「大企業と中小企業の両方を受けているが、全落ちしてる」
「中小企業を何社も応募しているが、全部落ちた」
と悩んでいる就活生が増えています。 実際に筆者も就活生だった頃、中小企業に20社以上落ちたことがあります。
当時、このまま闇雲に進んでも内定を取れる感じがしなかったので、一度立ち止まって、落ちる原因や中小企業に受かるための秘策はないのかを徹底的にリサーチしました。そしたらある法則を発見することに成功し、内定を3社ゲットできました。
そこで今回は、中小企業から中々内定がもらえなくて困っているという人に、私の成功体験をベースに、中小企業戦線を勝ち抜く方法を詳しく解説していきたいと思います。
面接ゆるい・受かりやすいは嘘?就活で中小企業・零細企業に落ちる理由
まずは、なぜ自分が中小企業を落ちるのかを知る必要があります。そこで私が調査した結果、中小企業を落ちる人にはある共通点が見つかりました。
- 中小企業の倍率を甘く見ている
- 志望動機が弱い
- 中小企業に大企業と同じことを求めている
多くの方がこの3つのどれかに該当していることが非常に多いです。それでは1つずつ紹介してきたいと思います。
中小企業の倍率を甘く見ている
中小企業の倍率ってご存じですか?大企業と比べたら倍率はかなり低くなります。ですが、簡単に受かるほど甘い倍率ではありません。ざっくりと数字で表すと、以下のようになります。
- 大企業の倍率→数百倍~数千倍
- 中小企業の倍率→数十倍
ただこの数字はあくまでも全体の平均なので、企業によっては数百倍のところもあります。このように、中小企業もかなりの倍率なので、業界研究・企業研究などを適当に済ませて、本番に臨んだら痛い目にあいます。
ちなみに、創業半世紀以上の老舗企業や勢いのあるIT系のベンチャー企業などは、就活生から特に人気があるので、倍率は軽く100倍越えと思った方がいいですね。
なのでまずは「中小企業も倍率が高いので、競争が激しいんだ」ということを知っておきましょう。
志望動機が弱い
中小企業を甘く見ている就活生って、
「御社の理念に共感しました」
「御社の社会事業に感動して、今回応募させていただきました」
みたいな当たり障りのない回答をする傾向があります。ちなみに筆者も対策前はこのような感じで答えてました。でもこれって採用担当者からしたら
「他の企業でもできるじゃん」
「入社意欲が伝わらない。滑り止め程度にしか思ってないんだあ」
と思われてしまいます。実際、採用担当者も滑り止めで入社している場合が多いので、応募者が滑り止め感覚で応募しているかどうかをすぐに見抜いてしまいます。おそらくこのような目利きは大企業の面接官よりもはるかに優れていることでしょう。
確かに採用担当の言う通りで、このような発言をする人って、心のどっかで「中小企業は滑り止め」という気持ちがあるんですよね。
本気で中小企業の内定を取りに行きたい方は、大手企業と一緒で、しっかりと業界・企業研究をして深堀りし、「なぜこの企業でないとだめなのか」を担当者にしっかりと伝えられるようにしましょう。そうすれば内定の確率がグッと上がります。
中小企業に大企業と同じことを求めている
中小企業は、大企業と違って売上や人数が少ないので、どうしても社内整備が劣ってしまいます。これは物理上仕方がないことです。決してだし渋っているとかではありません。
中小は中小なりにできる限りのことはしてくれています。そんな中で、
「家賃補助はいくらぐらいですか?」
「残業代は1分1秒きっちり支給されますか?」
「社会保険はどのような感じになっていますか?」
のようなことをやたらと求めてくる応募者がいたら、採用担当者は「この人は大企業と同じことを求めてきてるな、ちょっと面倒だなあ」と思われ、不採用になる確率が一気にアップしてしまいます。
なので、大企業と同じ社内整備や福利厚生を求めすぎないようにしましょう。
中小企業が就活で見るポイント
中小企業が就活で見るポイントは、以下の3つです。
- 即戦力になれそうかどうか
- 人柄はどうなのか
- 志望動機が滑り止めでないかどうか
それでは一つずつ紹介していきたいと思います。
即戦力になれそうかどうか
中小企業は、研修にかけれる予算が限られているので、大手のように2~3週間びっちりと鍛える余裕がありません。なので、即戦力になれそうかどうかを求めてくるのです。
