コンテンツマーケティングに挑む、WEBサイトやオウンドメディアの担当者が抱える悩みはつきません。
- 近年のSEO対策がいまいちわからない
- アクセス分析って何？
- 価値のある記事ってどういうもの？
- 読者に刺さる記事の書き方がわからない
- アナリティクスのどこをみればいいの？
- コンテンツマーケティングの効果は出ているの？
ネット上でも多くの情報を拾えますが、順を追って説明するサイトは少なく、なかなか理解できない方も多いのではないでしょうか？そんな方には書籍がおすすめです。
この記事では、初心者からある程度コンテンツマーケティングの知識がある方まで、ライティングやコンテンツ制作、マーケティングの基礎から実践までを学べる本をご紹介します。
おすすめのコンテンツマーケティング本：SEO編
コンテンツマーケティング成功には、SEO対策が不可欠です。
最近はGoogleアップデートが頻繁に行われ、従来の手法では上位表示が難しくなっています。SEOの知識を基礎から応用まで学べる指南書を３冊ご紹介します。
沈黙のWebマーケティング —Webマーケッター ボーンの逆襲
著者：松尾茂起
著書は、京都と東京でWEB制作とマーケティングを行う株式会社ウェブライダーの松尾茂起氏。SEOに強く戦略的なコンテンツ制作を得意とする松尾氏が、WEBコンテンツ制作の極意を紹介した本です。
WEBマーケティングやコンテンツマーケティングに関わるなら「とりあえず読んでおく」一冊。2015年に刊行された書籍の改訂版です。WEB業界の変化に伴い、アップデートされました。
漫画風のストーリー仕立てで読みやすく、理解を深められるよう解説記事も掲載されています。
〈ストーリー 目次〉
引用元：Amazon
EPISODE 01 夜明けのSEOペナルティ解除
EPISODE 02 偽りと本質のWebデザイン
EPISODE 03 Webライティングは二度輝く
EPISODE 04 逆襲のSWOT分析
EPISODE 05 コンテンツSEOの誘惑 ほか
〈解説記事 目次〉
○現在のSEOの潮流を押さえる
○ガイドラインを順守したサイトづくり
○人工リンクの「手動による対策」の解除
○Webデザインの本質は“言葉”
○セールスレターで気持ちに訴えかける!
○マイナスをプラスに転換する!
○人間心理に響くコンテンツを作れ! ほか
10年つかえるSEOの基本
SEOの基本を押さえるならこの本！コンテンツマーケティングの現場では当たり前の基本情報を、とにかくわかりやすく解説されている良書。コンテンツ制作を担うライターは必ず目を通しておきたい本です。
キーワードだけ羅列していれば上位表示できた時代は終わり、Googleアップーデートへの対策は日々変化しています。中身のないサイトは評価されないため、ターゲットが検索するニーズに沿った執筆や内容の充実がいかに重要かが解説されています。
（概要）
引用元：Amazon
「どうすれば，検索されたときにサイトを上位に表示することができるか」そんなふうに考えているとかえってうまくいかなかったりすること，ご存知ですか？
本書は，すぐに効かなくなってしまうようなテクニックではなく，「検索エンジンは，どんなことをしようとしているの？」「SEOって，なんのためのもの？」といった変わらない“考え方”をおさえることで，目先のトレンドにふりまわされないための基礎が身につく，いちばんやさしいSEOの入門書です。フルカラーの紙面で，知識ゼロの初心者・すずちゃんと専門家・土居先生のかけあいを追いながら，だれでもたのしくSEOで大事なことがわかります。
業界屈指の実力を誇るヴォラーレのSEO事業責任者・土居健太郎氏による待望のデビュー作！
（目次）
第1章 検索エンジンは，なんのために，どんなことをしてるのか
第2章 検索する人の気持ちと行動を考えてみよう
