他社利用中でも、ほかの業者でファクタリングを利用するのは可能です。また、他社利用中でも新たなファクタリング業者に知られる心配はないので、安心して利用してください。
ただし、他社利用中OKなファクタリング業者に申し込む際でも、業者の定める買取額の範囲を確認し、二重譲渡にならないよう十分な注意が必要です。
乗り換えを検討している方は、ぜひ本記事でおすすめした4社を利用候補に加えてみてください。
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