UQモバイルは、auがサブブランドとして展開している格安SIMです。
口コミをチェックしてみると、
「通信速度が遅い」
「電波がつながりにくい」
などの悪いウワサが目立ちます。
そんな口コミを見ると契約を迷ってしまいますよね。
今回はそんなUQモバイルの口コミをまとめたうえで、契約した方が良い人と契約しない方が良い人について、元モバイルショップの店員の目線で紹介します。
UQモバイルを使うか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
UQモバイルは評判悪い?後悔、苦情
UQモバイルauを運営するKDDIが提供しているのは格安SIMプランです。
そのため、通信速度やデータ容量の面で不安に感じる人も多いのではないでしょうか。
まずは、実際にUQモバイルを利用している人の後悔した点や苦情などの悪い評判をチェックしていきましょう。
実際の料金は?ほかの格安プランと比べて小データ量プランの料金がやや高め
UQモバイルはほかの格安SIMと比べて、データ量が少ないプランの利用料金が高く設定されています。
具体的にプランで比較してみると
UQモバイル | ビッグローブモバイル | Mineo | |
月間データ容量 | 3GB | 3GB | 5GB |
プラン料金(税込) | 1,628円 | 1,320円 | 1,518円 |
と、数百円程度高くなっています。
できるだけ料金プランを安くしたい方は、UQモバイル以外の格安SIMを選ぶと良いでしょう。
データ通信無制限プランが廃止になっている
以前はUQモバイルでもデータ通信無制限プランが提供されていました。
しかし、現在用意されているプランは、最大25GB(追加プランの利用で最大30GB)までの制限があるプランのみです。
25GBのデータ通信料を具体的に表すと、YouTubeの高品質動画(720p)を約37時間分再生できる計算になります。
1日に1時間程度の動画視聴をする方は、それだけでほとんどの月間データ料を使い切ってしまうでしょう。
通勤時間や隙間時間を使って動画を見たいという方は、データ使い放題プランのある楽天モバイルなどの契約がおすすめです。
楽天モバイルは、2,980円で楽天回線エリアのデータ通信が無制限に利用できます。
ただし、楽天回線の提供エリアがやや狭く、提供エリア外においては通信速度が1Mbspまで制限されるため、YouTubeの動画が高品質で読み込めなくなくなるなどのデメリットもあります。
利用エリアによっては通信しにくい場面も
UQモバイルはKDDIが提供するサブブランドの通信会社ですので、通信の提供エリアも概ねauと同じ範囲になっています。
そのため、auが通信を提供していない地域では、同じくUQモバイルも利用ができないことには注意が必要です。
とくに山間部などでは、通信に対応していないエリアが多数あるため、ほかのドコモやソフトバンクはつながるが、auやUQモバイルは対応していないということもあります。
スマートフォンなどの通信端末を購入する際は、自分の住んでいるエリアや、良くいくエリアに電波が届いているかどうかをチェックするようにしましょう。
UQモバイルのいい評判・口コミ
UQモバイルを使って良かったという口コミももちろんあります。
大手キャリアであるKDDIのサブブランドであることで、ほかのMVNOが提供する格安SIMにはないメリットを感じることができるでしょう。
次にUQモバイルの良い評判や口コミを紹介します。
ほかの格安SIMに比べて通信速度が速い
先ほども少し開設しましたが、UQモバイルはKDDIがサブブランドとして提供されており、大手キャリアの通信環境を直接利用できることがメリットです。
大きくメリットを感じるのは、時間帯などによる通信速度の低下を防げる点が挙げられます。
ビッグローブモバイルやMineoなどの、通信キャリアの回線を借りている格安SIMでは、一部の時間帯で通信速度が制限されることがあります。
通信が制限されるのは以下のような時間帯です。
時間帯 | 通信速度が制限される理由 |
7:00~9:00 | 通勤や通学で通信をする人が多くなる |
12:00~13:00 | お昼休憩でスマホを使う人が多い |
17:00~19:00 | 帰宅ラッシュで通信をする人が多くなる |
21:00~23:00 | 余暇時間にスマホを使う機会が増えるため |
通信キャリアの回線を借りている格安SIMは、同じ回線を利用している人が増えるほど、通信速度が遅くなることがあります。
もし、どの時間帯でも通信速度を気にすることなく通信を行いたい場合は、UQモバイルを利用してみると良いでしょう。
通信制限時も安心な1Mb
UQモバイルを使うメリットとして、月間のデータ通信量が15GBまでの「くりこしプランM」や25GBまでの「くりこしプランL」を契約した場合は、データ超過による通信制限をされた場合も、最大1Mbpsの通信速度を保てることが挙げられます。
1Mbpsの通信速度があれば、LINEの送信やSNSの閲覧はもちろん、YouTubeの標準品質の動画などは問題なく再生可能です。
ほとんどの格安SIMは通信制限時の速度を半分以下の200〜300bpsに制限しており、画像の読み込みが遅くなったり、YouTubeの品質を最低まで下げる必要があります。
200bpsの制限になると、Twitterの画像読み込みができなかったり、地図アプリが読み込めないなど、かなり不便になることがあります。
そのため、月末まで通信速度を気にせずに使いたい方は、格安SIMのなかでもUQモバイルがおすすめです。