第3章 検索キーワードを見つけよう
第4章 検索キーワードをサイトに反映させよう
第5章 コンテンツを作ろう
第6章 リンクを集めよう
第7章 SEOを「売り手目線の販促活動」と考えてはいけない
おわりに 検索エンジンの進化とこれからのSEO
「時代の流れを受けて10年なんてもたないのでは？」と思いがちですが、本書は基本的で絶対に忘れてはならないSEOの土台となる知識を載せています。
すでにSEOの知識がある方も、今一度確認のため読んでおくといいでしょう。
できるところからスタートする コンテンツマーケティングの手法88 （できスタ）
著書：岡崎良徳｜敷田憲司｜岸智志｜納見健悟
SEOコンサルタントの岡崎良徳氏、Webマーケティング専門のコンサルタント敷田憲司氏、株式会社スタジオライティングハイ代表でライターの岸智志氏、複数の企業のマーケティング・集客をサポートする納見健悟氏がタッグを組んで発行した１冊。
題名どおり、コンテンツマーケティングに必要な手法がわかりやすく解説されています。特にSEOライティングや検索キーワードで見込み客を獲得する手法は、コンテンツマーケティングに必須。小さな予算から始められるものなので、中小企業の担当者は読んでおくべき本です。
本書ではコンテンツ制作やSEOの基本、コンテンツページの分析はもちろん、BtoB／BtoCそれぞれに向けたオウンドメディアの文章ライティング術、SEOを意識したソースコード面の強化ポイント、リスティング広告を使ったユーザーの誘導・集客と、多岐に渡るテーマを取り上げています。
〈こんな方にオススメ〉
ユーザーが求める「適切なコンテンツ」を具体化する手法を知りたい方
オウンドメディアの効果的・効率的な運営方法を知りたい方
ECサイトやWebサービスの運営者・マーケティング担当者
〈本書の章構成〉
Chapter 1 コンテンツマーケティングとSEOの基本
Chapter 2 オウンドメディアとコンテンツ作成
Chapter 3 SEOで効果を上げるライティング術
Chapter 4 SEOを意識したWebサイトの制作
Chapter 5 リスティング広告を使った誘導・集客
引用元：Amazon
できるところからスタートする コンテンツマーケティングの手法88はこちらから
おすすめのコンテンツマーケティング本：ライティング編
検索者のニーズにあった、価値ある情報を提供するために、これからご紹介する3冊を読んでライティングスキルをあげましょう。
沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘
著者：松尾茂起
先ほどご紹介した沈黙のWEBマーケティングとセットで読まれているベストセラー。
WEBライティングで成果を上げるための実用的なことが書かれており、ライターのみならずECサイトやWEBサイト運営担当者にもためになる1冊です。
SEOを意識した文章の書き方、集客に繋げるライティングノウハウ、相手の心に届く文章の書き方などを漫画風のストーリー仕立てで解説。
文字だけでは伝わりづらい部分も、漫画風のイラストで記憶に残りやすくなっています。
表紙のキャラも濃いですが、内容もめちゃくちゃ濃い本です。
〈こんな方にオススメ〉
・わかりやすい文章が書けずに悩んでいる方
・検索エンジンに評価される記事を作りたい方
・記事を書いてもサイトの成果が出ず困っている方
〈ストーリー 目次〉
EPISODE 01 SEOライティングの鼓動
EPISODE 02 解き放たれたUSP
EPISODE 03 リライトと推敲の狭間に
EPISODE 04 愛と論理のオウンドメディア
EPISODE 05 秩序なき引用、失われたオマージュ
EPISODE 06 嵐を呼ぶインタビュー
EPISODE 07 今、すべてを沈黙させる・・・! !
