ベランダに人工芝を敷いて、快適空間を作りたい。このように考える方は多いでしょう。しかし、
「人工芝にするとゴキブリなどの虫が湧かないか心配」
「絶対にゴキブリと遭遇したくない!人工芝にするか迷う…」
このように迷っている方もいるのでは?
ベランダを人工芝にするとゴキブリなどの虫がわきにくいと言われています。しかし、条件によっては、人工芝でもゴキブリが発生してしまいます。虫が湧かないようにするには、正しく設置してお手入れすることが重要です。
そこでこの記事では、人工芝にするとゴキブリが出ない理由と正しい対策を解説します。ベランダで絶対にゴキブリと遭遇したくない方は必見です。
ベランダを人工芝にするとゴキブリがでない理由とは?
ベランダを人工芝にするとゴキブリが出ない理由は下記の2つです。
- ゴキブリの餌となるものがない
- 風通しが良くて湿気が少ない
ゴキブリの餌となるものがない
人工芝はその名の通り、人口の芝です。材質はプラスチックやゴム系でできていますので、ゴキブリなど害虫の餌となるものがありません。
餌がなければ生きていけませんので、ゴキブリが寄り付くことはないでしょう。
風通しが良くて湿気が少ない
ゴキブリなどの害虫は、風通しが悪く湿気の多い場所を好みます。物陰や陽射しがあたらない状況であれば、水なしでも数日間は生きられる生命力の高いゴキブリ。
しかし、人工芝は風通しがよく湿気が少ないため、ゴキブリには居心地が悪いのです。最近は、抗菌タイプの人工芝も販売されていますので、これらを活用するとさらに虫が湧きにくくなります。
ベランダを人工芝するデメリット!後悔した?ゴキブリが出る原因は?
次にベランダを人工芝にしてゴキブリが出た!という場合に考えられる原因を紹介します。
- ガーデニングや観葉植物が原因
- 水はけが悪い
- お手入れしていない
人工芝でゴキブリが出るのは、ゴキブリの餌となるものがあり、快適な空間が作られてしまったことです。
例えば、ガーデニングや観葉植物がある場合、定期的に水が得られますしプランターの底は高温多湿で、卵が育ちやすい環境です。
また、水はけの悪さやお手入れ不足もゴキブリが好む場所になります。
この状態では、外からたまたま入ってきたたった1匹でも卵を持っていたら、あっという間に繁殖してしまうでしょう。
ベランダの人工芝でゴキブリが出た時の対処法
ベランダの人工芝で万が一ゴキブリを見かけてしまった場合の対処法を紹介します。
まずは原因調査!
まずは、何が原因でゴキブリが出てしまったのかを調査します。たまたまの1匹なのか、もしくは何匹も見かけるのかで状況は異なりますが、チャバネゴキブリが何匹も見つかる場合はほぼ繁殖していると考えましょう。
ゴキブリが人工芝で繁殖するのは「観葉植物・ガーデニング」「水はけが悪い」の2つですから、この辺りを徹底的に調査してください。
徹底的に駆除
次は徹底的に駆除すること。ゴキブリは繁殖力が強いため、1匹でも残したら増えてしまいます。
数が多い場合は、人工芝の裏に卵を生んでいる可能性がありますので、労力はかかりますがすべての人工芝を剥がしましょう。業者に依頼する手もあります。
原因が見つからない場合は…
原因が見つからない場合は、他の部屋が原因かもしれません。
マンションのベランダは、間仕切りがあれど排水溝では、上下左右が繋がっていますのでどこかでゴキブリが発生していたら影響を受けてしまいます。
この場合は、排水溝やお隣との境目にブラックキャップを置くと効果ありです。
人工芝は剥がしたほうがいい
ゴキブリが繁殖してしまったら駆除のために人工芝を剝がす必要があります。そのままにしておくと、卵が残ってしまう恐れもあるでしょう。
もったいないですが、人工芝は早急に処分しましょう。
ベランダの人工芝にゴキブリが寄せ付けない防止策とは?