でも中途と違って社会経験がないので、新卒の場合は、大学の専攻や持っている資格などを見て、すぐになじめそうなのかをチェックしてきます。
以下に例を挙げるので、中小企業を応募するときの参考にしてみてくださいね。
①不動産会社の営業職を応募した場合
大学の専攻:建築学科
歓迎される資格:宅建
②プログラマーを応募した場合
大学の専攻:情報学科 ※又はプログラムのスキルが学べる学科
歓迎される言語:Java、python、C言語など
中小企業を応募するときは、上記の例題のように、今まで習ってきたことが活かされるかどうかをしっかりと把握してから応募するようにしましょう。
雑談で人柄を把握
中小企業は「他の従業員と仲良くやっていけるか」なども要チェックしています。中小は人数が少ないので、どうしても人間関係は密になります。
なので、結果だけをだせばよいというわけにはいかないのです。もちろん大企業も人柄は重視しますが、中小は何倍も人柄に重きを置いています。「お酒は飲める?」「飲み会は好き?」といった質問もバンバンでます。
ちなみに、人間関係が大企業とどのぐらい違うのかを以下に記載したので、参考にしてみてくださいね。
例)取締役と平社員の関係
大手企業の取締役→雲の上の人 ※名前を憶えられることはまずない
中小企業の取締役→割と身近な存在 ※すぐに顔と名前を憶えられる
このぐらい人間関係の密度が違います。
なので面接では【分け隔てなく仲良くなれる】ということを【笑顔でハキハキと答えられる】ようにしましょう。そうすれば採用率の大幅アップにつながります。
志望動機が滑り止めでないかどうか
「中小企業=滑り止め」と思いながら応募する就活生が一定数いるため。中小企業の採用担当者は「本命なのか滑り止めなのか」を要チェックしてきます。なので、「大手・中小とか関係なく、御社でないと自分の夢は実現できないんだ」と言えるようにしましょう。
ホームページなどでしっかりと企業研究をし、応募先の企業を愛せるようにしてください。「その会社の良いところ」を軸に研究すると、滑り止めと思っていた企業でも、意外と好きになれるもんですよ。ぜひ実践してみてくださいね。
中小企業の面接は1回?2回?なぜ少ない?
中小企業は大手と違い、面接回数が少ないケースが多いです。
その理由が社員数や役員の数が少ないから。
社員数や役員の数が少なければ、社内に面接できる人の数が少なくなります。
見極められない社員が面接をしても仕方ないので、面接が少ない傾向にあります。
中小企業・零細業の面接に合格するにやるべきこと
中小企業から内定をもらうポイントは、以下の3つです。
- 自分をしっかりと見つめなおす
- 倍率の低い企業に応募する
- スカウトサービスを使う
それでは一つずつ紹介していきたいと思います。
自分をしっかりと見つめなおす
闇雲に応募しても玉砕するのがオチです。上記の【中小企業が就活で見るポイント】でも少し触れましたが、中小企業は人材育成などに予算をかけれる余裕はそんなにありません。そのため、応募者がこれまで培ってきた人生経験を活かして即戦力になれるのかどうかをしっかりと分析してきます。
やる気や熱意の何倍も重きを置いているので、中小企業の内定を狙う場合は、自分のこれまでのキャリアの棚卸をしていきましょう。
これらが頭の中で整理できるようになれば、この企業は自分と相性が良いのか悪いのかをすぐに見分けることができるようになるので、無駄な動きが減ります。
このように、キャリアの棚卸は、中小企業から内定をもらうための一番の近道なので、必ずおこなってくださいね。
倍率の低い企業に応募する
もう何十社も落ちて、卒業まじかで時間が無いという人は、採用倍率の低い企業を選んでみてください。例えば5人採用予定のところを、応募者が1人しか来なかったら、内定の確率は跳ね上がりますよね。
「少しでも速く中小企業から内定が欲しい」という方は、採用倍率の低い企業を狙い打ちしてみましょう。会社説明会で人数が少なかったところは採用倍率が低い可能性が非常に高いですね。
スカウトサービスを使う
従来のやり方で内定を取る自信がないという方は、スカウトサービスの【OfferBox】を使用してみてはいかがでしょうか?