エピローグ 沈黙のその先に ※書籍書き下ろし
〈特別解説 目次〉 ※書籍書き下ろし
○SEOを意識したコンテンツを作るカギ
○「USP」を最大限に活かすコンテンツ
○わかりやすい文章を書くためのポイント
○論理的思考をSEOに結び付ける
○オウンドメディアに必要なSEO思考
○SEOに強いライターの育成法
○バズにつながるコンテンツ作成のコツ
引用元：Amazon
SEO対策のための Webライティング実践講座
著者：鈴木良治
アンドバリュー株式会社の代表、SEO対策の専門家である鈴木良治氏が、専門知識のない人でも成果を上げられるライティング手法を解説した本です。
コンテンツマーケティングに重要なコンテンツ制作の実用書。近年のSEO対策本でもっとも売れた本として話題です。
初めてコンテンツ制作を担うことになった担当者やライターにおすすめの1冊。手間のかかるコンテンツ制作を進める上で必要な情報が詰まっています。
最新の状況をふまえた基礎知識のおさらい
・ SEO対策の効いたWebコンテンツの作成方法
・ 効果的なキャッチコピーの作成方法
・ アクセス解析によるWebコンテンツの改善方法
・ 目的別Webライティングの注意点
・ 各作業を助ける無料ツールの紹介
流れに沿って読んでいくことで、Webライティングに必要な知識を理解し、常に成果を上げられるWebコンテンツを作成するスキルが身についているでしょう。
引用元：Amazon
SEOに強い Webライティング 売れる書き方の成功法則64
著書：ふくだたみこ
集客と成約を目的としたWEBライティング手法を徹底解説した本です。著書は全日本SEO協会認定SEOコンサルタントのふくだたみこ氏。
コンテンツ制作者が陥る「書けない」と言う悩みを解決するためのノウハウや文章術を大公開！全296ページもある分厚い本ですが、読みやすいのでライター、WEB担当者にはぜひ手にとって欲しい1冊です。
顧客に行動を起こさせる、心理テクニックは必見です。
■特長
・伝わる文章の書き方が分かる(ロジカルライティング)
・買わせる文章の書き方が分かる(エモーショナルライティング)
・上位表示のためのキーワード選定、コンテンツ戦略が分かる
・良質で有益なコンテンツの企画方法が分かる
・執筆ガイドライン、制作チームの作り方が分かる
・SEOに強いオリジナルコンテンツの作り方が分かる
・すぐに真似して使える文章テクニックが多数!
Webライティング講座&セミナーで10年以上教えてきた著者が、
その極意をあますところなく公開します。
・「Googleでなかなか上位表示にならない」
・「アクセスは増えたが、売上が伸びない」
・「書くことがない、書いてもつまらない」
・「うまいキャッチコピーが思い浮かばない」
・「コンテンツの内容に統一感がない」
……などとお悩みのWeb担当者、ECサイトの店長、ブロガー、
アフィリエイターさんは、ぜひ本書を手にとってみてください。
引用元：Amazon
SEOに強い Webライティング 売れる書き方の成功法則64はこちら
おすすめのコンテンツマーケティング本：分析、解析編
コンテンツマーケティングでは、コンテンツを制作するだけではなくサイトの分析や解析も必要です。分析・解析に役立つおすすめの本をいくつかご紹介します。
徹底活用 Google アナリティクス デジタルマーケティングを成功に導く解析・改善のための操作ガイド
著書：神崎健太｜齋藤圭祐｜NRIネットコム株式会社
Google マーケティング プラットフォーム セールスパートナーのNRIネットコム株式会社がGoogleアナリティクスを効果的に活用する手法を公開。
アナリティクスの先進的な使い方をわかりやすく解説した本です。
Googleアナリティクスは、「コンテンツマーケティングの効果が出ているか？」を検証するツールの1つです。
しかし、アナリティクスを導入してもいまいち使い方がわからないと言う方も多いのではないでしょうか？この本は、アナリティクスの使い方からデータの解析方法などノウハウがまとめられています。
画面キャプチャが豊富に掲載されていますので、自身のアナリティクスの画面と照らし合わせて読み進めると理解度が深まります。
■目次抜粋
Chapter1: Google マーケティング プラットフォームとGoogle アナリティクス
Chapter2: Google アナリティクスの利用を開始する
Chapter3: Google アナリティクスの標準レポートを確認する