auショップなどの実店舗が利用できる
UQモバイルはKDDIが提供するサブブランドですので、auショップを利用可能な点も便利でしょう。
ネットでの契約が不安な場合や、店舗でのサポートを受けたいときに、近くのショップを利用できるのは非常に便利です。
一部の格安SIMでは、すぐ行ける場所にショップがなかったり、ネットでの受付限定の場合もあります。
使っているスマートフォンが故障してしまったときや、端末をすぐに用意したいときなどの緊急事態にも活躍してくれます。
UQモバイルがおすすめな人の特徴
UQモバイルのメリットやデメリットについて紹介してきましたが、ズバリUQモバイルがおすすめな人を解説します。
格安SIMの利用を検討している人のなかで、これから解説する条件に一致する人は、UQモバイルの利用を検討してみてくださいね。
auスマホからの乗り換えを検討している
現在auスマホを使っている方は、UQモバイルへの乗り換えをスムーズかつお得に行えます。
まず、UQモバイルはauと同じく、KDDIが運営している通信会社ですので、MNP予約番号が不要です。
MNP予約番号とは、今使っている携帯電話の番号をそのまま使うために必要なもので、他社への乗り換えの際に必要となります。
MNP予約番号を発行する際には3,300円(税込)の手数料が発生することや、発行した日から15日間までの有効期限が存在します。
そんな面倒な手続きを省略できるのは嬉しいポイントです。
また、auからUQモバイルへの乗り換えの場合は、通常は3,300円(税込)契約事務手数料が無料になります。
そのため、他社からUQモバイルへ乗り換えする場合と、auからUQモバイルへ乗り換えをする場合では、契約に掛かる手数料だけで6,000円程度お得になります。
ぜひ、auスマホから格安SIMへの乗り換えを検討している方は、UQモバイルへの乗り換えを考えてみてはいかがでしょうか。
auのサービスを利用したい・利用している
すでにauが提供しているサービスを利用している、もしくはこれから利用したい方は、UQモバイルをさらに割引で利用できるチャンスです。
例えば、「auひかり」や「auホームルーター」を利用して自宅でインターネット回線を利用する場合や、「auでんき」を利用している場合などです。
これらのauサービスと組み合わせて「自宅セット割り」を活用することで、スマートフォンの通信料金を大幅に節約可能です。
例えば、月間データ容量が3GBの「くりこしプランS+5G」は、基本料金が通常1,628円(税込)ですが、自宅セット割を適用することでなんと990円(税込)で利用できるのです。
スマートフォン代金の見直しとあわせて、インターネットや電気代の見直しをしたいという方は、ぜひUQモバイルの「自宅セット割り」を活用してみてはいかがでしょうか。
UQモバイルが合わない人におすすめのキャリア
対応しているエリアの問題や、データ通信量の問題でUQモバイルが使いにくいという人のために、おすすめのキャリアを紹介します。
ぜひ、UQモバイル以外でスマートフォンなどを使いたいという方は参考にしてみてください。
同じくサブブランドのY!mobile
UQモバイルと同じく、Y!mobileもソフトバンクのサブブランドとして活躍している通信会社です。
そのため、大手通信キャリアの回線を借りて提供している格安SIMにはない、通信のスムーズさが魅力となっています。
料金やデータ通信量もUQモバイルとほとんど同程度で、使うエリアの提供範囲が整っていれば問題なく利用できます。
また、Yahoo!が運営する格安SIMですので、バーコード決済のPayPayや、Yahoo!系列のサービスをよく利用している人は、さらにお得に利用できるメリットがあります。
格安SIMを探している方で、UQモバイルは通信エリア的に使いづらいと考えている方は、ぜひ検討してみてください。
データ量を気にせずに安く使いたい人は楽天モバイルがおすすめ
楽天モバイルは、新たな通信キャリアとしての位置づけでサービスを開始した通信会社です。
かなり安いプランでサービスを提供していますが、格安SIMではなく自社で回線を持っている通信キャリアになります。
料金は非常にシンプルで、なかでもデータ容量無制限で3,278円(税込)のプランは非常に魅力的です。
また、データ量をそこまで使わない人向けに3GBまでを1,078円(税込)、20GBまでを2,178円(税込)としており、使ったデータ量にあわせて料金が自動的に変わる仕組みになっています。
YouTubeやネットフリックスなどの動画サービスをデータ量を気にせずに楽しみたいという方には非常におすすめなプランです。
デメリットとしては、新しく立ち上げた通信会社なだけに、自社の回線を使える地域が狭いということです。
地域によっては楽天モバイルの回線が利用できず、通信速度が制限される場合もありますので、契約する際は回線が提供されているエリアかどうかをしっかりと確認しましょう。
まとめ
今回はUQモバイルには悪い評判が多いといううわさについて解説しましたが、デメリット部分に注目が集まりすぎている印象を受けました。
じつは格安SIMの各社が抱えているデメリットはさまざまで、良い面もあれば悪い面もあります。
つまり、完璧に欠点のない通信会社は存在しないということです。
UQモバイルの契約をする際も、自分に取ってのメリットとデメリットをしっかりと見極めるようにしましょう。
ぜひ、本記事を参考に、自分にぴったりの通信会社を見つけてみてください。
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