日本でもっとも利用者が多いと言われている「楽天カード」。年会費無料で楽天市場の買い物ではポイントが3倍になるなどメリットも多いクレジットカードです。
しかし、楽天カードにはおすすめできないデメリットがあることをご存知でしょうか。クレジットカードはメリット・デメリットをよく理解した上で選びたいものです。
そこで本記事では、楽天カードのメリット・デメリットと口コミ、楽天カードが向いている人の特徴などを解説していきます。
楽天カードを検討している方はぜひ参考にどうぞ。
【楽天カードの概要】
年会費 | 永年無料 |
申し込み対象 | 満18歳以上の方 |
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB、 AMERICAN EXPRESS |
還元率 | 1.0〜3.0% |
旅行損害保険 | 海外旅行傷害保険(最高2,000万円) |
交換可能マイル | ANA |
おすすめポイント | ・ポイント還元率が1%・楽天市場利用で3%・旅行の傷害保険付帯・2枚持ちできる・レンタカー10%オフ |
楽天カードはやばい?おすすめしない・やめたほうがいいと言われる理由。やめたブログ・知恵袋など
楽天カードには下記の4つのデメリットがあります。
税金や公共料金の支払いに対するポイント還元率が悪い
楽天カードの魅力はポイント還元率の高さです。毎月必ずかかる固定費をクレジットカード払いにするとポイントがつきますので、お得ですよね。
しかし、楽天カードの場合、公共料金の支払いはポイント還元率が0.2%ですから注意が必要。
もし公共料金や国民年金の保険料、自動車税や法人税、住民税、源泉所得税などの支払いを楽天カードで…と考えている方は、ポイント還元率の低さにがっかりするでしょう。
ETCカードの年会費が有料
楽天カードに付帯できるETCカードですが、なぜか年会費が有料です。クレジットカードに付帯するETCカードは年会費無料のところが多いのですが、楽天カードに関しては550円の年会費がかかります。
1年に550円とはいえ、無料で利用できるところがある以上、無駄な出費と言えます。ETCカードは無料で利用できる会社で作った方がいいでしょう。
ちなみに、楽天ゴールドカードやプレミアムカードを持っている人はETCカードの年会費が無料です。
カードの利用明細書が有料
最近はクレジットカードの明細書をネットで確認する方も増えてきました。楽天カードも楽天e-NAVIを使ったWeb明細が基本です。
紙で発行する場合には税込84円の費用がかかりますので、明細書を必要とする方はよく確認しておきましょう。Web明細を印刷する方が安上がりです。
コレクトセンターが有料
クレジットカードで不明な点があると、チャットやメールではなく電話で話したいと考える方も多いでしょう。
クレジットカードの問い合わせは0120が多く無料の認識がありますが、楽天カードは0570と有料の電話番号しかありません。
しかも、楽天カードのコレクトセンターは繋がりにくいため保留のまま待たされることも多いです。コレクトセンターが有料なのは痛い出費です。
他にはコールセンターが全くと言ってよいほど繋がらない。
引用:Yahoo!知恵袋
私は1~2時間繋げておきましたが結局出ない。
出る気がないんだろうと思います。
広告メールが多すぎる
クレジットカード会社はどこも少なからず広告メールが入ります。しかし楽天カードの場合、楽天自体が多くのサービスを提供しているため、広告メールが多く鬱陶しく感じることも少なくありません。
広告メールが多すぎて困る方は、楽天e-naviから配信停止設定をしましょう。
楽天カードの評判は悪い?口コミチェック
楽天カードを検索すると「楽天カード ひどい」と表示されますので、「サービスが悪いのかな?」と不安に思う方もいるでしょう。
そこで、利用者のリアルな口コミを紹介します。
楽天カード良い口コミ
- 審査が早く発行までスピーディ
- ポイントがたまって嬉しい
- 申し込みが手軽
楽天カードの申し込みはWEBから必要項目を記入するだけ。入力項目数が少なく日本一手軽との声も多いので、めんどくさい手続きはありません。
しかも審査からカード発行スピードも早く、急いでいる方におすすめです。ポイント還元率に関しては、とにかく評判の良いカードです。
楽天カード悪い口コミ
- 突然使えなくなった
- 増額審査に落ちた
- 入会時にもらったポイントが期限切れで使えなかった
楽天カードに限らずクレジットカードは、少なくても年に一回は定期的に、信用情報の審査が行われています。その際に、ローンの滞納や他社の延滞、債務整理などが見つかれば強制解約になる可能性も…。
クレジットカードやローンだけではなく、携帯電話の分割料金なども信用情報に影響があります。信用情報に滞納などの記録があると、増額審査や新規のローン審査に通過しません。カードを使用し続けるためには、計画的に利用し、返済に遅れないよう注意しましょう。
楽天カードを利用するメリット
次に楽天カードを利用するメリットを紹介します。
- ポイントが貯まりやすい
- 年会費無料で使いやすい
- ポイントの使い勝手がいい
楽天カードのメリットといえば、年会費が永年無料なこと。そしてポイント還元率が良い事です。楽天ユーザーなら絶対に持っておいて損のないクレジットカード。
通常のポイント還元率は100円で1ポイントですが、楽天カードを使って楽天関連のサービスを利用すると最大3%還元されます。さらに、楽天カード加盟店でお買い物の際にレジでカードの裏面バーコードを提示すると楽天ポイントも貯まる仕組みです。
楽天カードのポイントと楽天ポイントのダブル取りで、ポイントが貯まりやすい!ポイントがたくさん溜まったら、1ポイント=1円相当として楽天カード加盟店で利用できます。
ファミレスやコンビニ、スーパー、レストランなど、加盟店が多いのでポイントの使い道に困りません。
楽天カードはこんな人におすすめ
楽天カードがおすすめな人の特徴を紹介します。
楽天ユーザー
楽天市場や楽天トラベルなど、楽天グループのサービスをよく使う方は、断然楽天カードがおすすめです。
先ほども紹介したように楽天カードは楽天グループで利用するとポイント還元率が3%とかなり高いです。他のカードよりもザクザクポイントが貯まります。
また、楽天証券を利用する人も便利なので、楽天ユーザーは持っていた方がいいクレジットカードです。
楽天Edyを使う人
楽天グループの電子マネー「楽天Edy」は、全国78万か所以上で使えますので、携帯だけでお出かけも可能です。楽天カードにはEdy機能がついた一体型クレジットカードもあり、Edyへのオートチャージが可能。
残高不足の心配なくEdyが利用できて安心です。しかも、チャージや利用時に楽天ポイントが貯まります。
楽天カードは年会費無料じゃない?使わないとどうなる?使わないと利用停止される?