人工芝にゴキブリや虫が湧いてしまったら、駆除のため剝がさなくてはなりません。せっかくお金と労力をかけたのに台無しになってしまいますよね。
そこで、そもそもゴキブリが住み着かないように対策をしておくことで、繁殖を防げます。
これから人工芝を敷く予定の方は、ぜひ参考にしてください。
水はけと通気性のいい人工芝を選ぶ
人工芝を選ぶ際には、水はけと通気性のいいタイプを選びましょう。ジメジメした環境を作らないためにも重要なポイントです。
また、水はけが良くなる人工芝用のジョイントマットを利用するのもおすすめです。1枚300円ほどしますが、そのまま敷くより水はけと通気性が良くなります。
鉢植えやプランターを置かない
鉢植えやプランターの下は虫が好む環境です。ゴキブリ対策を徹底したいなら鉢植えなどは置かないようにしましょう。
もしどうしてもガーデニングを楽しみたい方は、ゴキブリが苦手なニホンハッカやクローブ、ペパーミント、ゼラニウムなどがおすすめ。鉢の数は少なめにして、頻繁に鉢植えの下を掃除するようにしてください。
防虫グッズを利用する
万が一何らかの要因でゴキブリがベランダに来ても、駆除できるような体制を整えておきましょう。
先ほど紹介したブラックキャップは、かなり効果的です。また、創業60年の老舗害虫駆除業者が製造した、プロ業者仕様のゴキブリ駆除剤もおすすめ。
ゴキブリがいなくなるスプレーなども定期的に使用しましょう。
定期的にお掃除する
人工芝は虫が湧かないように、定期的にお掃除しましょう。
マキタ(Makita) AC100V ブロワ集じん機などを使用して、人工芝の隙間のゴミを吸い取るのも効果的。お菓子や食べ物のカスを逃さず掃除できます。
ガーデニングの鉢は必ず動かして、同じ場所にずっと置きっぱなし…というような状態にしないよう注意してください。
ゴキブリでない!お手入れしやすいベランダ人工芝おすすめ
最後に、お手入れしやすい人工芝を紹介します。
JARDIN(ジャルダン) 人工芝 ロール U字ピン付 :22,800円
リアル感のあるロールタイプの人工芝です。生い茂る天然芝を踏んでいるような踏み心地を再現していて、靴で踏むのを躊躇してしまう仕上がり。
カッターで簡単に切れますので施工も簡単です。耐久性もあり、高品質。殺風景なベランダを簡単にDIYできます。
【JARDIN(ジャルダン) 人工芝 ロール U字ピン付 はこちら】
山善 リアル人工芝 ロール:11,365円
水抜き穴付きで水はけ抜群な人工芝。簡単に広げて使い勝手の良いロールタイプです。カーペットのようにさっと敷くだけで施工作業が可能。女性1人でも作業できます。
お子様、ペットにも安心の低ホルムアルデヒドを実現。敷きたい場所に合わせてカッターやハサミでカットできます。
購入者の口コミ評価も高い商品です。
SunRuck サンルック 人工芝 ジョイント式 パネル:7,580円
剥がすのが簡単なジョイントタイプの人工芝。カールの2種類の形状の葉をグリーン、カーキ、ベージュの3色でランダムにミックスすることで、枯草の混じった天然芝独特のムラ感を再現しています。
パズルのようにはめていくので施工もお手入れも簡単。パネル側面に空いた穴を通して水が流れるため、雨が降っても水はけがよくおすすめです。
【SunRuck サンルック 人工芝 ジョイント式 パネルはこちら】
ベランダ人工芝デメリットのQ&A
人工芝のデメリットはゴキブリですか?
A. 人工芝のデメリットとしてゴキブリが挙げられることはありますが、人工芝自体がゴキブリを呼び寄せるわけではありません。
ゴキブリは、以下のような場所を好んで隠れます。
- 湿気が多い場所: 人工芝の下に水が溜まりやすいと、湿気を好むゴキブリが繁殖しやすくなります。
- 餌がある場所: 食べ物のカスやゴミが落ちていると、ゴキブリの餌になります。
これらの問題は、人工芝の下に防草シートを敷き、水はけを良くすることで防ぐことができます。
また、人工芝を清潔に保ち、食べ物のカスやゴミを放置しないようにすることが重要です。
ベランダに人工芝を敷くデメリットは?
A. ベランダに人工芝を敷くことには、いくつかのデメリットがあります。
- 熱がこもりやすい: 人工芝は日光を吸収しやすいため、夏場は非常に熱くなります。裸足で歩くと火傷をする恐れがあるほか、熱が室内にこもりやすくなることもあります。
- 手入れが大変: 天然芝と違い、人工芝は基本的に手入れが不要ですが、落ち葉やゴミ、ペットの毛などが絡みつきやすいため、定期的に掃除機をかけたり、ほうきで掃いたりする必要があります。
- 劣化しやすい: 紫外線や雨風にさらされるベランダでは、人工芝の耐久性が落ち、数年で色あせたり、芝が抜けたりすることがあります。
- 排水が悪くなる: 人工芝を敷くことで、ベランダの排水溝が詰まりやすくなることがあります。特に、水はけが悪い人工芝を選んでしまうと、雨が降った際に水が溜まり、カビや虫の発生原因となります。
- 初期費用と撤去費用がかかる: 人工芝の購入費用に加え、設置費用や、将来的に撤去する際の費用も考慮する必要があります。
ゴキブリがベランダにいるのはなぜ?