OfferBoxとは、企業があなたに直接スカウトする仕組みとなっています。このサービスに登録すれば、企業の方からあなたに直接会いたいとメッセージが送られてきます。
従来のような一括エントリーだと、お互いのことをよく知らないまま専攻がスタートするので、倍率が高い企業だと書類選考で落とされてしまう場合があります。
でも、OfferBoxは「この登録者はぜひ我が社に来てもらいたい」と思った人だけにお声掛けをするので、従来型のエントリーと違って、採用率の大幅アップが見込めるのです。
昨今、OfferBoxを使用している企業が急激に増えているため、しっかりとプロフィールを書けば、結構な数の企業からスカウトメールが送られてきます。効率よく自分と相性の良い企業を見つけることが可能になるので、就活生は登録しておくことをおすすめします。
就活に役立つサービスを使う
中小企業の面接落ちてしまう人の多くは、自力でやろうとしています。
就活の面接では、自己アピールをしないといけないわけですが、この自己アピールの難易度は高いのです。
アメリカなどでは、プレゼンの授業等で自己表現をする機会があるので、面接も比較的上手にできますが、暗記偏重型の日本では、そんな機会はほとんどありません。
その難易度が高い面接を自分一人で乗り越えようなんていうのは無理があります。
中小企業から内定もらって人の多くは面接対策してくれるサービスや内定者のESを見えるサービスなどを使い、就活戦闘力をあげ、内定を得ています。
就活戦闘力を上げるサービスは以下で紹介しているので、戦闘力をあげたい方は使ってみてください。
【就活戦闘力が上がるサービス】
サービス名 | ポイント |
ビズリーチ・キャンパス | 同じ大学の先輩に話を聞けるOB訪問アプリ。就活相談もできる |
キャリch | 業界別の内定者ESを見れる |
キャリアパーク 特別面談サービス | 最短3日で内定がもらえる。人気企業への特別推薦の可能性もあり |
中小企業に受かりたいのであれば就活のプロに相談しよう
就活は慣れないことばかりの連続です。そのため、中小企業から内定をもらうのも楽ではありません。でも就活エージェントを利用すれば、手厚くサポートをしてくれるので、負担が一気に激減します。
それに中小企業対策もおこなっているので、中小企業からスムーズに内定をゲットすることも夢ではありません。
「でもどこの就活エージェントを利用すればいいのか分からない」と悩んでいる人もいることでしょう。大手・中小を含めるとすごい数ですからね。その気持ちはよくわかります。
どこにしようか迷っている方は、2020年2月に「エージェントによる手厚いサポートNo.1」の称号をゲットしている【JobSpring】をおすすめします。
ここは他のエージェントみたいに闇雲に応募させたりせず、登録者1人1人をしっかりとカウンセリングし、その人にあった企業をピックアップしてくれます。
そのため、効率よく内定を取れるだけでなく、入社後のミスマッチを防ぐことも可能です。実際、早期退職率0.1%以下という驚異の数字も叩きだしています。
今最も評判の良い就活エージェントと言っても過言ではありません。就活で悩んだり煮詰まったりしている方は【JobSpring】のエージェントに相談してみましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメントを書く