楽天カードは年会費永年無料のクレジットカードです。
ただ、楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードなどは有料なので、注意が必要です。
また楽天カードは長期間利用しないと利用停止されることも稀にあります。
これは、セキュリティ上の観点からされるものなので、もし利用停止にされたら問い合わせしてみましょう。
楽天カード以外のおすすめクレジットカード
最後に楽天カード以外のおすすめクレジットカードを3枚紹介します。楽天カードとの相性もいいため、2枚持ちするにも最強です。
エポスカードはゴールドカードも年会費無料
画像:エポスカード公式サイト
「エポスカード」は、ゴールドカードでも年会費無料で利用できてポイント還元率のいいクレジットカードです。約10,000店舗で優待が受けられ、マルイのお買い物では会員限定10%OFFや通販の配送料無料などお得です。
通常のエポスカードを半年から1年コンスタントに利用し年間の支払い額が100万円前後になると、ゴールドカードへの招待がきます。
ゴールドカードは年会費がかかることが一般的ですが、エポスカードは無料です。「年会費をかけてまでゴールドカードはいらない」と考える方にもぴったり。
貯まったポイントはJALやANAのマイルに交換できるのも嬉しいです。
年会費 | 永年無料 |
申し込み対象 | 満18歳以上の方 |
国際ブランド | Visa |
還元率 | 0.5〜1.5% |
旅行損害保険 | 海外旅行傷害保険(最高2,000万円) 自動付帯 |
交換可能マイル | JAL/ANA |
おすすめポイント | ・魚民や笑笑など特定の飲食店10%オフ・イオンシネマいつでも400円引き・海外旅行の傷害保険自動付帯・カード番号と名前が裏面記載で安全性高・年会費無料 |
三井住友カード(NL)
「三井住友カード(NL)」はカード番号や有効期限がカードの表面に表示されないno.レスカードです。セキュリティが強化されていて安心・安全。スタイリッシュな見た目もおしゃれで人気があります。
しかも、楽天ポイントとの互換性もいいため、楽天カードと2枚持ちにもおすすめ。大手コンビニ3社、マクドナルドで利用すれば、通常ポイントにプラスで、利用金額に応じて200円につき2%還元されます。
コンビニ利用率の高い方におすすめです。
年会費 | 永年無料 |
申し込み対象 | 満18歳以上の方 |
国際ブランド | Visa |
還元率 | 0.5%~5% 大手コンビニ3社・マクドナルドは最大5%還元 |
旅行損害保険 | 最高2,000万円(旅費をこのカードで支払うなど条件あり) |
交換可能マイル | ANA |
ポイントがどんどん貯まる「JCBカード」
「JCBカード」は、旅行傷害保険が魅力のクレジットカードです。しかも、「JCB CARD W」なら、ポイント還元率が2倍!とにかくポイントを貯めたいという方に向いています。
さらに、JCBが運営するポイント優待サイト「Oki Doki」経由でお買い物すれば、最大20倍になることも。セブンイレブンやAmazonの買い物はポイント3倍ですから、Amazonユーザーにおすすめです。
年会費 | 永年無料 |
申し込み対象 | 満18歳以上の方 |
国際ブランド | JCB |
還元率 | 1%~10% Amazon・セブンイレブンは最大3%還元 |
旅行損害保険 | 最高2,000万円 |
交換可能マイル | ANA/JAL/スカイマーク |
おすすめポイント | ・発行スピードが速い(営業日3日)・世界3大国際ブランドの1つでセキュリティが高い・還元率が高い・スカイマークへマイル交換できる・スマホで利用明細の確認や各種手続き可能・貯まったポイントの使い道が多い |
まとめ
楽天カードのデメリットは、
- 公共料金のポイント還元率が悪い
- ETCの年会費が有料
- 利用明細書が有料
などです。
デメリットの中で特に注意が必要なのは、公共料金の支払いに対するポイント還元率の低さです。楽天カードは0.2%しかつきませんが、別のカードなら最低でも1%は還元されます。固定費は毎月かかるものなので、できるだけポイント還元率の高いカードを利用したいものです。
とはいえ、楽天カードで楽天グループのサービスを利用すれば最大3%還元ですから、楽天ユーザーにとっては最強のクレジットカードと言えます。
あなたが頻繁に楽天サービスを利用するなら、楽天カードで得することはあっても損をすることはほぼないでしょう。