Chapter4: Google タグマネージャの利用を開始する
Chapter5:ページビューの計測設定を行う
Chapter6:イベントの計測設定を行う
Chapter7:目標設定を行う
Chapter8:拡張 e コマーストラッキングの設定を行う
Chapter9:ユーザーをより深く理解するための準備を行う
Chapter10:ユーザーの流入元に関する情報を正しく把握するための準備を行う
Chapter11:データを柔軟に抽出する術を知る
Chapter12: Google データポータルでレポートを作成・共有する
Chapter13: Google オプティマイズでA/Bテストを行う
Chapter14: Google アナリティクスのデータをGoogle 広告による広告配信に活用する
〜Chapter18〜Appendix1〜7
引用元：Amazon
徹底活用 Google アナリティクス デジタルマーケティングを成功に導く解析・改善のための操作ガイド
わかばちゃんと学ぶ Googleアナリティクス
著書：湊川あい
Googleアナリティクスのアクセス解析の基本や概念、マーケティングの基礎を漫画で解説しています。さっくり読める内容で、初心者にも理解しやすい書き方です。図解も実例も多いので、活字が苦手な方にもおすすめ。
知識ゼロからアナリティクスを理解したい人や他書で難しい用語に挫折した人に向いています。Googleアナリティクスの入門書として読んでおくと間違いありません。
Googleアナリティクスを使ったアクセス解析の基本や理解が難しい概念はもちろん、マーケティングについてもマンガと実践でわかりやすく解説しています。
■コンテンツ
●CHAPTER 1 アクセス解析って何?
●CHAPTER 2 Googleアナリティクス・Googleタグマネージャを導入しよう
●CHAPTER 3 基本的な単位・見方を知ろう
●CHAPTER 4 ユーザーの動向を知りたい
●CHAPTER 5 集客を強化したい
●CHAPTER 6 コンバージョン率を上げたい
●CHAPTER 7 日々の解析をもっとラクにしたい
引用元：Amazon
現場のプロがやさしく書いたWebサイトの分析・改善の教科書【改訂2版】
著者：小川卓
サイバーエージェント、リクルート、アマゾンジャパンでWEBアナリストとして勤務経験のある第一線のアナリスト小川卓氏が「データの見方」と「改善ポイント」を教える1冊。
基礎から実践スキルが身につきます。
「オウンドメディアの効果が出ない」「コンテンツマーケティングの成果が見えない」「どうやって分析していいかわからない」このようなWEB担当者には必須です。
WEBサイトを成長させるための施策を打つために必要な分析・解析の流れを解説。マーケティングの本質から実用までを論理的に説明しているのでとてもわかりやすいです。
Chapter1では、施策の説明に入る前に押さえておくべき、ゴールの設定とデータの見方について説明をしています
Chapter2では、以下の主要な施策ポイントについて、基本的な知識や分析方法、分析の事例などをまとめています
Chapter3では、改善施策を行い、成果を出すための「プロセス」にフォーカスしています。得られた気づきをどう施策にまでもっていくのか。どんな資料を作って、どんなレポートを作って、どう周りの人を巻き込んでいくのかといったことについてまとめています
Chapter4では、GoogleアナリティクスやGoogleタグマネージャなどのツールについて、基本的な設定・操作方法や、本書でよく登場している機能の使い方などを紹介しています。
引用元：Amazon
現場のプロがやさしく書いたWebサイトの分析・改善の教科書【改訂2版】
まとめ
ユーザーのニーズに合わせた情報を提供し関係性を築くコンテンツマーケティングは、従来のSEO対策では効果が出にくい傾向にあります。
また見込み客をファン化し、実際に利益が出るまで時間がかかるというデメリットもあるため、頭を悩ませる担当者も多いです。
今回ご紹介した本は、コンテンツマーケティングに欠かせない知識が豊富に詰まった良書です。特にGoogleアップデートに関しては、基本情報を知り最初から対策しておかないコンテンツマーケティングの効果を見込めません。
コンテンツマーケティングにすでに取り組んでいる方、オウンドメディアをこれから立ち上げる方は、コンテンツ制作や、アクセス解析の手引きとしてチェックしてみてください。
