通信量が抑えられることが人気の格安SIM。
お金がない人が使うイメージを持たれがちですが、じつは金持ちほど格安SIMを利用してるということはご存知でしょうか?
「サポートがなくて不便じゃないの?」
「お金持ちだから通信費を下げる必要はないのでは?」
など、格安SIMとお金持ちでは程遠いイメージもあるでしょう。
そこで今回は、なぜ金持ちは格安SIMを使用しているのかについて、元携帯ショップ店員の目線で解説します。
格安スマホ、SIMを金持ち・富裕層が利用する理由
まずは、金持ちほど格安スマホや格安SIMを使っている理由について紹介します。
無駄な支出を抑えられる
純粋に金持ちが格安SIMを使う理由として、純粋に無駄な出費を抑えられることが考えられます。
お金を持っているのだから、出費を気にする必要ないのではと思われるかもしれませんが、支出を少なく抑えているからこそお金が貯まるのです。
通信費は月単位で考えれば大した金額ではありませんが、長い目で考えればかなりの出費になります。
例えば、大手通信会社のスマホ料金が月々1万円であれば、20年間契約を続ければ約240万円になります。
それに比べて月額約3,000円で利用できる格安SIMであれば、20年間で約72万円です。
20年間契約することを考えれば、約164万円もの差が生まれることになります。
余計な出費を抑えることが、お金持ちへの第1歩なのかもしれません。
Tリテラシーが高くサポートを必要としない
ITリテラシーの高い金持ちが多いため、手厚いサポートを必要としないことも要因の1つです。
格安スマホや格安SIMは、大手通信会社と比べるとややサポートが薄くなる傾向があります。
例えば、サポート窓口の電話が繋がらなかったり、店舗でのサポートが受けられないなどの多少の制約があり、不便に感じることもあるでしょう。
また、格安スマホの申込みはWebサイトに限定されているなど、スマホやパソコンを使い慣れていない人にとっては難易度が高いこともデメリットです。
しかし、ある程度ITリテラシーがあれば、サポート窓口を利用せずとも自分で問題を解決できますし、申込みもスムーズにできます。
とくに金持ちは、会社経営などで高いITリテラシーを持っていることが多いため、格安スマホを使っていても、格安スマホのサポート体制に不便さを感じることがないかもしれません。
経営者が多く固定費のリスクを理解している
会社経営者が多いお金持ちならではの理由としては、固定費のリスクをしっかりと理解してることが挙げられます。
ビジネスで利益を生み出すためには固定費の管理が重要です。
固定費とは、事務所の家賃や人を雇うための人件費などの定期的に一定額を支払う費用のことを指します。
スマホやインターネットなどの通信費も、毎月発生する固定費です。
利益は売上から固定費などの支出を引くことで求められますので、固定費を下げればより利益を増やせることになります。
こういった会社経営のノウハウが普段の生活にも現れており、格安スマホという選択に至ることもあるようです。
先ほども解説した通り、この先何年もスマホを使い続けていくことを考えれば、格安スマホに切り替えることでかなりの通信費節約になります。
会社と同じように家計の固定費を下げることで、少し良い生活ができるようになるでしょう。
ほかの部分にお金をかけている
スマホや通信会社にはあまりお金をかけない金持ちも多いようです。
スマートフォンや通信キャリアは、ファッションや車のようなブランドがあるわけではないので、こだわって選ぶ必要がありません。
もし、お金があることをアピールしたかったり、持ち物の高級感をアピールしたいのであれば、高級ブランドのスマートフォンカバーを使用したほうが効率的でしょう。
そもそもお金を持っていることをアピールする必要を感じていない可能性もあります。
大手通信会社を利用するお金があるからお金持ちという考え方は少し違うのかもしれません。
対面を気にする必要がない
格安スマホを避ける人のなかには、格安スマホ=貧乏と考えている人もいます。
通信費を節約しなければならないほど、生活が苦しくなっていると考えているようです。
このような考え方から、貧乏だと思われたくないから格安スマホが使えない…という考えの人も。
しかし、自他共に金持ちと認識されている人であれば、他人の目を気にする必要がありません。
格安スマホを使っていようと自分が金持ちである事実は変わらず、持ち物程度でその人の印象が変わることはないからです。
お金持ちが格安スマホを持ってることに対して、意外という感想を持つ人は多いかもしれませんが、貧乏くさいと考える人は少ないでしょう。
金持ちがよく使っている格安SIM
ここまで、金持ちが格安SIMを使っている理由について解説してきました。
それでは、実際にどの格安SIMを利用しているのでしょうか。
ここからは金持ちが使っている格安SIMについて紹介します。
楽天モバイル
楽天モバイルは、第4の通信キャリアとして立ち上げられた会社です。
基本的に格安SIMは、大手通信会社の回線を借りているのに対し、楽天モバイルは自社の回線を独自に立ち上げています。
楽天モバイルの最大の特徴は、データ容量無制限で月額3,278円(税込)のプランで、どれだけデータ通信を使っても定額で利用可能。
他社と比べて圧倒的なコスパを誇っています。
データ容量無制限で格安プランを提供しており、動画や映画の視聴などでたくさんデータ通信をしたい人におすすめです。
UQモバイル
UQモバイルは、auのサブブランドとして立ち上げられた通信会社です。
UQモバイルのメリットは、auの回線をそのまま利用できるという点です。
通信の速度や安定性が高いので、スムーズにスマートフォンが使えるでしょう。
無制限プランはありませんが、3GBまでのデータ通信であれば月額990円(税込)で利用できます。
通信制限がかかってしまった場合も、1Mbpsという比較的高速で通信ができますので、中品質の動画などであればスムーズに再生できます。
データ容量はそこまで必要ないけど、しっかりと安定してつながる回線を使いたい人におすすめです。
Y!mobile
Y!mobileは、ソフトバンクのサブブランドとして展開している通信会社です。
こちらもソフトバンクの回線をそのまま利用できるため、安定した通信ができます。
全国にY!mobileの契約点が4,000店舗もあるので、インターネットでの契約が不安な方や、店舗でのサポートが受けられます。
また、PayPayとの相性がよく、スマートフォンの購入でPayPayポイントの還元が受けられます。
普段からPayPay支払いを利用している人は、お得に使える可能性もありますのでぜひチェックしてみてください。
mineo
mineoは、大手通信会社から乗り換えをしたい人におすすめの格安SIMです。
まず、乗り換えの際にSIMロックの解除が不要なため、面倒な手続きを減らせます。
また、最大通信速度300Kbpsのデータ使い放題プランが660円(税込)で利用可能。
チャットやインターネットの閲覧などをメインに使う人は、十分に利用できる通信速度ですので、かなりリーズナブルにスマホを利用できます。
また、動画を見たい人に向けて最大通信速度3Mbpsの通信を無制限に利用できるプランが2,200円(税込)で提供されています。
ほかの通信会社と比べてもかなり安く設定されていますので、より通信費を抑えたい人におすすめです。
まとめ
今回は格安スマホを使っている金持ちが多い理由について紹介しました。
格安スマホを使うだけでお金持ちになることはありませんが、かなりの節約になることは確かです。
もし、通信費を節約して、別のことにお金を使いたいと考えているのであれば、ぜひ格安スマホの契約を検討してみてください。
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