A. ゴキブリがベランダにいる主な理由は、「餌」「水」「隠れ家」の3つの条件が揃っているからです。
- 隠れ家: ゴキブリは暗く、狭く、暖かい場所を好みます。ベランダでは、植木鉢の下、段ボール箱の隙間、室外機の裏などが格好の隠れ家となります。
- 餌: 落ち葉やゴミ、飲み物の空き缶、タバコの吸い殻などがゴキブリの餌になります。特に、食べ物のカスが残ったゴミ袋をベランダに放置すると、ゴキブリを引き寄せてしまいます。
- 水: 植木鉢の受け皿に溜まった水や、排水溝の湿気は、ゴキブリにとって貴重な水源です。
これらの条件が揃うと、ゴキブリはベランダを快適な住処と認識し、繁殖しやすくなります。
ベランダでできるDIYのゴキブリ対策は?
A. ベランダで手軽にできるゴキブリ対策は、以下の通りです。
- 徹底的に掃除する: まずは、ベランダに放置されている落ち葉やゴミ、不要な段ボールなどをすべて片付けます。ゴキブリの餌や隠れ家となるものをなくすことが最も重要です。
- 隠れ家をなくす: 植木鉢の受け皿に水が溜まらないようにする、または受け皿をなくします。室外機の裏側や、サッシの隙間なども定期的に掃除しましょう。
- 嫌がるニオイを利用する: ゴキブリはハーブ系のニオイを嫌います。ハッカ油を水で薄めてスプレーしたり、ミントの鉢植えを置いたりするのも効果的です。
- 侵入経路を塞ぐ: ベランダの排水溝に、目の細かいネットや防虫キャップを取り付けて、ゴキブリの侵入を防ぎます。
- 毒餌剤を置く: ベランダの隅や、植木鉢の影など、ゴキブリが隠れそうな場所に、市販の毒餌剤を設置するのも効果的です。
ベランダに人工芝とウッドパネルだとどっちがいい?
A. ベランダに敷くなら、人工芝とウッドパネルにはそれぞれメリット・デメリットがあるため、あなたの目的やライフスタイルに合わせて選ぶのが一番です。
【人工芝】
- メリット:
- 手入れが楽: 水やりや芝刈りの必要がありません。
- 価格が安い: 初期費用を抑えたい人に適しています。
- 柔らかい: クッション性があるので、子どもが遊ぶスペースにも安心です。
- デメリット:
- 熱がこもる: 夏場は表面が高温になり、裸足では歩けません。
- 劣化しやすい: 紫外線で色あせたり、芝が抜けたりします。
【ウッドパネル】
- メリット:
- 見た目が良い: 天然の木のような温かみと高級感があります。
- 熱くなりにくい: 人工芝ほど熱を持たないので、夏場でも比較的快適です。
- 耐水性: 水はけが良いように設計されており、腐食しにくいです。
- デメリット:
- 価格が高い: 人工芝に比べて初期費用が高くなります。
- 手入れが必要: 定期的に防腐剤を塗るなど、メンテナンスが必要です。
ベランダに人工芝はやめたほうがいい?
A. ベランダに人工芝を敷くのは、状況によってはやめたほうがいいと言えます。
主な理由は、以下の通りです。
- 熱がこもりやすい: 夏場の人工芝は、表面温度が50℃以上になることもあり、火傷の危険があります。
- カビや虫が発生しやすい: 人工芝の下に湿気がこもり、ゴミやホコリが溜まると、カビやゴキブリなどの害虫が発生する原因になります。
- 水はけが悪いと最悪: 水はけが悪いベランダに人工芝を敷くと、雨が降るたびに水が溜まり、不衛生になります。
- 劣化が早い: 特に安価な人工芝は、ベランダの紫外線や雨風で数年で劣化し、見た目が悪くなってしまいます。
これらのデメリットを理解し、水はけの良いものを選んだり、定期的な手入れをしたりすることで、人工芝の良さを活かすことができます。
ベランダに人工芝でカビが出る?
A. はい、ベランダに人工芝を敷くと、カビが発生する可能性があります。
人工芝の下は風通しが悪く、湿気がこもりやすいため、カビやコケが生えやすい環境になります。特に、雨が降った後や、水やりをした後に水がうまく排水されないと、カビが繁殖する原因になります。
カビの発生を防ぐには、以下の対策が有効です。
- 水はけを良くする: 人工芝の下に、防草シートや排水マットを敷いて、水が溜まらないようにしましょう。
- 定期的に掃除する: 人工芝の上に落ちたゴミや枯れ葉、ペットの毛などをこまめに取り除くことで、カビの栄養源をなくすことができます。
- 通気性を確保する: ベランダの端に隙間を空けるなどして、人工芝の下に空気が流れるように工夫しましょう。
まとめ
殺風景なベランダに人工芝を敷くと、気持ちのいいくつろぎ空間があっという間に出来上がります。そもそも人工芝は餌がなく通気性がいいので、ゴキブリが繁殖する環境ではありません。
水はけのいい人工芝を選び、「鉢植えを置かない」「定期的に掃除するなど」ゴキブリ対策をすれば心配ありません。
ゴキブリが心配で人工芝を敷くか迷っている方は、ぜひ安心して挑戦してみてください。バルコニーが素敵な場所へと生まれ変わりますよ。